親子二人で登った百名山

南アルプスー1

(鳳凰山・甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳・北岳・間ノ岳)

鳳凰山(2840m)


登山日   2000年10月21日
登山行程  青木鉱泉7:10〜ドンドコ沢〜鳳凰小屋12:10〜地蔵岳13:10/13:30
        〜観音岳14:40〜鳳凰小屋15:50〜青木鉱泉19:50
天候     晴

7:10分青木鉱泉から這い登るようにドンドコ沢を上り詰めて、12時鳳凰小屋、13時10分地蔵岳のオベリスクにたどり着きました。
20分の休憩後、14時40分観音岳に登頂。薬師岳は富士山の方角に見下ろして登頂は諦めて、鳳凰小屋に下り、日帰りで19:50分青木鉱泉に戻りました。
途中からヘッドライトと懐中電灯で2時間、闇夜の下山も思い出になりました。
親父は鳳凰小屋に泊まりゆっくりしたかったのですが、息子が「早く寝るばかりの山小屋はつまらない」というので,12時間半を超える大強行軍の登山でした。
天気もよく紅葉もまだ見頃で甲斐駒ケ岳、北岳との久しぶりの対面に心が踊りました。
また、37年ぶりの再登山もコースを替えたので新鮮な感慨を得ることができました。(前回は広河原から広河原峠に登り、夜叉神峠まで日帰りしました。広河原の取水堰堤の工事をしていたころの話です。)
次々と現れるドンドコ沢の滝は紅葉に映えて見事です。実は強行登山を非難されそうなので、岳人には黙っておこうと思ったのですが、HPを拝見した後心変わりがしてメールしました。

栗沢山〜早川尾根〜高嶺縦走の記録

甲斐駒ケ岳(2956m)
 

登山日      1998年9月5日
登山経路 戸台〜北沢峠7:50〜仙水峠9:10〜駒津峰10:30/11:00〜駒ケ岳12:00/13:40
       〜双児山〜北沢峠(長衛荘)16:10
天候     晴/曇

戸台の仙流荘前を6時25分一番のバスで出発しました。
女性のバスの運転手がガイド役を兼ねて案内してくれます。途中、鋸岳の鹿の窓もはっきり見えました。北沢峠には1時間かかって7時半到着です。
長衛荘に宿泊申し込みに行くと、「ここは予約制」と、一旦断られましたが、30数年前、風巻で仕事をしたことなどを話ながら、何とかお願いして宿を確保することが出来ました。
サブザックの軽装で8時過ぎに出発。北沢長衛小屋に下り、北沢を登り始めます。大きな砂防堰堤を越えると巨石のゴロゴロする斜面にとりつき、ペンキマークを見落とさないようにして、仙水峠につきました。大きな遭難慰霊碑の前で一息入れて、駒津峰までの一時間の急登です。途中森林帯を抜けると、左に仙丈ケ岳の勇姿が見え始めます。小仙丈カール,藪沢カールが良く見えて思わずカメラを向けました。駒津峰につくと、先発のパーティが大勢休んでいました。ここでも水と軽食で30分の休憩。駒が岳の頂上と魔利支天の花崗岩の白い岩峰が眼前に迫り圧倒されます
。駒が岳の山頂へは一度大きな岩の六万石まで下り魔利支天側を巻いて、ザレた砂礫の登りをあえいで一時間、12時丁度につきました。
頂上に着く直前にガスが巻いて、展望が遮られてしまいました。ビールで乾杯の後ラーメンの昼食そして昼寝を決め込んで、1時間40分も頂上にいましたが、ついに展望は開けませんでした。
駒津峰から双児山に回って松本の団体さんの後を追うようにして北沢峠に16時10分下りつきました。

仙丈ケ岳へ

再登山 2004.07.27の記録

3回目 2006.08.24の記録(甲斐駒ケ岳〜鋸岳縦走)

4回目 2010.10.14の記録(黒戸尾根〜甲斐駒ケ岳〜摩利支天〜北沢峠) 

 

仙丈ケ岳(3033m)

登山日   1998年9月6日
登山経路  北沢峠5:50〜小仙丈ケ岳〜仙丈ケ岳9:35/10:10〜馬の背〜藪沢小屋〜大平山荘〜北沢峠13:20
天候     曇時々小雨

長衛小屋で作ってもらった朝食を食べて5時50分出発しました。
この季節になると、この時間はまだ夜も明けきってはいません。それでも一番遅い出発です。ステッキが見つからないので探したせいでしょうか。
暗いシラビソの林の中を黙々と歩きつづけます。空模様も怪しくなって心細い限りで,息子は昨日の疲れのせいかどんどん遅れます。大滝の頭を過ぎるあたりから森林の高さも低くなって少し展望が開けてきました。曇空の左に念願の北岳その左に鳳凰山が樹間ごしに見えてきました。
えぐられた急登の登山道を登り森林限界を抜けると小仙丈ケ岳はもうすぐです。
振り返れば昨日登った甲斐駒ヶ岳が白い頭を見せて聳えています。
小仙丈カールを見ながら頂上までの稜線歩きはさしたる急登もなく素晴らしいの一言です。小型涸沢カールという感じで、カールの中に自然がそのままの残っていて私はこちらの方が好きです。もう少し展望が利いたらなーと思いました。
頂上直前に降り出した小雨に慌てて雨具を装備、9時35分仙丈ケ岳の頂上を踏みました。山頂は雨の為,北岳も霞んでしまい、その向こうは展望がききません。
寒さで手がかじかんでしまいましたが、何とかビールで乾杯した後、藪沢カールを見ながら馬の背に下り、藪沢小屋で一休みして藪沢を大平山荘に下りました。
ダケカンバの葉が虫に食われて真っ赤に落葉していたのが気になりました。

2008年 仙丈ケ岳〜仙塩尾根〜北岳の記録


北岳
(3192m)

登山日   2001年7月22日
天候     晴
登山経路  北岳山荘6:25〜7:30北岳8:20〜8:50肩の小屋9:00〜白根御池小屋10:20〜広河原12:00



北岳山荘でテントを撤収し、朝食は山荘で作ってもらった弁当を食べました.小屋の少し上の鐘を鳴らして、頂上まで一直線に続く登山道を踏み始めました.水分を含んだテントを納めたザックが肩に食い込みます.例によって息子は自分のペースで先を歩きますが、親父もまた自分のペースを間違わないようにゆっくりゆっくり登りました。傾斜がきついものですから、少し歩いて一息入れるたびに展望が変わり感激が高まって行きます.振りかえると間ノ岳の山頂が大きく見えてきました.昨日の疲れを心配したのですが1時間ちょっとの7:30日本第2位の高峰北岳の山頂を38年ぶりに踏むことが出来ました.それは、今まで沢山登ったどの山にも負けない感激であり、大勢の登山者にはばかることなく思わず万歳をしました.中央アルプスや北アルプスの遠望は今一つでしたが、間ノ岳・農鳥はもちろん、甲斐駒・仙丈岳は眼前に開け富士山は雲の上に良く見えます。バットレスを見下ろせば大樺沢が広河原までまっすぐに見えました.30分も展望を楽しみカメラに収めているとガスが上がってきましたそして神秘なブロッケン現象に包まれ自分の影を霧の中の虹のかなたに映し出すことが出来ました.正に北岳は名峰であります。一時間の山頂スティの後名残を惜しみつつ肩の小屋に下り、小太郎尾根から草すべりのお花畑を楽しみながら白根御池小屋から急坂を広河原に下りました。季節を変えて人の少ない時にもう1度訪れたいものです

 

 再登山 2005.08.10北岳〜間ノ岳〜塩見岳縦走の記録

 2008年 仙丈ケ岳〜間ノ岳〜北岳〜両俣小屋の記録

 2008年 白根三山縦走の記録

 2016年 白根三山縦走の記

間ノ岳(3189m)・農鳥岳(3026m)

登山日2001年7月21日
天候 晴
登山行程  
7/20 広河原5:50〜大樺沢二俣〜11:30八本歯のコル13:10〜14:20北岳山荘(キャンプ場)
7/21 北岳山荘5:20〜6:50間ノ岳7:00〜8:10農鳥小屋8:20〜9:50農鳥岳10:40〜農鳥小屋12:00〜間ノ岳13:20〜14:40北岳山荘

 

甲府駅で息子と合流。なんと大阪から北岳に向かう登山者と電車の中で一緒になって連れてきました。
3人で焼肉でスタミナつけて11時に広河原に到着.大阪人はビジターセンターで軒先にて休憩。3連休の前夜の広河原は登山者の車で溢れていました。小生は38年ぶりの広河原に興奮気味です.
7/20 思い出の野呂川橋を渡って北沢峠に向かう登山者を見ながら広河原のつり橋を渡りました。ここで朝食をとりいよいよ憧れの白根3山縦走登山の出発です大樺沢の背音を聞きながら砂防堰堤をいくつか越えて登山者が数珠繋ぎになって山頂を目指します。昨日の焼肉が良くなかったのかお腹の調子が今一つで2回も藪の中に掛け込みました。二俣を越えて列が二つに分かれましたが「親子二人連れ登山隊」は、よりハードな八本歯コースを目指し雪渓を登りました。雪渓も上部になると傾斜も増してアイゼンがないと滑落の危険が出てきたので夏道へ北岳バットレスの真下をトラバースして更に木製の階段をいくつか越えて、樽沢から伸びる池山吊り尾根からの道を合わせて八本歯のコルへ到着。眼前に間ノ岳・農鳥岳が開けて疲れも吹き飛びます.目指す北岳山荘ももうすぐそこに見えればもう安心、山頂分岐でと2回も展望を楽しみ昼食休憩を取り、北岳山荘のキャンプ場へは14時過ぎに到着しました。超満員の山小屋を尻目にテントの中でゆっくり休み疲れをとりました.

エピソード
八本歯のコルを登る時に中年の女性から声かけられました
「空木岳、薬師岳でお会いしましたね、息子さん元気ですね、すぐ分かりましたよ」
「あーどうも3回も同じ山に登るなんて奇遇ですね、何かのご縁があるのでしょう
か」
「息子さんに障害があるのは分かっていました.それにしてもお父さんえらいです
ねー」
なんて会話が始まり、しばし山談義を交わしました.百名山残り4座ということに随
分感激してくれ、「北岳山荘のキャンプ場でゆっくりお話しましょう」と言う約束をし
ましたが、何しろすごい人が押しかけた為に再会が出来ませんでした.名前を名乗り
合うことも出来なかった、その人のことだけが気がかりであります。

7/21 山の朝はご来光を拝む為に早いです。となりのテント泊者は3時ころからテントを撤収し4時前には農鳥方面目指して縦走して行きました.北岳に向かう登山者はすぐ上の鐘をならして行くものですから嫌がおうでも起きざるを得ません。今日はサブザックで農鳥岳までピストンです。これは北ア三俣山荘から黒部五郎をピストンした時に味を占めた楽しみです。5:2中白根を目指して出発。いつのまにか昨日一緒に歩いた新潟のパーティと歩いていました。息子は朝のラジオをつけながら歩くので注意しますが聞き入れずに自分のペースでぐんぐん先を急ぎます.間ノ岳には1時間30分で苦もなく到着しました.北岳が朝日に黒々と光り、聳えて見えます.南を見れば塩見岳、悪沢岳jから大沢岳・兎岳が見えて昨年歩いた道を眼で追うことが出来ました.しばしの休憩の後、農鳥岳目指して縦走開始。農鳥小屋で38年前に下った荒川への道を追いましたが有りませんでした。廃道になったのでしょうか。西農鳥岳の急登を1時間あえいで、更にトラバースを30分、9時50分に一等三角点の農鳥岳に着きました.山頂らしくない山頂で塩見岳を見ながら1時間休み、踵を返して往路を戻りました.
間ノ岳の大斜面の上り返しはきついものがありましたが、怪しい雲行きの中、花を楽しみながらゆっくりゆっくり北岳山荘に戻りました。ついた途端に霧雨が降りだし息子と二人ビールで乾杯しテントの中でぐっすり休みました.

 再登山 2005.08.10北岳〜間ノ岳〜塩見岳縦走の記録

 2008年 白根三山縦走の記録

 2016年 白根三山縦走の記録

 

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