甲斐駒ケ岳 | カイコマガタケ | 標 高 | 2967m | 日本百名山 |
山 域 |
南アルプス |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2010年10月14日〜15日 |
登山経路 | 10月14日 竹宇駒ケ岳神社登山口8:30〜刃渡り12:15〜五合目13:30〜七丈小屋14:40(泊) 10月15日 七丈小屋6:05〜八合目御来光迎場7:00〜甲斐駒ケ岳山頂8:20/8:50〜摩利支天分岐9:15〜摩利支天9:35/9:45〜分岐10:10〜駒津峰10:40/10:50〜双児山11:40/11:50〜北沢峠12:35〜広河原〜芦安 |
行動時間 | 1日目 6時間10分 2日目 6時間30分 合計 (休憩時間を含む) |
天 候 | 1日目 曇 2日目 曇・晴 |
メンバー | 雨宮さんと |
情 報 |
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アクセス | 竹宇駒ケ岳神社まで舗装道路 芦安までも舗装道路 |
トレイル | 黒戸尾根は五合目までは樹林帯の快適なトレイル 五合目〜山頂までは岩稜帯も鎖場梯子有り安心して歩ける 甲斐駒山頂〜北沢峠人気の百名山トレイルも変化ある 摩利支天への道もロープで案内されている |
水場・トイレ | 水場トイレ共、登山口と七丈小屋&北沢峠 |
その他 | 変化があって素晴らしい登山コースだ |
山行記 芦安の駐車場7:30待ち合わせをする。私の車をデポして、雨宮さんの車で1時間ほどかけて、黒戸尾根登山口の竹宇駒ケ岳神社に走る。駒ケ岳神社の駐車場では秋の平日であるが2組のパーテイが登山の支度をしていた。私達も小屋泊まり・自炊のザックを担ぎ登山道に入る。
刀利天狗からは樹林帯を巻いて行き、五合目の小屋跡に出る。小屋は取り壊されていて、避難用の岩穴が掘られてあった。五合目小屋跡から少し下っていよいよ岩稜の尾根に取り付く。今までは黒戸山を登っていたのであるがこれからが甲斐駒ケ岳山頂から派生する黒戸尾根なのだ。最初は長い鉄梯子を登り、鎖場を越えてゆく。その先は鎖場と梯子の連続である。しかししっかりとした足場があって安心して超えてゆく事が出来る。岩場でも小休止をはさみ、五合目からは1時間少々で七丈小屋に到着した。
七丈小屋はきれいな小屋で、小屋の管理人が行き届いた管理をしていてくれる事が随所に見られる。少し離れたところにあるトイレも清潔さを保っており、臭気も小屋には届かない。ソーラ発電設備も完備されて電灯はLED電灯使用で、発電機の音のしないエコ山小屋である。小屋には石油ストーブが炊かれ、大きなヤカンが掛けられていて湯の利用は自由である。レトルト食品などがおかれていて食事の提供もしているようだが、自炊が原則の小屋でもある。 翌朝は雨の朝で有ったが、計画を中止したり変更するほどの事も無い弱い雨で、簡単な朝食をとった後、6時過ぎには小屋を立つことが出来た。
ここからが黒戸尾根の岩場の核心部で山頂まで続いている。しかしここも昨日の七丈の小屋前の岩場と同様しっかりした足場があり、安心して歩ける。九合目の大きな岩場の下で一息入れて気合を入れて登ると石祠・鉄剣と駒ケ岳神社の立つピークを越えて北沢峠からの道を合わせると甲斐駒ケ岳山頂であった。
甲斐駒ケ岳山頂は霧の中であった。休憩する間に霧も晴れてきて時々周囲の展望も開けるのだが長くは続かずない。それでも晴れるのを期待して40分ほど滞頂する。
山頂を下りザレタ道に入ると漸く本格的な晴れ間が広がり展望が開けてきた。目指すは甲斐駒ケ岳の右にある摩利支天である。ザレタ道をグングン下り、摩利支天への分岐に着く。分岐にザックをデポし軽い荷になって岩稜をトラバースしてゆく。
摩利支天山頂に掛かる頃には冬毛に模様替え中の雷鳥がつがいで迎えてくれた。
摩利支天山頂で展望を楽しんだ後は分岐に戻り、再び甲斐駒ケ岳の大岩壁の下をトラバースして六方石から駒津峰に向う。結構時間が掛かって駒津峰ではそれほどの時間の余裕がなくなる。双児山へ道をとり、樹林帯の中北沢峠には予定どうり12時半過ぎの到着となった。
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