早川尾根縦走(北沢峠〜夜叉神峠)
栗沢山 クリサワヤマ 標 高 2714m 2000m超峰 山 域 南Alps早川尾根
アサヨ峰 アサヨミネ 標 高 2799m 日本三百名山 山 域
高嶺 タカネ 標 高 2779m 山梨百名山 山 域
鳳凰三山 ホウオウザン 標 高 2841m 日本百名山 山 域
辻山 ツジヤマ 標 高 2585m 標高1003山 山 域
大崖頭山 オオガレアタマヤマ 標 高 2186m 2000m超峰 山 域
登 山 記 録
登山月日 2018年8月13日〜8月16日
登山経路 8月13日
戸台8:00=北沢峠8:50/9:00〜栗沢山12:10/12:25〜アサヨ峰14:10/14:20〜ミヨシノ頭15:10/15:20〜早河尾根ノ頭16:40〜早川尾根小屋16:50(小屋泊)
8月14日
早河尾根小屋6:20〜広河原峠7:00〜赤薙沢ノ頭〜白鳳峠8:45/9:00〜高嶺10:40/11:00〜稜線分岐12:10〜地蔵岳12:25/12:30〜鳳凰小屋13:20(幕営)
8月15日
鳳凰小屋6:25〜稜線7:50/8:00〜観音岳8:40〜薬師岳9:10〜薬師岳山荘9:25〜砂払岳9:35〜南御室小屋10:50/11:10〜苺平11:40/(辻山往復)12:30〜杖立峠13:45/(大崖頭山往復)14:25〜夜叉神峠15:25(幕営)
8月16日
夜叉神峠6:40〜夜叉神の森7:30/8:20=広河原9:00=北沢峠10:00=戸台10:40
行動時間 第1日目 8時間(北沢峠〜早川小屋) 第2日目 7時間(早川小屋〜鳳凰小屋) 第3日目 9時間(鳳凰小屋〜夜叉神峠) 第4日目 50分(夜叉神峠〜夜叉神の森)
合計 24時間50分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候 第1日目 霧  第2日目 晴/霧 第3日目 晴/霧  第4日目 霧
メンバー カモシカ永井親子二人連れ登山隊
情   報
アクセス 仙流荘まで問題なし
トレイル アップダウン連続し、急登・岩稜・稜線漫歩・樹林帯の快適トレイルとバリエーション豊かな登山道が続く
水場・トイレ 水場toilet共に各小屋で
その他 今の体力脚力ではこれが精いっぱい
山行記

<第一日目>

沢山←霧の中→アサヨ峰


アサヨ峰を下る・早川尾根ノ頭

2018年「親子二人連れ登山隊」は、早川尾根縦走である。戸台を第2便のバスに乗って北沢峠には9時前に着いた。休む間もなく長衛小屋に下り、小屋前から仙水峠への道を分けて栗沢尾根に入った。10年以上も前になるが一度登っている道で不安はないが、今回は幕営道具を背負っているのでザックが肩に食い込む。木の根絡まる急登もあるが、概ね落ち葉のクッションが利いた快適トレイルが続いている。急ぐこともないと思いながらムスコの後を追うが遅れがちになる。30分に一本立てながら高度を上げて行き、山頂直下に来ると早川尾根小屋を出た登山者と交差し、情報交換出来た。樹林帯からハイマツ帯に代わり、更に岩稜を凌ぐと栗沢山であった。山頂には5人ほどの若者グループと若いカップルが先着していた。宇多田ヒカルのCMで紹介された栗沢山、今や若者に人気の山になったようである。山頂は曇で甲斐駒などの周囲の展望は得られなかったのが残念であった。
昼食休憩の中、若者が下山してゆくと、仙水峠から又若いカップルが登って来たので山頂を譲ってアサヨ峰への岩稜の道に入る。5分もすると雨が落ちて来て雨合羽を付けた。尾根道は岩屑と岩稜の道であるがムスコはぐんぐん進むが私は後を追うのが精いっぱいで息が切れるのであった。栗沢山からは1時間半以上もかかってアサヨ峰に登り着いた。予定よりは1時間も遅れてしまい霧の彼方に見える早川尾根を眺めてため息が出る思いであった。
アサヨ峰からは大きく下ってミヨシの頭に着き、ここでも一息入れた。さらに大きく下って樹林帯に入るとよく整備された快適トレイルが続いていた。この辺りになると疲労感が大きく「どこかにテントが張れる場所があれば・・・」と思うほどであった。それでもムスコに引き攣られて早川尾根ノ頭に着くとほっと安堵した。早川尾根からはわずかに下ると今日の宿、早川尾根小屋であった。当初予定よりは1時間半ほど遅れていて、北沢峠からは8時間も掛かってしまった。脚力と体力の衰えを自覚せざるを得なかった。
小屋は無人の避難小屋になっていて3人が先着していた。小屋の片隅にザックを下ろし、寝場所を確保してすぐに炊事の支度をした。水場も細いながらも問題なく水が取れ、トイレも使用できる状態であった。小屋前には3張りのテントが張られていた。先着組と山談義をしながら、持参したビールと焼酎を飲んで粗末な夕食を摂ってシュラフに潜り込んだ。

<第二日目>

シラビソ林の快適トレイル・赤薙沢ノ頭から来し方


北岳←赤薙沢ノ頭から→高嶺・地蔵岳


白鳳峠・高嶺の花


高嶺


花崗岩の鳳凰山塊に近付く


地蔵岳

早川尾根小屋の一夜は疲労と興奮で、熟睡にはほど遠かった。それでも体を横たえていれば体力も少しは回復した模様である。ムスコは相変わらずの白河夜船であった。
同宿者と4時半には起きて、朝食はお餅入りの味噌汁とアルファ―米にしたが、アルファ―米は少し歩いてから食べることにした。6時半前に小屋を出て、樹林帯をゆっくり下って広河原峠に着いた。一息入れた後は赤薙沢ノ頭に取り付く。昨日と同じでムスコにぐんぐん離されて「待ってくれ〜」と叫ぶしかない。何とか赤薙沢ノ頭に登り着くと展望が開け、昨日歩いたアサヨ峰からの早川尾根を見ることができ、仙丈ケ岳や北岳も良く見えた。これから向かう高嶺や地蔵岳のオベリスクも見えるが随分と遠くに見えて、「果たしてあそこまで届くのだろうか」と不安になるのであった。赤薙沢ノ頭からは少し下って白鳳峠である。ここも広河原への道が下っている。アルファ―米を食べて腹ごしらえの後高嶺に取り付く、前回は空身で登ったので1時間も掛からなかったが、今回はそんなわけには行かない。ムスコもゆっくりと足を合わせて登ってくれるが、中段の傾斜が緩む地点からは先に行かせる。高嶺の山頂直下は岩稜地帯で、垂直に近い岩場の連続である。悪い事に今朝薬師岳小屋を出て広河原に下る登山者が続いて下りてくるところであった。場所を譲りながら岩稜を登るとずいぶん時間が掛かるが、まぁ良い休養時間でもあった。息せき切ってムスコの待つ高嶺には白鳳峠から1時間40分もかかっていた。この時点で今日の目的地を南御室小屋から地蔵岳を下って鳳凰小屋に変更を決断した。
鳳凰小屋に目的地を変えると随分気が楽になって、背中のザックも軽くなった思いであった。高嶺をゆっくりと下ると花崗岩の美しい鳳凰山塊に着く。白砂を踏みながら稜線に出て景色を楽しみながら昼食休憩を取った。白砂の道を進んで地蔵岳への分岐に着く、迷うことなく地蔵岳に下り、霧に隠れがちのオベリスクをカメラに収めているとぱらぱらと雨が降って来た。ここでオベリスクに登ったりしてゆっくりと過ごそうと思ったのであるが当て外れであった。岩場に取り付いていた登山者も急いで下りて来た。株立ちのタカネビランジが咲く、ザレた砂地を滑り降りるように下り、樹林帯に入ってもなかなか現れない小屋に苛立ちを感じながらも13時過ぎには鳳凰小屋に下り着いた。小屋は青木鉱泉や御在石鉱泉から登ってきた登山者で賑わっていた。
テント泊の手配をして小屋の直ぐ下のテント場にテントを張る。持参したビールを小屋前の水道で冷やしのどを潤して、昼寝を貪った。時々パラパラと雨が待ったがテントを濡らすことは無かった。トイレもバイオトイレで清潔さを保っていて有難かった。4時頃からは小屋のビールを買い求め焼酎のお湯割りを飲みながら夕食を摂った。少々酩酊気味の中シュラフに潜り込んだ。


<第三日・四日目>


鳳凰小屋・厳しい登りかえし


北岳←稜線上→地蔵岳


薬師岳方面←観音岳→地蔵岳方面


薬師岳から観音岳方面


薬師岳山頂


薬師岳小屋・砂払山頂


御室小屋・辻山分岐の苺平


辻山山頂と三角点


大崖頭山三角点


夜叉神峠・夜叉神の森


鳳凰小屋のテント場の夜は風もなく静かな夜だった。相変わらず白河夜船のムスコをしり目に私は興奮のせいか熟睡にはほど遠かった。4時過ぎにはテント場はざわつき始め4時半には起きて朝食の支度をした。今朝はお餅入りのラーメンで腹ごしらえした。テント撤収・パッキングを済ませると今朝も出発は6時半前であった。小屋前の小沢を渡り一気の急登に取り付いた。木の根絡まる急坂・岩ゴロの悪路が続き朝から相当なアルバイトである。それでも稜線までは1時間半と思えば急ぐことは無かった。ムスコを先にやりマイペースで高度を稼ぐと1時間ほどで急登・悪路は終わり緩く快適な登山道に代わり稜線には予定通り1時間半ほどで到着した。眼前に来ただけが見えて右後方にはオベリスクが見え、鳳凰小屋からオベリスクを回った登山者が通り過ぎて行くところであった。ザックを下ろし暫し休憩と撮影タイムを取った。稜線から30分という観音岳までの道は厳しいものがあって振り返り振り返りしながら景色を楽しみながら岩稜帯を登った。鳳凰三山の最高峰観音岳でも一息入れ白砂の稜線を薬師岳に向かう。この時間になるとすでにガスが上がって来て白根三山の展望は無かったのは残念であった。薬師岳からは青木鉱泉に下る道があり、昨日ドンドコ沢を登り鳳凰小屋に泊まった登山者は大半がこの道を下って行く。鳳凰三山周遊コースなのである。2組のパーティが下って行くのを見送って薬師岳小屋に下った。新装なった小屋はとてもキレイで一度は泊まってみたい小屋である。小屋の直ぐ先が岩殿の砂払である。山頂標識を探したが最高点にも標識は無かった。砂払からは緩く下って樹林帯に入りとても歩きやすいトレイルが南御室小屋に続いていた。広いテント場もあり美味しい水ももらえる南御室小屋で昼食休憩を取った。
南御室小屋からは右側のツジヤマを巻くように少し高度を上げて行き30分ほどで苺平に着いた。苺平からは辻山への登山道があり、ムスコを残して樹林帯の中に延びる登山道に入った。20分ほどで辻山三角点に着きすぐ先に開けた山頂があったが、霧のため展望は無かった。苺平に戻って杖立峠を目指す。標識には杖立峠まで1時間である。一部岩ゴロの道もあるが緩く快適トレイルが続いていて若い夫婦登山隊が走るように下っていった。火事場跡を過ぎ最後は水平道を歩いて杖立峠には1時間20分ほどかかって到着した。杖立峠には夜叉神峠まで40分の標識があり「本当かな」と目を疑うほどであった。ここも大崖頭山を目指す。最高点は杖立峠から5分の場所であるが、三角点は苔むす樹林の中赤布を15分ほど追ってシラビソの幼木林の中にあった。これで砂払・辻山に続いて3山の未登頂峰を踏んで上気分である。杖立峠に戻ると大粒の雨が降って来た。ザックCoverを付雨傘差して夜叉神峠を目指すが雨はすぐに上がった。トレランランナーが3人勢いよく走り下って行く。樹林帯を下り尾根状の道を行き最後は急坂を下りきると笹原の中に立つ夜叉神峠小屋に着いた。ムスコは10分以上も先着していて高齢の関西からの二人組が休憩していたが、小屋は締まっていた。小屋でビールを買うことが楽しみであったが残念である。このまま夜叉神の森に下っても良いが予定通りここでテントを張ることにした。水場を探したが通る登山者もなく水場を探すことは諦めた。ザックには2リットル強の水があったので夜だけの自炊に問題は無い。焼酎も充分残っていたので水割りで飲んだ。食事中に雨が降ってきたがテントの中で濡れることもなく、前2夜とは違って、私も熟睡できた。夜間にテント周囲をうろつく小動物の動きを感じたが何も問題なかった。
翌朝は残りの行動食を摂って朝食とし、パッキングを済ませて6時40分には夜叉神峠を後にした。遊歩道然に整備された登山道を50分で夜叉神の森のバス停に下り、8:10の広河原行きバスを待ったが10分ほど遅れて到着した。広河原の手前で昭和38年に作った取水堰堤をバスの中から見下ろすことができた。広河原では待つ間もなく北沢峠行きのバスに乗り継ぎ、9時半には北沢峠に着き突然の雷雨の中バス停で20分ほど待って仙流荘行きのバスに乗ることができた。仙流荘には11時前の下山であった。出かける時は満車状態の駐車場には止まっている車も少なく、夏山の終わりを感じた。



早川尾根(栗沢山〜高嶺)縦走

高嶺 タカネ 標 高 2779m 標高順百座

山 域

南アルプス
アサヨ峰 アサヨミネ 標 高 2799m 日本二百名山

山 域

南アルプス
栗沢山 クリサワヤマ 標 高 2714m -

山 域

南アルプス
登 山 記 録
登山月日 2007年9月27日〜28日
登山経路 9月27日
伊那市戸台8:05〜バス〜北沢峠9:00/9:10〜駒仙小屋9:20〜栗沢山11:22/11:40〜アサヨ峰12:30/13:05〜ミヨシの頭〜早川小屋14:55
9月28日
早川小屋5:50〜広河原峠〜赤薙沢ノ頭〜白鳳峠7:10/7:25〜高嶺8:10/8:40〜白鳳峠9:10/9:15〜林道10:55〜広河原ロッジ11:10/12:20〜バス〜北沢峠12:50/13:00〜バス〜戸台13:55
行動時間 第一日目 5時間45分(北沢峠〜早川小屋)
第二日目 5時間20分(早川小屋〜広河原) 
合計11時間05分(休憩時間を含む)
天  候 第一日目 曇  第二日目 晴
メンバー 単独

情  報

アクセス 北沢峠まではそれぞれの市営バス
トレイル 栗沢山〜ミヨシの頭 高嶺の山頂付近は岩稜帯それ以下は樹林帯の中よく整備されている
水場・トイレ 北沢峠・早川小屋・広河原で
その他 2500mを越える稜線であるが樹林帯の中静かな佇まい

山行記

(第一日)


北沢峠〜シラビソの樹林帯を歩いて栗沢山に着く


岩稜を小一時間歩くと二百名山アサヨ峰に着く


霧の稜線の向こうに目指す高嶺や鳳凰山が見える

北沢峠から駒仙小屋(旧長衛小屋)に下る。小屋を前から仙水峠に行く道を左に分けて栗沢尾根の道が延びていた。樹林帯の中の登山道は、落葉のクッションが利いた緩い勾配で本当に歩きやすい道である。適度に休憩を挟みながら登る。隣の双子山と肩を並べる頃になると、ハイマツ帯となり岩稜が現れる。僅かに岩稜を登りきると栗沢山に着いた。甲斐駒ケ岳は駒津峰から上が霧に隠れていた。アサヨ峰方面も甲州側から上がってきたガスで山容の半分しか見えない。急ぐ必要もないので山頂でゆっくり休憩を取る。
岩稜の稜線を50分ほどでアサヨ峰に着く。3年前は完全なガスの中であったが今回は少しは展望も開けていて、目指す早川尾根も時々全容を見せてくれる。最終目標の高嶺がずいぶんと遠くにそびえている。ここでもゆっくりと休憩と昼食をとり寛ぐ。
ミヨシの頭までは岩稜帯であるがそこからは高度を落として樹林帯の稜線になり、展望はないが良く整備された歩きやすい土の道となる。「早川尾根の頭」で腰を下ろし地図を広げるとそこから5分もしないで早川小屋であった。樹林の中の静かな佇まいの早川小屋は水もふんだんに取れてよい場所にあるものだ。小屋前のテント場では一張のテントが張られていたが小屋泊まりは私一人であった。小屋番は長いこと南アルプスの百間洞の小屋番を勤めていて、南アルプスの生き字引のような方であった。私の夕食に付き合ってくれて2時間近くも山談義に花が咲いたのである。満月の夜で窓から差し込む月明かりで布団を2回も移動させるほどであった。

第二日目


標高順百座の高嶺山頂


眼前の北岳と仙丈ケ岳


甲斐駒ケ岳と鳳凰山


歩いてきたアサヨ峰からの早川尾根


白鳳峠から広河原に下る

睡眠もしっかり取れて快適な朝を迎える。朝食はラーメンを作った。小屋番にお礼を言って少し風が強いが良い天気の中を登山道に入る。こちらも樹林帯の中の稜線で展望はないが木の間に差し込む朝日が幻想的だ。
30分もしないうちに広河原峠に着いた。40年以上前に野呂川の川原からここに登りついたことがあるが記憶には残っていない。早川尾根ではここが一番高度を落としているところである。緩く登り返すと潅木の赤薙沢の頭に着く。ここは展望が開けていて野呂川を挟んで北岳が大きく羽ばたいて見える。後方を振り返ると甲斐駒ケ岳も白い巨体を見せている。前方には高嶺が随分と高く聳えて見える。ここから10分ほどの下りで白鳳峠であった。
サブザックに水とパン・リンゴ等の食料を詰めて軽荷になって高嶺を目指す。白鳳峠からは直ぐにハイマツ帯となって岩屑の中のザレタ道を登るとグングンと展望が開けてくる。最後の50mくらいはは岩場の急登になっていた。北岳や間ノ岳・農鳥岳の白根三山が目の前で圧倒的である。仙丈ケ岳も甲斐駒ケ岳そして鳳凰三山などの南アルプス北部の名峰が勢ぞろいで顔を見せてくれていた。富士山は薬師岳の向こうに少し霞んでいたのが残念である。軽食を取りながらゆっくりと景色を楽しむ。白鳳峠に戻り岩屑の道を広河原に下る。やがて樹林の中に入って厳しい道もあるが慎重に下って白鳳峠からは2時間もかからずに南アルプス林道に下り更に15分ほど歩いて広河原の登山基地に到着した。
45年前の野呂川発電所工事の現場をゆっくりと歩いてしばしノストラジックな気分に浸ったのである。
12時20分の北沢峠行きのバスに乗る。北沢峠発13時のバスで伊那市戸台に戻った。

南アルプス主脈の空白地帯は仙塩尾根が残った。来年には仙丈ケ岳から仙塩尾根を三峰岳間で歩いて間ノ岳に登り返し、北岳山荘〜北岳〜両俣小屋〜林道〜北沢峠を歩いて南アルプスを完結したいとおもっている。


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