親子二人で登った日本百名山

越後・尾瀬周辺の山

(会津駒ケ岳・燧ケ岳・平ヶ岳・越後駒ケ岳・至仏山)

会津駒ケ岳(2133m)

登山日    2000年5月21日
登山経路  駒ケ岳登山口7:30〜林道終点8:30〜駒ノ小屋〜山頂10:30/1050〜(休憩)1120/12:00〜登山口13:30
天候     曇/雨/晴

桧枝岐の民宿清水屋に泊りましたが、会津駒の山開きの前夜祭にあたり思わぬ御馳走にありつけることが出来て「親子二人連れ登山隊」ご満悦でした。全員に記念品のプレゼントが当ると言う、前夜祭のイベントには間に合わなかったのが残念です。
 山開きの日の幸運に恵まれて、登山口でおこわをいただいて登山開始です。1時間も急登をあえぐと残雪の中へ、今年は雪が多くて、ブナの根元は深いところで3メートルも残っています。雪道を直線的に歩いて2時間で駒の小屋へ。
山開きのお神酒を一杯頂くことができました。地元の若い衆が酒の勢いではしゃいでいます。10分も登れば山頂へ到着、生憎の雷様のお出迎えです。おまけにガスで展望ゼロ。駒の池も期待した、尾瀬や越後や日光の山との再会ならずでがっかりです。
この名山と人気の山はだいぶ早すぎたようです。それでも20分も下山を始めると、青空が広がりましたが後の祭です。雪の上に腰を下ろして昼飯。尻シェードも楽しみながら, 会津駒を後にしました。駒の湯に昼からつかった後、只見川沿いを走り、奥会津の絶景を堪能しながら西会津のICに出て戻りました。
来週は、もう一度尾瀬に行って見ようと思いますが、今年はほんとに雪が多く危険がいっぱいですね。雪の下の小さな草花の悲鳴が聞こえてきそうです。

 再登山 2016年7月23日の記録

 

燧ケ岳(2356m)

登山日    2000年6月3日
登山経路  清水6:50〜三平下9:00〜長英新道分岐9:50〜燧ケ岳12:35/13:20〜分岐3:20〜三平峠〜清水18:00
天候     晴/雨

3時半自宅発 6時50分大清水発9時三平下 咲き始めた水芭蕉見学に尾瀬沼の木道は人が溢れています。今年は一週間ぐらい遅れているようです。
9時50分 長英新道分岐 「9時過ぎてからの登山は自粛してください」の看板を横目に、また訝る周りの目を無視して登山道へ。掟破りに心臓が高鳴ります。10分後3人の先行パーティに追いつき一安心。燧ケ岳は完全な雪山です。障害物の無い雪道は軽くステップを踏みながら快適な登山になります。遅れがちな息子を励ましながらミノブチ岳へ。俎グラが眼前に現れて下を見れば尾瀬沼が一望のもとで大感激です。ちょっと体調が悪いのか頂上直下で軽いめまいと嘔吐をしてしまいました。これは疲労性のものでしょう。
12時35分 俎グラ到着 霞みの向こうに至仏、平ガ岳,会津駒ケ岳、が見えました。特に今年は雪が多く平が岳は真っ白です。.柴安グラは頂上直下に雪渓があり恐れをなして登頂をあきらめました。平が岳方面に発生した雨雲にせかされて、1時20分下山開始、滑るように、,走るようにして尾瀬沼の木道へ3時20分、朝の喧騒がうそのような静けさです。三平下で小休止の間にぽつりぽつり降り始めた雨は、三平峠ではとうとう雷鳴鳴り響き土砂降りに。只、もくもくと歩き続けて18時ジャスト、大清水駐車場に到着。11時間ほとんど歩き詰めの強行登山でした。.
白沢道の駅で汗を流し満足の山行をしめくくりました。残雪の山歩きは本当に楽しいですね。

 再登山 2005年8月31日の記録

 

平ケ岳(2141m)

登山日   2000年7月29日
登山経路  鷹の巣登山口5:50〜下台倉山〜大倉山8:50〜池ノ岳〜平ガ岳12:35/14:00〜大倉山〜鷹の巣18:30
天候     曇/晴
 
先週の南ア山行の疲れもまだ取れていないのに、百名山の中でも最もハードといわれている、平ガ岳日帰り登山を強行致しました。いろいろありました。
深夜の奥只見シルバーラインのトンネルを抜けて、R352を走ること1時間、鷹ノ巣についたのが夜の明けた5時ちょっと過ぎ。怪しい雲行きの中、コンビニで仕入れた朝食を摂って5時50分登山口へ。日帰りにしては遅い出発ですが,単独行も含めて5パーティが同時刻出発で一安心。
登山道は泥濘がひどいと聞いていたのでゴム長靴で出発ですが、「よくもまーこの山をゴム長で」と後で考えると恐ろしい、無知さであります。林道を登ってやせた尾根道に取り付き、高度を稼ぎながらどんどん登ります。台倉山まで3時間、相当体力を消耗した模様。
追いついた夫婦登山隊も結構つらそうです。ここまで一人1.5Lの水を飲んでしまいました。その後、自己ペースに落とし、息子に遅れること20分、池の岳直下の急登ではあごを出す寸前です。息子の汲んできた水を馬のようにむさぼり飲んで、12時35分実に6時間40分かけて平ガ岳の頂上へ。
こんなに時間をかけて征服したのだから暗くなる前に下りれば良いと、山頂湿原で昼食や散策を楽しみました。ハードな登山路に比べなんと穏やかな山頂でしょうか。女性に人気の秘密がわかるというものです。越後3山はガスの中でしたが、春、登った会津駒、燧ケ岳の展望も堪能し、14時下山開始。
池の岳直下の岩場で、台倉山で追い抜いた夫婦登山隊のだんなのほうが、脱水症状を起こし倒れていました。こんな高いところでどうしようもありません。とにかく速く下りて警察に、ということで2人を置いて山をくだりました。その後、山頂キャンプの登山者が続々登ってきます。運良くその中に無線を持った方がいたのでしょう、警察に連絡が取れたようで、下台倉山を降りる途中、救出に向かうヘリを確認し、胸をなでおろしました。そお言えば、あのおじさん、今回が2度目の登山だといっていました。2度目に平が岳と如何なものでしょうか、代償が大きかったけれど良い教訓になったことでしょう。他山の石と致します。
下大倉山からの尾根道は気が遠くなるような長丁場の下山道でした。
登山口についたのは18時30分、約13時間かけて名峰平が岳登山は成就致しました。

 

越後駒ケ岳(2003m)

登山日   1999年10月19日
登山経路  枝折峠7:20〜明神峠8:50〜小倉山〜百草の池10:35〜駒の小屋11:35〜駒が岳11:55/12:55〜百草の池14:00〜明神峠16:00〜枝折峠16:35
天候     晴

昨日の巻機山に続いて平日登山を越後駒ケ岳で楽しみました。
小出から枝折峠に向かう山道の途中から見る駒が岳は昨日の初雪で朝日に輝いていました。
枝折峠につくと7〜8人の先発隊が出かけるところでした。昨日の巻機山より多い登山者です。天候も良く紅葉の盛りに集まったのでしょう。昨日の滑落時に痛めた足が心配でゆっくりゆっくり登り始めました。長丁場では有りますが急登は少なく小さなアップダウンを繰り返して2時間で小倉山へ。ここから望む駒が岳はまだまだ先で時間が気になります。そしてここから登山道も傾斜を増して百草の池を過ぎると更にきつくなり、岩稜を越えると駒の小屋への最後の急登になりました。昨日の雪も溶けて、濡れた滑りやすい岩場を一登りで駒の小屋へ。山頂へは尾根に出てからぬかるんだ稜線を道を選びながら歩きました。どうしても登山者が道を荒らしてしまうのでしょう。4時間半かけて頂上へ到着。中の岳・八海山・荒沢岳、を眺めながら昼食。晩秋の越後の山を楽しみました。
飯豊の山は真っ白に雪をかぶっていました。

 2008.10.10 荒沢岳〜兎岳〜中ノ岳〜越後駒縦走記録

 

至仏山(2228m)

登山日   1999年10月26日
登山経路  鳩待峠〜小至仏〜至仏山〜鳩待峠
天候     晴

晩秋というか初冬に近い尾瀬の至仏山に登ってきました。
鳩待峠に車をつけるとまだまだたくさんの車が路肩駐車で停まっていました。
すっかり葉っぱを落としたブナの林を歩いて小至仏山へ、登山道は木道や階段が続いていてやはり荒れていました。
小至仏の手前の展望台に立つと尾瀬ヶ原が見渡せます。黄金色の原の向こうに燧ケ岳が堂々と聳えていました。小至仏越えて至仏山山頂までは30分の距離です。こんな時期の山頂にも5パーティ15人くらいが晩秋の山を楽しんでいました。
往路を戻りましたが、尾瀬はやはりシーズンを代えて尾瀬ヶ原を越えて尾瀬沼まで足を伸ばすことが一番でしょう。

 再登山 2007年7月12日 至仏山・笠ヶ岳の記録

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