至仏山 シブツサン 標 高 2228m 日本百名山

山 域

尾瀬
笠ヶ岳 カサガタケ 標 高 2058m 関東百名山

山 域

尾瀬
登 山 記 録
登山月日 2007年7月12日
登山経路 戸倉第一駐車場7:40〜バス〜鳩待峠8:00〜オヤマ沢田代分岐9:20〜小笠10:10〜笠ヶ岳10:45/11:15〜オヤマ田代分岐12:43〜小至仏山13:02〜至仏山13:38〜小至仏山14:13〜鳩待峠15:30/15:50〜バス〜第一駐車場16:15
行動時間 合計 鳩待峠から7時間30分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 鳩待峠へは5月の連休以降マイカー規制
トレイル 人気のトレイルで整備されているが泥濘多い
水場・トイレ 鳩待峠で(途中には無い)
その他 笠ヶ岳は東面はお花畑が広がる

山行記


縦走路と小笠から見る笠ヶ岳


笠ヶ岳山頂と山頂から片藤沼を見る



笠ヶ岳東面のお花畑


ガスが沸く縦走路の先に

片品村の尾瀬戸倉にある鳩待峠行のシャトルバスの発着場の第一駐車場にに着いたのは6時40分で朝一番のシャトルバス6:30発には間に合わなかった。
第2便は7:40で1時間待たされてしまった。しかし今日は笠ヶ岳と至仏山をゆっくり楽しもうと思っているのでそんなに焦りを覚えることなく第2便を待つことが出来た。シャトルバスは片道900円で所要20分である。その他に駐車料金が1000円掛かるので尾瀬に入るには2800円必要である。環境保全のための入山料と思えばよいか。

鳩待峠では休むことなく至仏山への登山口に入る。平日の為私一人しか至仏山登山道に入るものは無かった。緩い登山道は本当に歩きやすい。途中から木道に代わると先行した10名ほどの保育園児の後ろにつく。頃合を見計らって「お先に御免と」道を譲ってもらう。
オヤマ田代の湿原ではお花畑に歓声を上げる夫婦登山隊が寛いでいた。笠ヶ岳への分岐は湿原の上部にあった。湿原の縁を回りこむように進むとやがて前方に直ぐそれと分かる山容の笠ヶ岳が見えてきた。手前に小笠を挟んで随分と先に見える。
しばらく笹原に切られた明るい道を行くが、やがて樹林帯に入る。樹林帯の中の道はぬかるんだ道でゴム長靴で来た事が正解であった。小笠は山というより小高い丘で登山道の脇はお花畑になっていてハクサンイチゲやチングルマが見ごろになっていた。更に一旦下って笠ヶ岳へは緩く登り返す。笠ヶ岳の山麓も素晴らしいお花畑である。東面の山腹を通り過ぎるように回り込むと湯の小屋と山頂分岐になっていた。山頂へは岩場になっていたがそれほど気になることも無い。岩場に咲くホソバヒナウスユキソウに見とれながら僅かな時間で山頂に立つことが出来た。
天気が今ひとつである。前方の武尊山は山頂にガスが掛かっている。その他の山々は完全に雲の中である。湯の小屋への道の先に片藤沼が神秘な姿を見せている。昼食をとりながらゆっくりと寛ぐ。山頂を辞し、湯の小屋分岐に戻り、お花畑をゆっくりと観賞した後、往路をオヤマ田代に戻った。


小至仏山から岩稜の先に至仏山を望む

至仏山ではホソバヒナウスユキソウの群生が見られる

オヤマ田代に戻って小至仏山への道に入る。折角尾瀬に来たのに日本百名山至仏山を踏まないわけには行かないのである。小至仏へは15分ほどで到着した。岩稜の先に至仏山が見える。天気の崩れを心配していたのであるがここに来て雨が落ちてきた。どんなことがあっても至仏山頂を踏もうと思って傘さして先を急ぐ。雨も強くなり霧もかかり始めたので岩陰で雨着を着る。そして又、至仏山頂を目指す。
1999年秋以来8年ぶりの至仏山頂を踏んで岩の頂稜を引き返し、小至仏に戻るとと雨は上がった。脅かし雨であった。ここもまたホソバヒナウスユキソウの群生とハクサンイチゲが見事なお花畑を作っていた。小至仏を下り、オヤマ田代の休憩ポイントで一息入れた後、一目散に鳩待ち峠に駆け下った。

 

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