会津駒ヶ岳・三岩岳
会津駒ヶ岳 | アイヅコマガタケ | 標 高 | 2133m | 日本百名山 | 山 域 | 南会津 |
中門岳 | チュウモンダケ | 標 高 | 2060m | 2000m超峰 | 山 域 | 〃 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2016年7月22日 |
登山経路 | 滝沢登山口6:15〜水場7:45〜駒ノ小屋9:10〜駒ケ岳9:35/9:45〜中門岳10:25/10:35〜駒ノ小屋11:25/12:00〜水場13:05〜登山口14:15 |
行動時間 | 中門岳まで 登り 4時間10分 下り 3時間10分 合計 8時間 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 桧枝岐村の国道分岐から滝沢登山口まで舗装道路の林道 |
トレイル | 急坂もあるが概ねよく整備された百名山トレイル 駒ノ小屋から中門岳まの湿原は木道 |
水場・トイレ | 水場は駒ノ小屋までの中間点付近にある toiletは林道入り口と駒ノ小屋で |
その他 | 駒ノ小屋1キロ手前付近から山頂は高層湿原が続く花の名山 |
山行記 樹林帯を抜けると草原の中駒ノ小屋へ 駒の小屋前の池・駒ケ岳山頂 中門岳までは高層湿原が広がる 中門岳山頂は池の畔
前夜は桧枝岐村運動公園の会津駒ヶ岳登山者駐車場で車中泊した。早朝駐車場で朝粥を温めて朝食とした。滝沢登山口に向かう林道入り口には登山者用toiletがあった。林道は登山口の駐車場まで舗装されていて、駐車場にはすでに10台以上の車が停まっていた。早朝出た登山者よりも昨夜駒ノ小屋に泊まった登山者の方が多いのだろうと思った。
登山道は駒ケ岳から派生した尾根に付けられていて最初から急登が連続していた。15年も前に残雪期に登った記憶とはずいぶんとかけ離れた登山道である。自分のペースでゆっくりと登って行くと少しはエンジンがかかってくるというもので、1時間に300mの高度を目標に歩くが、だんだんとペースが上がって行くのが分かる。水場がある中間点も休まず通過するとガイドに導かれた中年女性3人組を追い越した。樹相が熊笹の中にダケカンバに変わる頃になると右前方に駒ケ岳の尾根続きにある中門岳方面が望めるようになる。そして樹林帯を抜けると草原状の湿原に出て登山道脇にベンチが設置されていた。ベンチに腰を下ろして一息入れた後は湿原に延びる木道を行く。木道脇には小さな湿原が現れて心が和む景色が広がっていて、その先には駒ノ小屋が見える。少し急坂の木道を登りきると池の畔にベンチとテーブルが設けられた駒ノ小屋であった。小屋には寄らず池の畔から湿原に延びる木道を伝って駒ケ岳へに向かう。高層湿原と云っても草地は硬い土で有ることを知った。駒ノ小屋から0.7キロの駒ケ岳には登山口から3時間20分の行程であった。一等三角点の山頂は樹林の中で展望はなくベンチに腰を下ろして軽食を摂った。以前の記憶を取り戻そうとしたが記憶とはかけ離れた会津駒ヶ岳山頂であった。 人気の百名山・会津駒ヶ岳ではあるが、人気の秘密はこの先湿原を歩いて2キロの中門岳である。山頂から来た道と反対側に回ると中門岳に続く木道が湿原に続いていた。疲労を感じながらも木道脇の花々と所々に現れる池塘に目を奪われながらの散策である。日帰り登山者が中門岳踏んで次々と引き返す中、中門岳の山頂標識が立つ池の畔の到着した。中門岳、付近の一番高いところかと思ったので池の畔に立つ山頂標識には驚きであった。写真を撮りながら暫し休憩の後中門岳を後にして木道を戻る。駒ケ岳には登りかえすことなく巻道がつけられていて、駒ノ小屋には11時半には戻ることができた。ポカりスェットが400円、飲料水も500mlが400円と随分高い。ビールは500円である。ベンチでラーメンを作り昼食とした。 小屋泊まりの登山者が何組か登ってくる中往路をゆっくりと下った。 花も見ごろ |
三岩岳 | ミツイワダケ | 標 高 | 2066m | 東北百名山 | 山 域 | 南会津 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2016年7月23日 |
登山経路 | 小豆温泉スノーシェッド5:15〜国体コース登山口5:25〜旧道分岐7:15〜避難小屋8:50/9:00〜三岩岳9:40/10:05〜避難小屋10:40/11:00〜分岐12:00〜登山口13:00〜スノーシェッド13:10 |
行動時間 | 登り 4時間25分 下り 2時間25分 合計 7時間55分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 小豆温泉(施設は閉鎖中)はR352から直ぐ |
トレイル | 緩急はあるがよく整備されている 小屋から先は泥濘もある |
水場・トイレ | 水場 toiletともに山中にはない 小屋付近の水は涸れやすく汚れている |
その他 | 窓明山周りの周回コースも楽しめる |
山行記 国体コース登山口・ブナ林の急坂 緩んだ快適トレイル・避難小屋もきれいだ
前夜は三岩岳登山者駐車場になっているR352小豆温泉スノーシェッドの横で車中泊したが、休日前日の夜間、尾瀬に向かう車がひっきりなしに走って眠られぬほどであった。
翌朝は駐車場所より少し離れた・・・滝パーキングに移動して登山の支度をしてパッキングした。駐車場に戻りスノーシェッドを400mほど歩いて三岩岳国体コースの登山口に入った。旧道の「黒檜沢コースは崩壊のため閉鎖」の看板がいくつか立っていた。登山道は階段を登るといきなりの急登となって尾根に登りあげていた。昨日登った会津駒ヶ岳よりは厳しい道だということを知っていたので覚悟の上である。最初の急登を凌ぐと前方に三岩岳が特定できた。その先も3度の急登が待っていたが、しっかりと踏ん張って登りきる。しかし国体コース、緩急をつけながらもよく整備された快適トレイルが続いていた。山頂までの中間点とも言える旧道分岐には1時間50分ほどかかった。ここにも「黒檜沢コース閉鎖」の看板が立っていたが、その先に水場があるらしく踏み跡は鮮明に続いていた。分岐で一息入れた後は少々荒れた道となり急坂も続いていた。泥濘も現れて歩きにくい道になると避難小屋も近いかなと思わせられる。登山道に水たまりが随所に現れるようになると避難小屋で、中をのぞくと先行者のザックが2個置いてあった。少し休憩して山頂に向かうと先行者2名が山頂踏んで下ってきた。ザックを小屋にデポした登山者のようだ。山頂までは小さな池塘も見られる湿原もある。避難小屋からは40分ほどで三岩岳山頂に立った。山頂の先に三岩岳より少し高そうな高見が見られたが三角点と山頂標識があって三岩岳山頂を確認した。霧に隠されがちな周囲を見渡しながら写真を撮っていると後続の単独行氏が登り着き暫し山談義である。 山頂を辞して往路を下る。余裕があれば尾根続きの窓明山に回りたいところであるが、連日の登山で余力も無く気力も湧かない。避難小屋でカップラーメンを食べて小屋を出ようとすると、「下界は暑いので涼みに来た」と云う夫婦連れが上がってきた。往路を下る途中では別の夫婦も上がってきて今日は2組の夫婦登山隊が泊まる避難小屋であった。急坂の下りは時間短縮ができて登りに4時間半を要した三岩山2時間半で登山口に下り着いた。 小屋を過ぎれば湿原もある・三岩岳山頂 |