親子二人で登った日本百名山

東北の山−1

(岩木山・八甲田山・八幡平・岩手山・早池峰山・鳥海山)

岩木山(1625m)

登山日   2000年11月4日
登山経路  津軽岩木スカイライン〜8合目駐車場〜岩木山リフト9:00〜岩木山9:45/10:10 〜鳥海山11:00〜駐車 場11:20
天候     晴

岩木山神社の隣の宿で、「岩木山は八甲田山の倍はかかるよ」と教えられ,息子が「スカイライン経由リフトで」と返事をしたために,「アーそう」と白い目で見られました。「よーしそれならば麓から」とは思いませんでした。予定通りスカイラインからリフトを乗り継いで山頂駅へ、手抜き登山に息子は大喜びで、親父もこれは楽だとにんまりです。
火山礫の岩場を縫って、30分もかからずに頂上を踏みました。天気は最高で八甲田山、岩手山・八幡平、秋田駒ケ岳そして白神の山々が一望できました。広島から遠征のグループが昨日鳥海山、今日はこれから八甲田山と急いで下っていきました。それにしても、この冬待ち色の津軽の山は、例えようのない情景です。(特にブナの林の混じり気のない一色は) 
下山途中、鳳鳴ヒュッテで麓から登ってきた登山者に会いましたが、気恥ずかしい思いを禁じ得ませんでした。鳥海山に上り、岩木山の全容ををカメラに収めて駐車場に下りました。
帰りは日本海の鰺ヶ沢に出て、裏側の岩木山を仰ぎ見て、日本海沿岸をひた走り象潟で1泊して帰りました。途中、津軽黒崎に白神岳の登山口があり、もう一度ここまで来るぞと誓いました。

 再登山 2024年7月15日の記録

 

八甲田山(1584m)

登山日   2000年11月3日
登山経路  酸ヶ湯10:20〜仙人岱〜大岳12:15/13:00〜毛無岱〜酸ヶ湯14:50
天候     曇

「親子二人連れ登山隊」は、今年4回目で最後の、東北山巡りを津軽に求め、八甲田山、岩木山の2座を、無事に登頂を果たしてきましたので報告致します。
当初予定していた、JRの寝台特急の切符が取れなかったので、自家用車で往復1500キロのドライブをかねた楽しくも厳しい山行でした。
八甲田山は雪が何回か来て、もうすっかり冬のたたずまいも、まだまだ登山者があって、八甲田連山の展望を楽しんでいました。
酸ヶ湯から沢沿いに仙人岱に登ると、背丈の低いシラビソか青森ヒバに覆われた大岳が丸い山容を見せ、右には高田大岳がこちらにおいでよと登高欲をそそる様に聳えていますが、高さは八甲田大岳の方が高いようです。登山者に踏み荒らされた登山道は頂上まで木製の階段となっていました。
寒風の吹く頂上で風をよけながら、暫し軽食を摂りながら八甲田の景色を楽しみました。
山頂から毛無岱に下る途中に立派な避難小屋が立っていて、ストーブの煙が上がっていましたから登山者が休んでいたのでしょうが、先の予定もあり草紅葉も枯れた毛無岱を急いで酢カユニ下りました。
この季節の山の景色は、あまり紹介されることもないので、貴重な景色を見てきたと思っています。山そのものはとり立てるほどのものはありません。
酸ヶ湯の千人風呂も息子には目の毒と諦めました。

 

八幡平(1613m)

登山日   2001年6月8日
登山経路  頂上駐車場〜山頂〜駐車場
天候         曇

深夜の7号線を疾走、朝8時に田沢湖町についたので、背後に見える秋田駒ケ岳に上りました。女目岳頂上はガスで何も見えませんでしたが、男岳に登るころにはガスも途切れて田沢湖や鳥海山の方向の展望を得ることが出来ました.秋田駒には悪いが、行きがけの駄賃と言う感じの足慣らしの登頂でした。
アスピーテラインに秋田側から入り、八幡平駐車場へ。平日のせいか10台ほどしか車が停まっていました。ここも残念ガスで眺望ゼロ。頂上で記念写真をとった後、1時間ほどウロウロ散策を楽しみ岩手側に下りました。ここは200名山巡りの再登山の楽しみを残したと言うことです。
岩手山山麓の休暇村岩手でゆっくり休むことが出来ました。

 再登山 2005年10月9日の記録

岩手山(2038m)

登山日   2001年6月9日
登山経路  馬返し8:35〜八合目11:30〜不動平11:45〜12:20頂上12:50〜13;20八合目13:50〜馬返し16:05
天候     晴 お山はガスり気味

休暇村岩手山麓の網張温泉の朝起きて見ると、天気予報が外れてお山の頂きが良く見えます。朝風呂を浴びた後、急いで馬返しまで飛んで見ると、先行者が2台ほど停まっていました。入山禁止とはいえ、7月1日には解除の発表もあったので、登山口の規制のロープを一跨ぎ。先行者の靴跡とステッキの跡がくっきりとあり、禁を破る後ろめたさも薄れがちです。1合目まではアイドリング状態が続きますが、2合目から7合目までは急登の連続で息が上がってしまいました。ここは本当に小鳥が多い道でいろんな小鳥がナビゲートして和ませてくれます.馬返しから3時間で着いた、8合目避難小屋はオープンを控えて補修作業が急ピッチで進んでいて、管理人の奥さんと親しくお話が出来ました。不動平で昼食後、砂礫の滑りやすい登路を登って、山頂へ。残念、ここも眺望に恵まれませんでした。それでも時々切れるガスの間に妙高山が見えて、周囲の様子を窺い知ることが出来ました。今日の岩手山掟破りの登山者は我が「親子二人連れ登山隊」を含め五人でしたが、この山に歓声がこだまするのももうすぐです。帰りは八戸からきた夫婦と話しながら下りました。

 

早池峰(1917m)

登山日   2001年6月10日
登山経路  河原坊5:30〜早池峰山頂7:40/9:10〜 小田越10;35〜河原坊11;10
天候          曇

小田越山荘で宿泊予定も、夕食入浴後1時間も歩くのが億劫になり、岳集落の駐車場で車中箔をきめこみました。年寄りのオヤジにはきつい所作ですが、これが正解であった様です。4時前に起き出して朝食の準備を済ませ(といっても、ガスでお湯を沸かすだけ)河原坊の駐車場につくと、今日が山開きとかで、30台以上の車が止まっていました.朝食もそこそこに5時30分には正面コースを歩き始めました.飛び石の徒渉を何回か繰り返しながら、ゴロゴロの急な川を上り詰め、やがて御座石、打石という巨岩の岩場に差し掛かると北アの剱岳を彷彿させるき危険地帯です。そんな岩場にもチングルマやミヤマキンバイ(そのほかは名前知らず)高山植物が可憐に花を咲かせていました。お目当てのハヤチネウスユキソウはもう1ヶ月後です。岩場の中ぐんぐん先行者を追いぬいて3時間のコースを2時間15分で山頂へ.(息子が10キロも減量したのでオヤジも引きずられて早くなりました)残念無念、東北の百名山巡りの最後も展望を得ることが出来ませんでした。開山祭で続々と登山者が詰めかける中ビールで乾杯し、1時間半もの長い頂上スティの後、開山祭の神楽の奉納も見ないで小田越に下りました.車道を歩き河原坊の駐車場につくころにはポツリポツリと降り出してきました。岳の駐車場で顔を洗い、着替えを済ませ花巻の宮沢賢治記念館に着く頃にはとうとう本降りになってしまい、お山の登山者
を案じる気持ちが湧いてきました。今年から7月1日以降、この花の名山は混雑防止に岳から車両規制が実施され、シャトルバスに乗り換えです。

東北の15座完登致しました
花巻から東北道、磐越道、関越道、北陸道、上信越道を600キロ走って21時に長
野に戻りました.
オヤジはまだまだ元気一杯です。

 再登山 2024年7月18日の記録

 

鳥海山(2236m)

登山日      2000年10月7日
登山経路   鉾立7:35〜御浜神社9:10〜七高山〜新山12:10/13:00 〜千蛇谷〜御浜神社15:00〜鉾立16:00
天候            晴


三川の道の駅で3時間ほど仮眠、寝不足で鳥海山目指しましたが、鳥海ブルーラインで先行の車が狸をはねてしまうアクシデントを目の前にしました。
鉾立の駐車場から日本海に映り出される影鳥海を見ることができました。
御浜小屋までは木道、石畳の続く味気ない登山道が続きますが、これも登山者対策でしょう。御浜神社に着くと鳥海湖の神秘な姿が見えて、又、鳥海山の全貌も開けて絶好の展望台になっています。外輪山ルートから一等三角点の有る七高山を登り、一旦仙蛇谷に下り、巨石のゴロゴロした礫岩の新山を攀じ登りました。狭い山頂は写真撮影も順番待ちです。
山頂直下の平たい岩の上で男鹿半島方面をを眺めながらの昼食のラーメンは最高でした。大物忌神社に戻り千蛇谷を下って御浜神社鉾立に下りましたが、秋の一番よい時期に紅葉を求めて、沢山の登山者で、ちょっとうるさいくらいの鳥海山でありました。
象潟から酒田で道を迷いながら2時間半かけて大井沢へ。
民宿橋本荘(19:15着)の芋煮に舌鼓を打ちました。

 再登山 2023年7月21日の記録

 

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