奥秩父主脈縦走路の山

飛龍山 ヒリュウサン 標 高 2069m 関東百名山

山 域

奥多摩
唐松尾山 カラマツオサン 標 高 2109m 日本の山1000

山 域

奥多摩
笠取山 カサトリヤマ 標 高 1963m 関東百名山

山 域

奥多摩
登 山 記 録
登山月日 2007年5月18日
登山経路 山梨県丹波山村・一ノ瀬4:40〜将監峠6:20/6:30〜飛龍権現8:40〜飛龍山9:00/9:15〜将監峠11:10/11:22〜唐松尾山12:30/12:40〜笠取山14:05/14:20〜笠取小屋14:50/14:57〜作場平口15:55〜車道〜一ノ瀬16:40
行動時間 合計12時間(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 一ノ瀬高原みはらし荘の駐車場まで問題ない
トレイル 将監峠までは林道(車乗り入れ規制) 奥秩父主脈縦走路は良く踏まれている 唐松尾の直下は2箇所崩壊していたが整備されていた 山の神土〜笠取小屋間の水平道は通行禁止になっていた。作場平口までは良く踏まれている
水場・トイレ 水場トイレともに将監小屋と笠取小屋で 飛龍山への縦走路に2箇所沢水取れる
その他 主脈縦走路は整備されているが結構歩き甲斐がある

山行記


一ノ瀬から将監峠に登り奥秩父主脈稜線を東に歩くと飛龍山が見えてくる


一ノ瀬から4時間将監峠から2時間半かかって飛龍山に到着した

一ノ瀬高原・将監峠への登山口にある、みはらし荘の駐車場で車中泊した。今日は将監峠に登り、飛龍山を往復し、唐松尾から笠取山まで縦走、作場平に下り、一ノ瀬まで戻らなくてはならないので、長丁場を覚悟している。
夜明けと同時に起き出して、4時半には登山道(林道)に入ることが出来た。6年前に和名倉山に登ったときの道であるが記憶は遠くに消えていた。登山口を入ると直ぐにゲートがあり車の進入が規制されていた。しばらく進むと牛王院への直登の道を左に分け、林道をそのまま将監峠に向かう。山腹を巻きながらの林道は結構距離があり、奥秩父主脈縦走路と合流する将監峠には登山口から1時間40分を要した。峠の僅か下に青い屋根の将監小屋が見える。カヤトの中の明るい峠であるが標高は1800mは越えているのだろうか、冷気が漂う峠であった。ここで朝食を摂りながらしばらく休憩する。

縦走路を東に向かい飛龍山を目指す。整備も行き届き、アップダウンも少ない快適なトレイルである。2箇所ほど水の流れる沢には橋もかけらていて危険も感じられない。竜喰山や大常木山の山腹を巻きながら黙々と歩く。芽吹き前の樹林越しに飛龍山の山体が見えてくるが中々近づかない。1時間半ほどで大ダルに着き、飛龍山への登りになるが、ここから飛龍権現まで山対を巻きながら登る。ガイドブックでは将監峠から飛龍山まで2時間の所要タイムになっていたが、途中展望が開いた、ハゲ岩まで2時間もかかってしまった。「道が違うのかな」と思い、ガイドブックを開いて確認するとそこは飛竜権現の手前であった。飛竜権現から縦走路を離れ飛龍山への道に入る。倒木の中を進み、やがてシャクナゲ林の道になる。余り人が訪れないのであろうか踏み後も薄く、風情溢れる中を歩いて山頂に着いた。将監峠からは結局2時間半もかかってしまった。苔むす山頂は樹林の中で展望は余り利かないが、しっとりとしていて素晴らしい。山梨百名山の山頂標識が立つ中で写真をとり、しばらく休憩する。下りは飛竜権現に出る前にシャクナゲ林を強引にショートカットして縦走路に下り、「10分くらいは稼いだかな」と自己満足する。再び縦走路を黙々と将監峠に向かう。途中1回の休憩を挟み2時間半掛かった往路を2時間を切って将監峠に戻った。歩き始めてもう6時間半を過ぎていて少々お疲れ気味である。朝食を摂った場所で今度は昼食を摂る。


飛龍山山頂付近は見事なシャクナゲの林になっている 右は唐松尾山頂

再び気合を入れて今度は唐松尾山を目指して縦走路を西に行く。なにやら和名倉山の思い出が蘇る牛王院平・山の神土は直ぐそこであった。ここで和名倉山への道と水平道(崩壊により通行禁止措置がとられていた)を分けて唐松尾山への道に入る。2箇所の土石流跡は新しい道も付け替えられていて危険を感じることも無く通過できた。唐松尾山頂の直ぐ近く、このコースで随一の展望を誇る御殿岩分岐に来るが、登り20分・下り15分のそこまでは食指が伸びなかった。
将監峠を再出発して1時間10分でここも展望の利かない唐松尾山頂に着いた。予定時間より少し早かったのでこの先も読めて少し安堵する。

 
主脈縦走路はニホンシカの食害がひどいがシャクナゲが咲けば見事だ

唐松尾山からは小さなアップダウンが続き、笠取山へ延びている。見事なシャクナゲ林を抜けてカヤトの中に入るとシカの鳴き声が聞こえる。私に気付いて仲間に知らせているのだろうかと思う。その鳴き声を聞くと愛しくなるのであるが、カヤトの中に立つ樹皮のかじられた悲惨な状況を見るととても同情などしていられなくなるのである。多摩川源流の水源保養林を守る東京都もお手上げ状態なのである。「ここはシカの生育の適正規模に駆除するしかないのかなー」と思うのである。
唐松尾山から3ツ目のピークを過ぎるとカヤトの斜面を大きく下り、やがて笠取山の案内看板が目に入る。疲れた足に少し負担のある登りを凌ぐと笠取山の稜線だ。小さなアップダウンを超えると今日初めての登山者と出会う。そして笠取山に立つ。更に5分ほどで山梨百名山の標識が立つ山頂に着いた。こちらのほうが断然見晴らしが良い。雁坂嶺や雁峠などが良く見える。展望を楽しみながらしばし休憩だ。


左が笠取山頂 右はわずか西にある山梨百名山笠取山


カヤトの先に見る笠取山 山頂は奥で見えない

笠取山からは急傾斜の道を一気に下る。振り返ると笠取山がドームのように聳えている。ここが撮影ポイントかなと思いカメラに収める。雁峠へに続く奥秩父主脈縦走路と別れ、笠取小屋への道に入り笠取山頂から30分で笠取小屋に到着した。週末だけの営業で誰もいない。休憩していると笠取山山頂付近であった登山者が下りてきて、今日は避難小屋に泊まるそうだ。私は今日の終着まではまだまだたっぷり距離を残しているので話をするまもなく笠取山の登山口作場平橋への道に入る。
小屋から2分ほど下った水場で渇いたのどを潤しペットボトルに水を補給して沢筋の登山道をグングン下る。一休坂で一息入れた後、作場平橋に下り、休むことなく舗装道路を歩き、一ノ瀬まで約3.5キロを歩き、朝4時半から12時間歩き続けて16時半、駐車場所に戻ったのである。
その割に疲れを感じさせない充実の多摩川源流域の山行であった。


水晶山 スイショウヤマ 標 高 2158m 標高2000m超峰 山 域 奥秩父
古礼山 コレイサン 標 高 2112m 山 域
燕山 ツバクラヤマ 標 高 2004m 山 域
登 山 記 録
登山月日 2019年9月19日
登山経路 雁坂峠広瀬登山口5:40〜車道終点6:40〜雁坂峠9:15/9:30〜水晶山10:20/10:30〜古礼山11:00〜燕山11:55〜雁峠12:20(雁峠分岐往復約30分)/13:20〜林道ゲート15:55〜R140〜登山口16:30
行動時間 登り 下り 合計 10時間10分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 登山口&下山場所(林道ゲート)までR140から舗装道路
トレイル 雁坂峠までは川原歩きもあるが概ねよく整備された登山道 稜線上は笹原・苔むす樹林帯の中快適トレイル 雁峠からの下山道は上部は川原歩きも私有林道
水場・トイレ 水場は稜線以外は沢水とれる toiletは道の駅みとみ以外はない
その他 甲武信小屋直前の木賊山から飛竜山までの奥秩父主脈稜線がつながった
山行記


雁坂峠登山口・徒渉箇所の木橋


川原歩きが終わると笹原の登山道


雁坂峠


雁坂嶺↑ 雁坂峠 ↑水晶山

雁坂峠の広瀬登山口は「道の駅みとみ」からR140を隔ててすぐ先であった。数台停められる駐車場に車を停めて夜明けを待って出発した。登山道はすぐに車道に出た。この車道私有道路のようで、登山者は勿論ほとんど利用されている様子は無いが、道路幅も広く立派な舗装道路である。R140の雁坂トンネル料金所を下に見ながら久渡沢沿いを進んでいる。もしかしたら「雁坂峠越えの道路を作ろうとしたものなのだろうか」と思わせられるほど山中深く延びていた。しかし1時間ほどで車道終点に着くと本格的登山道入口になっていた。軽食を取り登山道に入ると、沢歩きのナメラ沢などの入渓地点もあり、小さな支沢が久渡沢に合わさっていて何度か徒渉しながら川原歩きが始まった。登山道は水量豊かな久渡沢から支沢の峠沢沿いに進んで、やがて樹林帯に入って行った。樹林帯は笹原の中、急斜面にジグザグ切った快適な登山道が続いていてとても歩き易い。稜線間近になると富士山も姿を見せた心躍る道であった。少々疲労を覚えるころ雁坂峠に到着した。針ノ木峠・三伏峠と並んで「日本三大峠」と云う看板が立てられていた。この付近の管理は埼玉県の管轄ようである。峠のベンチで軽食取りながらしばし休憩した。
水晶山への縦走路は笹原の中快適トレイルが続いていて、樹林帯に入ると苔むす癒しにトレイルであった。雁坂峠から緩く登って50分ほどで水晶山に到着した。ここにも埼玉県が設置したベンチがあったが三角点は見当たらなかった。ベンチで一息入れた後は再び縦走路を行くと反対側から単独行の若者が登ってきて情報交換した。古礼山を巻く登山道もあったが、稜線上を忠実に歩いて水晶山からは40分で古礼山着いた。古礼山のすぐ先の笹原にはベンチが設置され休憩場所があった。古礼山からまた縦走路に入り快適トレイルを行く。小さなアップダウンが有り、登るたびに燕山かと思うが3度目の小ピークが燕山であった。樹木に手製の山頂標識が付けられていたが、それを見落とせば通過するほどの目立たないピークであった。燕山から少し進むと一気の下りになって雁峠下って行く。眼下に笹原の雁峠そして前方には笠取山が見える絵になる景色が広がっていた。ベンチが数基設置された雁峠には正午過ぎの到着となった。水晶山付近で交差して引き返してきた若者と山談義を楽しみながらしばしの休憩である。
「笠取小屋方面に回って作場平に下る」と云う若者の後を追って、10年以上も前に飛竜山から笠取山まで歩いた時の奥秩父主脈縦走路の雁峠分岐まで足を延ばして未踏区間を繋いだ。時間があれば笠取山も登ろうと思っていたのであるが、今はもうそんな余力は残っていなかった。雁峠に戻って広瀬への道を下る。笹原を過ぎて樹林帯に入ると広川の源頭で、川原歩きになって徒渉を繰り返していると渓流釣りの2名がいた。1時間ほど川原を歩いて林道跡に出た。林道を黙々と下ると先ほどの渓流釣り師が急ぎ足で追い越して行った。雁峠から2時間半かけて林道ゲートに下り着いた。この林道も私有道路のようでゲート脇には「私有地に着き登山競争・トレイルランニングは禁止」の看板が立っていた。雁峠から下ってきた道は登山案内書に記載されていない分を知った。ゲートからは舗装道路をR140まで歩き、休業中の旅館鶏冠山荘から登山口まで20分ほどの国道歩きであったが、さすがに疲労困憊になって広瀬の雁坂峠登山道入口に着いた。早朝5時半から11時間を超えるロングラン登山ではあった。


笹原の道・苔むす道


水晶山・古礼山


快適縦走路を燕山へ


雁峠


笠取山付近の雁峠分岐(後方が燕山・古礼山・水晶山)

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