宮之浦岳(1935m)
登山日 1999年11月22日
登山経路 11.22 淀川登山口6:25〜淀川小屋〜花之江河〜宮之浦岳〜新高塚小屋15:30(泊)
11.23 新高塚小屋6:20〜縄文杉〜ウィルソン株〜大株歩道入口 〜小杉谷〜荒川大橋14:00
天候 曇/雨/曇
11月22日
安房のかもめ荘をタクシーで5時出発、
ま暗闇の屋久島を1時間近く走り淀川小屋入り口へ。タクシーの運転手がなれた案内をしてくれました。明日の帰りも出迎えを頼んで身支度整え6時25分出発です。無人の山小屋泊りですから,シュラフに炊事道具を担ぐと結構な荷物になります。夫婦登山隊をすぐに追いぬき淀川小屋へ。
ここで持参の朝食をとりました。淀川小屋には東京からの親子4人の家族登山隊が泊まっていて一緒の出発になりました。30分も休むと後続の20人を超える団体さんが追いついてきました。これはたまらんと息子と二人先を急ぎます。
巨岩のゴロゴロする歩きにくい道を小花之江河へ。更に一登りで山上庭園の花之江河へつきました。荷物を下ろして湿原の写真をとりながら一休み、もうこの時期花が咲いているわけも無くさびしい景色ですが、夏にはどんな花が咲き誇ったのでしょうか?
投石平を越えて巨岩巨石の山々を巻きながら栗生岳につけば宮之浦岳への最後の急坂登り。かもめ荘で同宿した女性二人が早くも頂上踏んで下山して行きました。
頂上は反対側から登ってきた者も含めて結構の賑わいでした。永田岳の岩峰を見ながら岩陰で食事を取りましたがさすが九州最高峰、南国屋久島とはいえ寒さで震えるほどでした。海は見えませんが頂上での展望を満喫して、屋久笹を分けながら焼け野三叉路に下り、平石で振り返ると宮之浦岳の全容を仰ぐことが出来ました。
岩や倒木、笹を分けながら下り、展望台で宮之浦岳に別れを告げて、15時40分に新高塚小屋につきました。
昨日は登山者で溢れかえりテントを張って寝る人も出たというのに、今日は札幌からの夫婦のほか我が「親子二人連れ登山隊」含め7人の贅沢さです。夕飯をしている間に日も暮れて長い夜になりました。夜中に激しい雨が降り出して、いま屋久島にいることを実感いたしました。
11月23日
長い夜も明ける前に、4時には札幌の夫婦登山隊がおき出して朝食の支度を始めました。
外はまだ雨が降っています。5時に第一陣が出発して6時には皆出て行きました。いつものパターンの最後の出発となりましたがこの頃は雨も小降りになっていました。
鬱蒼とした屋久島の杉林の中、雨で滑りやすくなった登山道を、足元に気をつけながら、もくもくと下り縄文杉を目指しました。高塚小屋付近は迷いやすい道ですが、ここまで来ると縄文杉はすぐです。雨もやんで少しガスり気味の中、縄文杉の前に立ちました。何の音もしない静寂の中、我が「親子二人連れ登山隊」だけで20分、縄文杉の前で休むことが出来、感激です。雨で濡れた岩場の悪路、長い階段を慎重に下りウィルソン株へ。この頃になると朝ダムを立った登山者が続々縄文杉目指して登ってきました。ここで汗でびしょぬれになった上着とTシャッツを着替えて雨着を脱ぎました。更に急坂の悪路を一時間も下ると、森林軌道に飛び出して、大きく息をし今下りてきた道を見上げました。
途中三代杉で、ラーメンの昼食をとり、小杉谷で鹿に遭遇したり、高く長い鉄橋にしびれながら8キロの軌道敷を楽しみながらゆっくり下り、荒川大橋を渡り、ダム湖畔の駐車場には14時につきました。
再登山 2010.10.08の記録 (淀川〜黒味岳・宮之浦岳・永田岳〜新高塚小屋〜縄文杉〜荒川登山口)
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