北信の山ー2
(鍋倉山・斑尾山・五輪山)

鍋倉山 ナベクラヤマ 標 高 1289m 信州百名山0 山 域 関田山脈
登 山 記 録
登山月日 2017年3月29日〜30日
登山経路 3/29 温井入山口14:40〜田茂木池15:30
3/30 田茂木池6:30〜東南尾根〜鍋倉山9:15/9:30〜東北尾根〜巨木の谷10:00〜田茂木池11:20/12:30〜温井13:00
行動時間 3/29 50分 3/30 6時間30分 合計 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候 両日ともに 晴
メンバー 単独
情   報
アクセス 温井の入山口まで除雪されている
トレイル 100%残雪歩き スキーのトレースを追う
水場・トイレ 入山口にはtoiletない
その他 田茂木池付近に幕営しワカンで登った
山行記

信越トレイルの記録はこちら


田茂木池付近で幕営


相変わらずの癒しのブナ林

スキー登山は膝痛が悪化して無理となったが、やはり年に一度は鍋倉山詣ではしなければと思い、北海道雪山山行の体力確認を兼ねて幕営登山をした。ゆるんっだ雪で足を取られ、目標のブナ林での幕営は諦めて、田茂木池付近に幕営した。
翌朝ワカンを付けて良く締まった雪上を南東尾根を登りブナ林に癒されながら山頂に立った。天気は最高ではあったが春霞で妙高山や関田山脈の展望は今一で残念であった。

下山は北東尾根を下り、巨木の谷に回って森太郎と久しぶりの再会を果たした。樹勢の衰えた森太郎、もうそれほど長い樹命ではないように思えてもののあわれを感じた。
自分のペースで歩けばまだまだ幕営山行も可能である事を知ったのが収穫であった。


春霞の妙高山・関田山脈


樹勢も弱った森太郎


鍋倉山 ナベクラヤマ 標 高 1289m 越後百山

山 域

関田山脈
登 山 記 録
登山月日 2011年5月21日
登山経路 西の沢駐車場10:30〜森姫11:20〜南東尾根12:00〜鍋倉山12:45/13:50〜関田峠15:25〜西の沢15:50
行動時間 登り 2時間15分 下り 2時間 合計 5時間20分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 上市さんご夫妻と3人

情  報

アクセス 西の沢駐車場まで除雪されていた その先席駄峠までも除雪完了済み
トレイル 残雪を拾って山頂までヤブ漕ぎ少し 関田峠までの稜線上は少々煩い
水場・トイレ 登山口にもない
その他 ブナの芽吹きが素晴らしい

山行記

今年も2回ほど山スキーで滑ったが、芽吹きの鍋倉山を上市さんご夫妻と森林浴を楽しんだ。


芽吹きを忘れた森姫と弱々しい森太郎


芽吹きのブナの林を行く


上市さんご夫妻もうっとりです


鍋倉山と黒倉山山頂


信越トレイルが延びる関田山脈北部をバックにして

西の沢の駐車場まで除雪され車が入れた。その先も関田峠まで除雪済みで有ったが西の沢からはゲートで車進入が規制されていた。
山スキーで滑り降りる東尾根に取り付き、キックステップを切りながら登るが雪が緩んでいて問題なく登れた。一部ヤブも出ていたがこれも問題なくクリアーして東尾根を乗越す。巨木の谷に回って森姫を観察すると、哀れにも森姫は芽吹いていなかった。このまま枯れて朽ち果てるのみである。少し上の森太郎も周りのブナに比べれば明らかに樹勢弱く、枝振りにしなやかさを感じさせない。

そのまま、急登の南東尾根に取り付きキックステップで登り上げる。南東尾根のブナ林は見事なもので太さも統一されている。芽吹いたブナを眺めながら山頂に着く。雪で覆われた山頂の記憶しかなかったので、雪に隠されていた雑木が立ち上がり(起きる)周囲の景観を阻んでいた。
山頂標識近くでランチを楽しむ。上市さんのタケノコ汁といなり寿司で満腹となる。
1時間ほど山頂ステイを楽しんだ後、下山は関田峠までの信越トレイルを歩いた。少々怪しい道で2回ほど行き来を繰り返しながら夏道に出て除雪された関田峠の道路に出ることが出来た。道路とショートカットを繰り返し、西の沢の駐車場に戻った。

 


鍋倉山 ナベクラヤマ 標 高 1289m 越後百山

山 域

関田山脈
登 山 記 録
登山月日 2010年3月22日
登山経路 温井7:50〜田茂木池上の小屋8:30/8:40〜東尾根〜鍋倉山10:50/12:50〜森太郎13:05〜森姫13:15〜田茂木池上の小屋13:55〜温井14:20
行動時間 登り 3時間 下り 1時間30分 合計 6時間30分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 松秋夫妻・上市さん・村重さん・中島さん

情  報

アクセス 温井部落終点林道ゲートまで舗装道路
トレイル 山スキーで東尾根を登る
水場・トイレ 入山口には無い
その他 山スキーのメッカ

山行記


田茂木池小屋で一息入れた後東尾根に取り付く 尾根上の見事なブナ林


光る妙高山をバックに


妙高山や関田山脈の展望が見事


ブナ林を滑って森太郎へ


衰えた樹勢の森姫を見ながら雪原に下る

除雪された温井集落の終点まで車をつける。好天に誘われてか数組のスキーヤー・スノーシュー組が登山の支度をしていた。
林道には入らず、ショートカットルートの畦道を登ってハイクアップの開始である。20分ほどで林道合流点に駆け登り、昨夜の雪で化粧直しの雪原を行く。やがて田茂木池のうえにある小屋前に到着し、一息入れる。
東尾根を目指して急傾斜の中を進む。2週間前の根子岳では息が続かず同行者の後塵を拝したものであるが、今日は快調である。適度な休憩を挟みながらゆっくりと登高するのが疲労も少なくてよいようだ。
ブナの巨木が見事な東尾根に登りつくと緩やかに山頂に延びていた。霧氷を眺めながらの楽しいハイクアップである。

歩き始めて3時間疲労を覚えることなく鍋倉山山頂に到着した。
山頂で雪上テーブルを囲んでランチを楽しむ。
次々と登りつく登山者が声をかけてくれて2時間にも及ぶ楽しい山頂ステイであった。

ブナの巨木を縫ってのツリーランを楽しみながらの滑降である。
森太郎・森姫の巨木を見ながら私も同行者の後を追うことが出来た。

素晴らしい展望とコンデションの中の鍋倉山であって、これからも年中行事になる事は間違いない。

 


信州百名山 鍋倉山 ナベクラヤマ 標 高 1289m

山 域

北信濃
登 山 記 録
登山月日 2002年9月24日
登山経路 関田峠下の旧道9:15〜鍋倉山10:30〜黒倉山10:45/11:10〜関田峠12:00
行動時間 登り1時間15分 下り50分 合計2時間45分(休憩時間含む)
天  候
メンバー 「 山の鉄人・根橋さん」と二人

情  報

アクセス 関田峠までは舗装道路
トレイル 峠〜鍋倉山はよく整備されている
水場・トイレ なし
その他 ブナの原生林が有名

山行記

長野に転居された「山の鉄人」と半年振りの再会登山の機会が出来て、楽しみと興奮を持って出かけた。
飯山市の前で久しぶりの再会の挨拶を済ませ、関田峠に向かう。この秋一番といえるほど澄み渡った北信濃の空も再会を祝福してくれているようでうれしい。関田峠に車を一台置いて来た道を少し下って旧道の登山口から登り始める。何の案内看板もない道を進むが、ススキに覆われた旧道らしき登山道は朝露を含んでいて見る見る間にパンツが濡れる。10分も進むと古い看板がはずされている。ここは自然風致地区に指定されましたとかで看板がはずされたような案内があった。そういえば鍋倉山のブナ林伐採計画には随分と反対運動があったことが思い出させる。反対運動が実ってこのブナ林が守られたことはうれしい限りだ。そんなわけで案内看板もはずされ、旧道も閉鎖されたのだろうか。
道はすぐに踏み後も消えてしまった。鉄人と二人ブナの巨木が茂る中、あちこち探しながら進むも完全に道跡はなくなり藪漕ぎとなる。「山の鉄人」と「カモシカ」少しもあわてることなく30分も登り進めば稜線の登山道に出る。左に回って鍋倉山の頂上へ。
目の前は妙高山であるが雲がかかって少し残念。
稜線を戻って黒倉山につくとどうやらここがこの山塊の盟主の趣である。
黄金色に実った頚城平野を見ながら休憩を取る。日本海から米山もよくみえる。再会を祝し、しばし山談義を楽しむ。
ブナ林に囲まれた尾根道を小一時間も歩けば関田峠に到着した。
300名山踏破済みの「山の鉄人」との山行には物足りない山ではあったが。これからのお付き合いをお願いして山行を締めくくった。

 


日本三百名山
信州百名山
斑尾山 マダラオサン 標 高 1382m

山 域

北信濃
登 山 記 録
登山月日 2002年5月3日
登山経路 斑山林道登山口12:45〜斑尾山山頂13:30〜見晴台13:40/14:00〜登山口14:40
行動時間 登り55分 下り40分 合計1時間55分(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 登山口は斑尾山を回る斑山林道の一番高いところについている
トレイル 杉の植林地の急登を少し喘ぎ
水場・トイレ なし
その他 童謡「ふるさと」の舞台

山行記


リンゴ畑の向こうに

斑尾山・妙高山・黒姫山・戸隠山・飯綱山(マ・ミ・ク・ト・イ)を称して北信五岳という。このうち、一つだけ野尻湖より東側にある斑尾山は、標高は低いが妙高山始め他の北信の名山・志賀高原の絶好の展望台となっている。
北側はスキー場として早くから開けているが、今は自然破壊の後遺症もあまり感じられなくなっている。
登山口は斑尾山を回る斑山林道の一番高いところについているが、良く見ないと見落とし勝ちである。最もスキー場のリフト終点からは、わけない距離であるが、この時期もうリフトは運転されていない。
登山口から杉の植林地の急登を少し喘ぎ、45分で十二観音が安置されている頂上に到着した。ここも一等三角点の山頂であるが、林の中で展望はえられない。
この所本当に一等三角点ずいている(比叡山・御正体山・東籠の登山)
西に300mほど行けば、北信の名山の絶好の展望台となっている見晴台である。
眼下には野尻湖が全容を開けており、黒姫山がその後方に聳えている。ゆっくりと休憩を取ることが出来る。
学術調査であろうか3人の学者風の方が、大きな昆虫採取の網を持って何かを待っていたが、私が着くと間もなく山を下っていった。
4日ほど前に登った堂津岳も確認できた。正に北信濃の里山である。

「うさぎ追いしかの山 こぶな釣りしかの川・・・」 ここは童謡「ふるさと」の舞台でもある。

 


五輪山 ゴリンヤマ 標 高 1620m 日本の山1000 山 域 志賀高原
登 山 記 録
登山月日 2015年1月25日
登山経路 横倉地区神社7:15〜林道入り口〜ごりん高原スキー場9:50/10:00〜ゲレンデトップ11:55/12:05〜五輪山12:45/13:20〜ゲレンデトップ13:40〜ゲレンデ下部14:20〜林道入り口〜神社15:20
行動時間 登り 5時間30分 下り 2時間 合計 8時間05分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候 晴・薄曇り
メンバー 立木さん・rommyさんと三人
情   報
アクセス 翌蔵地区神社まで舗装道路 神社裏から林道取りつきまでは一部車道を歩く
トレイル ゲレンデ跡まで緩い勾配の林道をハイクアップ
水場・トイレ トイレは無い
その他 2007年に廃止されたスキー場跡を滑降
山行記

五輪山山頂

長野電鉄夜間瀬駅付近のコンビニで待ち合わせして、横倉地区の神社裏に車をつけた。ここからシール登高の開始である。田んぼのあぜ道とリンゴ畑の端を歩いて車道に出る。スキー板を担いで100mほど車道を歩いて山中に延びる林道に取りついた。農業用水路の取水池施設を過ぎると山頂に入り、わずかに進んで右側に分岐する。新雪たっぷりの林道を黙々と歩く。林道わきにはモンスターも発達していてネイチャーハイキングの趣である。2時間以上歩いてようやくごりん高原スキー場跡の出た。スキー場が営業中は湯田中からここまで100人乗りの巨大ロープウェイが通っていたそうだ。ゲレンデ脇で一息いれた後パウダーで覆われたゲレンデ跡をこれまた黙々とハイクアップであるが、傾斜が緩いのが救いである。振り返ると高社山が高井富士と呼ばれるに相応しく鋭く聳えていた。2時間ほどかけてゲレンデトップまでハイクアップし、更に山頂までは樹林の稜線を40分ほどかかった。積雪3m以上と思われる山頂からは竜王山・焼額山などが指呼の間であって、焼額山の後方には岩菅山も良く見えて、ここが志賀高原の前衛峰であることが実感できるのであった。
志賀高原の山々を見ながら昼食休憩をとった。
ゲレンデトップまでの山頂稜線はアップダウンがあるのでシール装着のまま下った。山頂稜線からは浅間山方面・北信の山々・北アルプスが槍穂高連峰まで霞の先に見ることが出来た。ゲレンデに出てからシールを外し緩い傾斜のファミリーゲレンデ跡をパウダー蹴散らして快適かっくを楽しんだ。林道に出てスキー板にワックスをかけて林道もあまり歩くこともなく駐車場所に戻った。登り5時間以上かかったが下りは2時間で下ることが出来た。



高社山を見ながらごりん高原スキー場跡を滑る

山行の記録に戻る