新越トレイル | SECTION1 | 標 高 | m | ー | 山 域 | 関田山脈 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2019年6月21日 |
登山経路 | 斑尾高原スキー場チロル前7:00〜斑尾山8:15/8:25〜万坂峠10:00〜袴岳11:15/11:35〜赤池12:40/12:45〜沼の原湿原分岐13:40〜チロル前14:30 |
行動時間 | 合計 7時間30分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 斑尾高原スキー場まで快適観光道路 |
トレイル | 迷うことのない標識設置があり ブナ林・湿原などVARIATION豊かな快適トレイル |
水場・トイレ | 水場はコース途中にはない toiletは登山口と赤池休憩舎にある |
その他 | 見どころ満載とは言えないが退屈しないSECTION1 SECTION2を赤池〜沼野原湿原まで歩いた |
山行記 斑尾高原スキー場を歩いて斑尾山へ 新越トレイル起点の標識・タングラムスキー場の脇を下る 長野・新潟県境の万坂峠 ブナの美林を歩いて袴岳へ 袴岳を下ってオダマキの咲く林道を歩く SECTION1の終点赤池休憩舎 登山口の斑尾高原スキー場のレストランチロル前を7時には出発した。カエデの木トレイルはゲレンデの中直登したりジグザグ切って有ったりして高度を上げて行き、50分ほどで標高差300mほどのゲレンデトップに着いた。ゲレンデトップからは本格的登山道になり、斑尾北峰を経て斑尾山頂までの0.7キロを歩いた。10数年前に登った斑尾山であるが記憶はほとんど消えていた。山頂の枯れ木に腰を下ろして昼食を摂った。山頂標識の脇には信越トレイル起点を現す「@−1」の標識が立っていた。 展望のよい大明神岳へは300mの距離であるが、今日はその余裕がなく往路を北峰まで戻った。北峰からは往路と分かれタングラムスキー場への道を下って行く。途中展望の開けた場所からは黒姫山や妙高山そして野尻湖の展望も得られたが霧で霞みがちであるのが残念であった。美しいブナ林を下るとタングラムスキー場のリフトが現れた。ここは2回ほど滑降を楽しんで少しは記憶のある場所であった。トレイルはタングラムスキー場のゲレンデを下って行くが、ワラビが群生していて咲き遅れのワラビを摘みながらゲレンデを下って行った。しばらくは登山よりワラビ採りに集中するほどであった。 長野・新潟県境を走る車道を横切る万坂峠には斑尾山頂から1時間半もかかっていた。車道を横切って袴岳への道に入る。小さな湿原にはツツジが咲いていた。再びブナの美林の中の道に入り袴岳山頂であった。休憩ポイントには絶好の場所でベンチも設置されていて妙高山を眺めながらランチ休憩を取った。袴岳からは柏ヶ峠までは少しきつい傾斜の道を下って行き、峠からは登り基調の道を歩いて砂利道の車道に出た。オダマキの咲く道を20分ほど歩いてSECTION1の終点赤池に到着した。大きな広場にこぎれいな休憩舎が立っていた。休憩舎の2階に上がってみると広場の先に赤池が見えた。 ここまでチロル前の斑尾山登山口から5時間半の行程であって、思ったより早く着いて一安心であった。広場に掲げられた案内図や持参した地図を見ながら、チロル前の車回収の道を考えた。膝・腰にダメージが来る車道を歩くよりは、距離は長いが優しいトレイルの続く沼の原湿原を歩いて戻ることを決めた。 SECTION2 SECTION2の起点 「A−1」 乾燥化の進む沼ノ原湿原
赤池の休憩舎を出てすぐにSECTION2の起点標識が立っていた。砂利道の林道から新越トレイルに入ると、すぐに万坂峠から下ってきた舗装道路の車道を横断し、「遊森トレイル」に誘導されていた。遊森トレイルもまたブナの美林の中、幅も広く快適なトレイルであった。やがてトレイルは沢沿いに入って細い道を進むと沼の原湿原入口であった。湿原に導く木道を少し歩いてみたが、それほど感動することもない湿原で、乾燥化によるものか草原のようであった。木道を案内標識に導かれて斑尾高原に戻る中央コースに入って、樹林の中を歩いて万坂峠から斑尾高原に向かう舗装道路に出た。舗装道路を20分ほど歩いて斑尾高原スキー場に戻り、朝出発したチロル前の登山口に戻った。
SECTION2を歩くときは沼の原湿原入口〜希望湖となり、少しは時間短縮できる。 |
信越トレイル | SECTION2 | 標 高 | m | 日本の山1000 | 山 域 | 関田山脈 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2019年7月2日 |
登山経路 | 沼ノ原湿原入口7:20/7:40〜希望湖8:20/8:35〜毛無山9:10/9:20〜涌井新池10:00〜涌井10:45/11:00=徒歩・自転車=沼ノ原湿原入口12:35 |
行動時間 | 涌井まで3時間20分 復路 1時間35分 合計 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 曇 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 涌井側・斑尾高原側からも沼ノ原湿原入口まで舗装道路 |
トレイル | よく整備された快適トレイルが続き涌井新池からは砂利道の農道を歩く |
水場・トイレ | toiletは沼ノ原湿原入口と希望湖にある 水場・自販機はコース中には無い |
その他 | 希望行は思いのほか素晴らしい山上湖であった |
山行記 沼ノ原湿原分岐・湿原入口駐車場 希望湖へのトレイル入口 希望湖は農業ため池の山上湖 毛無山へのトレイル・毛無山山頂 涌井新池 農道を3.6キロ歩いて涌井のSECTION2の終点へ
10日前にSECTION1に続いて、SECTION2の赤池から沼ノ原湿原散策路の中央コース・東コース分岐までを歩いている。
希望湖の少し涌井側の一般道に自転車をデポして、沼ノ原湿原入口に車をつけた。10台ほど駐車できる駐車場には立派な水洗トイレのtoilet棟が立っていた。 まずは先日歩いた湿原分岐まで数分で往復し、軽荷のザックを背負って希望湖へのトレイルに入った。雑木林の中相変わらずよく整備された快適トレイルが続き、いったん砂利道の車道に出て登り返すと40分ほどで希望湖のボート乗り場に着いた。農業用水を貯めた山上湖の希望湖は結構大きく、自然の中に溶け込んで素晴らしい景観を醸し出していた。釣り人も一人見える中一休みして毛無山への道に入る。入口には景観にマッチしたtoiletもあった。毛無山には緩く登って行き、希望湖から30分で山頂に着いた。山頂から少し離れた展望台からは飯山市方面の展望が開けていたが、残念ながら霧がかかっていた。ここでも一息入れた後は少し傾斜の増したトレイルを下って行き、涌井新池には30分で下り着いた。涌井新池からは砂利道の農道に出て、3.5キロの農道を歩いて涌井の一般道に出た。400mほど一般道を歩いてSECTION2の終点R292と交わる涌井集落に着いた。 涌井集落からは希望湖への一般道を3.5キロ・1時間ほどかかって自転車デポ地点まで歩いた。折り畳み自転車にまたがり希望湖から沼ノ原湿原入口の駐車場所には200mほど自転車を降りて歩いたが、概ね森の中を快適に走って20分ほどで戻った。 |
信越トレイル | SECTION3 | 標 高 | m | 日本の山1000 | 山 域 | 関田山脈 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2019年11月6日 |
登山経路 | 涌井6:10〜富倉峠6:50〜ソブの池〜黒岩山三角点8:30〜東屋8:45/9:00〜桂池9:30〜中古池湿原〜仏ヶ峰登山口11:10〜とん平駐車場11:30 |
行動時間 | 合計5時間20分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 涌井のSECTION3起点はR292から 入山口に駐車場ある とん平までもスキー場管理の舗装道路 |
トレイル | 中間の黒岩山付近までは大半は林道を歩く その先小沢の徒渉泥濘もあるが概ね快適トレイル |
水場・トイレ | 涌井には自販機toiletはない 桂池・とん平にはキャンプ場あるtoiletは未確認 |
その他 | 桂池・中古池・中古湿原は見ごたえある |
山行記
SECTION3の起点涌井 富倉峠・大将陣 妙高山と火打山・黒岩山三角点 コース中間の東屋・桂池の黒岩山看板 桂池と中古池 ブナの美林 戸狩とん平ゲレンデ・下山は自転車に乗って
涌井のSECTION3起点には夜明け前に着いた。R292脇に広い駐車場があり、車を停めてトレイルに入った。当初は狭い登山道や崩壊地を行くが、やがて林道に出て単調な林道歩きが続いた。40分ほどで旧道が交わる富倉峠に着いた。ソブの池から右側に分岐する林道に入ってゆくと反対側から昨日鍋倉山山頂で交差した幕営装備の3人組と会った。この時期幕営は厳しいものがあるので尊敬ものである。上杉謙信が見張り台を築いたと云う史跡「大将陣」を見ながら、今は殆ど通る車もないと思われる林道は少し傾斜を増して黒岩山三角点まで続いていた。トレイルは三角点のある黒岩山山頂の手前200mほどで右に分岐していた。ピークハンターである私は草の被さる林道を三角点まで足を延ばした。分岐に戻り細い登山道を50mほど標高を下げて、小沢を渡って登り返すと眼下に飯山市内を見下ろす展望地に東屋が立っていた。東屋で遅い朝食をとっているとパラパラと雨が降ってきて、東屋に救われる思いであった。雨はすぐに止んだが傘さしながらカヤトの中のトレイルを行くと鷹落山との分岐に着き、左折して小沢の流れる湿地帯に入って行った。小さな池を見ながら湿地帯を下ると前方に桂池が見えてきて、桂池の畔を進むと「黒岩山」の標識が立つ車道に出た。(帰宅後確認すると黒岩山とは三角点のあった付近から東屋そして桂池周辺一帯を総称しているようである)桂池は山上湖の静かな池で湖面に紅葉が生えてとても魅力的な池であった。車道は飯山から妙高市に抜ける何本かの道の一つで狭いためかあまり走られてはいないようでこの付近が平丸峠である。200mほど車道を進んで桂池をカメラに収めた後、トレイルは再び山道に入り中古池(ナカフルイケ)の畔を行く。こちらも自然に溶け込んだ見事な池である。中古池の北側には北中古湿原が見えたが枯れた薄野原になっていた。樹林越しに北中古湿原を見ながら進むと広場に着いた。広場には信越トレイルの案内看板が立ち、そこから樹林の中に下って行き、杉の植林地を行くようになる。いくつかの小沢を徒渉し泥濘に足を取られながら、アップダウンを繰り返す。最後はブナの美林帯に入って登り返すと、戸狩尾温泉スキー場のとん平ゲレンデに出た。SECTION3の終点で昨日歩いたSECTION4の起点、仏ヶ峰登山口であった。ゲレンデ内の砂利道を20分ほど歩いて「スカイトップ」「星降るキャンプ場」の施設がある駐車場に着いた。
駐車場のベンチで昼食を摂りながら休憩し、デポしておいた折り畳み自転車にまたがり急坂の道路を「みゆきのライン」に下ってR292まで一度も自転車を下りることなく走ることが出来た。自転車走行は約8キロ時間は1時間ほどであった。R292から200mほど涌井側に進むと駐車スペースがあったので自転車を下りて涌井までの4.5キロほど車道を歩いて車を回収した。 これにて信越トレイルは南の起点斑尾山から北の起点天水山まで完歩を果たしたのである。 |
信越トレイル | SECTION4 | 標 高 | m | 日本の山1000 | 山 域 | 関田山脈 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2019年11月5日 |
登山経路 | 戸狩温泉スキー場とん平駐車場7:45〜仏ヶ峰登山口8:15〜仏ヶ峰9:15〜小沢峠9:40〜鍋倉山11:20/11:30〜黒倉山11:50〜関田峠12:40 |
行動時間 | 合計 4時間55分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス |
関田峠までは舗装道路のR・・・関田峠から先土砂崩落で通行止め 戸狩温泉とんっ平まではスキー場管理の舗装道路 |
トレイル | とん平から稜線まではスキー場内の砂利道稜線上は快適トレイルが続く |
水場・トイレ | とん平に水道・自販機ある toiletは未確認 関田峠から少し下った茶屋池にtoilet |
その他 | 見どころ乏しい稜線歩きが続く 鍋倉山から先はブナ林の散策路が整備されている |
山行記 とん平の入山口・仏ヶ峰登山口 仏ヶ峰・小沢峠 鍋倉山はまだ遠い・稜線に現れるブナ林 鍋倉山・黒倉山 根元から曲がったブナ林の遊歩道を歩いて関田峠へ
温井から関田峠まで来ると、新潟県側は峠のすぐ先で土砂崩れのため通行止めであった。下山用に折り畳み自転車をデポした。関田峠から戸狩温泉スキー場に走り、とん平ゲレンデへの道を探すが見つからず20分ほどロスした。観光センターに出勤する職員に教えてもらってとん平ゲレンデの駐車場に着いた。レストランやスカイトップという施設の立つとん平ゲレンデは今季には一度は滑ってみたいと思うほどの魅力的なゲレンデである。
駐車場からゲレンデ内に入り、30分ほどでSECTION4の起点仏ヶ峰登山口に着いた。さらにゲレンデ内を歩いて稜線に出ると今は使用されていないと思われるリフトの鉄塔が立っていた。鉄塔を見ながら朝食休憩をとって、すでに落葉した雑木林の中の稜線を行く。じきに仏ヶ峰の三角点が現れるが山頂標識は立っていなかった。仏ヶ峰から少し下って行くと小沢峠である。小沢峠からも雑木林の稜線をアップダウンを繰り返しながら単調なトレイルは続いていた。高見に立つと鍋倉山方面まで望めるがまだまだ遠くに見える。1194mピークを越えるとブナ林の中に入って、少し傾斜の増したトレイルを登り上げると鍋倉山山頂であった。山スキーでは何度も来ている鍋倉山であるが、当然ながら全然違う姿を見せていた。臓器に覆われた山頂には石祠が立ち、反対側から来た幕営装備の3人組と長野市から来たという老婦人2人組が休んでいた。私も老婦人と残雪季の話をしながらランチ休憩である。 ランチ休憩の後は黒倉山への道に入って高度を下げ、黒倉山へ登り返す。黒倉山からは根元から曲がったブナ林の中の遊歩道を緩く下って行く。途中で植物観察する女性が登ってきた。この付近には関田峠の下にある茶屋池の休憩施設からブナ林観察の遊歩道が良く整備されている。関田峠に着くと20名くらいの団体がブナ林観察を楽しんでいた。 デポしておいた折り畳み自転車を組み立てて関田峠を後にし、R・・・を快適に下って行く。昨年温井から西の沢まで2時間も歩いて登り返したことを思い出しながら約8キロの温井まで40分ほどで下りにんまりとした。温井から戸狩温泉スキー場までは10数分で下りスキー場の観光センターで自転車を下りて、ゲレンデ内の管理道路ととん平までの舗装道路を約4キロ1時間少将掛かって車を停めたとん平の駐車場に登り返した。 |
信越トレイル | SECTION 5 | 標 高 | ー m | 新潟百名山 | 山 域 | 関田山脈 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2018年9月20日 |
登山経路 | 鍋倉山・西ノ沢駐車場(5:00)〜関田峠(6:05/6:10)〜梨平峠(6:55)〜牧峠(8:10)〜花立山(9:10)〜宇津ノ俣峠(9:50)〜伏野峠(12:05/12:20)=自転車=温井(13:25)〜西ノ沢(15:20) |
行動時間 | SECTION5関田峠〜伏野峠 6時間 合計10時間20分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 曇 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 関田峠まで舗装道路が通じる 伏野峠までも舗装道路が通じる |
トレイル | SECTION5は一部泥濘もあるが良く整備された快適トレイル |
水場・トイレ | 水場・toiletはコース上には無い |
その他 | 車2台は必要 |
山行記 関田峠・関田トレイル 梨平峠・牧峠 旧牧峠・花立山 宇津の俣峠・終点伏野峠
前日SECTION6を歩いた後,、伏野峠に回って自転車を標柱に括り付けておいた。今日は関田峠から伏野峠まで歩いて伏野峠からは自転車でR403を快適にダウンヒルの予定であるが、首尾よく行くのだろうか興味津々です。
前夜は飯山市内の某所で車中泊の後、夜明け前に鍋倉山の西ノ沢駐車場に車をつけた。温井の集落終点からは5キロ超あり、「もしかしたらこの距離を歩かなければならない」という思いである。西ノ沢をHeadlampを点けて5時に出発した。舗装道路ながらも結構な勾配で、昨日の疲労残り、腰痛・膝痛もあって一向にスピードは上がらない。3キロほどの距離を1時間かけて関田峠に到着した。1台の車が先着していて,若い単独行者が鍋倉山方面に出発して行った。 数台置ける関田峠の駐車場でバナナ1本口にした後、信越トレイルSECTION5に入る。登山道入り口には「信越トレイル」の案内標識のほかに「関田トレイル」という標識もあった。信越トレイルが制定される前はこの付近関田トレイルとして親しまれていたのだろうかと思った。登山道はとても広く良く踏まれていて、歴史を感じるトレイルが1.7キロ先の梨平峠まで続いていた。梨平峠は越後側が開けていた。関田山脈、越後側は切れ落ちた急峻な地形で、信州側は緩い高原状が広がっている。梨平峠からは次の目標牧峠までは2.8キロの行程で、それなりのアップダウンもあった。牧峠は車道が交わり、渡り鳥観察の名所のようで、今日も数台の車が停まっていた。休む間もなく10分ほど進むと旧牧峠で、「昔は越後の板倉と信州の土倉・温井の間で物々交換が行われた」というような看板が立っていた。旧牧峠のすぐ先の小ピークで休憩を取りしっかりと腹ごしらえした。 そしてその先のピークがSECTION5のコースで唯一山名のある三角点峰の花立山であった。更にトレイルを進むと突然大きな池が現れてビックリする。山頂稜線にできた自然湖「幻の池」で、登山道からカメラを向ける場所がないのが残念である。幻の池からは0.9キロが宇津ノ俣峠で、ここも今はあまり往来の無い峠を思わさられるが、しっかりとした山道が付いていた。峠の標識には「伏野峠まで4.5キロ」の表示である。昨日歩いたSECTION6では1キロを20分で歩けたが、今日は疲れからで25分から30分近くかかっていた。伏野峠まで2時間を覚悟してダラダラと続く登山道を歩き続けた。最後は少し下った後、小さなアップダウンをこなして、関田峠からはコースタイム通り、6時間かかって12時過ぎに伏野峠に到着した。 SECTION5これからが車回収の試練であった。 デポしておいた自転車を組立て、伏野峠の最高点まで押して登り、後は狭いながらも舗装道路のR403を快適ダウンヒルである。前後輪のブレークを利かせっ放しで、ブレーキシューが焼け切れないかひやひやものであった。約10キロをダウンヒルの後大きな池の下から「みゆき野ライン」に入る。みゆき野ライン、ほとんど水平の道路で、一部自転車を下りて押すところもあったが、温井の入り口まで来た。自転車利用は約15キロを1時間20分ほどかかったが。「上手くいったもの」と気分は上々であった。しかしここからが試練の車回収であった。 温井のみゆき野ライン入り口に自転車を置いて関田峠に通じるR95を歩き始めた。行きかう車が有ったらヒッチハイクをと思いながら雪山シーズンの入山口を過ぎる。ここからは人家の無い道でほとんど車の通行がない。結局5キロ先の西ノ沢までを歩ききることを覚悟した。しかし舗装道路を歩くことは足に負担が掛かってあちこちに痛みを覚える。その上お腹もすいていて田茂木池に差し掛かるころは休憩しようかとも思ったが、天気の崩れも心配になって休みなしに歩き続ける。田茂木池から先に来るともう行き交う車は一台もなく、「まだかまだか」という思いで黙々と歩き続けた。15時を過ぎると雨が降り出し傘を差す間もなく本降りとなった。雨の中、茶屋池付近でハイキングを楽しんでいたと思うハイカーの車が数台下って来た。もうすぐ先と思いながらも本降りの中を15分ほど歩いて西ノ沢の駐車場に着いた。濡れた着衣を着替えて温井の下り自転車を折りたたんで車に積み込み飯山市内から長野道に入って帰宅の途についた。 |
信越トレイル | SECTION 6 | 標 高 | ー m | 新潟百名山 | 山 域 | 関田山脈 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2018年9月19日 |
登山経路 | 野々海池(8:45/9:00)〜R403(10:40)〜伏野峠(11:00)〜須川峠(11:40)〜野々海峠(13:40)〜深坂峠(14:30/14:40)=自転車=野々海池(15:05) |
行動時間 | SECTION6 伏野峠〜深坂峠 3時間30分 合計 6時間20分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 栄村から深坂峠まで舗装道路 野々海池までは500mほど未舗装の林道 |
トレイル | 林道を8キロ歩いてR403から伏野峠 信越トレイルsection6は快適トレイル |
水場・トイレ | 林道で沢水取れるが飲用は? 野々海池キャンプ場に水場・toiletにある |
その他 | 信越トレイル SECTION6は北の起点天水山まで残り約4キロ |
山行記 SECTION6入口伏野峠・須川峠 菱ヶ岳・西マド湿原 野々海峠・深坂峠
8月初めに深坂峠から天水山まで歩いた。それまであまり興味の無かった信越トレイルであったが、関田峠から深坂峠までが新潟百名山に加えられているのを知って歩いてみることにした。
深坂峠に折りたたみ自転車をデポした。埼玉ナンバーの車が停まっていて野鳥観察の方のようである。野々海池からR403をつなぐ林道を走れるところ迄で行ってみようと野々海池まで走るとその先で林道はゲートで進入規制されていた。ゲート脇に車を停めて林道に入る。砂利道の林道だがよく整備されていて自転車でも十分走れるほどである。R403から信越トレイルのSECTION6の入口橋の峠まではどのくらいの距離があるのだろうかと不安を持ちながら林道を歩く途中に一ヶ所だけ標識があって、「←R403まで3キロ・野々海池まで5キロ→」の表示があった。結局8キロの林道とその先舗装道路のR403を1キロほどを2時間かけて伏野峠に着いた。伏野峠の信越トレイル案内看板を見るとSECTION6は北の起点まで12キロ7時間の行程になっていた。すでに11時を回っていて、5時間はかかると思う深坂峠まで明るいうちに着くか心配になった。逡巡しているわけには行かないのですぐに縦走路に入った。まずは1.8キロ先の須川峠を目指す。少し急坂を登りきって稜線に出るとよく整備されたトレイルが続いていた。 須川峠には40分ほどで到着し、1キロを20分で歩けることが分かり少々安心した。トレイルはよく整備されているがほとんど見どころもなく単調な雑木林の中を行く。時々左側の樹間に新潟県側が開け菱ヶ岳を見ることが出来た。又菱ヶ岳からの道も一か所合わさっていた。明るいうちに深坂峠に着けそうだという事が分かったので、須川峠から4.8キロ先の野々海峠の途中で昼食休憩を取った。雑木林ばかりでなくブナの巨木も見えるトレイルを進むと信州川に草原状が開け、「西マド湿原」であった。このコース唯一の見どころであるが、「植生保護のため立ち入り禁止」の看板が立ち、木道などもなかった。 車道が交わる野々海峠に着くとテント場への案内と深坂峠へ2キロの案内標識があった。深坂峠へのトレイルを進み長野県最北端ののちを過ぎて今日の終点深坂峠に到着した。林道8キロとR403を1キロを2時間、伏野峠から8,6キロを3時間半で歩いて、14時半の到着とり、あまりにも早く着いたので自分でも驚きであった。SECTION6この先北の起点天水山までは4キロの道程であるが踏破済みである。 デポしておいた自転車に乗って2キロ先の野々海池までは快適に走ったがわずかな距離である。自転車を車に積み込み、明日下山予定の伏見峠に走った。 |
天水山 | アマミズヤマ | 標 高 | 1083m | 信越トレイル | 山 域 | 信越 |
三方岳 | サンポウダケ | 標 高 | 1139m | 信越トレイル | 山 域 | 信越 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2018年8月1日 |
登山経路 | 深坂峠9:45〜三方岳10:10/10:15〜天水山11:05/11:40〜三方岳12:40〜深坂峠13:15=車=野々海池 |
行動時間 | 登り 1時間20分 下り 1時間35分 合計 3時間30分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 𠮷川さんと |
情 報 | |
アクセス | 深坂峠まで舗装道路 新潟県側には抜けられない |
トレイル | 樹林帯の中よく整備された快適トレイル |
水場・トイレ | 山中には水場ないが深坂峠付近小テントサイトで水取れる toiletは無い |
その他 | 信越トレイルの北の起点 |
山行記
深坂峠から見る新潟県側と天水山 三方岳と信越トレイルの銘板 ブナの巨木の中を歩いて天水山へ
新幹線飯山駅で𠮷川さんと合流しR117を栄村に走った。飯山線平滝駅から狭いながらも舗装された道路を10キロほど走ると山上湖の野々海池分岐について、さかえ倶楽部スキー場からの道が合わさっていた。あまり利用されてはいないと思われる寂れたキャンプ場を過ぎると天水山への登山道入り口の信越国境の深坂峠であった。峠の先に道は延びていたが砂利道でゲートがあって通行止めであった。峠からは天水山方面がよく見えた。峠の長野県側に駐車スペースがありその先には信越トレイルのテントサイトへの案内看板も見えた。右肩の腱を傷めている吉川さんは大きなウェストコーチを腰に付け、私は軽荷のザックを担いで登山道に入った。登山道は緩く登って行きすぐに稜線に出て草原上を行く。30分もかからずに三方岳の三角点い到着した。給水した後は三方岳を下って雑木林の中アップダウンを繰り返しながらの快適トレイルを行く、所々に樹木の幹に「信越トレイル」の小さな銘板が取り付けられている。天水山に近付くころになるとブナの巨木の中の登山道に代わり深山の雰囲気が漂っていた。最後は少しの急登を凌いで天水山に登り着いた。山頂らしからぬ天水山であるが6本の株立ちのブナの巨木が印象的で、ここが信越トレイルの北の起点である。軽食をとりながら暫し休憩の後往路をゆっくりと戻った。正午頃には気温上昇し汗びっしょりかいた。1000mをわずかに超える信越トレイルはやはり真夏に歩くコースではない。秋には関田峠から深坂峠まで歩こうと思う。
深坂峠から野々海池の堰堤に回って野々海池を見ることができた。登山で長野県内を隈なく回っているいるがこの辺りは初めて出会って新鮮な感動を覚えた。 山上の人造湖野々海池 |
貝立山 | カイタテヤマ | 標 高 | 937m | 北信の里山 | 山 域 | 栄村 |
登 山 気 六 | |
登山月日 | 2020年7月29日 |
登山経路 | さかえクラブスキー場上部の林道脇〜貝立山〜駐車地点 |
行動時間 | 登り 15分 下り 15分 合計 30分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 霧雨 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | さかえクラブスキー場経由で野野見池に通じる林道舗装道路終点から約砂利道6キロ先 |
トレイル | 登山道はあるが刈り払いされていなく草の被さる道 |
水場・トイレ | ー |
その他 | 信越トレイルの山ではないが同じ関田山脈の山 |
山行記 貝立山登山口と山頂の三角点 「さかえクラブスキー場」のゲレンデ内から細い道路が野野見池に通じている。舗装道路が砂利道に変わって数キロ走るとカーナビに貝立山が映し出された。山麓を登山口探しながらゆっくり走ったが登山口は見つからなかった。車を下りてさらに用水路沿いに少し歩いて元案口が無い。来た道をゆっくり下り右側に土場とも思える広い場所が有ったので車を停めると目の前に登山口の石標があった。雨露に濡れるのを覚悟で長靴履いて登山道に入った。緩く快適な登山道が続いていたが刈り払いされていなくて草の被さる中15分ほどで山頂の三角点に着いた。山頂も草叢の中で何の変哲もない山頂でここに立派な登山道標識があることが不思議に思えた。 |