白馬村の里山

(岩蕈山・岩戸山・矢崎山・一夜山
・高戸山・塩島城山・阿弥陀山・浅間山)
岩蕈山 イワタケヤマ 標 高 1289m 信州の里山 山 域 白馬村
登 山 記 録
登山月日 2024年6月17日
登山経路 /岩岳スキー場駐車場8:30〜天狗の庭10:00/10:20〜ゲレンデ10:45〜岩蕈山11:30/13」00〜天狗の庭〜駐車場14:50
行動時間 登り 3時間 下り 1時間50分 合計 6時間20分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候 晴れ
メンバー 村重さん・上市さん・小林さん・広岡さん・日野さんの山仲間
情   報
アクセス 岩岳スキー場まで一般道
トレイル 登山道入口まで砂利道の車道 登山道は階段もあるが概ね快適トレイル
水場・トイレ 山麓・山頂に自販機・toiletある
その他 山頂には展望台や遊戯施設が立つ
山行記


遊歩道入口・登山道入口


「犬の寝床」から階段登って「天狗の庭」へ


ゲレンデ内の登山道と管理道路を行く


ゴンドラ山頂駅・岩蕈山山頂


不帰の剣方面・白馬三山


ヤッホースイング・ウッドデッキテラスでランチ休憩


岩蕈山10数年前にゲレンデスキーを始めたころにムスコト来たことがあるので登頂済みとしていたが、雪の下の三角点を踏んだ覚えはないので「いつかはグリーンシーズンに登ろう」と思っていた山ではある。友人の村重さんが右膝手術から順調に回復したことを知り、その快気祝い登山として登ることにした。当初はサトさんと3人でと考えていたが山仲間のこばさん・ひろちゃんそして10年以上も没交渉だったたかちゃんにも声かけると皆さん快く参加してくれることができた。とくにたかちゃんは後継者問題も解決し悠々自適の生活に入っていたので良い誘いになった。
「白馬村・道の駅」に集合し「白馬岩岳マウンテンリゾート」に向かい駐車場に車を停めて出発した。車道を数分歩いて岩蕈山山頂への遊歩道「天狗の庭コース」に入った。林道状態の広い車道を40分ほど歩いて通信施設のある場所から本格的登山道に入った。登山道はすぐに「犬の寝床」の標識があり、木製階段の入口になっていた。300段を超える階段を登りきると「天狗の庭」でベンチが設置されていて格好の休憩場所である。樹林の間に白馬三山から不帰の剣などの展望が開けていた。ここで休憩をとった。
天狗の庭からは岩稜交じりでやせ尾根もある登山道を歩き、尾根を登り切って緩く下るとゲレンデに出た。ゲレンデ内の裸地はマウンテンバイクの走路になっていて遊歩道はテープで区切られていた。しばらく歩くと遊歩道は再び森の中に導かれていて、「ねずこの森」を経て山頂に続いているようであったが、たかちゃんと私は短縮コースのゲレンデ内を歩くことにした。ゲレンデ内の広い管理道路を歩いてゴンドラリフト山頂駅に登りつくと観光客でにぎわっていた。山頂駅から観光施設が立ち並ぶ方面に進むとウッドデッキテラスが多く設置されていて無料で利用できるようであった。
ウッドデッキのテラスでねずこの森を歩いてきた4人を待って、すぐ先の岩蕈山三角点を踏んだ。テラスに戻って、村ちゃんの快気祝いとたかちゃんの人生の最終章スタートを祝って乾杯し山談義を楽しみながらのランチ休憩をとった。1時間ほどのランチ休憩の後白馬三山から不帰の剣・唐松岳のビューポイントの「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR]のテラスに回ってみると大勢の観光客が軽食取りながら白馬三山の絶景を楽しんでいた。シンガポールから来たという女性に写真を撮ってもらい、「アルプスの少女ハイジ」の曲の流れる「ヤッホースイング」を見て山頂を後にした。下山はゲレンデ内を下ったがマウンテインバイクでダウンヒルを楽しむインバウンドの少年が雄叫び挙げて爆走していた。


岩戸山 イワトヤマ 標 高 1356m 中信の里山 山 域 白馬村
登 山 記 録
登山月日 2021年3月11日
登山経路 青鬼集落駐車場8:40〜青鬼神社〜1246m地点10:50〜岩戸山山頂11:45/12:05〜青鬼駐車場14:05
行動時間 登り 3時間 下り 2時間 合計 5時間25分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候 快晴
メンバー 単独
情   報
アクセス 伝統的建造物群の立つ青鬼集落まで一般道
トレイル 登山道は無くざんせつじょう99%歩く
水場・トイレ 青鬼集落駐車場にtoiletの案内有った 水場は無い
その他 夏道の登山道はない山
山行記


岩戸山山頂


杉林と雑木林の中を直登


山頂付近からの白馬三山


GPS軌跡・一ヶ所雪庇もあった



青鬼集落入口には駐車場が有り駐車料金箱が設けられていた。料金は帰りに支払うことにしてザックにスノーシューとワカンを括りつけて出発である。すぐ先に青鬼神社への石段が有り、50段ほどの石段を登って参道を少し歩いて青鬼神社に着いた。神社のお参りした後た後方のスギ林に入り沢沿いを進んだ。スギの小枝が散らばる中朝の冷え込みで雪が程よく締まっていて快適に歩くことが出来た。高度を上げて行くと雑木林に変わり明るい雪上歩きを楽しめる。1時間少々かかって標高1050m付近で一息入れた。来し方を振り返ると白馬三山や其れに続く後立山連峰が見えるようになっていた。沢状の地形を詰めて左右に尾根が見えたが右側の尾根を目指して雑木林の中、軽アイゼンを装着して急登に取りついた。急坂の最後50mほどは雪解けが進んでいて落葉を踏んだ。1200mの尾根には雪庇が張り出していたが先人が崩していて難なく突破できた。雪庇を乗り越えると緩い尾根が続いていて快適雪上歩きである。10分ほど歩いて左側からの尾根が合わさると1246m地点である。ここでザックに括り付けてきたスノーシューを立ち木に括り付けた。1246mから先は一部急坂もあるが概ね快適雪上歩きが楽しめた。二つ目の尾根が交わる地点では白馬三山などの好展望が得られた。さらに前衛峰を乗り越えて岩戸山山頂には入山地点から3時間ほどかけて登りついた。雑木林の山頂からは樹間に白馬三山が望めたが雨飾山や堂津岳などの東山は樹林に阻まれて展望が得られなかった。山頂で写真を撮って20分ほどのランチ休憩の後山頂を後にした。下山は往路のトレースを忠実に追ってと2時間で登山口に下りついた。結局スノーシューもワカンも出番がなくツボ足軽アイゼンでの登山であった。
後日気付いたことであるが、ワカンを車に積み忘れて登山口に置いてきてしまった。





「青鬼集落」

江戸時代末期から近代にかけて建てられた家屋が14棟あり、集落全体が重要伝統的建造物群保存地区に指定。 さらに、集落の上部に広がる棚田は「棚田百選」に選定されてい る。

矢崎山 ヤサキヤマ 標 高 935m 中信の里山 山 域 白馬村
登 山 記 録
登山月日 2020年6月15日
登山経路 HAKUBA47スキー場の管理道路から
行動時間 登り 下り 合計 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス HAKUBA47までは問題なし 山上に続く管理道路は砂利道もよく整備されている
トレイル 管理道路から藪かき分けてすぐ
水場・トイレ HAKUBA47のレストハウスにtoilet自販機ある
その他
山行記


矢崎山三等三角点と開けた場所から八方尾根

「HAKUBA47」のゴンドラ山麓駅に車を付け、山上に入るにはどうすればよいかと思案していると、県外ナンバーの車が山上に通じる林道に入って行った。私も後に続いて林道に入り、最初にゲレンデを横切って大きくカーブする場所に車を付けた。GPSを頼りに矢崎山を確認するとカーブの外側に灌木を掻き分けてすぐ先に三等三角点が有った。三角点の先開けた場所からは八方尾根が望まれた。次々と車が山上に向かうところを見ると、スキーで滑った林道の初心者コースを山上のレストハウスなどの施設維持に利用されているようであった。


一夜山 イチヤサン 標 高 851m 中信の里山 山 域 白馬村
登 山 記 録
登山月日 2020年6月15日
登山経路 白馬五竜スキー場駐車場13:45〜一夜山三角点14:00〜駐車場14:20
行動時間 合計 35分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 白馬五竜スキー場まで
トレイル 一夜山遊歩道が整備されている
水場・トイレ 白馬五竜スキー場レストハウスで
その他 一夜山は飯森城址の山
山行記


一夜山四等三角点と飯森城址に立つ石祠


「白馬五竜スキー場」のテレキャビンの山麓駅「エスカルプラザ」と道路を隔てた大きな駐車場に車を停めた。
駐車場の奥に小さな看板が有って一夜山遊歩道入口が有った。飯森城址の一夜山遊歩道に入ると井戸跡・馬屋跡などが続き、一夜山の最高点付近の飯森城址に小さな祠が立っていて飯森城址の案内看板もあった。祠から先は緩く下って行き0.5キロほど先の遊歩道脇に一夜山の四等三角点を見ることが出来た。


高戸山 タカトヤマ 標 高 1069m 中信の里山 山 域 白馬村
登 山 記 録
登山月日 2020年12月6日
登山経路 採石場ゲート7:40〜960m鞍部8:40〜高戸山9:00/9:15〜採石場ゲート10:15
行動時間 登り 1時間20分 下り 1時間 合計 1時間35分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 塩島城址から砕石工場を抜け野平への道を分岐から未舗装の工事用道路を1キロ先
トレイル 採石場からは笹薮の沢筋 960mからは急登を20分
水場・トイレ 沢水とれるが飲用は?toiletは無い
その他 激藪氏開拓の道
山行記


高戸山山頂と採石場最高点



激藪氏のレポを見て高戸山北尾根の採石場から登ることにした。大糸線信濃森上駅から塩島城址の城山の山麓を走って野平への道に入り、砕石工場を抜けて野平への道から分岐する未舗装の採石運搬用の工事用道路に入った。菅沢沿いを数分走ると採石場の入口で、日曜日のためか休業していて、入口はチェーンで進入規制されていた。
場内に入るとジグザグ切りながら急勾配の工事用道路が続き、採石場の最高点に15分ほどで着いた。ショベルが2台採石場に停まっていた。採石場に高度を落とす尾根が有ったが尾根末端は岩塊であって、岩場の左側を巻きながら尾根に上がった。尾根上は笹薮で踏み跡も赤布もないので、激藪氏のレポと同じ沢沿いを歩くことにして胸丈の笹薮を突破して沢筋に移動した。沢筋には笹薮もなく源頭部まで続き、源頭部を登り上げると複雑地形の960m地点であって高戸山からの尾根が張り出していた。尾根は地形図上の中込方面に続いていて薄い踏み跡が有った。この尾根の末端に入山口が有るのだろうと推測された。反対側には逆方向に流れる沢が有った。しばし休憩の後高戸山への尾根に取りつく。膝丈の笹の被さるところもあったがむき出しの土の道を高度を上げて行くと20分ほどで山頂稜線に登りついてわずか先の桧の大木の下に三角点を見ることが出来た。山頂付近は雑木林で樹間からは白く輝く白馬岳が望まれた。三角点をカメラに収めて軽食摂りながら一息入れて往路を下った。


城山(塩島城址) ジョウヤマ
(シオジマジョウシ)
標 高 713m 中信の里山 山 域 白馬村
登 山 記 録
登山月日 2020年12月6日
登山経路 八幡様入山口から城山散策10:40〜12:10
行動時間 合計 30分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 大糸線信濃森上駅の先八幡様入山口まで一般道
トレイル スギ林の中に遊歩道整備されている
水場・トイレ
その他 塩島城址の山
山行記


城山山頂の塩島城址・スギ林の中の遊歩道を行く



八幡様の鳥居の前の駐車スペースに車を停めた。入山口には塩島城址遊歩道案内看板が有った。鳥居をくぐりスギ林の中の遊歩道を行くと日光寺跡などを通って10分ほどで塩島城址の看板が立つ城山山頂であった。付近に立つ塩島城址の案内看板などは雪囲いのビニールが巻かれていた。この山城も武田信玄に討たれて焼失したという記載が有った。城山は全山スギ林の山である。


浅間山 センゲンヤマ 標 高 931m 中信の里山 山 域 白馬村
登 山 記 録
登山月日 2020年12月6日
登山経路 落倉浅間山入山口11:40〜浅間山12:00/12:25〜入山口12:40
行動時間 登り 20分 下り 15分 合計 1時間 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 落倉高原別荘地の林道入口まで一般道路
トレイル 車進入規制の林道を歩き途中から遊歩道
水場・トイレ
その他 旧牧寄スキー場の山
山行記


階段を登りきって浅間山山頂



岩岳スキー場から栂池高原に向かい、落倉高原の別荘地の先に浅間山への林道入口で、「浅間山入山口」の看板が有った。チェーンで入場規制された林道入口に車を停めて舗装道路の林道を歩いた。この道路は以前あった牧寄スキー場へのアクセス道路かと思う。林道を10数分進むとと山中に遊歩道が分岐していて、付近の案内看板には「浅間山山頂近道」と書かれていた。雑木林の中の遊歩道に入り尾根に登りついて少し歩くと階段状の道となって浅間山山頂に続いていた。山頂の奥には石垣で囲まれた中に石祠が立っていた。雑木林の後方には雪の無い栂池高原スキー場が樹間に見えた。


阿弥陀山 アミダヤマ 標 高 1256m 中信の里山 山 域 白馬・小谷村
登 山 記 録
登山月日 2021年5月30日
登山経路 楠川発電所13:20〜入山口13:30〜阿弥陀山15:00/15:10〜発電所16:30
行動時間 登り 1時間40分 下り 1時間20分 合計 3時間10分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 岩岳から栂池高原への道から楠川沿いの未舗装の林道を約1キロほど入る
トレイル 登山道は無いが尾根上にはそれなりの踏み跡らしきが有った 山頂は笹と灌木藪
水場・トイレ 入山場所には水場toilet共にない
その他 ブナの巨木に癒される 夏には登る者はいないと思う
山行記


ブナの巨木の尾根を登って笹薮と小灌木の山頂へ


橋を渡って入山・発電所から歩いた





岩蕈スキー場から栂池高原スキー場に向かう栂池バイパスの途中に楠川沿いに山中に延びる砂利道の林道を1キロほど入ると発電所が有り、付近に駐車スペースが有ったので車を停めた。(その先に林道は延びていたが路面状態に不安が有った)
GPSで位置確認した後林道を行くと数分で楠川に架かる橋が有った。橋の袂の空き地には2台の車が停まっていたが登山者ではなく渓流釣り師の者かと思った。橋を渡って右俣沿いに30mほど進むと山中に入る踏み跡が有ったので入山した。しばらく踏み跡追ったが沢沿いに続いていて高度を上げないので少し戻ってスギ林の中適当に登り上げた。大概林業関係者の作業道が有るのだがここには無かった。スギ林を登り切って雑木林の中の急坂は樹木に掴まりながら登ったがわずかな距離と時間で尾根に登りついた。尾根上はブナの大木が茂り、それとなく人が歩いた形跡が有り後を追った。やがて顕著な尾根形状になり急登になった。右側は滑落したら停止できない程の傾斜で注意を払いながら高度を上げて行く。標高差100mほどを凌ぐと傾斜も緩み平坦な山頂部に着いた。山頂部は腰丈の笹薮で踏み跡もなく少し高くなった地点まで笹を掻き分けて進んだ。倒木を避けて高みの後方に立つと眼の前に三角点が現れる幸運であって、山頂標識などあるはずはなく、赤布も下がっていなかった。雪深いこの地で残雪季にスキーで登る者がいると思うが無雪期はここを登る登山者はいないだろうと思った。

山行の記録に戻る