「しらかば２ＩＮ１スキー場」の駐車場に車を停めた。付近の夏道を探したが見当たらなかったのでカラマツ林の薄い笹薮を踏んでゲレンデに入った。ゲレンデには数日前に降った新雪が10センチほど積もっていたのでススキの出た場所を選んで高度を上げて行く。急斜面にかかると吹き溜まりにはゴム長靴では潜って靴の中に雪が入るほどの膝丈迄の積雪になった。ゲレンデ脇や樹林帯のなるべく薄い積雪の場所を選んで登り、1時間ほどで山頂稜線に登りついた。稜線上には一部夏道も現れていたが吹き溜まりには雪庇状態になっていた。稜線を10分ほど歩いてスキー場のリフトトップの八子ヶ峰山頂に着いた。無雪期であれば快適稜線漫歩が楽しめると思われる稜線が白樺湖方面に延びていた。しばし展望を楽しんだ後登って来たトレースを追って駐車場に下った。

女神湖から蓼科山7合目登山口・大河原峠に通じる夢の平林道は、道路脇にはまだ30センチくらいの残雪が有ったが、「御泉水自然園」の駐車場までは除雪されていて夏タイヤでも問題なく走れた。駐車場から案内看板に導かれ「花園」と云う看板の立つ付近から数日前に降った新雪を踏んで10分ほど歩くとベンチのある休憩地点に来た。この付近が最高点なのでスマホで位置確認すると竜ヶ峰はすぐ先の小さな岩場のある高見であった。雪の上に三角点が顔を出していて脇の雑木に手製の山名プレートが付けられていた。竜ヶ峰雪のこの時期も良いがやはり高山植物の見られるころが良さそうである。