薬師岳 | ヤクシダケ | 標 高 | 1801m | 信州の里山 | 山 域 | 信越国境乙見山山地 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2021年8月1日 |
登山経路 | 乙見山トンネル7:35〜乙見山峠7:55〜1692mピーク〜1500m鞍部9:30/9:40〜薬師岳11:20/11:40〜鞍部12:50〜乙見山峠14:15〜乙見山トンネル14:25 |
行動時間 | 登り 3時間45分 下り 2時間45分 合計 6時間50分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴/雷雨 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 小谷・笹ヶ峰林道の乙見山峠トンネルまで 小谷側はトンネル手前約4キロ地点まで舗装道路、砂利道の林道もよく整備されている |
トレイル | 樹林帯には顕著な登山道が有るが笹薮の下の踏み跡は薄い |
水場・トイレ | 水場toilet共に登山口には無い |
その他 | 信越国境トレイルとして開かれた登山道も廃道状態 |
山行記 樹林帯には顕著な登山道を歩いて笹薮の中の山頂へ 迷い易い中間点の鞍部 乙見山峠tunnel・乙見山峠のお地蔵さん 小谷笹ヶ峰林道を小谷村の雨飾山荘から入った。途中にある金山登山口には早朝にもかかわらず10代くらいの件会社が停まっていて金山が花の名山として認知されているのだなと思った。自分は5回も登っている金山が人気の山になった事が嬉しかった。 小谷笹ヶ峰林道は舗装区間が延長背れていて乙見山峠tunnelの約4キロ手前まで舗装されていて、その先の砂利道の林道も良く整備されていてパンクの心配もなく乙見山峠tunnelに着いた。tunnelの手前100mほどの空地に車を停めた。 藪漕ぎを覚悟して長袖シャッツを着ようと思ったが暑いのでネットの腕カバーを付け手に鎌持っての入山である。tunnelまで歩いて入山場所を探したが見当たらないので坑口の右側から草地の崖を強引に30mほど登り上げると乙見山峠であった。峠には小谷村側から歩道が延びていた。tunnelの手前50mほどに入山場所が有ることが下山時に分かった。峠にはお地蔵さんが有って歴史の道であることが実感されたが越後側の遊歩道は草が被さっていた。 お地蔵さんの脇に登山道が有って尾根に続いていた。樹林帯の尾根に間違いない登山道が有って藪漕ぎ覚悟で来たので驚きであった。土のむき出しの登山道には最近歩いたばかりと思われる足跡も見られた。少し急登を凌いで1690mピークに着いた。ピークから先の尾根は笹の被さる道であったが笹の下には道が有って掻き分けながら進んだ。そして下り勾配になり薬師岳迄の中間点とも言える鞍部に下った。鞍部で木の根に腰を下ろして休憩である。道はそのまま下っていたので笹ヶ峰林道からここに上り上げる道が有るのではと思った。このコースで一番迷い易い地点で尾根に取りつく踏み跡を探したが見つからないのでそのまま少し下って藪の薄い所を尾根に登り上げると膝丈の笹の下に踏み跡が有って一安心である。勾配の有る笹薮の下には迷うことのない道が有るが平坦な場所に来ると藪がひどく道を見失いがちになり、何度か笹薮を掻き分けて進んだ。その都度小谷村側の尾根に戻ると樹林の中にしっかりした登山道が有った。山頂付近も平坦地になり笹薮地獄であって道を失ったがGPSを見ながら笹薮を突破して薬師岳山頂の三角点に辿り着くことが出来た。 三角点の周囲3mほどが刈り払われていたのでこの山を登る登山者も結構いるのだということが実感された。三角点に腰を下ろして軽食摂りながらしばし休憩し三角点をカメラに収めて往路を戻った。登りに何度か見失った登山道も下りには見失うこともなく戻ることが出来た。特に中間点の鞍部付近は下りは問題なく歩けた。1690mピーク付近に来ると遠くでゴロゴロなっていた雷が近づいて雨が降り出し急坂を下るころには本降となった。濡れるままに乙見山峠に下り登山道をトンネル手前に下ったがびしょ濡れであった。この時期濡れても寒くないので車の脇ですっぽんぽんになって着替えをした。 |
松尾山 | マツオヤマ | 標 高 | 1678m | 信州の里山 | 山 域 | 乙見山山地 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2021年8月2日 |
登山経路 | 乙見山トンネル5:45〜乙見山峠6:00〜1654mピーク6:40〜松尾山8:20/8:40〜1654mピーク10:30〜乙見山峠11:00〜乙見山トンネル11:10 |
行動時間 | 登り 2時間45分 下り 2時間30分 合計 5時間25分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 小谷笹ヶ峰林道の笹ヶ峰側は笹ヶ峰から先急坂は舗装されているが砂利道が続く |
トレイル | 旧国鉄長野山岳部が開いた廃道状態の登山道も樹林の尾根にはしっかりした道が有る |
水場・トイレ | 乙見山峠付近には水場toiletは無い |
その他 | 柳原岳〜堂津岳まで復活してほしい県境トレイル |
山行記 山頂付近は笹薮を漕いで松尾山三角点へ 尾根には巨木が茂る・笹薮で何度も道を見失う 薬師岳に続いての乙見山峠からの松尾山登山である。前日薬師岳を下りて小谷村中土に下って食料など調達のあと雨飾山荘のバス停で車中泊し翌朝夜明けを待って乙見山トンネルに戻った。今日も藪漕ぎ覚悟であるが前日ネットの腕カバーでは虫刺されを防げず腕が赤くはれていたので暑いのを覚悟して雨合羽を着用した。 乙見山峠のお地蔵さんの前でおにぎりを一つ頬張って昨日とは反対側の尾根道に入った。しばらく勾配の無い尾根を行き1654mピークの急登に取りつく。急登の尾根でにはダケカンバやミズナラなどの巨木が多く見られた。100mほど高度を上げると1654mピークで、ここまではしっかりした登山道が続いていた。1654mピークからは勾配の無い尾根道を行くが日当たりが良いのか笹や草に被された登山道であった。10数分ほど進むと下り勾配になり巨木の尾根の絡まる尾根を下った。そしてまた高度差の少ない尾根道を行くが右側の小谷村側はスパっと切れ落ちた断崖で滑落したら100mは止まらないと思われる絶壁である。しかし笹が被さる所もあるがここもミズナラ・コメツガ・ダケカンバの巨木が尾根を崩壊から防いでいて、概ね安心して歩ける登山道であった。断崖の尾根を過ぎると笹薮地獄に突入し笹の下に踏み跡追うが何度か見失う。山頂方向に強引に突破して少し下ると水溜りのある湿地帯に出た。松尾山への最後の登りの道を探すが見当たらないので藪の薄い所を目がけて駆け上がると踏み跡程度の登山道に合わさった。最後は再び右側が切れ落ちた崖の登山道を行き笹と小灌木の藪の中の松尾山三角点に着いた。2時間もあれば登りつくだろうと思っていた松尾山であるが、2時間45分もかかっていた。それでも朝早いうちの登山であるので余裕の松尾山ではあった。三角点脇には手書きの古い山名プレートが置かれていた。三角点に腰を下ろして軽食摂りながらしばし休憩した。藪の先に高妻・乙妻山と黒姫山が望まれたが藪に阻まれてカメラに収めることが出来なかった。休憩の後柳原岳方面に続く踏み跡を少し追ってみたがこの先は完全に廃道状態のようであった。 昭和40年代に旧国鉄長野山岳部により乙見山峠から松尾山〜柳原岳〜堂津岳〜乙妻山への県境トレイルが開かれたそうであるが歩かれることも少なく笹薮に消えてしまったという登山道の復活有ればと思いながら往路を乙見山峠に戻った。 |