中国地方の一等三角点百名山

(矢筈ヶ山・冠山・十種ヶ峰)

矢筈ヶ山 ヤハズガセン 標 高 1359m 一等三角点百名山

山 域

大山


矢筈ヶ山山頂〜見る大山の巨体


大休み峠避難小屋と一等三角点の山頂

登 山 記 録
登山月日 2006年5月6日
登山経路 中国自然歩道川床登山口14:45〜大休峠16:00/16:10〜矢筈ヶ山16:45/16:50〜大休峠17:20/17:30〜登山口18:40
行動時間 登り2時間 下り1時間50分 合計3時間55分(休憩時間を含む)
天  候 曇/雨
メンバー 単独

情  報

アクセス 大山国際スキー場の先にある登山口までは舗装道路
トレイル 大休峠避難小屋までは樹林の中の遊歩道 矢筈ヶ山までの登山道も良く踏まれている
水場・トイレ 避難小屋にある
その他 大山の巨体を東側から見る

山行記

岡山県最高峰・後山を登った後、建部町で先輩N氏を訪ねる。1時間半ほど旧交を温めた後、蒜山高原を越えて大山に入る。大山国際スキー場付近に来て、中国自然遊歩道に、矢筈ヶ山への登山口を確認する。午後2時を回っていて、「これから山頂まで2時間・往復4時間の行動時間は少しきついナー」と思案する。しかし雲行き怪しく明日は大雨の予報が出ている。日の長い時期だから19時までに帰れれば問題ないと見て急いで登山道に入る。ちょうど下ってきたものがいて、これから出かける私を見て心配そうに声をかけてくれる。「大休峠の避難小屋に泊まるかも」といいながら先を急ぐ。自然歩道はほとんど水平道で登っている感じはそれほどない。途中からは残雪も現れて、春まだ浅い大山を実感する。天気の崩れは急変し、上空の雲の流れは速く、木々が激しく揺れている。走るように1時間半掛かると言う大休峠の避難小屋には1時間少しで入る。案じていた通りここで雨が落ちてきた。小屋で雨着を着て、ザックも小屋においてカメラだけ持って矢筈ヶ山に向かう。巨石累々の急坂を登り、矢筈ヶ山に通じる尾根に出て後方を振り返ると、雨雲に山頂を隠しながらも大山の黒い巨体が見えてきた。緩やかに続く尾根を一気に登りきると、矢筈ヶ山山頂であった。しば大山の巨体を見つめて感激する。雨脚も少し強くなってきては長居はできない。往路を又走るように下ったのである。

 


寂地山 ジャクチサン 標 高 1337m 山口県最高峰

山 域

冠山山地
冠山 カンムリヤマ 標 高 1339m 一等三角点百名山

山 域

冠山山地


寂地山山頂


寂地山〜冠山の縦走路は花の宝庫


冠山山頂とブナの茂る縦走路

登 山 記 録
登山月日 2006年5月8日
登山経路 寂地峡林道終点8:05〜寂地山9:10/9:15〜冠山10:15/10:30〜寂地山11:30〜林道終点12:05
行動時間 登り2時間10分 下り1時間35分 合計4時間(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 寂地峡から先の林道はダートであるが整備されている
トレイル よく踏まれていて心配なし
水場・トイレ どちらもなし
その他 寂地山〜冠山の縦走路は花の宝庫である

山行記

徳山から中国山地の山の中国道R・・・を走ると寂地峡の案内看板が何回か現れる。安心して車を進めるのであるが途中から1車線の道幅になったりして心配になる。しかし迷うこともなく寂地峡の駐車場に着くことができた。更に林道に入る。ダートではあるがそれほど荒れてはいない。山口県最高峰と言うことで地元では人気の山なのかと思いながら終点まで車を進める。月曜日ではあるが先行した登山者の車が止まっていた。軽い支度で登山道に入る。登山道はよく整備されている上に傾斜も適度で疲れを感じない。ブナ林のそこはかに春の花が開いていて気持ちも和む。1時間で寂地山の山頂を踏む。山頂には先行した登山者が花をカメラに収めていた。私はちょっと休んでそのまま冠山への縦走路に入る。アップダウンも少なく気持ちの良いトレイルである。カタクリや春の花が満開でここが花の名山であることを知る。ちょうど1時間で一等三角点の冠山の山頂に着く。あまり展望は開けてはいない。寂地山方面も林の先で姿が見えない。軽食を取って往路を下った。


十種ヶ峰 トクサガミネ 標 高 989m 一等三角点百名山

山 域

阿武山地


一等三角点の十種ヶ峰山頂

登 山 記 録
登山月日 2006年5月7日
登山経路 山頂直下駐車場10:15〜山頂10:40/10:55〜駐車場11:15
行動時間 登り25分 下り20分 合計1時間(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 麓から舗装道路をつめると山頂駐車場に着く
トレイル 最後は滑りやすい急坂
水場・トイレ なし
その他  

山行記

ナビゲートに導かれて山口県に入る。山口県は千葉県とあわせ二つ残った私の登山処女県である。少しでもよい思い出が残せればと思うのであるが、あいにくの雨である。
津和野の道の駅でしばらく様子見をしたのであるが、この山ならば雨合羽を着てもそんなに長い時間は掛からないと思い山麓に入ったのである。スキー場への案内を進み登山道の案内を車を走らせると山頂直下の駐車場であった。雨はやんではいたがガスが深い。ゴム長靴を履いて広い登山道に入る。周りは笹薮のようである。滑りやすい急坂の土の登山道をゆっくり歩いて霧深き山頂には30分も掛からなかった。一等三角点標識の横には随分と凝った山座案内板があるが山の名前を見ても分かるはずがない。しばし休憩をして山頂を後にする。

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