北見夫富士。チトカニウシ山・ウェンシリ・平山・武華山

北見富士 キタミフジ 標 高 1291m 信州の里山 山 域 北見山地
登 山 記 録
登山月日 2022年7月6日
登山経路 北見富士林道入口〜林道通行止め北見富士入山地点〜撤退地点〜廃林道〜林道入口
行動時間 登り 下り 合計 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 北見富士林道入口まで舗装道路
トレイル 廃林道も植林されて自然復帰中 北見富士への入山口からは完全藪山
水場・toilet toiletは無し 山中沢水取れるが飲用は?
その他 入山場所が分からず適当に山中に入ったが途中敗退 ダニに食いつかれた
山行記


北見富士林道入口・林道通子止め地点


北見富士の入山地点・廃林道から北見富士


撤退地点




登山口探しに時間をとられ一旦は北見富士登山を諦めたが、思い直して登山を決断した。
北見市瑠辺蘂町厚和から分岐する道を走って北見富士林道入口の厚松橋には9時過ぎであった。林道入り口に車を止めたが、その先2キロほどは普通車でも通行可能であった。通行止め地点からすぐに崩壊地があって通行できなくなっていたが、しばらくはまだ十分車が走れるほどの林道が続いていた。やがて林道は笹が被さる廃林道と化して小灌木が植林されて自然回帰を図っていた。それでも人の歩いた跡がありそれほど難儀することなく歩くことが出来た。中ヌプリケショマップ川を渡ると笹が被さる道に変わっていた。GPSを見ながら進んだが北見富士に入山する目印は何もなく少し行きすぎたことに気付いた。入山場所を探しながら15分ほど戻って踏み跡らしき場所から笹薮に突っ込んだ。
「北見富士へはピンクテープを追う」と云うヤマレコの記事が有ったので、何の心配もなく来たのであるがこれは想定外であった。笹とシダの中廃道と思われる作業道やケモノ道を伝って高度を上げて行くが、1時間ほど粘ったが山頂まで標高差159mほどでギブアップである。「まぁここまで来たから北見富士は登頂済み」と勝手に決めて、廃林道に下った。さらに長い長い廃林道を厚松橋の駐車地点に戻った。疲労困憊の北見富士登山ではあった。
下山後は北見市の温根湯温泉の古びた温泉旅館で一風呂浴びて「道の駅・おんねゆ」で車中泊した。
翌日マダニに食いつかれたことに気付いたが5日ほど放置してから鹿追町の病院で除去してもらった。


チトカニウシ山   標 高 1445m 北海道百名山 山 域 北見山地
登 山 記 録
登山月日 2019年4月10日
登山経路 北見峠林道入口6:30〜電波塔付近7:45/7:50〜1278m台地9:20〜チトカニウシ山10:10/10:20〜1278m台地11:00〜電波塔〜林道入口13:30
行動時間 登り 3時間40分 下り 2時間50分 合計 7時間 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー ほろしり氏
情   報
アクセス 北見峠は国道で除雪されている
トレイル 林道を電波塔付近まで歩いて残雪上を登る
水場・トイレ 北見峠には休憩施設あるが冬季は閉鎖
その他 北大雪や天塩山地の好展望台
山行記


北見峠から電柱沿いに林道を行く・電波塔付近から見るチトカニウシ山


1278m台地から山頂・山頂から1278m台地


天塩岳など天塩山地の山々

チトカニウシ山の入山口北見峠には、5日前に下見に来たが、新雪20センチでトレースは消えていて、さらに雪が舞ってとても入山できる状況ではなかった。翌日も朝早く国道の除雪車の後に続いて北見峠まで来たが、昨日よりさらに積雪が増えていて、ガスもかかり入山できそうもなかった。それでも日曜日、「物好きの山スキーヤーかスノーシュー登山者が訪れるだろう。出来たらその後ろに付こうか」と、しばらく待ったが誰も現れなかった。この気象条件では単独行は無理と判断して浜益岳に転進したものである。
浜益岳を下りた後、山友ほろしり氏から、「同行してくれる」と、いうありがたい申し出に意を強くして、前日は当麻の道の駅で車中泊し、北見峠駐車場に早朝6時には着いた。
わずか先の北見峠林道入り口でスノーシュー履いて、新雪でノートレースの林道に入った。電柱沿いに林道を歩き、小一時間ほどで電波塔と思われる施設の先に着いた。眼前にチトカニウシ山が見える場所である。小休憩していると単独行の若者が「トレースありがとうございました」と云いながら後ろに続いていて、目の前の沢に向かって下って行った。しかしその沢は越すことは無理で右側の樹林帯から雪原に出て前進しなければならないのである。雪原を歩いていると若者が「沢は渡れなかった」と頭かきながら再び追い越して行った。あとは若者のトレースを追うばかりである。雪原を過ぎて急登にとりついた。中間の1278m台地へは何度か息をつなぎ、ほろしり氏に遅れをとりながらも凌いだ。1278m台地に登りあげるとしばらく平坦な道を行き再び傾斜が増してチトカニウシ山山頂に続いていた。山頂に先行した若者の姿を見ると勇気を振り絞って標高差200mの急登を凌いだ。山頂直下で下山する若者としばし山談義した。山頂手前には小さな樹氷も見られた。前々日の浜益岳登山の疲れもあってほろしり氏には大分後れを取ったが林道入り口からは3時間40分ほどでチトカニウシ山山頂に立つ事が出来た。
山頂からは天塩岳などの天塩山地の展望が開けていたが、ニセイカウシュッペや平山などの北大雪の山々にはガスがかかり頭を雲に隠していた。10分ほどの滞頂の後1278m台地まで下って樹木の陰で風除けし、軽食取りながら小休憩した。台地からの急坂の下りは新雪蹴散らしてぐんぐんと下って疲労を覚えながら雪原を歩き、電波塔から林道に往路のトレースを追って北見峠に戻った。



ウェンシリ   標 高 1142m 日本の山1000 山 域 北見山地
登 山 記 録
登山月日 2015年7月16日
登山経路 ウェンシリキャンプ場7:20〜氷のトンネルコース合流8:20〜山頂9:45/10:15〜合流岩場11:15/11:25〜登山口12:00
行動時間 登り 2時間25分 下り 1時間45分 合計 4時間40分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 砂利道の林道をわずかに走る
トレイル 急登が続くが割と良く整備されている 藪の被さるところは少ない
水場・トイレ 登山口のキャンプ場にトイレ水場ある
その他 特に見どころのない山
山行記


登山口のウェンシリキャンプ場・氷のトンネルコース合流点の岩場



樹林帯を抜けてウェンシリ山頂へ

早朝登山口のウェンシリキャンプ場に車をつけると、ロシア人と日本人のカップルがキャンプを楽しんでキャンプ場を後にするところであった。今日は半日登山のウェンシリ,ひと山の登山で気分的には楽である。登山道に入ると樹林帯に少し急登が続いたがとても歩きやすい快適トレイルが続いていた。尾根を直登するルートで1時間ほど歩くと氷のトンネルコースが合わさっていたが、氷のトンネルコースはがけ崩れのため閉鎖されていた。合流点から岩稜となり展望が開けた場所で一息いれる。岩稜を超えると再び樹林の中の急登の尾根が続いていた。急登を登り切って森林限界を抜けるとハイマツの稜線となって一等三角点のウェンシリ山頂に続いていた。標高1100mの低山ながらハイマツの尾根には驚かされた。
山頂からはオホーツク海方面もよく見えたが、オホーツク海は見えなかった。後方には天塩岳が見えるはずであるが山座同定は叶わなかった。30分ほどの滞頂の後往路を下り、正午には登山口に下った。


オホーツク海方面と来し方の尾根


平山 ヒラヤマ 標 高 1771m 日本の山1000 山 域 北大雪
比麻良山 ヒマラヤマ 標 高 1796m - 山 域
登 山 記 録
登山月日 2015年7月17日
登山経路 旧白瀧村平山登山口5:15〜第一雪渓6:45/6:50〜稜線分岐7:30〜平山7:45/8:10〜分岐〜比麻良山9:20/9:45〜分岐10:40〜登山口12:20
行動時間 登り 下り 合計 7時間5分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 平山登山口までは良く整備された長い砂利道の林道を走る
トレイル 稜線分岐までは礫岩の歩きにくいトレイル 稜線に出るとハイマツ地帯を行く
水場・トイレ 登山口に仮設トイレある 水場は雪渓など随所で取れる
その他 表大雪やニセカウの絶好の展望台であり花の名山だ
山行記


冷涼の滝・第一雪渓


平山山頂


(左)表大雪 平山山頂から (右)ニセイカウシュッペ


旧白滝村の平山登山口は山中深く林道が延びていて標高も随分と上がっていた。前夜は登山口で自炊して車中泊したが夜半には寒さで寝袋を出すほどであった。
登山道は沢沿いに道を行くが転石の混じる歩きにくい道でペースが上がらない。第一雪渓に来ると沢沿いにオバケのように大きなチシマノキンバイ(シナノキンバイ)が咲いていた。そしてエゾコザクラなども咲く小さなお花畑になっていた。足場の悪い登山道は続き第二雪渓では雪解け水を口にすることが出来た。第二雪渓からわずかに登るとハイマツの稜線に出た。分岐があって「左800m平山」「右1800m比麻良山」の看板が立っていた。平山の先には表大雪が輝いていて、比麻良山方面にはニセカウの姿が美しい。先ずはハイマツ帯を平山に向い、山頂の先から展望台に回って表大雪をカメラに収めた。ニペソツや石狩岳などの展望も開け平山はまさに大雪山の大展望台である。しばし展望を楽しんだ後分岐に戻り、比麻良山を目指す。こちらにはコマクサなどが咲くお花畑があったがそれほど大きな規模ではなかった。ケルンが積まれただけの比麻奈山はニセカウの真ん前で、ニセカウが手にとるように見えて感激である。分岐からは岩礫の道を1時間近くかかって比麻良山に着いたが、それほどの感動もない比麻良山であった。名前負けの比麻良山、なんだか損した気分で分岐に戻り往路を登山口に下った。


比麻良山とその山頂


武華山 ムカヤマ 標 高 1759m 日本の山1000 山 域 北大雪
登 山 記 録
登山月日 2015年7月19日
登山経路 武華山林道終点登山口7:40〜1574m標高店8:55/9:00〜武華山10:00/10:20〜登山口12:00
行動時間 登り 2時間20分 下り 1時間40分 合計 4時間40分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 石北峠を少し下った先からダートの林道に入る
トレイル 樹林帯を抜けると小灌木の中の煩いトレイル
水場・トイレ 登山口に水場トイレともにない
その他 ライオン岩コースを周回が人気のコース
山行記


武華山登山口・ライオン岩


稜線上から見る武華山とその山頂(後方は武利岳)

石北峠から武華山林道に入り5〜6キロ走って武華山登山口に着いた。先行したものの車が2台ほどあって、私の後にも3台が続いて到着した。登山ポストに記帳して登山道に入る。藪が被さる少々煩い道を15分ほど歩くと、ライオン岩コースと尾根コースの分岐になっていた。尾根コースに入り樹林帯を緩く登って行く。登山口から1時間ほどで休憩ポイントの1574m標高点に着くと先行していた5人ほどの高齢者グループが休んでいた。ここから谷を隔てて対岸にライオン岩が良く見える。一息入れた後小灌木の中を登ると稜線に出て、一等三角点巡りで10年ほど前に登った武利岳への分岐になっていた。稜線上はハイマツと小灌木が混じる登山道で歩きにくかったが、それほどの時間はかからなかった。山頂で軽食をとった後往路を戻ったがライオン岩を回る周回コースの方が短時間で下れるようであった。

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