日本二百名山 和名倉山
(白石山)
ワナクラヤマ
(シロイシヤマ)
標 高 2036m

山 域

奥秩父
登 山 記 録
登山月日 2001年11月23日
登山経路 一ノ瀬キャンプ場7:10〜牛王院平〜山の神土9:00〜東仙波10:30〜川又分岐〜和名倉山頂12:00/12:30〜東仙波14:00〜山の神土15:05〜一ノ瀬16:20
行動時間 登り4時間50分 下り3時間50分 合計9時間10分(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 丹波山村一ノ瀬キャンプ場に駐車場と登山口
トレイル 山の神土までは少し急登が続くその後はアップダウンの縦走路
水場・トイレ なし
その他  
山行記

 
  寂しい佇まいの和名倉山頂     大菩薩嶺の向こうに聳える富士山

一ノ瀬キャンプ場に駐車。
民家の脇の登山口の標識が見落とされ勝である。林道と言うには心細い山道を30分も歩けば、七つ石尾根分岐に着く。ミズナラやクヌギの落ち葉がぎっしり敷詰められた少し急な七つ石尾根のトレイルを登りきれば笹が刈り払われた明るい牛王院平で、奥秩父主脈縦走路の尾根道である。
さすがに東京都が水源保安林として整備しているだけあって、気持ちの良い尾根である。
尾根道を5分も歩けば山の神土で、和名倉山への縦走路の分岐になっている。取り付きはあまり整備されていないので不安を感じるがリンノ峰を巻くあたりになると道も良く踏まれていて問題はない。
振り返ると富士山が大菩薩嶺の肩に大きく聳えて思わずシャッターを押す。東仙波までは右に雲取山を眺めながらの笹原を小さなアップダウンを繰り返す。
ここから90度北に向きを変えて、今度は左に笠取山から国師ケ岳、甲武信ヶ岳に続く山々を見ながらの稜線漫歩である。
初冬のこの時期、木々が葉っぱを落としているので、更に見透視が良い。私はこの時期の山が大好きである。山を登る者には、同嗜好の者も多いようである。木材搬出の名残か錆たワイヤーが足元に散乱し、この名山の興を削ぐ。
踏み跡の消え入りそうな川又への分岐を過ぎると、右に大きく向きを変えて緩やかに頂上への道が続いている。
頂上かと思わせるような切り開かれた場所から更に木々の間を縫って5分も行けば、何も見えない樹間にひっそりと三角点のある頂上へ着いた.。誰もいない何の音もしない静かな山頂で30分休憩した.。正に静かさではひけを取らない名山である。
軽食を取りながらしばし休憩。
後続の気配を感じて山頂をあとにし、復路も写真をとりながら稜線漫歩を楽しみ、疲れを感じることもなく4時間かけて下った。
難しい時間の掛かる山と言う前評判とは違って、優しい雄大な登山を楽しめた。

 

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