佐賀県・長崎県の山
(脊振山・多良岳・経ヶ岳・雲仙普賢岳・矢岳)

日本三百名山 脊振山 セフリサン 標 高 1055m

山 域

脊振山地
登 山 記 録
登山月日 2003年11月7日
登山経路 脊振山山頂駐車場5:30〜山頂5:45〜駐車場6:00
行動時間 登り15分 下り15分 合計30分(休憩時間含む)
天  候  晴
メンバー 単独

情  報

アクセス 佐賀県三瀬村から脊振村の脊振山山中に入り、自衛隊のレーダー基地のゲート前が登山口
トレイル 階段の先が山頂
水場・トイレ 山頂駐車場にある
その他  
山行記


夜明け前の脊振山

福岡空港でレンタカーを借りる。
トヨタのファンカーゴは後ろのシートが畳めるのでゆっくり休めるスペースが確保できる。これで今回の九州山行の宿はシェラフも持ってきたので確保できたのである。
まずは空港から一番至近な脊振山に向かう。レンタカーはナビゲーター付であるので、夜間でも安心して目的地に向かうことが出来る。
佐賀県三瀬村から脊振村の脊振山山中に入り、ガス深き山道を進むと自衛隊のレーダー基地のゲート前がゴール地点であった。自衛隊の門番に確認すると、ここが間違いなく脊振山山頂駐車場である。このままガスの中、夜間登山をして次の目的地に向かおうかと思ったが、それではいくら何でも後悔が残ると思い、駐車場で休むことにする。
ビールと酒を飲んでシェラフに潜り込むと一気に睡魔が押し寄せて快適な睡眠をとることが出来た。
真夜中には皓々と月が照るのであった。朝5時過ぎには車が登って来て目を覚ます。地元の若者が大声上げて夜の明ける前に脊振山に登っていくのを見ると私も懐中電灯をかざし、カメラだけもって後に続く。自衛隊のゲート脇を抜けてフェンス沿いの石段を10分も歩くと若者の嬌声が闇夜に聞こえる。不審者でないことを告げて山頂標識を確認する。山頂の後方には丸い大きな電波塔が建っていた。山頂なんていう趣は一つもない。裏山の墓場に登りついたような九州第1山である。フラッシュをたいて山頂標識をカメラに収め、夜の明けるのを待つ間もなく、駐車場に戻る。少し夜が白じんだかなーと思う頃には脊振山を後にしたのである。まあ此も日本三百名山数の内ではある。

 


日本三百名山 多良岳 タラダケ 標 高 996m

山 域

多良山系
登 山 記 録
登山月日 2003年11月7日
登山経路 大村市黒木登山口8:40〜西野越〜金泉寺9:55〜多良岳山頂10:20/10:30〜登山口11:30
行動時間 登り1時間40分 下り1時間 合計2時間50分(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 長崎自動車道大村ICで下りて黒木集落を目指す
トレイル 林道を20分歩いた先に緩い雑木林の登山道
水場・トイレ 金泉寺小屋にある
その他  
山行記

 
多良岳山頂と多良山系の最高峰・経ヶ岳

脊振山を下りて東脊振ICで長崎自動車道に乗る。大村ICで下りて黒木集落を目指す。
カーナビゲーターは間違いなく多良岳登山道入口まで案内してくれる。
支度をしていると3台の車が到着した。今日は天気がよいので時間をもてあました近所の中年登山者が、隣の経ヶ岳から多良岳まで縦走をすると言って私より先に出発して行った。
林道を20分ほど歩くと林の中に続く登山道に入る。葉っぱを落とした樹林の中を50分ほど歩いて西野越につく、ここからは稜線伝いにわずかに歩いて金泉寺に着く。ここには宿泊設備もあるが今は誰もいない。ここで一息入れる。山頂直下は石段を踏み、最後は岩場を越えて多良岳に立つ。
多良山系の最高峰経ヶ岳がすぐ近くに見える。後は霞の彼方で遠望は利かない。地元の古老が一人休んでいた。しばし山談義の後、往路を走るように下る。


経ヶ岳 キョウガタケ 標 高 1076m 佐賀県最高峰

山 域

多良山地


経ヶ岳山頂と山頂から眺める多良岳

登 山 記 録
登山月日 2006年5月9日
登山経路 奥平谷キャンプ場登山口9:10〜馬の背10:00〜平谷越10:55〜経ヶ岳山頂11:10/11:40〜馬の背12:20〜キャンプ場13:00
行動時間 登り2時間 下り1時間20分 合計3時間50分(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス R444黒木・平谷トンネルの上部奥平谷キャンプ場が登山口
トレイル あまり踏まれていない 赤ペンキ・赤布を見落とさないように
水場・トイレ キャンプ場にあると思われるが車進入禁止であった
その他  

山行記

前日は広島県の恐羅漢山を登った後、津和野に出てR9を山口市から下関市まで疾走した。下関市の道の駅で仮眠の後、夜が明ける前に関門トンネルを抜けて九州入りする。その後もR200・R34の一般国道を走り佐賀県鹿島市に入る。R444を建設中の中木庭ダムを見ながら平谷に向かう。やがて長崎県大村市との境にある黒木・平谷トンネルに着く。経ヶ岳登山口の奥平谷キャンプ場の案内看板が出ていて間違えることはない。
キャンプ場への進入路は鎖で閉鎖されていたが、経ヶ岳登山口はトンネルのすぐ上につけられていた。
少し遅い時間の出発となるが9時過ぎに登山道に入る。こちらからの登山者は少ないのであろうか、踏み後も薄く、一部川原を歩く。やがて山腹を巻くようにゆるいトレイルを進むとキャンプ場から伸びる林道を横切る。本来ならここまで車が進入できるのであろうか。ここからはいよいよ登山道らしくなり、中間点の馬の背まで川原の中を歩く。馬の背で一息入れて、少し傾斜を増した尾根道を行く。樹林帯の中の登山道で、ここも薄い踏み跡を追う。私も一度道をはずして10分ほどロスをする。平谷越に着くと反対側からの道を合わせる。やはりここは大村市の黒木からの登山者が多いのである。
山頂への登りは厳しい岩場を越えてゆく。しかし長い距離ではない。薄曇の山頂は一等三角点であった。2年半前に登った多良岳が見える。軽食を取りながら展望を楽しんでいると、中年の女性登山者が一人で登ってきた。しばし談笑する。これからの矢岳の情報を頂いて往路を下った。

 


日本二百名山 雲仙普賢岳 ウンゼンフゲンダケ 標 高 1359m

山 域

島原半島
登 山 記 録
登山月日 2003年11月7日
登山経路 仁田峠登山口14:15〜普賢岳山頂14:55/15:10〜仁田峠15:45
行動時間 登り 下り 合計(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 仁田峠の雲仙岳登山道から
トレイル きれいに整備されている
水場・トイレ 途中にはない
その他  
山行記

  
雲仙普賢岳から平成新山の溶岩ドームと仁田峠からみる普賢岳

カーナビゲーターのインプットを間違えて島原市に道をとる。島原半島を半周以上も遠回りして雲仙岳へ登山道仁田峠には午後2時を回っていた。急いでロープウエィを利用して、お手軽登山を決め込む。切符を買ってロープウエィの乗り場に来ると、係員から「普賢岳へはロープウエィを利用するより、ロープウエィ乗り場の脇の鳥居から登山道を歩いた方が早いよ」と薦められる。「最初から教えてくれよ」と切符を返して登山道に入る。続々と下山してくる中、随分と先に見える普賢岳を目指す。
既に落葉の絨毯となった登山道は良く整備されている。やがて溶岩を縫う道となり、仁田峠から1時間もしない内に山頂に到着したが汗びっしょりである。
山頂からは異様な溶岩ドームの平成新山が良く見える。もうあの噴火騒ぎから何年たったのだろうか。いつかはあの溶岩ドームも登山の対象になるのだろうかと思う。
一等三角点の山頂標識をしっかりカメラに収めて、今日3座の山を踏んで満足しながら往路を下った。


矢岳 ヤダケ 標 高 940m 花の百名山

山 域

島原半島


矢岳山頂と代表花のシロドウダン

登 山 記 録
登山月日 2006年5月9日
登山経路 雲仙ゴルフ場近くの登山口15:10〜山頂15:40〜地獄方面散策〜登山口16:35
行動時間 登り 30分下り55分 合計1時間25分(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス R57・R389の分岐〜R57を仁田峠方面に50m進むと右側に登山口ある
トレイル 遊歩道として整備されている
水場・トイレ なし
その他 代表花はシロドウダン

山行記

島原半島に入りR57を走る。雲仙ゴルフ場のクラブハウスの近くに登山道がある。曇空の中、山頂を踏む。普賢岳は雲に隠れていた。見るべき展望もないのでふもとにくだり、雲仙温泉の地獄を見学する。この地獄あたりに代表花のシロドウダンが群生していてちょうど満開の時期を迎えていた。
ゆっくりと温泉に浸かりたい気持ちも湧くのであるが、九重を目指して島原外港から熊本にフェリーで渡った。

 

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