海谷山塊・糸魚川周辺の山
(鋸岳・駒ケ岳・明星山・戸倉山)

鋸岳 ノコギリダケ 標 高 1631m 越後百山

山 域

海谷山塊
登 山 記 録
登山月日 2006年11月3日
登山経路 雨飾山荘8:35〜稜線分岐9:50〜鋸岳山頂10:50/11:35〜稜線分岐12:05〜雨飾山荘13:05
行動時間 登り2時間15分 下り1時間30分 合計4時間30分(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 雨飾山荘まではダートも整備されている
トレイル 登山口少々不明 登山道は荒れているが稜線に出ると問題ない
水場・トイレ トイレは雨飾山荘 水場は稜線に出る前の沢で取れる
その他 稜線に出るまでが難あり 鬼が面山越えて駒ケ岳まで縦走が面白そう

山行記


登山道から眺める鋸岳と山頂から見る雨飾山

小谷方面からR149を糸魚川方面に走り、根知谷入口の三叉路を曲がり、駒ケ岳の特異な山容を眺めながら雨飾山荘に車を走らせる。雨飾山がぐんぐんと近づいてくると雨飾山荘に到着した。人気の秘湯で行楽日和の今日は関東ナンバーなど5台ほどが停まっていた。雨飾山登山を楽しむものかもしれない。
鋸岳への登山道は根知川に付けられた仮設のパイプ桟橋を対岸に渡り、後は踏み後薄い登山道をゆく。まだ開いたばかりの登山道なのか赤布もなく、樹林の中は落ち葉に隠されて道迷いしそうである。ブナなどの幼木の尾根道を少し進むと山腹を巻くようになり、左側に鋸岳を望むようになる。転石がごろごろして歩きにくいトラバース道を過ぎると、2回ほど小さな沢を越える。登山口から1時間少し歩いて、雨飾山と鋸岳に連なる稜線に出ると、しっかりした登山道がついていた。
稜線付近の樹林は既に葉っぱを落としていて、登山道脇にはイワカガミの葉が鮮やかに色づいていた。2回ほど小さなアップダウンを繰り返した後、登山道は徐々に傾斜を増してゆく。最後は岩場となって、長い鎖が下げられていた。少々緊張感とスリルを楽しみながら山頂に立つことが出来た。傾いた三角点標石が雪の多さを物語っている。
山頂からは雨飾山や焼山そして眼前には海谷山塊の鋭い岩峰を見ることが出来る。10分ほど遅れて山頂に着いた夫婦登山隊と山座同定を楽しむ。しばらくして夫婦登山者は鬼が面山越えて駒ケ岳への縦走路に入っていった。
登山道のない阿弥陀山や烏帽子岳への登高欲も湧いてくる。しかしそれは単独では中々難しいことのようではある


駒ケ岳 コマガタケ 標 高 1487m 越後百山

山 域

海谷山塊
登 山 記 録
登山月日 2006年11月3日
登山経路 根知谷登山口13:40〜駒ケ岳15:30/15:45〜登山口16:55
行動時間 登り1時間50分 下り1時間10分 合計3時間15分(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 根知谷大神堂からは途中までは舗装道路も登山口までは少しあれている
トレイル 急登が続き、大岩壁の下は緊張の連続も鎖・ロープもあり心配はない
水場・トイレ 水場は大岩壁の途中にある トイレはない
その他 三峡峠からのコースが人気で良く歩かれている

山行記


麓から眺める駒ケ岳と山頂(後方は雨飾山)


夕日の染まる大岩壁


大岩壁の下に安全通路がある。

鋸岳を下りた後、おなじ山塊にある駒ケ岳に向かう。
鋸岳から鬼が面山を越えて縦走する道もあるが、一台の車では車の回収に不便があるからだ。三峡峠からの人気コースを登ろうと思い、車を走らせていると大神堂に駒ケ岳の登山口案内が出ていた。三峡峠からの方が短時間コースかと思うが、車を走らせている間も時間が惜しくなり、大神堂からの根知コースを登ることにする。
案内板に導かれて林道を進む。少し荒れてはいるが底を擦るようなこともなく登山口に車をつけることが出来た。既に午後2時近くになっているが駐車場には3台の車がとまっていた。
鋸岳を下りたそのままの支度で急いで登山道に入る。最初は樹林の中の緩やかな登山道であるが、30分もすると急坂となり、ロープもところどころに下げられている。山頂を踏んだ登山者が下りてきて、これから登る私をいぶかるのであった。「明るいうちに下りられるかなー」などと軽口をたたきながら大汗かいてよじ登ると、やがて高さ100mを越えていると思われる絶壁の大岩壁に取り付くことになる。ここは大岩壁の基部を右に大きくトラバースしながら斜めに切れた岩の割れ目に道が延びていた。どうしてこの絶壁を登るのだろうかと気を揉んできたのであるが。岩壁の割れ目に庇状に大きく削り取られた洞窟になっていて(戸隠山の百軒長屋と同じ形状であるが斜めに100m近く延びている)岩場を通過して樹林帯に進むことが出来た。自然の造形とはいえ、人や動物が安全にこの大岩壁を登りきれるようになっていたのである。これはまさに驚きであった。そして岩壁を登りきるとそこには小さな沢が、この時期でも瀬音を響かせながら流れていたのである。これもまた驚きであって、思わず手で掬い取って口に含むのであった。
大岩壁を登り、樹林の中の急坂を僅かに登ると絶好の展望が開けていて、雨飾山が霞の先に高く聳えていた。ここから山頂はすぐそこだろうと楽観したのであるが、これが又大きな間違いであって、雑木林の中をしっかりと歩かされ、山頂には登山口から2時間近くかかって到着したのである。ここからの眺めは午前中の鋸岳と余り変わるものではなかった。
陽も傾き始めれば下りは急がざるを得ない。夕日に映える大岩壁に圧倒されながら、走るように登山口に下ったのである。翌日三峡峠付近に車を走らせたが、三峡峠からの登山が更にベターであるようだ。


明星山 ミョウジサン 標 高 1189m 越後百山

山 域

糸魚川市小滝
登 山 記 録
登山月日 2006年11月4日
登山経路 岡部落作業道ゲート7:30〜登山道入口8:35〜山頂10:15/10:35〜作業道ゲート12:15
行動時間 登り2時間45分 下り1時間40分 合計4時間45分(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 作業道ゲートまでは舗装道路
トレイル 登山道入り口までは車道 その先は樹林帯の湿ったトレイル
水場・トイレ トイレなし 水場は登山道入って10分にある
その他 大岩壁を登るコースではない

山行記


夜明けの明星山とその山頂


遠くに北アルプス栂海新道を望む

早朝、小滝に着いて登山口を確認する。夜明け前であって付近を車で走っていると朝日に輝く明星山をカメラに収める事が出来た。岩登りの山としてその名を知られた大岩壁が圧倒的である。
登山口の岡部落の作業道路(林道とは言わないらしい)ゲートはしっかりと施錠され車の進入を規制していた。途中まで舗装された作業道は車が進入しても何の問題もなさそうである。林業関係者が利用したのだろうか轍もはっきりと残っていた。1時間少し作業道を歩くと登山道入り口に着き、10分も進むと水場に出て、ここで一休みする。ここからは山頂まで90分の標識が出ているが昨日の疲れが足に来て気力も萎え気味である。登山前に見たあの岩壁には触れることもなく湿った樹林の急坂を黙々と歩く。そして登りついた山頂からは霞の先に朝日岳から日本海に急激に高度を落とす北アルプス栂海新道の稜線を見ることが出来る。
しばし展望を楽しんだ後、ゆっくりと往路を下った。この山に愛知県そして大阪からの団体が続いて登ってくるとは驚きであった。
この山は岩登りを楽しむところであって。今日の裏山登山コースでは感激も今ひとつというところであった。

 


戸倉山 トグラヤマ 標 高 糸魚川市の里山 山 域 信越国境
鎌倉山 カマクラヤマ 標 高 小谷村の里山 山 域
登 山 記 録
登山月日 2020年7月20日
登山経路 しろいけ森5:40〜白池6:15〜角間池6:30/6:40〜戸倉山7:25/7:45〜(鎌倉山山頂)8:00/10:20〜角間池10:45〜白池11:10〜しろいけの森11:40
行動時間 合計 6時間 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 根知谷最奥のしろいけの森まで県道
トレイル 角間池まではよく整備された遊歩道と塩の道 戸倉山登山道も快適トレイル 鎌倉山は藪山
水場・トイレ 水は登山口の白い森公園に自販機水道ある toiletも登山口・白池の東屋にある
その他 主目的は鎌倉山だったが
山行記


戸倉山山頂から見る雨飾山


白池と角間池


根知谷の県道を終点まで走ると「しろいけの森公園」として野外活動センターなどの施設が開発されていて、信越国境の山深い場所とは思えない雰囲気である。しろいけの森公園の大きな駐車場に車を停めて車中泊した。
翌朝夜明けを待って白池への遊歩道に入った。昨日の疲労残りと腰痛でなかなか足が進まない。10分ほど歩くと展望台の東屋が立っていて糸魚川方面や日本海を望むことが出来た。さらに15分ほど進むと立派な休憩舎の立つ白池の畔に着いた。人造池ではあるが自然に溶け込んで静かに佇んでいた。白池からは塩の道(新道)になり、刈り払いもしっかりされた道を行く。この付近は県境未確定地域で、県境と思しき樹木には長野県の森林管理署のものと思われる「森林管理境界林」の看板が付けられていた。少し傾斜の増した道を登り上げると閉鎖中のtoilet棟が立ち、角間池に着いた。角間池からは小谷村地籍に入って長野県の管理区域で看板類も長野県設置の物である。角間池は自然の池と思われ、神秘性が漂っていた。プラ製のベンチに座ってしばし休憩した。戸倉山登山道はベンチの後方から延びていた。前日登った登山者の足跡を追って緩く登って行き、角間池から45分で戸倉山山頂に登りついた。雨飾山や北Alps方面には雨雲が纏わり着き、ぽつりぽつりと雨降る山頂であった。山頂で朝食を摂りながらしばし休憩の後、往路を角間池との中間点の鞍部に下り、鎌倉山への道と思われる踏み跡に入った。
10分ほどはブナ林の中赤布も下がり間違いなく鎌倉山への道と思ったのだが、赤布も踏み跡も消えた林の中を徘徊が始まった。何度もGPSを見ながら藪を漕いだが結局1時間ほど徘徊して鎌倉山への尾根とは違うことが分かり、鞍部付近に戻って再度鎌倉山を目指した。間違いのない鎌倉山に続く尾根に入ったが、笹薮と灌木の枝が水平に張り出す尾根であってなかなか前進できない。尾根を外れると急斜面をトラバースすることになりこれも前進を阻まれる。山頂までは300mくらいと思われたが結局鎌倉山登頂を諦めた。藪の開けた場所に腰を下ろし方で息をしながら藪を見ながら失意の休憩である。
戸倉山の登山道に戻って角間池に下り白池の休憩舎で一息入れてしろいけの森公園の駐車場に戻った。主目的の鎌倉山を踏めなかった無念さを引きずりながらしろいけの森を後にした。


根知谷の県道の終点は長野県小谷村であった。戦後間もないころは20数個の民家が有り120名くらいの住民が住む小谷村戸土集落跡を見ることが出来た。廃集落の哀愁漂う戸土からは塩の道千國街道の小谷村の入口で鳥越峠を越えていた。



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