御坂・天子山塊の山−2
(竜ヶ岳・雨ヶ岳・毛無山・足和田山・節刀ヶ岳・十二ヶ岳)

雨ヶ岳 アマガタケ 標 高 1772m 山 域 天子山塊
竜ヶ岳 リュウガタケ 標 高 1485m 山梨百名山 山 域
登 山 記 録
登山月日 2018年12月7日
登山経路 本栖湖畔浩庵camp場8:10〜端足峠9:10/9:20〜雨ヶ岳10:50/11:25〜端足峠12:35〜竜ヶ岳13:10/13:25〜端足峠14:00/14:05〜camp場14:55
行動時間 合計 6時間45分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス camp場まで本栖湖湖畔道路
トレイル よく整備された快適トレイルも雨ヶ岳には急登が続く
水場・トイレ この時期キャンプ場はクローズされている湖畔道路の入口に自販機toiletある
その他 すっきりとした富士山には出会えなかった
山行記


雨ヶ岳山頂


登山道途中


浩庵camp場・端足峠

本栖湖畔の竜ヶ岳・雨ヶ岳登山口の浩庵キャンプ場は冬季閉鎖中であった。キャンプ場の奥に延びる登山道を数分進むと本格的登山道になり、端足峠(ハシタトウゲ)から派生した小尾根をジグザグ切りながら登って行く。とても広くよく整備された登山道で快適トレイルである。登山口から1時間で端足峠に着いたが、お目当ての富士山湿った空気のせいですっきりとした姿ではなかった。端足峠で一息入れた後雨ヶ岳を目指す。こちらも整備されてはいるが急坂が連続していて息が抜けない。葉っぱを落とした樹間越しに富士山や雨ヶ岳が見えるが良い撮影ポイントは無かった。緩急繰り返しながら高度を上げて端足峠からは1時間30分で雨ヶ岳山頂に着いた。笹原が切り開かれ広い山頂であったが、富士山ここでも良い姿ではなかった。稜線の先に毛無山に続く登山道が延びていた。山頂で昼食とりながら休憩していると単独行氏が登ってきて写真を撮ってもらう事が出来た。30分ほど滞頂の後往路を端足峠に下った。


竜ヶ岳山頂

雨ヶ岳から端足峠に下って、時間もあるので竜ヶ岳に向かった。こちらは笹原の中切り開かれた登山道が緩く続いていて35分で竜ヶ岳山頂に着いた。4年前の同時期山頂踏んでいる竜ヶ岳ではあるが、霧の中で富士山を見る事が出来なかった。今回はガスり気味ながらも目の前に富士山を見る事が出来た。先着していた若者と山談義楽しんだ後山頂を後にすると青空が広がり夕日を浴びて輝く富士山が姿を見せてくれた。端足峠で撮影ポイントを探したが展望の良い場所は樹々に阻まれていた。端足峠からは眼下に本栖湖を見ながら浩庵camp場に下った。


「千円札の富士山」と竜ヶ岳・雨ヶ岳

本栖湖畔道路を走って「千円札の富士山」場所に来て夕日に輝く富士山と登ってきた竜ヶ岳・雨ヶ岳を眺めた。


竜ヶ岳 リュウガタケ 標 高 1485m 山梨百名山

山 域

天子山塊

登 山 記 録
登山月日  2014年11月28日
登山経路

 本栖湖駐車場9:40〜第一展望台10:25/10:40〜第二展望台11:10〜竜ヶ岳11:40〜第二展望台12:40/13:50〜駐車場14:20

行動時間  登り 下り 合計 (休憩時間を含む)
天  候  霧
メンバー  山梨の山友達と忘年登山2014年

情  報

アクセス  本栖湖駐車場まで
トレイル  良く整備された快適トレイル
水場・トイレ  駐車場付近に自販機・トイレある
その他  ダイヤモンド富士を見に再登山したい

山行記


竜ヶ岳山頂・第二展望台

2014年の山梨の山友との忘年山行である。本栖湖の駐車場に集合して、9時40分に登山道に入る。湖畔のキャンプ場から本格的登山道に入るとよく整備された登山道が続いていた。年末から正月にかけてダイヤモンド富士をカメラに収めようと、大勢のアマチュアカメラマンでにぎわう竜ヶ岳であることが良くわかる。今日も高齢者登山隊でありゆっくりと登ってベンチもある第一展望台に着いた。あいにくの天気で霧が巻いてきて眼下の本栖湖も霞んでいる。天気の崩れが気になり今日はここで昼食休憩することにして、リーダーの雨宮さんが残ってほかのメンバーはザックを軽荷にして竜ヶ岳を往復することになった。第二展望台まで来ると完全に霧の中で周囲の展望は得られなくなった。ここからはそれぞれの速度で山頂を目指すことにして、私は吉川さんと先発した。疎林と笹原の中ジグザグ切った快適登山道であるが、時々雨が舞ってきて気が気ではない。天気が良ければ富士山見ながらの登山道も泥濘できて、ズボンも汚れるままである。本栖湖畔から直登する道を合わせると勾配も緩くなり10分ほどで広く笹原が刈払われた竜ヶ岳山頂に着いた。山頂をカメラに収めた後は下山に掛かったが、後続の長老で山頂を踏まない末木さんと合流し、末木さんのペースに合わせゆっくりと第一展望台に下った。

雨宮さんと平林さんが用意してくれたおでん、参加者の皆さんで持ち寄ったものを頂きながら今年の山談義をしながらひと時を過ごした。今年もまた楽しい忘年登山であった。霧雨が少し強くなってきたので早々に切り上げて本栖湖畔に下った。


第一展望台で2014年忘年懇親会
 


足和田山 アシワダヤマ 標 高 1355m 山梨百名山

山 域

天子山塊

登 山 記 録
登山月日 2012年12月5日
登山経路

紅葉台10:10〜三湖台10:25/10:30〜足和田山(五湖台)11:25/11:40〜三湖台12:30/14:20〜紅葉台14:35

行動時間 合計4時間30分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 山梨の山友達と2012年の忘年登山

情  報

アクセス 紅葉台までダートの道を入る
トレイル 紅葉台〜三湖台〜五湖台まで富士山見ながらの散策路がある
水場・トイレ 紅葉台に有料トイレ
その他 富士山に一番近い展望台かも

山行記


足和田山頂(五湖台)と五湖台から見る富士山


山頂での記念写真と三湖台からの散策路

2012年の忘年登山は足和田山を選ぶ。紅葉台〜三湖台〜五湖台と歩いて三湖台に戻り、雨宮さんや吉井さんの鍋料理を楽しむことが出来た。

前夜なるさわ道の駅で車中泊したが、氷点下5度近くまで下がり夏仕様の寝袋の中で震えながら朝の来るのを待った。夜明け前に紅葉台に車を進め夜明けの富士山をカメラに収める事が出来た。
9時半に待ち合わせの道の駅で集合し光陽台に車を進めて三湖台に移動、食担をしてくれる雨宮さん・吉井さんなど3人を残して8人ほどで五湖台を歩く。葉っぱを落とした雑木林の散策路が続いていて快適な富士山眺めながらのプロムナードであるが、この時期富士山は逆光になり撮影ポイントが無いのが残念である。緩い勾配のトレイルをちょうど1時間歩いて足和田山頂の五湖台に到着した。大きな展望台が立っていたが富士五湖全てが見えるという展望は木立に囲まれていて見ることが出来なかった。写真を取るだけで休憩もわずかな時間で往路を戻った。

三湖台では豪華な食料が並び少しのお酒をたしなみながら2012年の登山の思い出話などに花が咲き、2時間ほどの懇親を深めた。


三湖台で懇親会


節刀ヶ岳 セットウガタケ 標 高 1736m 山梨百名山

山 域

 

御坂山塊

 

十二ヶ岳 ジュウニガタケ 標 高 1683m 山梨百名山

山 域

毛無山 ケナシヤマ 標 高 1500m 山 域
登 山 記 録
登山月日 2013年7月9日
登山経路

文化洞トンネル登山口7:15〜毛無山8:50〜十二ヶ岳10:35/10:50〜金山11:20〜節刀ヶ岳11:40/12:00〜十二ヶ岳12:50/12:55〜条留尾コース〜西湖湖畔14:15〜文化洞トンネル14:35

行動時間 登り 4時間25分 下り 2時間35分 合計 7時間20分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 文化洞トンネルは湖北ビューライン
トレイル ●毛無山まで 緩い登山道も整備されている ●十二ヶ岳まで アップダウンの連続する尾根道も最後は長い鎖場が続く岩峰 ●節刀ヶ岳までは岩稜の尾根が続くが過ぎれば草原の中快適トレイル ●条留尾コースは樹林帯の中の快適トレイルも十二ヶ岳直下はロープもある急坂
水場・トイレ 山中に水場、トイレはない 西湖湖畔で
その他 晴れていれば目の前の富士山眺めながらのすばらしいコース

山行記


富士山←   毛無山から  →十二ヶ岳


毛無山〜アップダウンの尾根を歩いて十一が岳  十一ヶ岳と十二ヶ岳のキレットに架かる吊橋


長い鎖場を登りきって祠のたつ十二ヶ岳山頂へ

前日周遊した西湖湖畔・桑留尾浜に「十二ヶ岳登山口」のバス停が在ったので、河口湖と西湖の境にある、文化洞トンネルからのコースを急遽変更して桑留尾浜に回る。「十二ヶ岳登山道入口」の看板に導かれて山中に延びる車道を入るが、200mほどの根場通学路あたりで道が途切れていた。「十二ヶ岳登山口」の案内看板を探しても見当たらないが、適当な空き地に車を止めて、山中に延びる道路を進む。間違いなく十二ヶ岳に続く道と思いながら30分ほど進むと二つ目の大きな砂防堰堤の先で道はなくなっていた。登山道を探すがその先に道はなかったのであきらめて駐車場所に戻り登山口探しをするが十二ヶ岳登山口は見つけることができなかった。

結局2時間近くの時間をロスして、当初予定の文化洞トンネルの「毛無山・十二ヶ岳登山口」に入ったのは7時を回ってしまっていた。
梅雨が明けたとはいえ、この時期すっきりした富士山と対面するには日の出から1時間くらいが限度である。後は湿った空気が富士山を包み隠してしまうからだ。登山道は赤松林の中で里山風情が漂っている。2時間のロスタイムがテンションを下げていやいや登っている感じだ。それでも毛無山にはコースタイムどおりの1時間半ほどで到着した。ここまで振り返っても富士山を見ることができなかったが草原状となった山頂直下に着くころには富士山はしっかりと雲に纏わり付かれていた。
毛無山では休憩も取らず、一ヶ岳から十二ヶ岳への尾根道に入る。十二ヶ岳までは11のピークを踏みながら厳しい縦走路のようであり、気を引き締める。しかしアップダウンはあるもののその高低差はそれほどでもなく休むことなく歩き続けられた。六ヶ岳と十一ヶ岳で一息入れ、最後の十二ヶ岳を目指す。十一ヶ岳からはロープも下がる岩場を一気に下り、十二ヶ岳との鞍部は鋭いキレットとなっていて、最低鞍部の上方5mのところには鋼製の吊り橋が架かっていた。そして十二ヶ岳の岩場には長い鎖とロープが下がり山頂直下まで続いていた。樹林が高度感を感じさせないのでそれほどの恐怖感はなかったが、慎重に息を調えながら登り、何とか凌いで山頂に達した。桑留尾浜からの登山道が合わさり100m先に十二ヶ岳の祠が立つ山頂に到着した。
ここも絶好の富士山展望台であることがわかるが、富士山は麓だけ姿を見せていただけであり、西湖がきらきらと光り輝いていた。山頂で昼食を取り、すぐ先に見える節刀ヶ岳を目指す。こちら側も十二ヶ岳を下る岩場は鎖場になっていたが、それほど長い距離ではなかった。そして岩稜帯を過ぎると樹林の中の尾根道になっていた。大石ペンション村への道を分けると金山で鬼が岳と節刀ヶ岳の分岐点である。節刀ヶ岳への快適なトレイルを20分ほど進み、大石峠への分岐の先に節刀ヶ岳があった。
山頂で果物を食べ水分を補給しながら展望を楽しむ。毛無山から十二ヶ岳への岩峰の縦走路など来し方がよく見えて、また鬼が岳の特異な岩峰も目の前である。しばし展望を楽しみ休憩を取った後、往路を十二ヶ岳に戻った。

十二ヶ岳で一息入れた後、分岐からは桑留尾コースに道を選ぶ。
こちらも十二ヶ岳の直下はロープも下がる急坂であったが、その先は樹林帯の中、緩い登山道が続いていた。登りにこの道を使えば文化洞トンネルから毛無山経由よりは1時間は早く十二ヶ岳に登れそうである。西湖が目の前に広がるくらいまで標高を下げると、桑留尾浜と文化洞トンネル方面への分岐になっていた。山腹を巻きながら15分ほど文化洞方面に進むと集落に下った。分岐から歩いた道は「旧根場通学路」であった。ということは朝、桑留尾の登山口が分からなかったが、桑留尾にも「旧根場通学路」の看板があったので、それを進めば十二ヶ岳への登山道に入れたのかと察せられたのである。
集落に下った後、西湖湖畔の車道を10分ほど歩き、文化洞トンネルの登山口に到着した。
思えばこの真夏に大汗かきながら、毛無山そして十二ヶ岳までの縦走路も歩けたのだから、短縮コース以上の感動が得られたものと満足ではあった。


十二ヶ岳から西湖を見下ろす  節刀ヶ岳への道金山分岐


節刀ヶ岳山頂と来し方を振り返る(毛無山〜十二ヶ岳)


条留尾コースを下って十二ヶ岳を振り返る

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