帝釈山・田代山・台倉高山

日本二百名山 帝釈山 タイシャクヤマ 標 高 2060m

山 域

帝釈山系
登 山 記 録
登山月日 2002年9月17日
登山経路 桧枝岐村から川俣ダムに抜ける林道の峠5:30〜山頂6:05/6:20〜登山口6:55
行動時間 登り35分 下り35分 合計1時間25分(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 桧枝岐村から川俣ダムに抜ける林道の峠
トレイル シラビソの樹林の中
水場・トイレ 無し
その他  
山行記


帝釈山登山口のご来光

栃木県と会津を分ける山塊には2000mクラスの山々が連なっているが、山塊区分が南会津ではおかしいのは分かる。この山塊をなんと言うのか調べても良く分からないので南会津の山とする。
この山は、田代山林道の峠猿倉登山口から田代山湿原を見ながら登るのが一般的である。
荒沢岳を登った後、桧枝岐村に向かうと村の真ん中に帝釈山登山口の看板があった。
翌日会津朝日岳を登った後、桧枝岐村に戻り案内看板に従いよく整備された林道を進めば、30分で峠に到着した。夕闇の中看板を確認するとこの林道は川俣ダムに通ずる林道であることが分かった。
すでに標高1800mを超えており、登山口標識には山頂までは0.9Kの案内看板があった。
車中で長い夜をすごし、翌朝那須岳連峰の三本槍岳からのご来光を仰ぎ、怪しい天気の中樹林の中を30分も歩くと山頂に到着した。曇空の中、日光連山・尾瀬の山々から会津磐梯山までが遠くに望まれて感激する。30分で頂上を踏んだ山は久しぶりだったがこんな奥深い山に感激は大きかった。

 


田代山 タシロヤマ 標 高 1971m 花の百名山

山 域

帝釈山系
登 山 記 録
登山月日 2006年6月18日
登山経路 福島県舘岩村猿倉7:00〜小田代8:00〜田代山8:20〜避難小屋8:30/9:00〜猿倉登山口10:20
行動時間 避難小屋まで 登り1時間30分 下り1時間20分 合計3時間20分(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 舘岩・栗山線は田代山登山口から先は通行止め
湯の花温泉から先はダートではあるがよく整備されている
トレイル 泥濘があるが汚れるほどでもない 湿原は木道が整備されている
水場・トイレ 水場は登山道の途中にある・トイレは避難小屋
その他 代表花はキンコウカ

山行記

栃木県側から田代山登山口を目指す。川治ダムを過ぎて川俣方面に進み道を間違えたことを知り引き返し栗山・舘岩線に出て暗い夜道の林道を大分進む。湯西川への分岐を過ぎ、少し進むと舘岩への道は通行止めになっていた。冬季閉鎖ではなく災害復旧のためのようで長期間通行止めが続いているらしい。
カーナビを福島県舘岩村湯の花温泉にセットすると70キロを指していた。結局五十里ダムまで戻り、会津街道を田島町に入って「道の駅・田島」で車中泊とする。
翌朝夜明けと同時に走り始め、会津高原〜舘岩村・湯の花温泉を過ぎてよく整備されたダートの道を走って、田代山猿倉登山口には6時半過ぎの到着となった。栃木県側へはここから通行止めになっていて駐車場には関東ナンバーの車が3台止まっていた。栗山村方面から来れば少しは距離短縮できたものばかりであったのだろうと思う。
天候もいまいちでゴム長靴登山にしようかと迷ったのであるが、結局登山靴を履いて登山道に入る。しばらく沢沿いの道を行くが、急登の道となる。5日連続登山が続いて少しピッチが上がらないがゆっくりと歩く。登山口には田代山まで2キロの標識があったので少しもあせることはないのだ。樹林の中の急坂を登りきった最初の湿原が小田代である。ここまで1.5キロ・丁度1時間とは随分かかったものと思う。
再度小潅木の急登を歩いて木道が設置された田代湿原に到着した。木道は一方通行になっている。今日は見る限りは誰もいないがシーズンともなれば大賑わいするものと思う。休憩ポイントも整備された木道を花開いたばかりのチングルマなどを見ながら進むと田代山の山頂標識に着く。更に進むと避難小屋に到着した。先行した団体さんが帝釈山目指して支度を整えていた。私は団体さんが出発するのを待って小屋に入る。きれいな小屋であった。ここで持参した朝食をとる。帝釈山までの思いもあったが、以前桧枝岐から登った帝釈山は、それほどの感激もなかった山頂を思うとその気も薄れる。30分ほど休んで、湿原に咲く花をカメラに収めていると、帝釈山から下りてきた単独行者とあう。山談義を楽しみながら木道を歩き、下山した。
湿原のお花畑を楽しみに次々と登山者が登ってきた。やはりお花の名山・田代山は人気があるのだなと思うのであった。

 


台倉高山 ダイクラタカヤマ 標 高 2061m 栃木百名山 山 域 帝釈山地
登 山 記 録
登山月日 2016年7月21日
登山経路 桧枝岐村馬坂峠12:35〜三段田代13:25〜台倉高山14:25/14:30〜三段田代15:20〜馬坂峠16:05
行動時間 登り 1時間50分 下り 1時間35分 合計 3時間30分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候 曇・霧
メンバー 単独
情   報
アクセス 馬坂峠まで砂利道の林道が整備されている
トレイル 少々荒れているが道迷いの心配はない 三段田代から先の縦走路は長く感じる
水場・トイレ 水場はないがtoiletは馬坂峠登山口にある
その他 馬坂峠は帝釈山の短縮登山口で利用者も多い
山行記


馬坂峠・三段田代


湿原も見ながら台倉高山山頂へ

日本三百名山帝釈山の登山口になる馬坂峠には14年ぶりである。峠に登り着く前から霧に覆われ始め、峠に到着を待つかのように霧雨が小雨に変わってしまい、車の中で待機である。止みそうにないので意を決して雨着を着て帝釈山とは反対側の尾根に入る。樹林帯に入れば雨も気にならないほどで緩く登って行くと、「台倉高山山頂まで長かった〜」と云いながら中年の単独行氏が下ってきた。暫し情報交換の後登山道を進む。あまり知られぬ台倉高山だとは思うが桧枝岐村が登山道をよく整備してくれて有って、快適トレイルが続いていた。最初の急登を凌げば台倉高山への中間点ともいえる三段田代に着いた。小さな湿原が三段あった。
ここからが「長かった〜」と云うコースを実感させられる縦走路で、尾根直下をトラバース気味に進み小さな湿原や仮払われた笹原の中、「まだかまだか」と思わせられながら歩かされるのである。最後は少し岩稜もある稜線突起に出て台倉高山山頂を踏んだ。


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