高倉山 | タカクラヤマ | 標 高 | 1143m | 新潟百名山+10 | 山 域 | 越後山脈 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2024年5月3日 |
登山経路 | 土沢砂防堰堤8:15~登山道入口8:35~山頂稜線10:25~山頂11:30/12:15~登山道入口14:15~砂防堰堤14:30 |
行動時間 | 登り 3時間15分 下り 2時間15分 合計 6時間15分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 三国川ダムへの一般道を舞台から三国川を渡って地道に入る 土沢の砂防堰堤まで舗装道路 |
トレイル | 登山道入口までが藪の被さり不鮮明であるが登山道は急登の尾根を直登 山頂稜線は灌木藪の下に登山道ある |
水場・トイレ | 入山口付近で沢水取れるが飲用は? トイレは登山口付近にはない |
その他 | 山頂は八海山や巻機山の絶好の展望台 |
山行記 八海山・中ノ岳 土沢砂防堰堤・登山道入口 藪の被る登山道・灌木枝の張り出す ロープ場もある・山頂直下 山頂からの大展望 南魚沼市土沢の大きな砂防堰堤が入山口である。昨年秋にも来たがススキやつる草の繁茂が激しく登山道入口にたどり着くことができず敗退した。雪が消えてまだススキなどが芽吹く前にと思い5月の連休を選んで再アタックである。ネットで検索すると今年4月に登った記録もヒットしたので登頂へ心強い追い風となった。 砂防堰堤のわきに車を止めて、昨年歩いた道を進んだが、ススキやつる草はまだ伸びてはいないものの登山道入口までは今回も雑木林の中手探り状態で進まざるを得なかった。小沢の畔の大きな岩にペンキマークを見て登山道入口であることを確認すると一安心である。登山道はその先灌木の枝や草に被されがちながらもしっかりした道が続いていた。「四合目」の古い標識が下がる辺りから傾斜が増してきて、尾根を直登して行く。登山道に張り出した樹木の枝や根に掴まりながら高度を上げてゆくが落ち葉で足の踏ん張りも利かないほどの急登で遅々として高度を稼ぐことができなかった。肩で息し、何度も休憩をはさみながら登って、標高差500mほどを2時間以上かけて山頂に続く稜線に登りつくことができた。 稜線上は芽吹いたばかりの灌木の枝が張り出していたが歩行に支障をきたすこともなく歩くことができた。少しの間イワウチワが目を楽しませてくれるブナ林の中を歩いて、古いフックスロープが下がる岩場を超えて行く。ロープ場を登りきると岩頭でようやく高倉山山頂が見えてきた。振り返ると三国川を隔てた先にネコブ山や巻機山が大きく羽ばたいていた。岩場からは少々怪しいやせ尾根を灌木の枝搔き分けて高倉山山頂に着いた。 山頂からは眼前に八海山や中ノ岳、上越国境稜線などの展望が開けていてネコブ山や巻機山に続いていた。高倉山は越後山脈の前衛の好展望台であることが分かった。越後山脈の大展望をカメラに収め、飽くなき展望を楽しみながらのランチ休憩である。目の前に見える阿寺山の登山道を目で追いながら夏の終わり頃には八海山の千本檜小屋に泊まって、阿寺山登頂を果たし、「新潟百名山+10の完登」を果たす覚悟を決めたのである。 45分ほどの山頂ステイの後往路を下ったが、急登の尾根では何度かしりもち付きながらの下山となった。 |
八海山 | ハッカイサン | 標 高 | 1778m | 日本二百名山 | 山 域 | 越後三山 |
阿寺山 | アデラヤマ | 標 高 | 1507m | 新潟百名山+10 | 山 域 | 越後山脈 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2024年10月20日~10月21日 |
登山経路 |
1日目 八海山RW山頂駅11:15~四合半11:50~女人堂12:50/13:10~薬師岳14:30~九合目千本檜小屋14:55 2日目 千本檜小屋7:15~分岐(地蔵岳・不動岳往復)7:30/8:25~入道岳10:30/10:50~五竜岳11:35/11:50~神生池12:40~阿寺山13:30/13:55~蛇喰清水16:05~竜神碑16:40~林道17:15~広堀川橋17:45 |
行動時間 |
第1日目 3時間35分 第2日目 10時間40分 合計 14時間15分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 1日目・2日目ともに晴れ |
メンバー | 新潟の山友達加藤イツ子さんと |
情 報 | |
アクセス | 入山口の八海山RW駅、下山口の広堀川橋まで一般道 |
トレイル | 千本檜小屋までは用整備された登山道 入道岳までは鎖場もある岩場のトラバース道 阿寺山までは一部薮のかぶさるところもあるがおおむね道間違いの市内登山道 阿寺山からの下りは踏み跡薄く荒れた急坂が続き一部は枯れた沢歩き |
水場・トイレ | 女人道の上部に祓川で流水とれる 蛇喰清水で沢水とれるが飲用は? |
その他 | 思ったよりハードでロングコース 山友いっちゃんにサポートされて新潟百名山+10完登した |
山行記 第一日目 八海山RW・山頂駅 山頂駅すぐ上の避難小屋・四合半標識 女人堂・秡川の水場 鎖場を登り切って薬師岳 薬師岳・千本檜小屋 千本檜避難小屋で宴会 「新潟百名山+10」阿寺山登頂が最終目標である。広堀川からの日帰り登山も考えたが、.登山道の状況がわからないので、八海山RW利用で千本檜小屋に入り、翌日八海山~五竜岳~阿寺山に回り、広堀川に下る周回コースを歩くことにした。同行は新潟の山友達加藤イツ子さん(いっちゃん)である。 下山予定の広堀川橋にいっちゃんの車をデポしてRW駅に回り、11時のゴンドラリフトに乗った。標高差700mほどを約10分で稼ぎ山頂駅に着いた。山頂駅から階段を上ると山麓の八海山尊神社からの道が合わさり、大きな避難小屋が立っていた。登山道は昨夜の雨でぬかるんでいたが概ねよく整備された快適トレイルが続いていた。30分ほどで「四合半」の標識が立つ地点に着いて一息入れた。すぐ先には「コギ池」があったがあまりきれいとは言えない池であった。コギ池からは小さなアップダウンを繰り返しながら高度を上げて行き、すこし傾斜の増した道を登りきると「女人堂」であった。ここにも大きな立派な避難小屋があった。女人堂で昼食休憩とって山肌を紅葉に染めた薬師岳に向かう。数分歩くと「秡川」で流水が流れていてこのコース唯一の水場である。急坂に差し掛かり「七合目」の標識が立つ地点が浅草岳と思われたが標識はなかった。急坂を上る途中でいっちゃんの山友達とバッタリしてしばし山談義を楽しんだ。急坂の最後は鎖場で、登り切れば薬師岳であった。眼下に来し方の尾根や魚沼平野が望まれ、眼前には屹立する地蔵岳の前に千本檜小屋が見えた。薬師岳からは少し高度を落として登り返し今日の宿、「千本檜小屋」に到着した。小屋の管理人は明日の団体客の荷揚げのために下山していて営業休止中である。(事前に確認済み)併設の避難小屋に入った。早い時間であったが同行のいっちゃんが担ぎ上げてくれたすき焼きなどをいただきながら、山談義しながら二人宴会を楽しんだ。夕闇迫るころには男女2人組が到着して2階に入り4人の千本檜小屋の夜であった。備え付けの毛布を借りたが寒さに震える夜であった。 第二日目 避難小屋前・地蔵岳の岩場 地蔵岳・不動岳 トラバース道・岩場の紅葉 大日岳・入道岳 入道岳山頂 五竜岳(後方は入道岳) 越後駒ケ岳←五竜岳から→中ノ岳 神生池(後方五竜岳)・三ノ池(後方阿寺山) 阿寺山山頂で「新潟百名山+10」完登 蛇喰清水・竜神の碑
千本檜小屋の夜は悲惨なものであった。いっちゃんが担ぎ上げてくれたおいしい夕食をいただいたのであるが、夕暮れになると一気に冷え込んできて早々に寝袋に包まったのであるが、寒さに震えるばかりでほとんど眠れぬ上、頻尿状態に陥り2時間おきにトイレ通いであった。それでも10時間近くも横になっていれば体力回復である。
入道岳からの下る道は今までとは少し違っていて不鮮明のところもあったが道迷いすることはなくザレ場には鎖も下がっていて40分ほどで五竜岳に下りついた。五竜岳はとても山頂とは思えない場所に標識が立っていて「広堀6キロ」の錆びた看板もつけられていた。ここは越後三山表三山コースの分岐で標識のすぐ先の高みに立つと中ノ岳へのコースが見渡せた。大崩壊地の「オカメ覗き」も特定できる。中ノ岳方面を見ながら昼食休憩とった。分岐に戻って阿寺山への道に入ると、しばらくは笹薮が被さる道を行くがそれほどのこともなく、あとは小灌木の中緩く下って行く。標高差150mほど下ると湿原なども見られ小さなアップダウンを繰り返す。疲労が出始めて、阿寺山への中間点と思われる神生池には1時間近くかかってしまった。池の畔から来し方を振り返ると五竜岳が大きく見えた。神生池をカメラに収めていると入道岳手前で追い越して行ったトレラのンス型の若者が、「中ノ岳の途中オカメ覗きまで行って引き返してきた」と言って追いついた。秋田県から来たという若者で全国の山を走り回っているようだ。神生池からは草紅葉の中を快適に歩き「三ノ池」を見ると前方に目指す阿寺山が見えてきた。さらに草紅葉の中を行き、広堀川への分岐を過ぎて樹林の中わずかに登り切って最終目的地の阿部寺山山頂についた。叢の山頂で三角点は傾いていた。眼前には中ノ岳がそびえていた。ここでもまた私の新潟百名山+10完登を祝っていっちゃんのザックから色々な物が出てきてうれしいばかりであった。
新潟百名山+10はいっちゃんのおかげで完登出来たのである。 |