高隈山
(大篦柄岳)
タカクマヤマ
(オオノガラダケ)
標 高 1237m 日本三百名山

山 域

大隈半島


高隈山の最高峰・大篦柄岳山頂

 
ひどく荒れた白山林道を辿ってスマン峠入り口へそして稜線のスマン峠

登 山 記 録
登山月日 2004年11月14日
登山経路 白山林道スマン峠入り口6:35〜一九坂〜スマン峠7:40〜大篦柄岳8:40/8:45〜スマン峠9:25〜スマン峠入り口10:05
行動時間 登り2時間05分 下り1時間20分 合計3時間30分(休憩時間を含む)
天  候 曇/霧雨
メンバー 単独

情  報

アクセス R220垂水市新城麓を左折白山神社へ進めると白山林道に。スマン峠入り口まではひどく荒れた道で林道だけでも小1時間はかかる。
トレイル スマン峠までの中間点一九坂からは急坂が続く、スマン峠からは緩やかなトレイル
水場・トイレ 垂水市内を外れると水場・トイレはない
その他 妻岳・御岳・横岳などを総称した高隈山の最高峰が大篦柄岳 御岳は一等三角点峰

山行記

高鍋町から宮崎市に出て大隈半島の垂水市まで来ると、深夜0時を過ぎていた。
海岸近くの駐車場で酒を飲んで仮眠を取っていると、お巡りさんに職務質問を受ける。やはり車の中の寝泊まりは不審者なのであろうか。しかし、「こういうスタイルでないと全国山行脚はできないのですよ」と強がりを言うのであった。
夜が明ける前に海岸通(R220)を少し南に走って、新城麓という交差点を左に入り、更に500Mほど先の白山神社入り口を左に曲がる。やがて白山林道の看板の見える林道入り口についた。
「これから先は道が荒れていてオイルパンを突き上げる危険があるので通行禁止・通行は自己責任で」という看板が立てられていた。夜の明けない中、道を選びながらゆっくりゆっくり走る。しばらく走ると「この先15キロ地点路肩崩壊により通行止め、スマン峠入り口までは行かれます」という看板を見て一安心する。
道の真中は草が茂ってはいるが車輪の走るところは踏まれているので、それなりに車が進入していることがわかる。しかし荒れ方は相当にひどい林道である。九州にきて随分と長い林道をいくつも走った。昨日の大崩山の宇土内・比叡林道、そして尾鈴山の登山口までの道も随分と荒れていたが、この白山林道が一番ひどい荒れ方で距離もあった。林業の不振と相次いだ台風被害によるものだろうかと思う。
新城麓からちょうど1時間走って、ようやくスマン峠への登山口に到着した。そして夜も明けた。
急いで支度をして登山道に入る。山頂はガスがかかっていて見ることはできない。今日は午後から雨が降るという予報で先を急がなければと気合を入れる。最初は緩やかなトレイルが続き楽勝モードで進むが、「一九坂」と名づけられた休憩ポイントからがらりと様相が変わる。一気に傾斜を増した登山道に汗が噴出す。強行登山が続いていて、疲労もピークでなかなかエンジンがかからないが、気力でふんばってスマン峠に到着した。
此処までくれば後は稜線歩きで一安心だ。心配した雨がここで落ちてきた。「まだ早いじゃないか」と文句も言いたい気分になるが雨着をつける。バナナをほうばって稜線を進む。
アセビであろうか、小さな潅木の中のトレイルである。ガスで展望のない道を50分、黙々と歩いて山頂に着く。
桜島や霧島連山は見えるわけがない。九州の外れ大隈半島まで来たという実感も乏しい。
霧雨の山頂をカメラに収め往路を戻るのであった。
汗と雨でぬれた着衣を全部着替えて又あの長い林道をたどって垂水市内に戻り、錦光湾沿いを桜島目指したのである。

 


 甫与志岳  ホヨシダケ 標 高 967m 日本の山1000

山 域

 肝属山地

登 山 記 録
登山月日  2014年5月21日
登山経路

 甫与志林道終点6:25〜甫与志岳7:35/7:50〜林道登山口8:35

行動時間  登り 1時間10分 下り 45分 合計 2時間10分 (休憩時間を含む)
天  候  曇
メンバー  単独

情  報

アクセス  甫与志林道は砂利道だが良く整備されている
トレイル  特に問題ないが稜線に出ると急坂が続き滑りやすい
水場・トイレ  沢水取れるが飲用は? トイレはない
その他  一等三角点の山頂

山行記


甫与志岳山頂は一等三角点

前夜は宮崎の双石山を登った後大隅半島に走り、甫与志岳山麓の二股キャンプ場の先のトンネルを抜けた先の道路脇の空き地で休んだ。夜明けとともに二股キャンプ場に戻り、甫与志林道を3.5キロほど入ると数台駐車可能な登山口であった。スギやヒノキの植林帯を進み沢を渡って左岸に出る。ここからは南尾根の支尾根を高度を上げてゆき、南尾根の稜線に着く。南尾根は掘割上になっていて滑りやすい登山道であった。木立がまばらになってくると巨岩が立ちはだかり、岩屋に祠が祭られていた。巨岩を左側から回り込んで強風吹きすさぶ甫与志岳山頂に登りついた。山頂からはさえぎることのない展望が得られるのであるが、今日は強風とガスで展望は得られなかった。一等三角点の山頂は樹木が切り開かれて広い広場になっていた。朝食をとった後往路を下った。

駐車場の戻った後わきを流れる沢で洗濯をしながら車内の整理をした。

甫与志林道を二股キャンプ場に戻って、ナビに導かれながら根占港に向かい11時のフェリーで錦江湾を横断し薩摩半島に渡った。九州山行脚も行程的には復路に達したというところである。


大隅半島根占港から錦江湾を横断して薩摩半島山川港へ

 

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