高千穂峰 タカチホミネ 標 高 1574m 日本二百名山

山 域

霧島連山
登 山 記 録
登山月日 2004年11月14日
登山経路 高千穂河原15:25〜高千穂峰16:40/16:55〜高千穂河原17:45
行動時間 登り1時間15分 下り50分 合計2時間20分(休憩時間を含む)
天  候 晴・山頂はガス
メンバー 単独


高千穂峰山頂と夕日を浴びた火口


暮れ行く霧島連山と高千穂の火口

情  報

アクセス 高千穂河原は一大観光地
トレイル 火山礫の滑り易い道も気合で
水場・トイレ 登山口で
その他 お鉢回りは禁止されている

山行記

桜島の林芙美子文学碑を見ているまに、高千穂峰まで行って時間があったら今日中に登ってしまおうと決心する。錦光湾の最深部・国分まで走り、登山口の高千穂河原には15時過ぎであった。
西日を浴びて高千穂峰の前衛が光っている。駐車場の係りに所要タイムを聞くと往復3時間、早い人で2時間半ですという。ガイドブックには往復3時間半とあったので半分はあきらめていたのであるが天気も回復したので登山を決行する。
水とカメラと懐中電灯を持って登山道に入る。自然研究路への道に入ると人なれした鹿が迎えてくれた。2匹でジーと私のほうを見ている。きっと餌をねだっているのだろうと思う。展望台に着くと汗が流れてきた。ここで半袖のTシャツになり砂礫の登山道に入る。ぐんぐん気合を入れて登る。ほとんど休むことなく外輪山のお鉢まで登りきる。ここでようやく高千穂峰が見えてくるがもうそんなに先ではない。下ってきた登山者に時間を聞けば後30分もあれば大丈夫ということだ。遠くには韓国岳の丸い山体も見えてきた。
外輪山からわずかに下って最後の登りを20分あえぐと天の逆鉾が立つ高千穂峰の山頂であった。
残念ながら山頂はガスがかかり展望は利かない、しかし夕方5時前に山頂を踏んで大満足だ。登り2時間と読んでいたものが1時間15分であり、これもうれしい誤算であった。
知人に九州山行締めくくりのメールを打つ。駆け足登山では合ったが随分と数は稼いだものと思う。結局予定通り、九州にある300名山はこれで全部登ったのである。「よくやったなー」という気分でとてもハッピーな気分になる。
外輪山まで下ると沈む夕日の下に霧島連山が怪しく佇んでいた。砂礫の登山道を滑り落ちるように下り天孫降臨の大きな看板が立つ鳥居の前に来ると日はとっぷりと暮れていた。
えびのICに下る途中、上白鳥温泉で汗を流し、九州自動車道に入り、佐賀県の天山登山口へと車を走らせた。

 

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