野反湖・草津周辺の山
(白砂山・大高山・高間山)(逢ノ峰・池ノ塔山・坊主山)

日本二百名山 白砂山 シラスナヤマ 標 高 2140m

山 域

上信
登 山 記 録
登山月日 2002年5月5日
登山経路 野反湖7:15〜堂岩山9:50/10:00〜白砂山11:15/12:35 〜八間山分岐13:40〜八間山15:25〜野反湖17:15
行動時間 登り4時間 下り(八間山経由)4時間40分 合計10時間(休憩時間含む)
天  候 曇後晴
メンバー 単独

情  報

アクセス 登山口の野反湖に行くにはR141の長野原から入るしか道はないのである
トレイル 白砂山は残雪の中も良く踏まれていて迷うことはない 八間山からの下りは不鮮明で道を間違えやすい忠実にテープを拾うこと
水場・トイレ 水場はないが融雪時は? トイレなし
その他  
山行記


白砂山(八間山への稜線から)

白砂山の山域区分は難しい。上信の山と言っても長野県側からは、志賀高原に登らなければその山容を見ることが出来ない。登山口の野反湖に行くにはR141の長野原から入るしか道はないのであるが、野反湖まで入れば、標高は1600mを超えて白砂山の登山口である。やはりこの山は上州の山の区分になるであろうか。
下界は今年初めて、30度を越す真夏日が予想される中、7時前に野反湖に到着したが、この山上湖には霧雨が舞い、肌寒い。朝食をとる間には山特有の雨が激しく降りだし、出発を少し見送る。間違いなく雨が上がることが雲行きで判断できるので、雨着をつけて新品の重登山靴の靴ならしを兼ねて出発する。今日はこの重登山靴に色々左右される登山であったのだ。
ノゾキ沢の丸木橋を渡って、地蔵峠までくると残雪が豊富に現れる。緩やかな登山道を踏みあとを確実に拾いながら黙々と進む。小休止を2回挟み、2時間半かけて堂岩山らしきに到着した。樹間の中、ガスが掛かり更に雪上のトレースを拾いながらの登山は、「一体何処を歩いてきたのだろうか」と思い出せない。
堂岩山を過ぎるあたりから時々ガスも晴れて、目指す白砂山が垣間見られるようになると一安心だ。途中苗場山から山中2泊を要して縦走してきたという男女4人組みには脱帽である。更に残雪や痩せおねを1時間少しあえぐと、まだ完全にガスが晴れない中、先着の4人が休憩中の頂上に飛び出した。
汗を拭い、水を飲んでいる間に情況がどんどん好転し、15分もすると志賀高原の盟主岩菅山や佐武流山が姿を現して思わず感性が上がり写真の撮り合いとなった。この幸運に食事を取りながら1時間20分もの山頂スティをきめこんだ。この間の山頂滞留者は先着の4人、入代わりに上がってきた2パーティ4人と、私を含め9人だけであった。人気の山もまだこの時期静かな山が楽しめたと言うものである。
下山は2時間近い稜線漫歩を楽しみながら八間山に回った。
八間山からの下りは、雪上のトレースを一気に追ったが「奈落の沢に突っ込んでいやしないだろうか?」と言う心配した通り、ノゾキ沢の上流に道を間違えていた。戻るのも面倒と、藪を漕ぎ、高巻きと徒渉を繰り返しながら、ノゾキ沢を1時間近くかけて丸木橋に着いた時は5時を回っていて、全く疲労困憊であった。まさしく今日は森の住人カモシカの心境である。しかし「こういう無謀が遭難の始まりなんだな」と自問自答し反省することを忘れなかった。
重登山靴の靴慣らしと、いいながら薄手の靴下であった無知さゆえ、靴の中で足が泳ぎ足は痛い、ペースは上がらない散々な目にあったが。しかし藪漕ぎ・徒渉時には、しっかりした防水が利いていて、足を濡らすこともなく、帰りついたことも反省と共に収穫であった。


左佐武流山・右後苗場山


大倉山 オオクラヤマ 標 高 2054m 信州の里山 山 域 上信国境稜線
八十三山 ヤソミヤマ 標 高 2101m 山 域
堂岩山 ドウイワヤマ 標 高 2051m 山 域
地蔵山 ジゾウヤマ 標 高 1802m 山 域
登 山 記 録
登山月日 2022年4月28日
登山経路 野反湖白砂山登山口5:20〜ハンノキ沢5:45〜地蔵峠6:40〜地蔵山7:10〜水場8:30〜堂岩山9:30/9:40〜八十三山11:10/11:15〜大倉山12:45/12:55〜八十三山14:00〜序蔵山15:55〜ハンノキ沢16:50〜登山口17:15
行動時間 大倉山まで 登り 7時間25分 下り 4時間20分 合計 11時間55分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候 曇│晴
メンバー 単独
情   報
アクセス 長野原のR145から野反湖までは26キロの快適山岳道路が続く
トレイル この時期堂岩山直下の水場まで残雪と夏道交互に歩く その先は大倉山まで完全雪山
水場・toilet toiletは斗山口付近に有るがこの時期は冬季閉鎖中 水場はハンノキ沢と堂岩山登り口にある
その他 登りはルートミス連発
山行記


野反湖白砂山登山口・ハンノキ沢


地蔵峠・地蔵山


群馬県境トレイル標識・堂岩山直下の水場


堂岩山山頂・ルートミスした斜面


八十三山山頂から見る白砂山


堂岩山←八十三山から→大倉山


大倉山に近づく


佐武流山←大倉山から→切明方面





長丁場を意識して前日に野反湖畔入りして湖畔の駐車場で車中泊した。早朝5時前に起きると2台の車が登山口方面に走るのを見て、「山中に入る者がいるので安心だ」と思った。私も白砂山登山口に車を付けると、先行する二人はすでに登山道に入って行くところであった。この先二人のトレースなどが大倉山を踏める心強いものとなった。
私も支度をして二人の後を追う。前日の大雨でそれまでのトレー^スは消えていたので、先行者のトレースは有難かった。15分ほどでハンノキ沢の徒渉点に着いた。沢には小さな木橋がかかっているが雪解け水集めて沢幅の半分ほどは飛び石伝いに徒渉しなければならず、ロープにつかまりながら慎重に対岸に渡った。道標の立つ場所でトレースを見失い、進行方向の反対側の藪に突っ込んだりして10分ほどのロスタイムであった。GPSで確認して白砂山登山道に入るとスノーブリッジを超えて行くところもあって慎重に進んだ。登山道は一部夏道も出ていて地蔵峠までは残雪と半々くらいであった。地蔵峠からは切明・和山への道が分かれていて「いつかこの東電歩道と云われる道を歩いてみたいもの」と思った。地蔵峠からは荒れた夏道が地蔵山まで続いていて山頂は雪に覆われていた。
地蔵山からは群馬県側に残雪が続いていてしばらくは快適に歩くことが出来た。雪が途切れると藪を掻き分けて夏道に出るが先行者のトレースが有難く思った。何度か残雪・夏道交互を繰り返し堂岩山が近づくと水場の看板が立っていた。白砂山までの長い登山道の途中にある水場で、夏にはまさに好適地にある水場である。水場で一息入れた後は樹林の中に入って行き、ここから先は完全雪山であった。先行者のトレースを忠実に拾ったのであるが、トレースは堂岩山に続いていなくて、いつの間にか見失ってしまった。(先行した二人組はてっきり白砂山を目指しているものと思ったのだが。。。。)勿論夏道は雪の下で分からないので残雪にステップ切って適当に上方目指してて堂岩山山頂に立った。堂岩山山頂はシラビソ林が疎らに立つ中で積雪たっぷりであった。山頂の先白砂山方面にトレースを探したがトレースが無いので、「先行者は白砂山でなく、自分と同じ八十三山を目指したのだろう」ということがここで初めて分かった。
少し風のある堂岩山で暫し休憩の後ここから八十三山に派生する尾根への下降を始めた。深いほどの切ではないが遠望が利かないので近くにあるはずの八十三山もそれに続く尾根も見えないのがルートミスの始まりで、GPSで確認したのであるが尾根とは方角違いの雪渓を数十メートルほど下ってしまい、気付いたところは樹林もまばらな急斜面の雪渓場であった。雪崩の危険を感じながら何度かGPSで位置確認し正規尾根を探った。結局雪崩危険地帯をトラバースする羽目になり急斜面の雪渓をキックステップ切りながら慎重にトラバースした。正規尾根に乗ることが出来て胸をなでおろすのであった。
この間小一時間ほどの額に汗する時間であった。トラバース中は「八十三山・大倉山登頂は無理かな」と。頭をよぎったのであるが、安全地帯に来ると「まだまだ時間はたっぷりある八十三山までは」と、思いながら緩く安全な尾根を八十三山目指した。10分ほど進むと八十三山方面から先行していた初老の二人組が下って来て、私を見て驚いた表情である。私はトラバースの話などをして「お二人さんが自分と同じオオクラヤマを目指していることが分かっていたらしっかりトレースを折ったのに」とこぼすのであった。既に大倉山迄登頂してきた二人から、「八十三山から大倉山までは往復1時間半だ無理せず気を付けて」と言って別れた。二人組と別れた後は20分ほどで八十三山に着いた。既に野反湖からは6時間・11時過ぎの到着であり焦りを感じるのであった。ガスが晴れずに展望もない山頂で写真を撮って直ぐに大倉山へ向かった。
初老とは言え大倉山目指す二人であるから健脚登山者であることが分かったので「八十三山から大倉山は片道40分往復1時間20分」と云う所要タイムは自分には無理と分かっている。「まあ片道1時間・往復2時間」を覚悟していた。気温があげってトレースを見失ってまたまたルートミスを犯した。何度かGPSで確認し大倉山へのトレースに合流するのに30分ほどのロスが発生して心が折れそうであった・眼の前に見える大倉山が近づいてくると「ここに来ることはもう2度とないのだから・・・」tp鼓舞して前に進んだ。結局八十三山からは1時間半かかって大倉山到着は12:45であった。漸く日が差し始めた山頂でおにぎりを一つ頬張って、下りに時間を頭に浮かべながら小休止した。八十三山まで1時間・水場まで1時間・地蔵山まで1時間・ハンノキ沢まで1時間・登山口まで30分合計4時間半下山は17時半を覚悟した。眼前の佐武流山などをカメラに収めて13時に大倉山を後にした。
もうトレースを踏み間違えないように慎重に歩いて予定通り14時には八十三山に戻って一安心。白砂山などをカメラに収める余裕もあった、あとは黙々と歩いた。水場迄は45分・地蔵山までは1時間10分ほどかかったが目論見通りに歩けた。しかし地蔵山を下るころには疲労が出てきて足を攣ることも度々であった。地蔵峠からハンノキ沢徒渉点まで来ると間違いなく17時過ぎには下山できることが確信できた。疲労した足でハンノキ沢を慎重に徒渉して50mほどの登り返しを凌いで、急斜面の雪渓をトラバースして野反湖の白砂山登山道入口には大倉山からは山頂での目論見通り4時間15分かかって17時15分の下山となった。駐車場には私の車しかなく今日この山中にに入ったのは先行した二人と自分の三人だけであったものと思った。
「先行者がいなければ八十三山で引き返しただろう」と、思うと、二人組に感謝の念を抱いて野反湖畔を走って帰路に着いた。


三壁山 ミツカベヤマ 標 高 2079m 山 域 上信
大高山 オオタカヤマ 標 高 1975m 2000m超峰 山 域
高沢山 タカサワヤマ 標 高 1906m 山 域
エビ山 エビヤマ 標 高 1744m ぐんま百名山 山 域
登 山 記 録
登山月日 2017年6月30日
登山経路 野反湖キャンプ場(5:45)〜三壁山(6:35)〜カモシカ平分岐(7:05)〜カモシカ平(7:20)〜大高山(9:10/9:35)〜カモシカ平(10:25)〜高沢山(10:50)〜エビ山(11:40/11:55)〜キャンプ場(12:45)
行動時間 大高山まで 登り 3時間25分 下り 3時間10分 合計 7時間  (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候 雨/曇
メンバー 単独
情   報
アクセス 野反湖まで快適山岳道路R405が続く
トレイル カモシカ平から先笹藪被るところもあるが 野反湖を囲む登山道はよく整備されている
水場・トイレ 水場はキャンプ場とミツカベヤマ途中とカモシカ平にある toileは登山口のキャンプ場以外はない
その他 野反湖は1500mを超える避暑地
山行記


最初の峰三壁山・カモシカ平分岐


笹とヨシ原のカモシカ平


縦走路の突起大高山


大高山山頂
15年ぶりの野反湖湖畔であるが記憶はほとんど消えていて、標高1500mを超える大きなダム湖の野反湖に感動である。
前夜は野反湖キャンプ場の駐車場で車中泊した。未明に降り出した雨は夜明けには本降りとなってしまって、早朝早掛け登山を考えていたので気を揉みながら雨の止むのを待った。雨が小降りになったので6時前にはゴム長靴履き雨合羽着て、雨傘差してキャンプ場から三壁山登山道に入った。
野反湖畔周回登山道としてよく整備されていて緩く登って行く。途中水場で一息入れて三壁山には登山口から50分で登り着いた。すでに標高2000m近い稜線である。稜線を高沢山直下のカモシカ分岐には30分で着いた。笹原のカモシカ平に下って腰丈の笹が被さる道を登りかえして行く。雨露が合羽を滲みて下半身が濡れてきたが、この時期濡れてもそれほどは気にならないのである。笹原を抜けて樹林帯に入って樹木の根元に腰を下ろしておにぎりを頬張った。
樹林帯の中も笹が被さる道が続いていたが傾斜も緩く快適に歩ける。標高1965mピークに着くとカモシカ平との中間点で残りは1キロほどである。雨の上がった稜線を」ゆっくりと歩いて大高山に着いた。雨上がりの大高山ではあったがまだガスで展望は開けていなかった。先週は子の稜線の先のダン沢ノ頭まで赤石山から来ているので行ってみたい誘惑もある。山頂で軽食取りながら30分ほど休憩し、雨合羽を脱ぎ虫よけのアームカバーを付けて往路をカモシカ分岐に戻った。
カモシカ分岐から高沢山に登りエビ山に下った。野反湖畔の一番低いエビ山がぐんま百名山に数えrされているのには首を傾げた。雨が完全に上がったエビ山で一息入れて、眼下に野反湖を見ながらキャンプ場に下った。湖畔の遊歩道をゆっくりと歩いて駐車場に戻った。このコースは目標の山頂とその中間点に案内標識が立っていて安心して歩けるコースである。


高沢山・エビ山


高間山 タカマヤマ 標 高 1342m ぐんま百名山 山 域 吾妻
登 山 記 録
登山月日 2017年6月22日
登山経路 高間峠13:40〜高間山13:05/13:10〜高間峠14:30
行動時間 登り 25分 下り 20分 合計 50分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー Yさんを案内
情   報
アクセス 高間峠まで舗装道路が続く
トレイル 山頂まで少々急登の一本道
水場・トイレ 登山口にもない
その他 高間開拓地の先の山
山行記


間山山頂と高間峠

草津温泉バスターミナルで合流し長野原まで下って旧六合村方面への道に入り高間集落を目指した。限界集落ともいえる高間開拓地に着き、農作業の古老に高間峠への道を尋ねたが、暮坂峠へに進んでしまった。別荘地と思える場所で住人に丁寧な案内をうけ高間集落に戻る。電動車椅子に乗る長老に高間峠への道を尋ねるとすぐ先であることを教えてくれた。30分ほどの登山口探しであった。
高間峠には王城山・高間山登山口のV字型の案内標識が立っていた。1名を車に残してYさんと二人カメラだけ持って高間山登山道に入る。雑木林の中少々草叢が被さるところもあったが一気の急登を凌いで登山口からは20分ほどで山頂に立つことができた。


王城山 オウジョウサン 標 高 1123m 群馬百名山 山 域 吾妻
登 山 記 録
登山月日 2017年10月28日
登山経路 高間峠11:35〜林道終点12:00〜王城山12:30/12:35〜高間峠13:25
行動時間 登り 55分 下り 50分 合計 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 高間峠まで舗装道路
トレイル 林道を下って行き、膝丈の笹の被さる登山道
水場・トイレ 登山口にもトイレ水場無し
その他 登山口の駐車地点より山頂のほうが標高が低い
山行記


王城山山頂・九合目奥宮

高間峠から舗装された林道を20分ほど下ると林道終点でお王城山登山口になっていた。登山口からも下り勾配気味の道を3日伊寶田アップダウンを繰り返し・・神社の奥宮に着いた。ここが王城山山頂と間違えた登山者が王城山登頂記念のプレートが置かれていたが、山頂は更にこの先200mほどの所にあった。表登山道ともいえる反対側からの登山道があったので裏口登山という事を感じた。


池ノ塔山 イケノトウヤマ 標 高 2217m 2000m超峰 山 域 上信
坊主山 ボウズヤマ 標 高 2120m 山 域
逢ノ峰 アイノミネ 標 高 2110m 山 域
登 山 記 録
登山月日 2017年6月22日
登山経路 逢ノ峰   草津白根山駐車場4:35〜逢ノ峰4:50〜駐車場5:05
池ノ塔山 R292日本国道最高所5:40〜雨量観測所〜藪山敗退6:20
坊主山  R292草津白根山後方駐車場6:40〜遊歩道〜坊主山〜駐車場7:10
行動時間 登り 下り 合計 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 志賀草津ラインR292から
トレイル 池ノ塔山は完全藪山 坊主山はR292から遊歩道が延びる 
逢ノ峰は草津白根山ビジターセンターから遊歩道
水場・トイレ 無し
その他 池ノ塔以外は簡単に山頂踏める2000超峰
山行記


逢ノ峰山頂に立つ東屋

【逢ノ峰】
夜明け前に草津温泉を出て、草津白根山のビジターセンターの駐車場に車を停めた。逢ノ峰への遊歩道入り口には柵がしてあって進入禁止のようであるが委細構わず遊歩道に入る木製階段なども設置されていて緩く登って行くが山頂近くにんると遊歩道には笹が被さるところもあった。数年草地白根山の入山が規制されているのでこの山も登山するものはないのだろうと思った。霧に巻かれきゅふう吹きすさぶ中東屋の立つ逢ノ峰山頂に着いた。手作りの山頂標識が樹木に下げられていて、付近を三角点を探したが見当たらなかった。

【池ノ塔山】
R292を渋峠ヒュッテに着く群馬県側の300mほど手前に駐車スペースがあって「日本国道最高地点」碑が立っていて、晴れれば眼下に芳ヶ平湿原を見ることができるという案内看板があった。地図を見るとここらあたりから100mほど真上が池ノ塔山である。笹原に作業道のような道が切り開かれていたので中に入ると50mほど先に雨量観測所の施設が立っていた。その先は完全藪山であった。駐車場所に戻り国道わきに他に入山できる道はないか10分ほど探したが見当たらない。再び雨量観測所への道に入って観測所から後方の藪山に突っ込んで15分ほどもがいたが屈強なハイマツが現れてとても前に進むことができなかった。池ノ塔山まで標高差50mほどの地点で敗退して駐車場所に戻った。残雪季であれば難なく登れることが分かったので来季再アタックを考えている。


藪山の池ノ塔山


国道日本最高所・坊主山

2018年3月25日渋峠からシールを付けてスキー登山した。緩い勾配の雪原を20分ほどで登れた。



【坊主山】
R292を渋峠から山田峠に下って行くと中央分水嶺に標識が立つ辺りで目の前にこんもりと見える山が坊主山である。
山田峠の先の草津白根山を後方から観る地点の駐車場所に車を停めた。万座山方面に続くであろうと思う遊歩道が整備されていたので、難なく坊主山を踏めると思ったが遊歩道は一旦高みに上がった後坊主山の山腹を巻いて高度を下げて行く。10分ほど下がったが山頂に続く道でないことを察して最高点まで登りかえした。最高点付近から道が分かれていて膝丈の笹原に細い遊歩道が延びていて坊主山山頂と思しき平坦な山頂に着いた。標識も三角点もないので山頂と思しき付近を5分ほど散策して駐車場に戻った。駐車場に戻ると霧が晴れて登った山が坊主山であることが特定できた。万座スキー場のリフトトップ付近~坊主山をカメラに収めた。

万座スキー場の坊主山と山頂

【芳ヶ平湿原】
逢ノ峰・池ノ塔山・坊主山ノ2000m超峰3山に登った後、草津温泉で山友との町粟佐時間にはまだ十分時間があるので、白根山ビジターセンターに車を置いて芳ヶ平湿原を訪ねた。朝のうちは霧に巻かれていたが8時を過ぎる頃にはすっかり晴れ渡っていた。
第一駐車場から第三駐車場を通り国道を歩いて芳ヶ平への道に入ったが、第一駐車場から白根山の山麓に柵沿いの遊歩道がつけられていた。遊歩道は車道兼用で広く緩く下って行く。残雪を踏むところもあったがここも白根山の糞か警戒レベルが上がって入山が規制されていたのだろうか一部は荒れたところもあった。駐車場から1時間ほどで芳ヶ平ヒュッテに着いた。管理人がジープで買い物に行くと云って歩いてきた道を走って行くところであり、ヒュッテは締まっていた。ヒュッテの後方に回ると小ぶりながらも見事ン湿原が広がっていた。草津白根山の赤茶けた山体を映した池塘には目をみはるばかりであったが、残念ながらスマホの電池切れとデジカメを車に置き忘れてきてしまい。カメラに写すことができなかった。整備されつぁも駆動を15分ほど歩いて芳ヶ平ヒュッテに戻り、往路の遊歩道を白根山ビジターセンターに戻った。
「行程」
白根山ビジターセンター8:30〜芳が平湿原9:20/9:45〜ビジターセンター10:45

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