障子ヶ岳 | ショウジガタケ | 標 高 | 1482m | 日本の山1000 | 山 域 | 朝日連峰前衛 |
天狗角力取山 | テングスモウトリヤマ | 標 高 | 1376m | - | 山 域 | 〃 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2016年7月25日 |
登山経路 | 林道仮ゲート前5:10〜登山口5:40〜大クビト7:10〜紫ナデ8:10/8:15〜障子ヶ岳9:15/9:35〜栗畑10:40〜天狗角力取山10:55/11:35〜栗畑12:00〜沢13:10/13:05〜猟師の水場〜焼峰13:50〜天狗山登山口14:50〜ゲート前15:00 |
行動時間 | 合計 9時間50分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 曇・晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 天狗山登山口まで未舗装の林道も整備されている 障子ヶ岳登山口手前林道工事中であった |
トレイル | 障子ヶ岳までは急登もあるが良く踏まれている その他は人気のコースで快適トレイルが続く |
水場・トイレ |
障子ヶ岳コースは登山口以外水場無し 天狗コースは山中2か所沢水取れる 天狗小屋付近に水場ある toiletは登山口・山中にはない天狗小屋は? |
その他 | 天狗コースを登れば日帰り周回問題ない 天狗小屋で泊まってみたかった |
山行記 2020年6月の障子ヶ岳山頂 (宮本卓氏撮影) 大井沢川にかかる潜り橋に指導票ある・障子ヶ岳への登山口 高度を上げると朝日連峰主稜線も見える・紫ナデへの道 紫ナデから障子ヶ岳・障子ヶ岳山頂 障子ヶ岳から来し方・障子池の湿原 下山後気が付いたことだが、大井沢沢の橋にかかる天狗山への登山口案内標識を見落として障子ヶ岳直登コースの林道に入ってしまったが、林道も橋のすぐ先で工事中のため通行止めになっていた。ゲート前に車を停めて林道を行くとすぐ先が路肩決壊による工事中であった。荒れた林道を30分ほど進むと登山口広場に着いた。以前はここまで車が入れたことがうかがえるが今は途中の復旧工事が完成してもここまでは車は入れない。この時点ではてっきり天狗山直登コースを歩いているものとばかり思っていた。 少し草の被さる登山道を進み出合吹沢の徒渉点に出るが水流少なく靴を濡らすこともない。やがて尾根に取り付くと急登が待って居た。しかし緩急つけながら高度を上げて行く尾根道を登ることはそれほどの苦労も感じない。やがて前方が開けてきて所々に崩壊地がむき出しになるころには左前方に朝日連峰の主稜線らしきが見えてきた。10年も前になるが日暮沢〜ユーフン山〜竜門山を登った時の尾根ではないだろうかと目を凝らす。この時点で障子ヶ岳への直登コースを登っていることが分かり始めた。 一山超えて鞍部に下ると樹木に「大クビト」と書かれた木札を見ていよいよ障子ヶ岳直登コースを実感した。登山口にもその後にも案内看板は何もなかったのでどうしてここに入ったのか首をかしげるばかりである。紫ナデへは崩壊地や雪蝕地形なども見られる尾根を登って行く。途中の小ピークでは5〜6人の高校生パーテイが下ってきた。てっきり障子ヶ岳山頂かと登り着いたのが紫ナデであって、障子ヶ岳山頂はまだまだ遠くに聳えていた。 紫ナデではまだ遠望が利いて谷を隔てた対岸に茶畑山〜戸立山〜オツボ峰〜以東岳につながる尾根が特定できて懐かしかった。2011年アの尾根を登って大鳥池に下り、化穴山に登ったことが思い出す。紫ナデからは小さなアップダウンを繰り返しながら少々岩稜っぽい道を高度を上げて行く。ガスが上がってきて障子ヶ岳のバットレスが見えないのが残念である。何回かニセピークにダマされながら紫ナデからは1時間かかって障子ヶ岳に到着した。林道ゲートからは4時間ほどの行程で長丁場を覚悟していたので急登の障子ヶ岳を予定通り踏めて胸をなでおろした。ガスで遠望の利かない山頂であったが軽食を摂りながら一息入れて栗畑へ稜線を進む。わずか先に小さな障子ヶ池があり湿原があった。湿原から先は再び登りかえして登り着いたのが天狗コースと合流する栗畑である。 休む間もなく天狗小屋方面に進むと草原状の中に天狗小屋が見えてきた。少し泥濘のある道を進み登り返すと天狗小屋への分岐になっていて、その先わずかで天狗角力取山の天狗の相撲場に着いた。山頂標識もなくここが天狗角力取山とは思えず、さらに高みを探したがそれらしきピークは見当たらない。もしかして霧の彼方にあるのではないかと思い、朝日主稜線に続く道に入り10分ほど鞍部に下ったがそれらしきピークはないので天狗の相撲場に戻った。(実は下山中に小屋の管理人と交差した際に天狗角力取山と天狗の相撲場であることを確認した)。天狗小屋にも寄ってみたかったが思わぬロスタイムで意気消沈小屋には寄らずに栗畑分岐に戻った。栗畑で一息入れた後は天狗コースを下った。水場付近で管理人と会って経緯を話すと「障子ヶ岳への急登には苦労したべ」と同情されたのである。まさに同情絵にかいたような緩く快適トレイルを焼峰からバカ平に下って天狗コースの登山口に着いた。更にわずかに下ると大井沢にかかる橋で橋のたもとに「紫ナデ経由障子ヶ岳登山口」と「天狗コース登山口」の指導標を見るのであった。橋を上流に渡ってすぐ先の林道ゲートの駐車場所には15時ジャストの下山であった。 栗畑の分岐・草原の下方に天狗小屋 天狗の相撲場と栗畑から見る天狗角力取山 猟師の水場・対岸の紫ナデ方面 |