「越生梅林」近くの太梅に走り、大高取山への入山地点を探しながらゆっくりと走ると道端に「大高取山」の標識を見ることができた。「標識の近くには駐車スペースもあったので車を止めた。道路の先には稲荷塚庚申塔の石塔が立っていて民家の脇を抜けて山中に入った。遊歩道は杉林の下は梵の中であって今日歩いてきた山とは趣が変わっていた。単調で緩い遊歩道を行き、やがて小さなピークにつくと「神の座山」という標識が立っていた。神の座山からさらに傾斜を増した遊歩道を登りきると大高取山山頂であった。山頂のベンチには単独行氏が佇んでいたが挨拶しても返事がないので、大きな声で挨拶しなおすと小さな声で返事があった。隣に座る気も起きなかったので山頂の反対側にある丸太のベンチに腰を下ろして眼前に見える「越生アルプス」を眺めて休憩をとった。

前夜は鎌北湖畔の駐車場で車中泊した。夜間には雨が降って心配したが夜明けには雨がやんでいた。鎌北湖おくから顔振峠に続くと思われる細い道を行き、北向き地蔵という小さな穂頃の先にスカリ山の登山口標識があった。登山道に入って少し傾斜のある道を行き大きな岩のある前衛のピークを越えて10分ほどでスカリ山山頂であった。昨夜の雨で周辺の山々が霧にけぶっていた。