佐武流山 サブリュウヤマ 標 高 2192m 日本二百名山
信州百名山

山 域

三国山脈
登 山 記 録
登山月日 2008年10月25日
登山経路 秋山郷・和山登山口6:05〜檜俣川の徒渉点7:50/8:05〜物思平9:00/9:20〜ワルサ峰10:20/10:35〜苗場山分岐〜佐武流山12:15/13:00〜ワルサ峰14:20〜徒渉地点16:00〜林道〜登山口17:45
行動時間 登り 6時間10分 下り 4時間45分 合計 11時間40分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 山友こばさんのグループ9人

情  報

アクセス 林道入口まで舗装道路
トレイル 徒渉点から上は木の根が絡まる悪路 ワルサ峰から上は明るい稜線歩きも一部泥濘ある
水場・トイレ 水場は徒渉地点と苗場山分岐〜10分 トイレはない
その他 登山道が開いて8年経つが悪路が続き難山

山行記


奥志賀スパー林道から見る佐武流山 こばさんの信州百名山達成

 
6時に登山口を出て7時50分檜俣川の徒渉


悪路の急坂を凌いで物思平からワルサ峰へ


ワルサ峰を過ぎると明るい稜線歩きとなる


赤倉山・苗場山方面にも縦走路が開けた 水場も10分のところにある

山行記録

7年前に登ったときは林道入口が登山口になっていたが300m先に新登山口があり、駐車スペースもあった。新登山道は林道をショートカットして山中に延びていたが途中から林道に合流する。しかし林道を歩いたほうが早そうである。檜俣川の徒渉点は以前と変わりなくロープがあるだけで増水時には徒渉不可能になるかもしれない。
徒渉点を過ぎると本格的な登山道となり、最初は緩いカラマツ林の中を行くがやがてブナや雑木林の中の急坂となる。雑木やクマザサを刈り払いしただけで、後は人が歩いて出来た登山道であるから木の根が絡まり歩きにくいことはこの上ないのである。徒渉点からは1時間で「物思平」の休憩ポイントに着いた。ここで一息入れた後、再び悪路のトレイルを行く。標高が上がるにつれて、樹相はブナ林からキタゴヨウマツの尾根道となり木の根が更に大きく登山道を塞いでいた。しかしこのキタゴヨウマツこそが尾根の崩壊を防いでいるのである。そして又1時間で登りついた峰がワルサ峰である。ここでも休憩を取る。
ワルサ峰からは左側が切れ落ちた稜線を行く。晴れていれば谷越えに苗場山方面の展望が開けているのだろうが、苗場山頂付近には霧が掛かっていた。小さなアップダウンを重ねながら進むと赤倉山・苗場山方面縦走路分岐に着く。分岐案内看板の下には水場案内(10分)もある。急坂を一登りすると佐武流山山頂と思しき峰が見えてくるがどうやら前衛のピークである。掘割状になった泥濘の稜線を行く。山頂はまだかまだかと思いながら小潅木の中を進み分岐からはちょうど1時間で佐武流山山頂に到着した。登山口からは6時間以上かかってしまった。
朝、登山口を先に出た新潟の6人グループが山頂を後にするところであった。
信州百名山完登のこばさんを囲んで記念写真を撮る。難関佐武流山に登って満足顔が並んでいる。昼食をとりながら40分ほど休憩し、下山に掛かる。
下山も木の根に足をとられ、急坂で足を滑らせながらピッチが上がらない。徒渉点には16時に下り、林道には16時20分に登り返した。そのまま林道を下り途中からヘッドライトを点けて登山口には18時近くになって到着した。

山友こばさんの信州百名山完登記念の佐武流山の再登山は12時間近い大山行ではあった。


ブナの立木にヤマブシダケ     (登山道で見た不思議な物)    クマが表皮剥いだ雑木

 


日本二百名山 佐武流山 サブリュウサン 標 高 2192m

山 域

上信越
登 山 記 録
登山月日 2001年10月7日
登山経路 和山登山口7:20〜林道終点8:40〜徒渉地点9:00〜ワルサ峰10:50〜 佐武流山12:20/13:20〜登山口17:20
行動時間 登り5時間 下り4時間 合計10時間(休憩時間含む)
天  候 薄曇
メンバー 親子二人連れ

情  報

アクセス 切明温泉の先に中津川林道起点が登山道となる。林道までは舗装道路
トレイル 林道を5キロ、檜俣川の徒渉を過ぎて開いたばかりの登山道で荒れている
水場・トイレ 檜俣川の徒渉点から先に水場なし トイレなし
その他  
山行記

 
檜俣川徒渉地点と佐武流山頂標識

栄村の前進倶楽部が地域活性化の願いを込めて1年前に登山道をつけました.有り難いことです。
お礼を込めて前夜は和山の温泉付き民宿に泊りました.ご主人をなくした小母さんが一人で頑張っていました。(鳥甲荘)
今までは、女性が登れない山も、お蔭様で夫婦登山隊、男女混合パーティ、女性パーティと登山者の三分の一の10名位がこの奥深い山を楽しんでいました.まだまだ安全なトレイルとは言いがたく、スパッツは必携です。林道歩きが長く、つかれましたが、この山が簡単に登れるようでは意味がありません。展望はやはり素晴らしいものがあり、苗場山を始めて他の山から目にしました。前進倶楽部が苗場山までの縦走路を整備していますので、近い内にここを楽しむこともできるでしょう。
切明の雄川閣で汗を流し、地元の青年の暖かい人情に触れ、奥志賀スーパー林道を中野に抜けて帰りました

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