新潟県日本海岸の山
(刈羽黒姫山・米山・鋸山・尾神岳・青海黒姫山)

刈羽黒姫山 カリハクロヒメヤマ 標 高 890m 越後百山

山 域

柏崎
登 山 記 録
登山月日 2006年11月13日
登山経路 柏崎市岡野町林道登山口12:15〜黒姫キャンプ場12:20〜黒姫山13:10/13:15〜登山口13:50
行動時間 登り55分 下り35分 合計1時間35分(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス キャンプ場入口まで舗装道路(今回は法面工事で農道迂回)
トレイル よく踏まれている
水場・トイレ キャンプ場にあるが荒れている
その他 里山でも山頂に避難小屋ある

山行記


岡野集落から見る黒姫山とその山頂

柏崎市岡野から黒姫キャンプ場に入る村道は法面補修のため通行止めになっていた。交通規制をしている係員に尋ねると親切に裏道の農道を教えてくれた。キャンプ場への入口に車をつけて登山道に入る。すぐにキャンプ場になっているが今は余り利用する者はいないようで、トイレも炊事場設備も朽ち果てていて哀れを誘う。過疎地の生き残りも、なかなか難しいことが感じられるところである。
登山道は雑木林の中にきれいに整備されていた。これも訪れる人に楽しく歩いてもらおうと思う新潟県人の親切心が手に取るようである。うっすらと雪を被った登山道を1時間もかからず登り着いた山頂には利用するものが本当にいるのだろうかと疑問に思う避難小屋が2棟も建っていた。
里山とはいえ少し哀れを誘う刈羽黒姫山ではあった。


米山 ヨネヤマ 標 高 993m 日本三百名山

山 域

新潟県柏崎


霧に巻かれた米山山頂

登 山 記 録
登山月日 2004年5月18日
登山経路 柏崎市大平〜米山林道途中登山口6:10〜広場6:50〜山頂7:50/8:10〜登山口9:15
行動時間 登り1時間40分 下り1時間05分 合計3時間05分(休憩時間を含む)
天  候 曇・霧
メンバー 単独

情  報

アクセス R8から大平部落までは細い地道を行く
トレイル 急登であるが木製の階段も整備されている
水場・トイレ 大平の登山口と山頂にトイレ、水場は山頂近くにある
その他 毎日登山をする者も居る里山

山行記

R8・柏崎から大平集落に入ると登山口の看板がある。米山に登る一番ポピュラーな登山口だ。更に米山林道に車を進めるが、僅か先に「林道のり面崩壊につき通行止め」という看板と、林道真ん中にユンボが置いてあった。林道を少し戻って大平から上がってきた登山道に入る。
濡れた登山道は滑りやすいのであるが木製の階段も良く整備されている。この3日間、早朝登山が続いてなかなか意気が上がらない。二の字と名付けられた広場について朝食休憩をとる。ここからは明るい尾根道を登る。更にブナの林が美しい急坂をよじると霧の中に入る。黙々と歩いて、登山口から1時間半掛かってばかでかい避難小屋の立つ山頂に到着した。簡単に日帰り登山の出来る山頂にこんなに大きな小屋が必要なのだろうかと疑問に思う。
登山記念ののノートを見ながら休憩する。毎日この山に登っているものもいるようだ。
霧にまかれた山頂では期待した日本海や佐渡島が見えなくて残念である。
ゆっくり下るとの田植えを終えた地元のものが何組か登ってきた。


鋸山 ノコギリヤマ 標 高 765m 新潟百名山 山 域 長岡東山
登 山 記 録
登山月日 2018年10月4日
登山経路 長岡市栖吉鋸山登山口9:25〜花立峠10:40/10:50〜鋸山11:15/12:05〜登山口13:40
行動時間 登り 1時間50分 下り 1時間35分 合計 4時間15分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 𠮷川さん・平林さん「カクシャク登山隊」
情   報
アクセス 栖吉の登山口まで舗装道路
トレイル 花立峠まで急登もあるが良く踏まれた遊歩道
水場・トイレ 登山口に仮設トイレある 水場は無し
その他 長岡市民に親しまれている一等三角点峰
山行記


一等三角点の鋸山


山頂から弥彦山が見える・花立峠
新潟百名山完登を目指す吉川さんと山友平林さんとの同行登山である。長岡駅で合流し栖吉の登山口に向かった。
登山口には広い駐車場があり数台の車が停まっていた。地元の山好きな方の情報を得て登山道に入った。沢沿いを進み沢を渡る木橋の先から本格的登山道となっていて、稜線の花立峠までは急坂もあり汗を絞らせられた。花立峠で一息入れた後はブナと雑木の稜線を小さなアップダウンを繰り返しながら30分ほど歩いて鋸山山頂に着いた。
山頂には立派な方位盤があり越後平野が眼下に広がっていて弥彦山や角田山が見えた。先着していた地元の方と山談義を楽しみながらランチ休憩を取った。


尾神岳 オカミダケ 標 高 757m 新潟百名山 山 域 上越市𠮷川区
登 山 記 録
登山月日 2018年10月3日
登山経路 尾神岳遊歩道入り口13:05〜展望台13:17〜尾神岳13:40/13:50〜展望台14:15/14:20〜登山口14:35
行動時間 登り 35分 下り 45分 合計 1時間30分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 登山口まで狭いながらの舗装道路
トレイル よく歩けれている遊歩道
水場・トイレ 山道に入る前の案内所前にtoilet・自販機ある
その他 パラグライダー基地の山
山行記


尾神岳山頂と近くに見える米山
尾神岳山麓はキャンプ場があり、山頂付近にはパラグライダーのテイクオフ基地がある。山麓の案内所付近から山上に続く道は狭いながらも舗装された快適道路が続いていた。パラグライダー基地への道を分けてすぐ先が尾神岳山頂に続く遊歩道入り口があった。軽荷を背負って遊歩道に入る。10分ほどで鉄骨造りの展望台が立っていた。その先雑木林の中を20分ほど歩いて尾神岳山頂に着いた。山頂には御祈願札が沢山下げられていて、開けた樹間の先に柏崎の米山が見えた。


日本三百名山 青海黒姫山 オオミクロヒメヤマ 標 高 1222m

山 域

新潟県糸魚川
登 山 記 録
登山月日 2003年7月13日
登山経路 デンカセメント工場8:20〜登山道入口9:20〜稜線10:55〜山頂11:30/12:00〜登山道入口13:40〜工場14:25
行動時間 登り3時間10分 下り2時間25分 合計6時間05分(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス R8を青海町に入って青海川を橋立峡方面に進むとデンカセメントの工場入口に黒姫山登山道
トレイル 石灰石の採掘用道路を1時間歩いて急登の登山道に入る 稜線歩きも結構長い
水場・トイレ 途中になし
その他  

山行記

小谷村の大渚山を登った後、姫川沿いのR148を糸魚川に下る。トンネルと洞門の続く道は何回走っても凄い道だなーと思う。
晴れた日なら迷うことなく特定できる黒姫山も今日はガスの中で姿が見えない。R8を青海町に入って青海川を橋立峡方面に進むとデンカセメントの工場入口に黒姫山登山道の案内看板があった。
事務所には入山届けが備え付けられてありこれに記入する。
工場敷地内に入り、青海川に架かる橋を渡って舗装された工事用道路を進む。石灰石の採掘は青海川右岸の黒姫山から現在は左岸の山に主力が移っていて黒姫山側は採掘が中止されている。重ダンプが走り回ったであろう工事用道路を1時間ほど歩くと採掘現場の最上部に達した。ここまで標高差は400mと言うところである。ここら当たりからガスが掛かり始め、濡れた草むらの登山道に入る。
山頂の姿が見えないので登山道をイメージすることが出来ない。緩い傾斜の道も樹林帯にはいると急坂になり、おまけに濡れていて所々に現れる蛇紋岩は更に光って見える。殆どの急坂にはトラロープが張ってあり、登りにはそれ程必要とは思えないが濡れた下りにはこれに掴まらないと足元が怪しくなる。新潟県人の親切心が伝わってくる。
採石場の最上部から1時間半ほどの急坂をあえいで山頂に続く稜線に到着した。丁度このあたりがガスの切れ間になっていて稜線の彼方に目指す黒姫山が見えてきた。随分遠くに見えるがそれ程の高低差は感じない。小さなアップダウンを乗り越えて最後は石灰岩で白く光る山頂に登り着いた。
標高は1200mほどで有るが海岸にそそり立つ山で、その標高差をネットで歩いたことになり、随分と時間が掛かったものだと思う。この梅雨時の登山は着ているものは汗でびっしょ濡れになってしまった。山頂には無粋なコンクリート造りの祠と鳥居が建っていた。
日本海から吹き付ける風のせいか標高の割に山頂付近は樹林が無く、小灌木の山頂付近であった。雲海の彼方には頸城山塊、白馬岳に延びる栂海新道縦走路の稜線とおぼしき犬ヶ岳も見られる。しかし上空には更に厚い雲がたれ込めていて、それらの山頂を隠していた。晴天時の展望をイメージするとまさしく日本海を背にして180度大パノラマが開けているだろうと思うのである。
怪しい天気に30分ほど休憩のあと、往路を下ったのであるが、案の定急坂で足を滑らせ何回も尻もちを付きながら下った。石灰石採掘により見る影もない山だろうかと危惧してきたのであるが、それ程の破壊もなく自然が残された山であることが分かり、ほっとして山を下った。

 

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