御嶽山 オンタケサン 標 高 3067m 日本百名山

山 域

御嶽山
登 山 記 録
登山月日 2011年7月30日〜31日
登山経路 第一日目 田の原7:20〜奥の院分岐9:30〜奥の院10:30〜王滝頂上11:40〜剣が峰12:10/12:30〜二の池小屋新館13:30〜摩利支天肩14:30〜五の池小屋14:50
第二日目 五の池小屋7:20〜継子岳8:00〜四の池8:45〜三の池9:00/9:40〜賽の河原10:40〜二の池小屋11:00〜王滝頂上11:40/12:05〜田の原13:35
行動時間 第一日目 7時間30分 第二日目 6時間15分 合計 13時間45分 (休憩時間を含む)
天  候 第一日目 曇・霧  第二日目 曇
メンバー 吉井さんを囲む信州人の会 男性高齢者4人と女性二人の異色メンバー

情  報

アクセス 田の原まで観光道路
トレイル 人気の百名山トレイルも結構岩稜帯もある
水場・トイレ 各小屋にある
その他 花の時期も素晴らしい

山行記

第一日目

人気ブロガー山画新内(蕎麦)太夫こと、吉井さんに接点のある信州人が御嶽山で遊ぶ。
7時に田の原に着くと既に吉井さんとrommyさんは到着していた。田の原は15年ほど前に来た時に比べ格段の開きがあってビックリする。ココはもう山岳登山基地と言うより一大観光地である。登山者以外にも御岳講信者が押し寄せるのであるから当然といえば当然で、駐車場もトイレも立派な設備が整っている。
登山支度を済ませ、登山口の鳥居の前で記念撮影して登山道に入り、低木のシラビソ林の中緩く登ってゆく。やがて樹林帯を抜けてハイマツ帯の森林限界に出ると登山道も荒れたゴーロの中を行くようになり足場がおぼつかない。私は登山靴を忘れるという失態を演じて、今日はタウンシューズで御嶽山2日間を歩かなければならないのである。
森林限界に出ても霧のため展望を得られない。ゆっくりゆっくりと登って9合目の奥の院分岐に着き、王滝頂上へ直登する登山道を右に分けて奥の院に向う。こちらの登山道は更に荒れてはいるが、登山道脇には高山植物が今を盛りに咲き誇っていて目を楽しませてくれる。霧深き奥の院から天然の造形美の月の門、地獄覗きなどを楽しみ、尾根道を歩けば王滝頂上はわずかな時間であった。王滝神社のある王滝頂上で一息入れて剣が峰を目指す。少しザレタ道を進み最後は石段を登って剣が峰には正午の到着であった。剣が峰で登頂記念撮影をしている間に雨が落ちてきて雨着をつけて山頂で乾杯する。霧で展望の無い山頂で少し休憩の後、一の池の外周を回って五の池小屋を目指す。一の池の外周は岩稜帯であるがそれほど危険な場所も無く三十六童子の石祠を数えながら半周し二の池に下る。
二の池新館の前で休憩するもやはり霧深く展望なし。賽の河原に下って登り返すと摩利支天乗越であるが、ここら辺りの砂礫地にはコマクサが群生していた。更に霧の中からライチョウが姿を見せて撮影タイムである。
摩利支天乗越を過ぎると一気の下りとなって五の池小屋に下っていた。登山靴でなくても足が痛くなることも無く五の池小屋に着いて一安心である。
新築で木の香匂う談話室で気の置けない仲間と酒酌み交わし暫し懇親を深めたのである。久しぶりの小屋食は思いのほか豪華で美味しいものであった。心地用酔いと疲れでぐっすりと休む事ができた事は言うまでも無い。

第二日目

 

 

二日目の朝はご来光見物に出かける同宿者が多かったが、ご来光は上がってきた霧に阻まれて拝めなかったようである。6時に食事を済ませ今日も昨日と同じ7:20の出発となった。小屋の前には昨日は見えなかった摩利支天の山容が五の池を隔てて良く見える。
先ずは小屋の裏に回って継子岳を目指す。緩い稜線を行くと直ぐにライチョウが現れる。そしてそのまた直ぐ先にもライチョウが現れる。登山道脇は高山植物が花盛りで目を楽しませてくれる。御嶽山の中では一番の見所が継子岳周辺であるようじ感じた。継子岳に着くと霧雨が落ちてきて、雨着をつける。継子岳から先もコマクサの群生地で正に花街道である。コマクサなどは地元開田中学生により手厚く保護されている。
岩稜の道を下って四の池に着いた。ここは池といっても水は無く、高層湿原である。湿原を流れる小沢が滝となって一気に下る鹿の瀬川の源頭でもある。小沢の畔にクロユリを探したが見ることは出来なかった。雪解けの早い御嶽山では既にクロユリの時期は過ぎていたようである。
四の池からはわずかで三の池の外周に出る。群青色の三の池は草津白根山や蔵王のお釜によく似た雰囲気である。三の池の水は御神水と言われ御岳講信者が祈祷をして採水して下って行った。ここまで来る事の出来ない信者にお裾分けするそうだ。
三の池からは少し険しい岩場を賽の河原に登り返す。そして昨日歩いた道を通って二の池に到着した。万年雪で知られる二の池を眺めながら暫し休憩し、黒沢口のロープウエイからの登山道を横切り王滝頂上に戻ってきた。御嶽山の山頂台地をフルコースで歩き、お池巡りと高山植物を満喫して大満足の御嶽山であった。王滝頂上で一息入れた後は1時間半ほどで田の原に下った。

1日目7時間半 2日目6時間少々の丁度良い行動時間でもあった。

 


御嶽山 オンタケサン 標 高 3067m 日本百名山

山 域

御嶽山
登 山 記 録
登山月日 2008年10月4日
登山経路 御岳ロープウエェイ終点9:05〜八合目10:05/10:20〜覚明堂11:45〜御嶽山12:15/13:00〜二の池〜賽の河原〜五の池小屋14:20〜濁河温泉16:40
行動時間 登り 3時間10分 下り 3時間40分 合計 7時間35分(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 山の猛女軍団5人と

情  報

アクセス 御岳ロープウェイまで舗装道路 濁河温泉登山口まで舗装道路
トレイル 人気の百名山トレイル
水場・トイレ 各小屋にある
その他 天気も良く素晴らしい縦走が楽しめた

山行記


ロープウェイを下りて紅葉真盛りを行く


八合目金剛堂の前で                  12年振りの山頂に立つ


御嶽山山頂


二の池を目指して


二の池小屋                         賽の河原


摩利支天分岐                     群青色の三の池


飛騨頂上の五の池小屋で一息入れて濁河コースを下る


ご一緒に歩いた皆さん

中央アルプス南部の越百山〜安平路山を縦走しようと集まった猛女軍団も怪しい天気に予定変更せざるを得なくなった。急遽御嶽山に行き先変更して、「道の駅日義」に6時に集合し、開田高原を抜けて岐阜県に入り岐阜県側の御嶽山登山口濁河温泉に走る。ここに2台の車をデポして、私の車に乗り移り、合計6名で開田高原に戻り、木曽川の御嶽山登山口に向かう。山登りで信州はくまなく歩いたつもりであるが、R364のこの道は初めてであり、いつかはと思っていた道を走ることが出来た。
開田高原は新蕎麦祭りの看板がたち秋本番である。田の原登山口からと思って車を走らせたのであるが、御岳ロープウェイ登山口に着いてしまった。ゴンドラに乗れば山頂までは田の原登山口からとはいくらも時間は変わらないことを知る。早速支度を整えゴンドラに乗る。ゴンドラ終点を山頂目指して登り始めたのは9時を回っていた。
標高2000mを越えた潅木帯は今が盛りの紅葉が見事であった。潅木帯に中、巨石混じりの道を一時間歩き、森林限界を抜けると八合目金剛堂に着いた。八合目は女人堂ともいわれ、明治時代まではここが女人結界であった。ここからは山頂の剣が峰が見える。一息入れて休憩する。
ハイマツ帯の中の傾斜のきついゴロゴロの岩の道を喘ぎながら九合目・覚明堂に着いた。足の速い女性軍は先を行くが、私は遅れがちのHさんを気遣いながらここで待つ。「先に行って下さい」と言うHさんとAさんに促されて先行した女性軍を追う。九合目から上は砂礫の道となり傾斜も緩む。二の池を右に見ながら最後は山頂直下をトラバースして御影石で作られた石段を登って山頂に着いた。ガスが上がってきて飽くなき展望とは行かないが風もない穏やかな御嶽山であった。二の池が神秘な色を見せている。
先着していた女性群に混じり、昼食をとる。実は突然の行き先変更で食料を持たず登ったので同行の皆様からおすそ分けしていただいたのである。山頂で休憩を取る間にAさん・Hさんも到着した。
山頂で記念写真を撮った後下山に掛かる。
二の池分岐〜二の池に回り賽の河原、飛騨山頂の五の池小屋に廻る。絶好の天気の下で御嶽山を満喫できたのである。五の池小屋で小休止の後濁河コースを下る。こちらの斜面は見事なハイマツ帯であった。そして潅木帯に入るとこれも見事な紅葉である。9時からと言う遅い行動であったが16時40分には濁河温泉登山口に下りつくことが出来た。

 


三笠山 ミカサヤマ 標 高 2077m 信州の里山 山 域 御嶽山寄生
小三笠山 コミカサヤマ 標高 2029m 山 域
登 山 記 録
登山月日 2022年9月25日
登山経路 田ノ原駐車場9:30〜三笠山9:45/9:50〜田ノ原駐車場10:05 
田ノ原駐車場10:15〜崩壊地10:50〜小三笠山取付(笹薮・倒木帯)12:15〜小三笠山3:20/13:30〜田ノ原駐車場16:20
行動時間 三笠山   登り 15分 下り 15分 合計 35分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
小三笠山 登り 3時間5分 下り 2時間50分 合計 6時間5分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 御嶽山田ノ原登山口までは快適山岳道路
トレイル 三笠山は御嶽スキー場のゲレンデトップから遊歩道有る
小三笠山は御嶽崩れの調査道と思われる道を行き灌山頂付近は木帯と笹薮漕ぎとなる
水場・toilet 田ノ原駐車場に自販機toiletなどあると思う(未確認)
その他 小三笠山は入山地点に立入禁止の看板ある
山行記


田ノ原から御嶽山


御嶽スキー場・三笠山山頂


8年前の同じ時期に噴火災害のあった御嶽山である。好転の日曜日であるが、広い駐車場には15台くらいしか車が停まっていなかった。駐車場から御嶽スキー場のゲレンデトップに向かい、リフト山頂駅の後方の遊歩道をあるいて三笠神社の立つ三笠山山頂に着いた。樹林の中の山頂で展望はなかった。付近に三角点を探したが三角点も見当たらなかった。

駐車場に戻って田ノ原駐車場の入口付近の御嶽崩れの案内石碑の近くに車を移動した・石碑の脇から下る斜面上に草が被さる踏み跡があってその先に立入禁止の看板が置かれていた。禁を破る後ろめたさがあったが斜面を下り樹林帯に入るとしっかりした登山道が続いていた。御嶽崩れの見学道路か調査道と思う。樹林帯の中数か所の小沢を横切り30分ほどで御嶽崩れの縁に出た。御嶽崩れの崩壊地の縁には小灌木の中に赤布が下がり登山道とは言えないまでも顕著な踏跡が続いていた。御嶽崩れを見ながら小三笠山目指して下って行く。崩壊地の縁に大岩が現れるとその先に赤布が下がっていなかった。ここからは小三笠山目指して灌木帯やダケカンバ林の中適当に歩いた。所どころに露岩のザレ場が現れてそれほど不自由なく歩けた。やがてダケカンバ林の先にシダ類が現れそして笹薮帯に変わった。笹薮帯の下には倒木が有り、進路を阻まれたが何とか突破して山頂への急登に取りついた。急登も背丈を超える笹薮地獄が続いたが何とか凌いでシラビソの大木の立つ小三笠山山頂に登りついた。老木に古びた山頂標識が括り付けられていた。シラビソの中の山頂で展望もなかったが開けた一角からは木曽駒ケ岳方面と先に登った三笠山を見ることが出来た。暫し休憩の後往路をGPSのトラックを見ながら崩壊地の縁に戻って赤布を追った。途中で御嶽崩れを見学と思われる学生グループと行き交った。往復4時間もあればと思った小三笠山であるが6時間もかかって田ノ原の駐車場に戻った。




「御嶽崩れ」の入山口


御岳崩れの崩壊地の縁を小三笠山目ざして進む


美しいダケカンバ林・山頂付近の笹薮帯


シラビソ林の中ノ小三笠山山頂



山行の記録に戻る