阿寒・屈斜路湖・摩周湖畔の山

雌阿寒岳 メアカンダケ 標 高 1499m 日本百名山 山 域 阿寒湖畔
阿寒富士 アカンフジ 標 高 1476m 北海道百名山 山 域
登 山 記 録
登山月日 2018年7月9日
登山経路 雌阿寒温泉登山口6:25〜雌阿寒岳9:00/9:10〜オンネトー分岐9:45〜阿寒富士10:30/10:55〜分岐11:20〜オンネトー登山口13:25〜雌阿寒岳登山口14:40
行動時間 合計 8時間15分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 雌阿寒温泉・オンネトー登山口まで舗装道路
トレイル 雌阿寒岳は樹林帯を抜けると岩ゴロ・砂礫の火口縁 阿寒富士は火山灰地をジグザグ切る オンネトーへは木の根絡まる悪路
水場・トイレ 山中には無いが雌阿寒温泉登山口にtoilet・水道がある
その他 10数年ぶりの登山も展望に恵まれなかった。
山行記


登山道からオンネトー・雌阿寒岳山頂


火口縁を下って鞍部から阿寒富士へ


メアカンキンバイなど雌阿寒岳は花の名山

雌阿寒岳は18年前百名山巡りでムスコと酒井さんご夫妻と登った山である。登山口の雌阿寒温泉に車をつけると、長野ナンバーと松本ナンバーの車が並んで泊っていて私も隣に駐車した。信州人独占の山のようである。登山口のトイレもきれいである。支度をしていると多摩ナンバーの車から降りた女性が単独で先行した。後を追ったが女性は私が追えるほどの足ではなく樹林帯に消えていった。人気の百名山の登山道にしては荒れていて木の根の絡まる急登に早朝から汗を絞られる。マイペースを言い聞かせながらゆっくり登ると後続の男女パーティーに追い越された。樹林帯を抜けると小灌木と草付の登山道になりトラバース気味に進む。やがて振り返ると樹海にオンネトーが見えるようになり原野が一望できるようになる。小さな沢を2カ所超えて尾根に取り付くと先ほど追い越した男女パーティーが休んでいた。この辺りまでは天気も良く情報には大きな火山岩が被さるように聳えている。やがて岩稜帯になり岩ゴロの中を高度を上げて行く。火口縁に登り着くと砂礫の道となって雌阿寒岳山頂に続いていた。思い描いていた山頂とは違い砂礫地に山頂標識と方位盤が立つだけの雌阿寒岳であった。山頂に登り着く前に雲が下りてきて展望が得られなかった。山中の岩に腰を下ろし軽食をとっていると男女パーティーが登り着く。山頂を譲ってオンネトーへの登山口目指して火口縁を下る。砂礫地にはメアカンキンバイが黄色に咲いていた。
30分ほど雌阿寒岳を下り、鞍部のオンネトーと阿寒富士の分岐に着いた。今回はぜひ阿寒富士も踏もうと思ってきたので阿寒富士に向かう。阿寒富士の登山道は火山灰地の中ジグザグ切った急登て、滑りやすく歩きにくい。何とか踏ん張って分岐から標高差250mほどを45分で登りきった。一等三角点の山頂であるがここも残念霧のなかである。上空は灯り差もあるので晴れるのを待ったが晴れることは無かった。霧の中に後続登山者の熊鈴の音が聞こえてきたので山頂を後にした。鞍部に下りオンネトーへの道に入る。この辺りはお花畑が広がっていた。花々をカメラに収めながらゆっくりと下り、樹林帯に入る前に砂礫地の岩に腰を下ろして昼食休憩を取った。休憩中には外国人家族3人が登って来たが会話はできなかった。
オンネトーに下る登山道は木の根絡まる悪路が続いていて気が滅入る。モクモクと下ってオンネトーコース登山口付近では先行した男女パーティーに追いつくことができた。オンネトー登山口からは湖岸の舗装道路を約4キロの行程である。神秘の湖をカメラに収めたりしながらゆっくりと歩く。雌阿寒岳を写すであろう湖面に山頂を雲に隠した雌阿寒岳が残念であった。オンネトーに続く錦池なども見ながら雌阿寒温泉登山口には朝から8時間かけて15時前の下山となった。



神秘のオンネトー


雄阿寒岳 オアカンダケ 標 高 1499m 白旗史朗日本百一名山

山 域

阿寒
登 山 記 録
登山月日 2006年8月14日
登山経路 阿寒湖畔滝口登山口7:45〜五合目10:15〜山頂11:15/12:00〜滝口14:30
行動時間 登り3時間30分 下り2時間30分 合計6時間45分(休憩時間を含む)
天  候 晴・曇
メンバー 単独

情  報

アクセス 滝口まで舗装道路
トレイル よく踏まれている
水場・トイレ 登山口にある
その他 五合目までが厳しい

山行記


阿寒湖畔登山口から山頂方面を望む


トドマツ美林


登山道から見る阿寒湖と水の涸れた山頂火口池


神秘の湖ペンケトー?パンケトー?


盛んに噴煙上げる雌阿寒岳と観光遊覧船が行く阿寒湖

前日のカムイエクウチカウシ山の疲れが残っていて今日は休養日にしたいところであるが、登山口まで来れば後はもう登るしかないのである。支度を整えると気持ちもシャキッとして気分も乗ってくるところが、もう山にしか生きがいを感じていないせいなのだろうかと思う。
阿寒湖を見ながら湖畔道路を進む。やがてジグザグ切った樹林帯は見事なトドマツの美林となっている。
着かず離れずに同年輩氏と山談義をしながら歩く。三合目で私は朝食タイムをとり先を譲る。しかしこれは口実であってやはり昨日の疲れが足に来ているのだ。
四合目から五合目までがこの登山道のハイライトで厳しい傾斜のきつい登りが続く。五合目に登りきれば森林限界を超えて展望も開け、山頂方面も望まれるが山頂は更にその奥となっていてまだ姿を見せない。
緩くなった登山道を阿寒湖などをを眺めながら進み、2回ほど小さなアップダウンを超えて山頂に立つことが出来た。山頂からは残念ながら上昇気流が麓のペンケ・パンケトーの神秘の湖を隠していた。
時間もあるし<疲れもあるのでゆっくりと山頂で時間を過ごしていると、昨日カムエクを登った相模原の男性がやはり疲れをものともせずに登ってきてびっくりする。明日の知床連山の同行を約して別れたのであるが結局名乗りあうこともない登山者で終わったのは残念であった。
阿寒湖を隔てた先に雌阿寒岳が盛んに噴煙を上げていた。日本百名山は雌阿寒岳に人気があり、登れないためにこちらに回る登山者が多いのだという。
後続の登山者が続々詰め掛ける中、ゆっくりと往路を下ったのである。

 


摩周岳
(カムイヌプリ)
マシュウダケ 標 高 857m 日本の山1000 山 域 阿寒・摩周湖
西別岳 ニシベツダケ 標 高 799m 北海道百名山 山 域
登 山 記 録
登山月日 2015年7月15日
登山経路 西別小屋登山口5:10〜西別岳6:35/6:45〜湖畔道路分岐7:30〜摩周岳8:20/8:50〜分岐〜西別岳10:10〜登山口11:15
行動時間 登り 3時間10分 下り 2時間25分  合計 6時間5分  (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 西別小屋まで最後はダートもよく整備された道路
トレイル 北海道では一級品の登山道がつづく
水場・トイレ 西別小屋にはトイレあるが 水はない 
その他 摩周湖の展望はいまいちで残念
山行記


西別小屋・リスケ分岐から見る西別岳



西別岳に向かう途中からみるカムイヌプリ・西別岳山頂



西別岳から摩周岳に向かう快適トレイル・摩周湖第3展望台と合流点

前夜は快適山小屋の西別山荘に泊まった。朝食もしっかりとって5時には西別岳登山道に入る。緩く登って行きガマン坂を登り切るとリスケ山である。西別岳をこよなく愛し登山道を整備している利助さんに因んで命名されたというリスケ山である。展望の良い明るい稜線の彼方には西別岳が見えていて、お花畑が広がる草原を行くと摩周湖や摩周岳が見えてきた。1時間半ほどで西別岳山頂に着き、しばし休憩の後摩周岳への遊歩道に入る。こちらもダケカンバの幼木の中に快適トレイルが続いていた。摩周湖第3展望台からの湖畔遊歩道と合流し摩周岳への道を進むのだが、摩周湖の湖畔からは離れていて神秘の摩周湖を見ることが出来ないのは残念であった。摩周岳の手前に着くと遊歩道と摩周湖の間にある爆烈火口が大きく口を開けていて火口壁の岩壁が恐怖を感じるほどである。火口底まで見渡せるがこちらは水が貯まることはないようだ。摩周岳への最後は急登の悪路であったが、難なくクリアーして山頂に立つことが出来た。山頂からもまた摩周湖の全容を見ることが出来ないのは誠に残念であった。同時に登り付いた関東から来た青年と写真を撮りあいながらしばし休憩した。

往路を戻るころ西別岳付近から振り返ると霧の摩周湖の序章が始まっていた。
西別山荘に下った後、清里峠付近から摩周湖裏展望台に回ったが完全に霧の摩周湖となっていた。


摩周岳が近付いてきた



摩周岳山頂と摩周湖との間にある爆裂火口跡



摩周岳から西別岳方面・霧の摩周湖の序章


アトサヌプリ (硫黄山) 標 高 512m 日本の山1000 山 域 屈斜路湖畔
登 山 記 録
登山月日 2017年4月13日
登山経路 R391川湯駅付近7:35〜林道終点8:00〜山頂9:30/9:40〜林道終点10:25〜国道11:00
行動時間 登り 1時間55分 下り 1時間20分 合計 3時間25分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス R391 摩周湖第三展望台への分岐
トレイル 林道を終点まで進み適当に進むと旧登山道に合わさる
水場・トイレ 無し
その他 入山禁止の山も結構登られている
山行記

岩塔が最高点・三角

R391の川湯温泉駅付近から林道を歩いて硫黄山に近づくと沢沿いにさbぽう堰堤が見えていた。ここがネットで見た入山口を確認し、噴気孔を見ながら入山する。すぐにこれもネットで見た秘密の露天風呂があり、さらに進むと鞍部に出て硫黄山駐車場からと思われる旧登山道に合流した。登山道から離れハイマツ帯に残雪を拾いながら高度を上げて行くと再び旧登山道に合わさり、山頂を巻くように進んで最後は強引にハイマツ帯を突破して三角点のある山頂台地に達した。アトサヌプリの山頂は目の前の岩塔かと思ったが、三角点を写真に収めて、下山は登山道を忠実に下り熊落としの絶壁も見ることができた。


秘湯を見ながら秘密のルートを登る


アトサヌプリ (硫黄山) 標 高 512m 日本の山1000 山 域 阿寒・屈斜路湖
登 山 記 録
登山月日 2015年7月14日
登山経路 硫黄山駐車場から立ち入り禁止柵を散策
行動時間 合計 立入禁止柵周辺散策30分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス アトサヌプリ駐車場まで観光道路
トレイル 立入禁止柵からは入れない
水場・トイレ 駐車場に大きな休憩施設ある
その他 モニター登山があるようだが 
山行記


駐車場から見る硫黄山・硫黄の盛り上がり

早朝アトサヌプリ駐車場に車をつけたが駐車場は開いてはいたが係員はいなかった。車を停めて噴気が上がる立入禁止柵の周りを歩いたが、その先に入る道はなかった。8時過ぎに着いた係員に「登山はできるのか」と聞いたが、「ダメダメ」とにべもない返事が返ってきた。年に何回か調査登山がおこなわれてはいるようだが今は一般登山者が立入禁止柵の中に入るのは無理のようだ。昭和新山・有珠山などとともに立入禁止柵まで行ったのでアトサヌプリは「登頂済み」扱いしようと決めて駐車場を後にした。


藻琴山 モコトヤマ 標 高 1000m 北海道百名山 山 域 屈斜路湖畔
登 山 記 録
登山月日 2018年7月10日
登山経路 小清水ハイランド登山口5:15〜藻琴山6:25/6:40〜登山口8:00
行動時間 登り 1時間10分 下り 1時間20分 合計 2時間45分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 小清水ハイランドまで舗装道路の観光道路
トレイル ハイマツや白樺の小灌木の中快適トレイル
水場・トイレ 登山口にtoiletある 水は山頂取れないがハイランドの施設に自販機
その他 遊歩道が整備されている 屈斜路湖の展望台から屈斜路湖の全容が見られる
山行記

屈斜路湖の全容・ハイマツのトンネルを行く


岩場に咲くチシマフウロ・藻琴山山頂


休憩施設の立つ小清水ハイランドには早朝5時前に着いた。すでに一台の車があって藻琴山目指す登山者が支度をしていて驚かされた。りっぱな休養施設のあるハイランドでtoiletを借りるなどして先行者の後を追った。登山道は遊歩道としてよく整備されている。日本で一番遅く咲く「天崖桜」の標識もあった。白樺のなどの幼木・ハイマツを切り開いた遊歩道は緩く登って行き、山頂と思しき稜線に出てもさらに続いていた。このコース一番の見どころとなる・・岩にはチシマフウロとチシマギキョウが咲き競っていた。ハイマツトンネルを登りきって藻琴山山頂に着いた。山頂にはこの付近の開発に尽力した方の顕彰碑が立っていた。残念ながら霧の山頂で原野を見下ろすことはできなかった。
小清水ハイランドに下ったあとは駐車場でラーメンを作って朝食とした9時前には休憩施設の掛か林の女性が到着し施設がOpenした。休憩施設の先の屈斜路湖展望台に向かい、大きな屈斜路湖の全容を見ることができた。


武佐岳 ムサダケ 標 高 信州の里山 山 域  
登 山 記 録
登山月日 2022年7月8日
登山経路 武佐岳林道分岐地点10:10〜憩清荘10:30〜武佐岳12:50/13:20〜憩清荘15:00〜林道分岐15:15
行動時間 登り 2時間40分 下り 1時間55分 合計 5時間5分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 登山口の駐車場から1キロほど林道を走る
トレイル 憩清荘までは林道 その先はよく整備された快適トレイルが続く
水場・toilet 憩清荘に水場ある toiletは確認できなかった
その他 張れていれば根釧原野が見渡せる好位置にある
山行記


林道分岐・憩清荘


九合目・山頂


登山口探しに時間をとられたがなんとか登山道入口に着いた。林道起点が登山道入口であって駐車場もあったが。その先も走れそうな林道であったので車を進めた。2キロほど進むと林道分岐地点でここに車を止めた。その先にも進入可能な状態であったが林道終点にある休憩施設の憩清荘迄は普通車では走行不可能な路面状態であった。
憩清荘も荒れていてとても休憩をとるような状態ではなかったが小屋の前には水場もあった。水場からの登山道は笹原が切り開かれた中を緩く登って行き、合目標識も有ってまさに快適トレイルが続いていた。八合目付近にはお花畑も見られ、傾斜の増した九合目付近はダケカンバの幼木の中を行く。高山の趣を感じながら稜線に着くとハイマツ帯の中、山頂に続いていた。巨石の有る山頂で、晴れていれば根釧原野を見渡せる山頂であるが霧の中で展望は得られなかった。往路を下る途中では地元の者と思った登山者と会ったが、駐車地点に戻ると北九州ナンバーの車が横に止まっていて驚きであった。

サロマ湖・能取湖・原生花園


サロマ湖(19.04.05)


能取湖(19.04.05)


能取岬(2022.07.07)






小清水原生花園(2022.07.07)

 

阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖


氷開けの阿寒湖・夏の阿寒湖


阿寒湖畔のアイヌコタン(2022.07.10)


オンネトー・ペンケトー


早朝の摩周湖(17.4.13)


裏摩周


未だ氷結の屈斜路湖(17.4.13)


屈斜路湖和琴半島

釧路湿原


細岡展望台から (17.4.12)


釧路川カヌー基地・塘路湖


北斗台展望台から(18.04.16)

野付半島・風連湖・納沙布岬


野付半島から知床の山々・干潟は究極のバードサンクチュアリ


野付半島ネイチャーセンター付近('19.04.05)



風連湖(18.04.15)


納沙布岬と根室駅(18.04.15)

 

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