別山 ベッサン 標 高 2399m

山 域

白山
三ノ峰 サンノミネ 標 高 2126m

山 域

白山
二ノ峰 ニノミネ 標 高 1962m 福井県最高峰

山 域

白山
登 山 記 録
登山月日 2005年11月1日
登山経路 福井県大野市上小池駐車場7:30〜登山口〜山腰跡8:00〜六本桧8:50/9:00〜剣岩〜三ノ峰避難小屋10:55/11:00〜三ノ峰11:10〜別山平12:10〜別山12:40/13:00〜三ノ峰14:05〜三ノ峰避難小屋14:15〜二ノ峰14:35〜打波の頭15:15〜三ノ峰避難小屋15:20/15:50〜六本桧16:55〜山腰跡17:30〜上小池駐車場18:05
行動時間 登り(別山まで)5時間10分 下り(別山〜二ノ峰経由)5時間05分 合計10時間35分(休憩時間を含む)
天  候 快晴
メンバー 単独

情  報

アクセス 上小池の駐車場までは舗装道路
トレイル よく整備されているが剣岩から先は急登が続く
水場・トイレ 山越跡までの沢水と二ノ峰の鞍部で 登山口に水洗トイレ三ノ峰避難小屋にある
その他 福井県最高地点は三ノ峰避難小屋の後ろ打波ノ頭(2095m)


六本桧から三ノ峰・打波ノ頭を望む

 
登山道・三ノ峰から見る白山と別山


霊峰白山


三方崩れ山と経ヶ岳方面


三ノ峰と石徹白へ伸びる美濃禅定道方面


別山山頂からの眺め

 


南限のハイマツ帯の先に見える白山


別山平御手洗池


別山平から白山


三ノ峰から見る別山と三ノ峰避難小屋


石徹白への縦走路に立つ二ノ峰標識


二ノ峰は藪を掻き分けて樹林の中にひっそりと


二ノ峰付近から打ち波の頭と別山


左のコンモリとした林が二ノ峰


こちらの方が高い打波の頭




夕日を浴びて

 

山行記

荒島岳の登山口に近い福井県勝原駅から長い林道を辿り、鳩の湯の先にある上小池に車を走らせる。
水洗トイレの完備した上小池駐車場を出て林道を
15分ほど歩くと三ノ峰登山口に着く。少し傾斜のきつい登山道を15分ほどで旧宅「山腰跡」の看板が立つ休憩ポイントだ。
樹林帯に切られた程よい傾斜の登山道を
1時間歩いて稜線の「六本桧」に着く。ここからは三ノ峰・打波ノ頭が正面にそびえていて登高意欲がわいてくる。稜線の反対側には杉峠を越えて、赤兎山そして経ヶ岳に通じる登山道が伸びている。奥越の山並みのど真ん中という場所であろうかと思う。
稜線をたどれば「剣ガ岩」の先に打波ノ頭に延びる登山道がよく見える。今日は絶好の天気で雲ひとつない快晴である。
11月に入ったとはいえ、長い行程を考えて急坂を少しはピッチを上げて登ると汗が滴り落ちる。打波ノ頭の直下の急坂は昨夜降った雪でうっすらと雪化粧していた。この急登をしのぐと「三ノ峰避難小屋まで250m」の看板が立っている。避難小屋までは登山口から3時間半掛かった。
サブザックに水・食料を詰めカメラを持って別山を目指す。
避難小屋からは
10分で三ノ峰に着く。軽食をとりながら大展望を満喫する。目指す別山は岩屋俣谷の鞍部を越え別山平の先に見えるがこれもずいぶん先に見える。岩屋俣谷乗越に一旦くだり別山平に登り返す。ここも昨夜の雪で真っ白な世界で、御手洗池が凍りついていた。花の季節であればハクサンコザクラが群生する別世界のようだ。
別山へはさらに足首まで雪に覆われた登山道を
40分歩き、登山口から5時間20分かけ、1240分の到着となった。眼前には山頂を白く染めた白山が光り輝いている。御嶽山や乗鞍岳も遠くに聳えて見える。振り返ると荒島岳や能郷白山などの奥越の山並みが重畳の様にうねっている。
昼食をとりながら
20分展望を楽しむ。
今日の別山は私一人の貸切と思ったのであるが、別山平に下る雪道で後続の同年輩氏が山頂目指していて行き違う。好天に誘われて三ノ峰まで来たが先行した私の足跡に別山への思い立ちきれず、後を追ったようである。
三ノ峰避難小屋に戻り、今度は福井県最高峰の二ノ峰を目指し、石徹白から伸びる「白山・美濃禅定道」を打波ノ頭を大きく下る。水場案内の標識が立つ鞍部まで下り、少し登り返すと登山道脇に「二ノ峰」標識が立っていた。周囲を見渡すと藪の中に赤テープが見えて山頂へ導いている。赤テープを追いながら薮の中を
30mほど進むとシラビソの木の下に四等?三角点の標石が静かにたたずんでいて、手書きの山頂標識が立てられていた。ちっとも山頂らしくない山頂に哀れさと愛おしさが交錯し、何だか複雑な気持ちにさせられるのであった。南東側に開けた山頂からは遠く御嶽山がよく見えた。
登山道に戻り、再度三ノ峰避難小屋に登り返す。福井県最高地点は三ノ峰避難小屋の立つ打波ノ頭であることはよく知られている。三ノ峰避難小屋のすぐ後ろの薮の中に?等三角点が埋められていた。これもしっかりとカメラに収めて下山する。
今日は三ノ峰避難小屋泊を考えていたのであるが、厳しい冷え込みと翌日の予定も考えると日帰りに変更したのである。下山道の途中で日が暮れて、稜線の六本桧に戻ると、三ノ峰が夕日に赤く染まっていた。山腰跡から懐中電灯を出して登山道を照らしながら慎重に下り、駐車場には
18時過ぎの帰還となったのである。

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