日光の山々
(男体山・女峰山・太郎山・大真名子山・社山・黒檜岳・鳴虫山)
男体山 | ナンタイサン | 標 高 | 2484m | 日本百名山 | 山 域 | 日光連山 |
小真名子山 | コマナゴヤマ | 標 高 | 2323m | 日本の山標高1003山 | 山 域 | 〃 |
帝釈山 | タイシャクヤマ | 標 高 | 2455m | 標高2000m超峰 | 山 域 | 〃 |
女峰山 | ニョホウサン | 標 高 | 2483m | 日本二百名山 | 山 域 | 〃 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2018年10月16日〜17日 |
登山経路 | 第1日目 裏男体林道梵字飯場跡7::50〜志津峠避難小屋9:20/9:40〜男体山五合目10:40〜男体山11:55/12:30〜五合目13:30〜志津峠小屋14:25(泊) 第2日目 志津峠小屋4:50〜林道ゲート5:20〜馬立分岐6:15〜富士見峠7:30/7:40〜小真名子山8:30/8:40〜富士見峠9:15〜帝釈山10:35/10:45〜女峰山11:25/11:40〜唐沢小屋12:10〜馬立13:20/13:25〜馬立分岐13:45〜志津峠小屋14:55/15:05〜梵字飯場跡16:20 |
行動時間 | 第1日目 6時間35分 第2日目 11時間30分 合計 18時間05分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 第1日目 曇 第2日目 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 裏男体林道・梵字飯場跡までの入口から1キロほど砂利道のほか舗装道路 |
トレイル |
男体山登山道は木の根絡まる登山道で洗掘された」掘割状などの悪路が続く 小真名子山はザレタ急坂を登る 帝釈山まで緩い勾配ながら荒れた沢筋を登り整備された稜線を女峰山に続く 女峰山からザレタ道を唐沢小屋に下り水場までは荒れた道もその先馬立まで快適トレイル その他の行程は長い長い林道歩き |
水場・トイレ | 水場は志津峠富士見峠にもない、唐沢小屋下15分にある toiletは山中何処にもない携帯トイレ必携 |
その他 | 林道歩きが長いがそれなりに感動の日光の山 2日目大真名子山経由すればさらに良かった |
山行記 1日目 志津峠・志津峠避難小屋 山頂稜線・一等三角点 男体山山頂
志津峠に向かう、裏男体林道への入口は分かりずらく、三本松園地付近を小一時間もウロウロしてしまった。R125から光徳牧場〜山王峠へ向かう道路から入ったが、林道入口付近は500mほどは泥濘もある砂利道であった。舗装道路に変わった林道を1.5キロ走るとゲートがあり通行規制されていた。ゲート前には10台くらいの駐車スペースもある梵字飯場跡である。
当初は初日に唐沢小屋に入って、翌日女峰山〜小真名子山〜大真名子山の大周回コースを計画していたが、ここまで来たらやはり男体山への思いも強く、初日は志津小屋に入って男体山を往復し、翌日は富士見峠まで歩いて小真名子山を往復、帝釈山に登りかえして女峰山に縦走、唐沢小屋から馬立に下って志津峠に戻る計画に変更した。登頂済みの大真名子山はパスである。 避難小屋一泊であるから、夕食もコンビニで調達した海苔巻き弁当で済ませることにしたので炊事道具は要らない。その分軽く寝袋の入ったザックを担いで林道に入った。10年前大真名子山に登った時は志津峠まで車が入れたので何だか損をしているような気分であるが、志津峠まで5キロ1時間半を覚悟して黙々と歩いた。3キロほど先の太郎山分岐で一息入れ、気合を入れ直して歩いて志津峠には1時間20分で着いた。以前は駐車スペースになっていた場所には大きな石や大木が置かれ駐車できないようにしてあった。裏男体林道の通行規制は「自然保護のため」という名目であるから理解できるが、こんな立派な林道を通行できないのはやはり異論もありそうである。せめてshuttleバス位は運行して登山者の利便を図っても良いのではと思った。 志津峠から数分で志津峠避難小屋があり、ログハウスの頑丈で立派な小屋である。無人の小屋に入ってアタックザックに食料・飲料水などを詰めて休むことなく男体山への登山道に入った。シラビソ林の中しばらくは緩く登って行くが、二合目付近からは急登に変わり、洗掘された掘割状のそして木の根絡まる悪路の登山道を登って行く。しかし合目標識がしっかり有って、とても良い目安である。一時間に300mを目標に高度を上げて行く。六合目を過ぎると一旦高度を下げ崩壊地に縁に出た。七合目から再び急登になりロープの下がるところもあった。八合目からは低木の灌木帯に代わって傾斜も緩み、周囲の展望も開けてきた。九合目が山頂稜線であった。紅葉も終わって落葉したダケカンバとシャクナゲの稜線を10分ほど歩いて一等三角点のある男体山山頂にに登り着いた。 山頂の岩場の反対側には朽ちかけた二荒神社奥社などの施設があり、表登山道を登って来た10人以上の登山者が思い思いの場所で写真を撮ったり昼食休憩していた。私も付近をカメラに収めたが、20年ぶり近い男体山で、記憶にはほとんど残っていなかった。晴れてはいるが少し風も強く周囲の山々には雲が被り山頂は隠されていたのが残念であり、眼下の中禅寺湖も一部しか見えなかった。樹木の影で風除けをしながら30分ほどの昼食休憩を摂った後は往路を下る。九合目の展望地で暫し晴れるのを待ったが明日予定の女峰山方面の展望はついに見ることが出来なかった。滑りやすい道をゆっくりと下り、志津峠小屋には14時半には下り着いた。 持参した焼酎と日本酒を飲み、コンビニの海苔巻き寿司を食べた後、暗くなる前に寝袋に潜り込んだ。夜半に一度地震があって小屋を揺すり、小屋付近を徘徊するシカの大きな咆哮を夢枕に静かな志津峠避難小屋の一夜であった。
2日目
志津林道から見る夜明けの女峰山 富士見峠・小真名子山へのザレタ斜面 小真名子山山頂
2日目は、4時には起きて小屋の片づけ・パッキングをした後、ザックをデポしてしてアタックザックを担いでheadlampを点けて5時前に志津峠小屋を出発した。志津峠から富士見峠に通じる林道は広く緩く下って行き、夜明け前でも快適に歩くことが出来た。周囲からはシカが警戒の鳴き声が頻繁に聞こえる中、志津峠からは20分ほど歩くとゲートがあり、「ここからは志津林道になるのだろうか」と思った。ここからの林道はは洗掘されて少し荒れていた。10分ほど歩くと分岐があり、左側に「富士見峠・女峰山方面」の看板があった。登り勾配に変わった志津林道を歩いているうちに夜が明けて、前方に女峰山のシルエットが見えるようになった。林道分岐から40分ほどで馬立分岐に着き、迷うことなく富士見峠への林道を進む。林道は更に荒れていて一部の沢では橋が流出したと思われる所もあった。また所どころに舗装路面も現れ洗掘防止のために舗装されたのだと思った。馬立分岐からは1時間の行程と思っていた富士見峠には1時間15分かかり、志津峠からは2時間半を要して7時半の到着であった。
既に標高2000mを越えた富士見峠であるが、今はここまで車もバイクも入ることが出来ない。今自然保護を訴える農林省が過去に犯した大きな自然破壊である。広い峠で落石に腰かけて朝食のパンとリンゴをかじった。そして標高差200mの小真名子山を目指した。樹林帯を5分ほど進むと岩屑のザレた急斜面が現れた。足を滑らせがちであるが、ペンキマークを忠実に追って高度を上げて行く。ノドと思われる急所の先もザレた急斜面が続いていた。そして山頂直下は岩稜に変わりロープ場もあり緊張させられながらも富士見峠からはコースタイム通り50分で「標高1003山・標高2000m超峰」の小真名子山山頂に登り着いた。 山頂の一角には電波反射塔が立っていて、つや消しであったが、三角点から少し離れた場所に小さな祠があって小真名子山山頂標識が立っていた。残念ながらガスが上がって来て男体山や女蜂山は雲に隠れがちであって、画像に収めることが出来なかった。 10分ほどの滞頂の後、ザレた急斜面を慎重に富士見峠に下った。もし体調不安が発生したら、「富士見峠から帝釈山を往復して往路の林道を戻る」ことにしようと思っていたが、まだまだ気力十分で不安はないので帝釈山〜女峰山まで縦走し、唐沢小屋経由で下ることを決断した。 帝釈山への荒れた登山道・帝釈山山頂 縦走路から見る女峰山と女峰山山頂 ザレ場の急斜面を下って唐沢小屋に着く 馬立
富士見峠から帝釈山への道は緩いながらも掘割状の沢筋を登る悪路が続いていたが赤布もしっかりあって迷うことは無かった。富士も峠からは1時間15分ほどで標高2000m超峰の帝釈山に着いた。山頂は晴れてはいたが周囲の山々はやはり雲がかかっていて展望は開けていなかった。暫し休憩の後女峰山への縦走路に入る。岩稜帯を少し下って稜線漫歩を楽しめるところであるが展望のない稜線が残念である。それでも時々霧が晴れて女峰山が姿を現して、慌ててカメラ出すのだが良い画像をとることが出来なかった。稜線途中では霧降高原から登ってきたと云う同年代の単独行氏と行き交い情報を交換した。岩場とシャクナゲの稜線を進み最後はアルペンムードの漂う岩稜帯を越えて16年ぶりの女峰山山頂に立った。山頂をカメラに収めた後岩場の下にある祠の前で昼食休憩を取っていると、単独行の女性が「霧降から5時間かかった」と言いながら登り着いた。私の行動を話すと親切に情報を教えてくれ、「本物の女性登山家」ではと思うのであった。
女峰山からは岩稜帯を一気に下り、更に岩屑のザレた急坂に続いていて、「登りにここを使ったら大変だったな〜」と思うのであった。しかし慎重に下って樹林滞に下ると、山頂から30分で唐沢小屋に着いた。内部を覗くと、ここもこ小ぎれいな山小屋であったが、すでに2200mを越えた地点に有って、「昨夜ここに泊まっていたら寒さに震えただろう」と思った。日光二荒神社に下る道を分けて、馬立への道を下る。右側には大きな崩壊地を見ながら悪路は15分ほど続き水場に着いた。小屋利用者のし尿などには汚染されることのないと思われる清水が湧いていた。のどを潤した後は涸れ沢をトラバースして樹林帯に入り、快適トレイルを緩く下って行く。唐沢小屋から1時間10分で「馬立」に着いた。ここからも裏見の滝から二荒神社に下る道が分岐していたが、草の被さる道は歩く者も少ないのだろうと思った。。馬立から笹原15分ほどで登りかえして、朝歩いた志津林道に出た。ようやく先も読めて一安心である。志津峠までの林道を1時間10分ほど歩いて志津峠小屋には15時前の帰着であった。 小屋には大阪から来たという百名山目指す老夫婦が入っていた。パッキングをしながら山談義の後志津峠小屋を後にした。志津峠からは舗装道路を黙々と歩いて休憩なしで1時間10分、16時20分に駐車場所の梵字飯場跡に下ることが出来た。 2日目の今日は11時間半を超える長丁場を歩いて疲労困憊ではあったが、満足感もいっぱいの男体山・女蜂山登山ではあった。 |
日本二百名山 | 女峰山 | ニョホウサン | 標 高 | 2483m |
山 域 |
日光連山 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2002年9月29日 |
登山経路 | 霧降高原7:10〜キスゲ平7:40〜赤薙山8:50〜赤薙奥社跡9:50〜2295mピーク10:35〜女峰山11:45/12:30〜赤薙山15:00〜霧降高原16:20 |
行動時間 | 登り4時間35分 下り3時間50分 合計9時間10分(休憩時間含む) |
天 候 | 曇 |
メンバー | 単独 |
情 報 |
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アクセス | 日光の町を抜けて霧降高原に向かうと登山口がある |
トレイル | 赤薙山までは急坂を登り、長い縦走路をアップダウンを繰り返す |
水場・トイレ | 途中に水場・トイレとも無し |
その他 |
山行記
女峰山は意識の中では手強い山の一つと認識していた。それはどこのコースを歩いても往復10時間以上かかる時間距離の長い山であるからだ。本当は春に歩きたかったのであるが、日も短くなった秋のこの時期になってしまった。それでもこの時期にして紅葉が見れるのかと思うと楽しみである。
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大真名子山 | オオマナゴサン | 標 高 | 2375m | 日本の山1000 |
山 域 |
日光連山 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2008年11月21日 |
登山経路 | 志津峠登山口7:15〜大真名子山8:50/9:10〜志津峠10:10 |
行動時間 | 登り 1時間35分 下り 1時間 合計 2時間55分(休憩時間を含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 |
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アクセス | 奥男体林道志津峠までは細いが舗装道路 |
トレイル | 急登が続くが良く踏まれている |
水場・トイレ | どちらも志津峠には無い |
その他 | 男体山登山口は反対側 |
山行記
8年前、日本百名山・男体山をムスコと登ったときは、中禅寺湖畔の二荒神社裏から登り、志津峠に下ったものである。その時は長い林道を三本松まで歩かされたのであるが、今回は車で苦もなく志津峠まで入ることが出来た。 雪を被った日光白根山が真っ白に輝き、太郎山の先には金精山から尾瀬方面の山々も良く見える。女峰山が目の前で、男体山は登ってきた尾根の後方にそびえている。日光連山は、男体山を父に、女峰山を母に見立て、その長男が太郎山、そして大真名子(愛子・マナゴ)・小真名子山と名付けられたそうである。なるほどと頷けるのであった。
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日本三百名山 | 太郎山 | タロウサン | 標 高 | 2367m |
山 域 |
日光連山 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2002年9月30日 |
登山経路 | 山王峠11:50〜山王帽子山12:30〜ハガタテ薙分岐13:05〜小太郎山13:50〜太郎山14:10/14:20〜小太郎山〜山王帽子山15:50〜山王峠16:20 |
行動時間 | 登り2時間20分 下り2時間 合計4時間30分(休憩時間含む) |
天 候 | 雨 |
メンバー | 単独 |
情 報 |
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アクセス | 日光戦場ヶ原の三本松から奥鬼怒林道を山王峠へ |
トレイル | ハガタテ薙ぎ登山コースの代替コースまだあまり踏まれていないが急坂も無く歩きやすい |
水場・トイレ | 両方とも無し |
その他 | 日光三山の中では一番の山 |
山行記
午前中高原山に登り、急いで日光戦場ヶ原の三本松に向かう。10時半の到着で本降りの雨の中、太郎山や男体山も雲の中である。「これからの登山は無理かなー」と諦めが先に立つ。近くの食堂で腹ごしらえをして、登山口の確認だけでもと思い光徳牧場に向かう。
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社山 | シャザン | 標 高 | 1827m | 日本の山1000 |
山 域 |
中禅寺湖南岸 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2007年10月20日 |
登山経路 | 中禅寺湖畔・歌ガ浜駐車場6:15〜阿世潟7:05〜阿世潟峠7:23〜社山8:25/8:55〜阿世潟9:45〜歌ガ浜駐車場10:35 |
行動時間 | 登り 2時間10分 下り 1時間40分 合計 4時間20分(休憩時間を含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 |
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アクセス | 日光国立公園中禅寺湖畔 |
トレイル | 阿世潟までは湖畔の遊歩道 その先も良く踏まれている |
水場・トイレ | 途中には無いと思ったほうが良い |
その他 | 男体山を見ながらのハイキングコース |
山行記
前日塩原の日留賀岳で関東百名山を完登した。中禅寺湖畔の立木観音の駐車場で車中泊した。 中禅寺湖畔のR120は見頃を迎えた紅葉の名所「竜頭の滝」を訪れる車で渋滞し、渋滞を抜けるのに1時間近くを要した。
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黒檜岳 | クロビダケ | 標 高 | 1976m | 関東百山 | 山 域 | 中禅寺湖畔 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2016年7月6日 |
登山経路 | 竜頭の滝5:30〜千手ヶ浜6:40/7:00〜遊歩道黒檜岳登山口7:35〜稜線8:05〜黒檜岳9:45/10:15〜登山口11:45〜千手ヶ浜バス停12:00/12:10=バス=シャクナゲ橋12:45〜竜頭の滝13:05 |
行動時間 | 登り 4時間45分 下り 2時間50分 合計 7時間35分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 「竜頭の滝」臨時駐車場に停める |
トレイル | 登山口まで用整備された中禅寺湖畔遊歩道 登山道も一部崩壊地あるが概ね快適トレイル |
水場・トイレ | 黒檜岳山中で沢水取れる トイレは遊歩道入り口と千手ヶ浜バス停にある |
その他 | 遊歩道歩きが快適 山頂で人馴れした鹿が待って居た |
山行記 湖岸遊歩道から見る黒檜岳 樹林の中の黒檜岳山頂・人馴れした鹿が迎えてくれた 「竜頭の滝・臨時駐車場」の看板が立つ駐車場に車を停めた。千手ヶ浜へ続く湖岸遊歩道は駐車場が起点である。遊歩道は千手ヶ浜の中間点の赤岩までは湖面から30mほど上方の樹林帯を歩きあまり展望はよくない。赤岩からは徐々に高度を下げて湖面に下り快適湖岸遊歩道が続いていた。高山への分岐を過ぎるとすぐに千手ヶ浜で、駐車場からは3.8キロ・1時間10分の行程であった。 湖岸から200mほど離れたバス停に向かうと立派なエコトイレが立っていたが水道施設はなかった。バス時刻を確認して遊歩道に戻り中禅寺湖に流入する川でペットボトルに飲料水を補給した。復元工事中の千手堂の先に黒檜岳登山口があった。 登山道に入ると崩落個所の小沢に水が流れるので先ほどもペットボトルの飲料水を入れ替えた。登山口から30分ほどで稜線に着き一息入れた後急坂の稜線を登り、その先緩く続く稜線を登りあげて行く。何回か「山頂だ」と思わせられる高見を踏んで、最後は長く平らな山頂に着き社山への道を分けて黒檜岳山頂に着いた。樹林の中展望もない山頂で休憩中に鹿の親子が現れ、近づいてきた。「きっと登山者が餌を与えたので人馴れしたのだろう」と思う。もちろん私はえさを与えない。山頂を後にするとしばらく私の後に続くのであった。12時10分のバスに間に合わせるべく往路を急ぎ下って、湖岸遊歩道に出ると間に合うことが確信できて一安心だ。中禅寺湖の先に男体山を見ながら千手ヶ浜のバス停に来ると休む間もなくエコバスが来て乗り込むことができた。 私を含めて5人の乗客を乗せて小田代原を行く。手つかずの自然を見ながらシャクナゲ橋で下車し、遊歩道を竜頭の滝に下ってさらに臨時駐車場に戻った。 千手ヶ浜・男体山 |
鳴虫山 | ナキムシヤマ | 標 高 | 1104m | 日本の山1000 |
山 域 |
日光山系 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2008年11月21日 |
登山経路 | 志渡渕川登山口12:35〜神主山13:15〜鳴虫山14:20/14:25〜登山口15:30 |
行動時間 | 登り 1時間45分 下り 1時間05分 合計 2時間55分(休憩時間を含む) |
天 候 | |
メンバー |
情 報 |
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アクセス | 登山口まで問題ないが駐車場は無い |
トレイル | 良く踏まれた里山 |
水場・トイレ | 登山口にも無い |
その他 | 日光連山の好展望台 |
山行記
日光市内で2回ほど鳴虫山への登山口を訪ねる。日光駅近くの志渡渕川登山口に車で着けるが駐車場はない。許可を得て近くの民家の空地に車を停めさせてもらうことが出来た。日光の町の展望台ともいえる神主山まで杉林の中中を行く。神主山からは雑木林の稜線を行くが里山の風情が漂う。右側には日光市内そしてその後には日光連山を眺めながらの楽しい稜線である。後方には塩原と鬼怒川温泉の境の高原山が良く見えて懐かしい。春にはヤシオの花が美しいらしいが初冬の今は見るべきものは無い。小さなピークを4〜5回越えて、何の変哲も無い鳴虫山山頂についた。日光連山には雲が掛かりシャッターチャンスを逃してしまった。鳴虫山とは素晴らしい名前の山だということだけが心に残ったのである。
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戦場ヶ原・竜頭の滝