那須岳 (茶臼岳) |
ナスダケ (チャウスダケ) |
標 高 | 1915m | 日本百名山 | 山 域 | 那須連山 |
南月山 | ミナミガッサン | 標 高 | 1776m | 関東百山 | 山 域 | 那須連山 |
白笹山 | シラササヤマ | 標 高 | 1719m | - | 山 域 | 那須連山 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2016年7月7日 |
登山経路 | 沼原調整池6:35〜白笹山7:55/8:15〜南月山8:55/9:00〜日の出平〜牛ヶ首9:35/9:55〜RW駅登山道10:25〜茶臼岳10:55/11:00〜峰の茶屋11:25〜(昼食休憩20分)〜三斗小屋温泉12:45/12:55〜姥ヶ原13:50〜沼ッ原湿原15:15/15:35〜調整池駐車場15:50 |
行動時間 | 合計 9時間15分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 曇・晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 沼原調整池まで舗装道路 |
トレイル | 茶臼岳は岩礫の道もその他は良く踏まれて快適トレイルが続く |
水場・トイレ | 三斗小屋に通じる道に沢水取れる トイレは沼原駐車場にある |
その他 | 沼原からは那須岳の裏口登山になるが湿原などもあって見所は満載である |
山行記 白笹山山頂・南月山山頂 南月山三角点・霧の日の出平 灌木帯を歩いて牛ヶ首へ・強風吹き荒れる茶臼岳 昭和45年一年を過ごした沼原に46年ぶりに訪れた。沼原調整池は自然の中に溶け込んで違和感がなくなっていた。 登山の支度をしていると後続の車がついて、素早く支度をして沼原湿原方面に入っていった。私は白笹山への登山道に入る。今日は好天が予想されるが山間部のここは霧がまいている。樹林帯の登山道は緩急織り交ぜて高度を上げて行く。1時間少々で登り着くものと思っていた白笹山には1時間20分ほどかかってしまったが焦ることは無い。白笹山で朝食を摂った後、雨露で濡れるのが嫌なので、雨着に着替えた。白笹山からいったん下って南月山への登りは草の被さる道で雨着に着替えて正解であった。緩い登山道を登りきると草原の中に南月山山頂標識が立っていて、あまりにも早い到着で驚いた。山頂標識と三角点をカメラに収めて砂礫の稜線に出ると強烈な西風が吹いていて吹き飛ばされそうだ。登山帽の紐を締めなおして耐風姿勢を取りながら日の出平に着く。沼原湿原に下る道が分かれていたが、ここが目標ではなく茶臼岳目指して灌木帯に変わった道を牛ヶ首に向かう。強風が茶臼岳を吹き飛ばすほどに吹き付けていて強風を感じるほどである。灌木帯が切れて岩稜の牛ヶ首に着く寸前で風が収まるのを待つことにした。登山道に座り込んで軽食を摂っていると峰の茶屋から強風の中歩いてきたと云う単独行者が現れる。吹き飛ばされそうだったと云いながら南月山方面に向かって行った。風が収まりそうもないので「牛ヶ首から三斗小屋温泉に向かおうか」と考えわずか先の牛ヶ首に出る。思案しているとロープウェイ駅方面からのトラバース道を単独行者が現れる。「峰の茶屋から強風に耐えて茶臼岳山頂に登り、R・W駅に下って巻道をここまで来た。これから峰の茶屋に戻る茶臼岳は反対側に回るとそれほど風は強くない」と云う情報である。私は意を決して岩稜のトラバース道をR・W駅方面に向かう。 R・W山頂駅付近から那須原野・那須岳を見上げる 茶臼岳山頂 茶臼岳←峰の茶屋から見る→朝日岳 R・W駅に回ると風は驚くほど静まっていて、茶臼岳を見上げると登山道に山頂を目指す登山者が散見され、私も後を追う。岩礫の登山道を30分ほどで日本百名山那須岳・茶臼岳山頂に立った。強風が吹く山頂で長居は無用、山頂をカメラに収めた後は少し戻って峰の茶屋の道を下る。峰の茶屋付近は西風が吹き付け強風が吹き荒れていた。峰の茶屋の休憩舎は小学生に占拠されていたので休む間もなく三斗小屋温泉への道に入った。岩稜帯から樹林の中に入ると風はおだんで静かになった。草叢の中に三斗小屋避難小屋が立っていた。更に下って沼原湿原の分岐に着き腰を下ろして昼食休憩をとった。 分岐〜1.1キロ20分ほど静かなトレイルを歩いて三斗小屋温泉に着いた。「いつかはここに来たい」と思っていた三斗小屋温泉であるが、残念ながら日帰り入浴はお断りであった。風呂の写真だけでもと煙草屋旅館に掛け合ったがそれも断られた。三斗小屋温泉から分岐に戻り牛ヶ首方面に向かう。沼原湿原への分岐姥ヶ原には思った以上に登りかえしがあり汗を絞られた。姥ヶ原からは緩く下って沼原湿原に向かう。途中「日の出平登山口」をやり過ごして沼原湿原に着いた。昭和天皇がこよなく愛したという沼原湿原であるが木道が整備されているもののそれほど多様な植物・草花を見ることができなかった。沼原調整池が環境歩変化を読んでいるのかもしれないと思った。眼前には朝登った白笹山・南月山が輝いていた。木道を20分ほど散策し、駐車場に戻った。 青春の一ページを刻んだ、沼原調整池から白笹山・南月山・茶臼岳・三斗小屋温泉・沼原湿原と欲張りとも思えるコースを周回出来て大満足ではあった。 三斗小屋避難小屋・三斗小屋温泉 三斗小屋温泉分岐・姥ヶ原分岐 |
沼ッ原湿原
昭和天皇御歌
「白笹山の すその沼原 黄の色に にっこうきすげ むれさきにほふ」