南アルプス北部の山
(入笠山・釜無山・白岩岳・大阿原湿原)

日本二百名山 入笠山 ニュウカサヤマ 標 高 1995m

山 域

南アルプス北部
登 山 記 録
登山月日 2002年5月10日
登山経路 杖突峠〜(千代田湖枯木林道)〜入笠山登山口15:25〜入笠山15:40/15:45〜登山口16:00
行動時間 登り15分 下り15分 合計35分(休憩時間含む)
天  候  雨
メンバー 単独

情  報

アクセス 杖突峠〜千代田湖枯木林道〜入笠山登山口
トレイル  
水場・トイレ 登山口は別荘地
その他  
山行記

守屋山を登った後、杖突峠に戻れば入笠山への案内看板が出ている。千代田湖枯木林道に入り、素晴らしいスカイラインを走ることになるのであるうが、今日は生憎の雨で、樹間を走るが何ともいえない雰囲気を持った林道である。
富士見パノラマからの道を合わせると入笠山登山口である。富士見側はパノラマスキー場として開発され、西側は入笠牧場として牧歌的な風景が広がっている。
登山口の「山頂まで30分」の看板を見ながら雨の中、傘さして頂上目指す。
15分も歩けば樹木のない丸い山頂に到着した。雨では展望があるわけはない。もちろん山頂に人がいるわけがない。山頂標識の写真を撮って急いで往路を下った。
まーここは来ようと思えばいつでも来れる山ではあるが、シーズンともなると座る場所もないほど込み合うだろうと思うと、誰もいない氷雨の山頂に立ったと言うことは幸運であったのかもしれない。
対向車も殆どない中、杖突峠への林道をゆっくり戻った。

 


入笠山 ニュウカサヤマ 標 高 1995m 日本三百名山 山 域 南アルプス
大阿原湿原 オオアハラシツゲン 標 高 1800m 山 域 南アルプス
登 山 記 録
登山月日 2015年6月11日
登山経路 首切清水(5:30)〜入笠山(5:50/6:00)〜登山口(6:15) 大阿原湿原散策(6:25〜7:00)
行動時間 合計 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 杖突峠から千代田湖・枯木林道は舗装道路の快適山岳道路 富士見町側からも観光道路
トレイル 入笠山までは緩く登る
水場・トイレ マナスル山荘付近にトイレ自販機あるが大阿原湿原駐車場にはない
その他 時間規制前に入らなければ「沢入登山口」で規制される 車両進入規制時間(8:00〜15:00)
山行記


早朝の入笠山

前夜は杖突峠から入笠牧場などを経て、入笠山登山口になる「マナスル山荘」に通じる林道を走って大阿原湿原駐車場を目指し、マナスル山荘から少し上がった道路の端で車中泊した。朝起きてみると駐車場所は首切清水の登山口の前であった。昨日の疲れもあって体調今一つであったが、カメラとサブザックを担いで登山道に入る。山頂直下ではマナスル山荘からの登山道が合わさり、私より先に山頂を踏んだ登山者と交差すると入笠山山頂に着いた。登山口からはわずか20分の山頂であった。梅雨入りして少し霧に煙る中南アルプス北部の鋸岳・甲斐駒が岳方面の展望が開けていて、入笠牧場も目の前に見えた。10分ほど滞頂の後、往路をゆっくりと下った。

大阿原湿原


乾燥化の進む大阿原湿原

入笠山を下りて大阿原湿原の駐車場に車をつけると新潟ナンバーの軽ワゴン車の登山者が登山の支度をして釜無山方面に出かけるところであった。湿原の前の案内看板を見ると、「大阿原湿原は本州の高層湿原では南限にあり、乾燥化が進んでコナシやシラカバの侵入があり、湿原としては老年期に入っている」というような記載があった。良く整備された木道・遊歩道を歩いて湿原を一周した。確かに植生も乏しく、コナシ咲く湿原は草原化してい、て今が見ごろの花々を見ることが出来なかった。


白岩岳 シロイワダケ 標 高 2267m 山 域 南アルプス
釜無山 カマナシヤマ 標 高 2117m 山 域 南アルプス
登 山 記 録
登山月日 2015年6月10日
登山経路 小黒川林道通行止め箇所7:45〜小黒川徒渉地点(笹ヶ平沢)8:50〜標高1700m付近林道9:50頃〜林道分岐11:20頃〜釜無山12:05/12:15〜2131mピーク13:45〜白岩岳15:35/15:50〜稜線分岐〜白岩谷・小黒川合流点17:45〜徒渉18:10〜小黒川林道駐車場所18:20
行動時間 合計10時間35分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 小黒川林道は戸台側起点から4キロ地点で路肩崩落のため通行止め
トレイル 道なき尾根を登って林道を2キロほど歩く、釜無山へ続く林道支線終点から笹薮漕いで釜無山に登る 釜無山から白岩岳間の鋸尾根には薄いながらも顕著な踏み跡ある 下山した白岩尾根には赤布がシッカリあって道迷いの心配はないが尾根取り付き地点が不明
水場・トイレ トイレは仙流荘の先に無い 水は小黒川ほか林道途中で取れるが白岩尾根にはない
その他 ロングラン登山だったが鋸尾根の静かな稜線漫歩が楽しめた
山行記

小黒川を徒渉して・釜無山登山道に合流


釜無山山頂・鋸尾根縦走路から鋸岳〜甲斐駒方面(右端が白岩岳)


明るい縦走路・2131mピークの三角点


近づく鋸岳・ガレ場もある


来し方の釜無山・笹原で一服


白岩尾根の合流点からすぐ先の白岩岳山頂


鋸岳と仙丈ケ岳地蔵尾根


石灰岩の白岩岳


仙丈ケ岳の登山基地・仙流荘から南アルプススーパー林道入り口の戸台大橋に続く道路は整備されていた。戸台大橋から小黒川沿いに林道を走って、林道起点から4キロほど先の「シンノ・・沢橋」の手前で通行止めになっていた。小黒川林道は入笠山方面に通じているのであるが路肩崩壊による通行止めである。橋の手前には駐車スペースもあるので車を停めて出発する。
小黒川に左岸側から流れ込む白岩谷が白岩岳の入山口であり、白岩岳から派生する尾根を登って白岩岳を往復の計画である。地形図を出して場所を確認していると地元の渓流釣り師が来て、「白岩谷はさらにここから2キロも上流だ」と云うので、そのまま鵜呑みにして林道を歩き始めた。途中対岸に廃屋らしきが見えるが、対岸に渡る橋もない。林道を2キロほど進むと小黒川林道は分岐していて、右側に分かれるのが東谷林道であることが分かり、来すぎたことに気づき林道を0.5キロほど戻る。林道脇に営林署の詰所と思しき建物があり、対岸に小さな沢が合わさっていた。てっきりここが白岩谷と思い小黒川をゴム長靴に履き替えて徒渉する。左岸側の尾根に取りつくと顕著な作業道が、伐採地の縁に続いていた。疑うことなく作業道を登るとやがて伐採地の最高地点から上部にはブル道がジグザグ切りながら続いていた。ここら辺りで「なんだか違うな」と思うのだが、委細構わずブル道を登ると標高1700mを越える辺りで、今でも供用中と思える立派な林道に出た。林道を北側に進むと9キロ1/2ポストがあって、どこから延びる林道かと訝るのであった。ここでは完全に白岩尾根と違う尾根を登ってしまったことに気づき、「稜線まで登りあげれば鋸尾根の釜無山〜白岩岳の縦走路に合わさるだろう」と計画変更を決断する。
林道を北側に2キロほど進むと釜無山方面が開けてきたが稜線に登りあげる踏み跡が見つからない。スマホで位置情報を確認したり、林道を行きつ戻りつしたが、7キロ1/2ポスト付近で分岐する林道支線が稜線方面に延びていたので、ここに入ると少し笹が被さる中、途中で牧柵が見えてきた。林道支線終点に着くと笹薮の中に踏み跡が続いていた。薄い踏み跡追って笹薮かき分けて稜線の樹林帯に出ると赤布が下がり、笹原の中の釜無山山頂に続いていた。釜無山山頂で軽く昼食を取った後、笹原に踏み跡を見つけ鋸尾根の縦走路に入ることが出来た。
縦走路は踏み跡薄いが顕著にあって、道迷いの心配はなかった。左側に鋸岳から甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳などが見えると小躍りするほどの稜線漫歩であるが、ここまでの心痛とこれから先の時間が読めないので気もそぞろであって、「まあ白岩岳まで3時間・下山に2時間」を覚悟した。縦走路は膝丈の笹原とシラビソの幼木・枯れ木の中を行く快適トレイルである。脱水症状があらわれ、空腹でピッチが上がらないが先が読めないので水もおにぎりも少し残した。白岩岳までの中間にはこんもりとした2131mピークがあり、ガレた岩場も現れる。白岩岳山頂近くの笹原でおにぎりをほおばり、空腹を満たした。疲労もピークに達したかと思う頃樹林帯に入ると右側から赤布に導かれて登山道が合わさっていた。白岩尾根を登ってきた道であることを確認出来るとホッと胸をなでおろすのであった。合流点からはシラビソの幼木の中5分ほど進み、小高く登って白岩岳山頂に着いた。釜無山からは3時間半近くかかって15時40分の山頂であった。鋸尾根の先に鋸岳・甲斐駒ケ岳・北岳・仙丈ケ岳などが見えるがその峰々は雲に頭を隠していた。下山路も確認できたし標高差1000mを下りには2時間もあれば十分と思えば気が緩むのであった。
白岩岳山頂には15分ほど滞頂し、稜線を分岐まで戻って白岩尾根を下る。稜線直下の400mほどは一気の急坂で転がり落ちそうである。巨岩も点在していてクモイコザクラを探しながら下るのだが、クモイコザクラを見ることが出来なかったのは残念であった。緩急を繰り返しながら白岩尾根を下りきり、小黒川沿いに上流に進むと営林署の宿泊棟と思える廃屋があった。これほど大きな宿舎であるから小黒川に橋が架かっていただろうとさらに上流に橋を探したが橋台らしきものも見当たらなかった。流れの緩き浅瀬を探して小黒川を林道側に裸足になって徒渉した。林道に下り立つと駐車場所までは0.5キロほどの地点であった。下ってきた白岩尾根を見上げると白岩岳中腹に大岩壁が見えて、山名の由来を知ることが出来た。登りの徒渉地点までは1キロも下流であるのでゴム長靴の回収は諦めて駐車場所に戻って着替えを済ませ、夕闇迫る小黒川林道を戸台に下った。


林道から見る白岩岳・白岩谷付近の営林署廃屋

鹿 嶺 高 原

20015年8月16日


設備の整った広いキャンプ場・頂上付近にある鉄製の展望台


白岩岳方面・鋸岳甲斐駒ケ岳方面

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