大杉谷周辺の山
(迷岳・古ガ丸山・仙千代ガ峰)

迷岳 マヨイダケ 標 高 1309m 日本の山1000

山 域

台高
登 山 記 録
登山月日 2010年12月23日
登山経路 奥香肌温泉ホテルスメール8:45〜飯盛山10:25〜迷岳11:40/12:05〜唐谷分岐12:25〜一ノ滝13:15〜スメール14:05
行動時間 登り 2時間55分 下り 2時間 合計 5時間20分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 登山口までは問題ない舗装道路
トレイル 飯盛山直下は厳しい岩山もその他は植林地や雑木林の優しいトレイル
水場・トイレ 水は下山路の沢で取れるがトイレは無い
その他 岩稜歩きもあり結構楽しい登山が楽しめる

山行記


鋭い岩山の飯盛山と迷岳山頂

早朝車をつけた場所が、迷岳の登山口で有ったが、登山口標識を見落としてしまい、ホテルスメール付近をうろうろしてしまった。結局元に戻って登山口に入るまでは1時間近くのロスをしてしまった。
怪しい天気で霧雨が舞う中唐谷に掛かる橋の登山口を入る。唐谷沿いを少し行くと杉の植林地の中に作業道のような道が赤布で導かれていた。急坂の道をグングンと高度を上げて行く。尾根に登りつくと岩稜帯となり、更に傾斜を増して飯盛山に続いていた。飯盛山直下は垂直に近い岩場でロープが垂らされてはいたが、スリル満点の岩登りである。飯盛山に登りつけば迷岳に延びる稜線で、ところどころにヤセオネあるが概ね雑木林とブナ林の縦走路であった。西側からの強風に煽られながら縦走路を行く。
幾つかのアップダウンを超えて最後は少し傾斜のました迷岳を登りきる。優しい雑木林の迷岳山頂に着いた。山頂は二重山稜になっていて、南側で風を除けながら休憩をしている間に大台町側から地元のグループが登ってきた。大台町側からだと林道が1000m近くまで延びていて山頂までは1時間半ほどだそうだ。
20分ほど滞頂のあと、往路を下る。飯盛山のいやらしい岩場を嫌って、途中から唐谷への道に入る。杉の植林地の中急坂を下る。二つ目の沢が唐谷であって、滝を見ることが出来た。一の滝は30m以上の落差があり、見事である。ここまで林道が延びていて観光の滝として見物客を呼んでいるようだ。一の滝からは唐谷沿いに下る道も見えたが舗装された林道を下った。林道途中にはリフレッシュパークなる遊園地があったが廃墟のままであった。


優しい雑木林の縦走路と唐谷の滝


古ガ丸山 コガマルヤマ 標 高 1211m 日本の山1000

山 域

台高
登 山 記 録
登山月日 2010年12月24日
登山経路 犂谷公園6:45〜柁山8:30〜清治山8:50〜レンガ滝コース分岐9:15〜古ガ丸山9:55/10:10〜分岐10:40〜柁山11:15〜犂谷公園12:15
行動時間 登り 3時間10分 下り 2時間5分 合計 5時間30分 (休憩時間を含む)
天  候 曇・雪
メンバー 単独

情  報

アクセス 犂谷公園までは大杉谷の観光道路
トレイル 柁山まで急登が続き縦走路も巨石の道がある
水場・トイレ 登山口の犂谷公園に水・トイレ完備されている
その他 レンガ滝コースは長い林道歩き

山行記


雪の古ガ丸山


縦走路の柁山・清治山

犂谷公園で車中泊する。犂谷公園にはトイレや東屋も完備していて快適な小公園と言ったところである。登山道は犂谷林道を歩きレンガ滝を見るコースと犂谷公園唐尾根を直登するコースがあるが、公園の案内看板を見ると林道コースは林道を6キロも歩かなければならないようだ。公園から直登する尾根コースの登山口には古ガ丸山まで4.8キロの案内があったので迷うことなく尾根コースに入る。植林地の中を高度を上げて行き、やがて尾根に出るとしか除けネットが張りめぐらされていた。ネットの脇を通りさらに高度を上げてゆくと傾斜のました尾根に変わり、杉林を登りつめると三頭三角点の柁山で有った。ここからは縦走路となり清治山を越え、1箇所ロープが垂らされた急坂を凌ぎ、レンガ滝からのコースを合わせる頃になると朝から降り始めた雪で登山道が雪に埋まっていた。しかし迷うほどのことも無く最後は巨石累々の悪路を登りきると古ガ丸山山頂であった。雪降りでは展望も聴かない上長居は無用である。簡単な食事を取って往路を急ぎ下った。


登山口の犂谷(カラスキダニ)公園

 


仙千代ガ峰 センチヨガミネ 標 高 1100m 日本の山1000

山 域

台高
登 山 記 録
登山月日 2010年12月24日
登山経路 倉本橋14:20〜稜線15:45〜仙千代ガ峰16:15/16:25〜稜線16:50〜倉本橋17:50
行動時間 登り 1時間55分 下り 1時間25分 合計 3時間30分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 宮川ダム〜倉本橋まで狭いながらも舗装された観光道路
トレイル 登山口には手製の看板あり、そこから先には迷う事のない登山道が続いている
水場・トイレ 宮川ダムの先の休憩施設で
その他 登山口さえ見つければ楽勝 水呑峠からの登山道もある

山行記


仙千代ガ峰山頂


2010年の登り納め


登山口の看板と稜線から見る仙千代ガ峰

前日の内に登山口を探しに宮川ダムの上流に車を走らせたが倉本橋の登山口は確認できなかった。古ガ丸山を下りた後、宮川ダム〜尾根を挟んだ野又林道に車を回し登山口を探すも、やはり登山口は発見できない。JAの売店で情報を聞くと近くの役場支所を教えてくれた。役場の係員は親切に地図をコピーしてくれ、倉本橋の登山口を教えてくれた。宮川ダムの上流に車を走らせ倉本橋の登山口を確認したのは午後2時過ぎであった。山中で日が暮れるのは覚悟してヘッデンを2個持参して登山道に入る。取り付きだけが分かりにくいが20mも入ると植林地の中に立派な登山道が延びていた。植林地は緩い傾斜で休憩を取ることも無く1時間半で尾根に到着した。ようやく目の前に仙千代ガ峰を見ることが出来たが優雅な名前には似つかわしくない台風によるせいか倒木が散らばる無残な姿を見せていた。そして南東側斜面はカヤトになっていてシカ除けネットが山頂まで続いていた。山頂は台形状になっていて三角点を踏むまでは山頂稜線を10分ほど進んだ先にあった。三角点に立った時刻は16:15で夕暮れ寸前である。しかし2010年の登り収めの山は愛しく、15分ほど山頂に佇んだ。山頂稜線を走るように下り、植林地の中に入ると日が暮れた。ヘッデンを点けて慎重に下る。道迷いの心配もなく闇夜となった倉本橋には18時前の下山となった。

 

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