中央アルプス北部の山
(経ヶ岳・黒沢山・大滝山・坊主岳・桑沢山・楡沢山)

日本二百名山 経ヶ岳 キョウガタケ 標 高 2296m

山 域

中央アルプス
登 山 記 録
登山月日 2002年7月5日
登山経路 大泉ダム10:30〜4合目11:25〜7合目12:50〜山頂14:30/14:50〜大泉ダム17:35
行動時間 登り4時間 下り2時間45分 合計7時間05分(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 登山口までは舗装されている大泉ダムコース
トレイル 2合目の水場を過ぎるあたりからやや急な赤松林の登山道となり4合目で羽広からの道を合わせて尾根歩きとなる。単調な登山道も6合目付近から傾斜が増す
水場・トイレ 2合目の水場 トイレ無し
その他  
山行記


8合目「望郷」の碑

中央アルプスの北端にある経ヶ岳は麓から見るとどこが山頂なのだろうかと特定できない山である。しかしながらどこから見てもその辺の山容は大きくて簡単には登れない山だと認識していた。伊那市の羽広からの登山道が一般的であるが大泉ダムからのコースを登ることにした。
登山口から2キロほどは車両進入規制された林道を歩くがその先の登山道はよく整備されている。
2合目の水場を過ぎるあたりからやや急な赤松林の登山道となり4合目で羽広からの道を合わせて尾根歩きとなる。単調な登山道も6合目付近から傾斜が増してこの梅雨の合間の登山はたっぷりと汗を搾り取られる。8合目に来ると展望も開けて振り返ると南アルプスの全貌が見えてきて、そしてすぐ左には木曾駒ケ岳が大きくそびえている。ここには「望郷」と彫られた南箕輪中学校の山岳強歩40周年の石碑が立てられている。どうやらこの山は伊那市より伊北地区の村に親しまれているのだろうかと想像するのである。ここまで来ると山頂は目の前でアップダウンを3回ほど繰り返して到着した。そんなにきつい傾斜のトレイルではなかったものの今日は随分と疲れを感じて、最後はもうバテバテの状態であった。
山頂は木立の中を切り開いて怪しげな石像が立っていた。展望はわずかに南側が開けて夏雲にまとわりつかれた駒ケ岳と三沢岳を望むことができる。木立の中の山頂はどこでもこの時期ブヨの大群に占拠されていて軽食もままならないのである。いくら日の長い時期とはいえこの時間に山頂に登る者はいないなーなどと苦笑いをしながら20分の滞頂で後にした。下山もまた体調不良からかピッチを上げることもできずにゆっくりと下った。

 


黒沢山 クロサワヤマ 標 高 2126.9m 南信州の里山 山 域 中央Alps
登 山 記 録
登山月日 2021年6月10日
登山経路 大泉ダム上流林道終点6:10〜稜線9:40/9:50〜黒沢山11:25/11:35〜稜線分岐13:00〜林道終点14:40
行動時間 登り 5時間15分 下り 3時間5分 合計 8時間30分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 大泉ダム経ヶ岳登山口からさらに砂利道の林道を2キロ走って経ヶ岳登山道入口
トレイル 稜線まではしっかりした登山道あるが稜線分岐からは笹の被さる廃道状態の黒沢谷コースを黒沢山へ
水場・トイレ 登山口で沢水取れるが飲用は?toiletは大泉ダム登山口にある
その他 経ヶ岳クラシック道も今はあまり利用されていない 黒沢山へはマニアが歩いているものと思われる
山行記


腰丈の笹の下に登山道を追って黒沢山山頂へ


笹原とカラマツ林の中の尾根にジグザグ切って両線へ





大泉ダム上流にはtoiletも完備した今も大いに利用されている経ヶ岳登山口が有る。もう20年近くも前になるが、初めて経ヶ岳に登ったのはこの登山口からであった。その登山口から未舗装の狭く草の被さる林道を2キロほど走って経ヶ岳への最短ルートの登山口に着いた。2駆の車ではやっと走れる荒れた林道であった。
支度をしていると何処からか首輪をつけ頭に青色のヘッドランプを光らせた犬が現れて私の周りを偵察していた。しばらく偵察した後は林道を走って下って行った。「大泉ダムの登山口付近から上には人家もないのに・・・」思い、訓練された偵察犬なのだろうかと首を傾げるのであった。
登山口までも草の被さる道であったが登山道に入って尾根に登ると、急登の尾根にしっかりジグザグ切った登山道が続いていた。最初の目標1512m三角点で一息入れようと頑張ったが、三角点はコースから外れていて通り過ごしてしまった。1512m三角点付近からはしばらく傾斜が緩んでいたが、カラマツが植林された笹原の尾根に取り付くと再び急登になり、ここもジグザグ切って快適に高度を上げて行く。トラバース気味に切られたジグザグ道は道幅も狭く歩きにくい所もあった。尾根上部に来ると左上方に経ヶ岳、右に谷を隔てた先に黒沢山が見えてきた。連日の登山で疲労残りのある体には厳しい尾根を登りきって、入山場所からは標高差900mを3時間半も掛かって稜線分岐に登りついた。
稜線上で辰野町の三級の滝からの黒沢谷コースが合わさって経ヶ岳方面に続いていたが、反対の黒沢山方面への登山道は笹薮に隠されていた。しばし休憩の後は笹の下に登山道を拾いながら黒沢山方面に向かった。腰丈の笹薮を漕いで行くが笹の下には間違いない登山道が有るので道迷いの心配は少しもなかった。倒木で道が塞がれるところもあるが赤布も適度に下がっていた。2072m標高点から稜線の最低鞍部地点が一番藪の濃い所で背丈を超える笹を漕ぐところもあったが、長い距離ではなかった。最低鞍部を越えて黒沢山分岐のピークに登り上げるシラビソ林の中は膝丈の笹で登山道が出ていて快適に歩くことが出来た。黒沢山分岐のピークには「経ヶ岳→」の看板も残っていて黒沢谷方面の尾根に下っていたが殆ど登山道は消えていて、今は歩く人もいない「経ヶ岳黒沢谷コース」を思わせられた。
黒沢山への道も笹の下に隠されていたが前方に見える赤布を追って強引に笹薮を突破した。笹薮を突破すると再び腰丈から膝丈の笹の間に登山道が黒沢山まで続いていて、黒沢山には今もマニアが登っていることが実感できた。5時間以上もかかって登りついた黒沢山山頂も笹の中であった。眼下に伊那谷が望まれたが霞が掛かっていた。山頂をカメラに収めしばし休憩の後往路を稜線分岐に戻り、急坂の尾根に切られたジグザグ道は登りとは打って変わって快調に下ることが出来た。


大滝山 オオタキヤマ 標 高 1737m 南信州の里山 山 域 中央Alps
登 山 記 録
登山月日 2021年6月9日
登山経路 蛇石キャンプ場5:15〜林道終点7:30/7:40〜大滝山10:00/10:10〜林道11:30〜林道4.5キロ地点12:30頃〜自転車〜蛇石キャンプ場13:00
行動時間 登り 4時間45分 下り 2時間50分 合計 7時間45分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 横川渓谷入口の蛇石キャンプ場まで舗装道路
トレイル 7キロ先までは荒れた林道 その先はヒノキの植林地と自然林の急登の尾根を直登
水場・トイレ 蛇石キャンプ場にtoiletある 水は林道途中で随所で取れる
その他 林道4.5キロ付近まで自転車利用 登りは1割位利用できた
山行記


天然林とヒノキ林の間にある大滝山山頂


ヒノキ林と自然林の急登の尾根を登る


見応え十分な横川渓谷を見ながら林道7キロ地点へ




横川渓谷入口の蛇石キャンプ場までは快適道路が続いていた。キャンプ場はシーズン前にもかかわらず2張りのテントが張られていた。夜明けを待って5時過ぎには林道ゲートの脇をすり抜けて折り畳み自転車を引いて林道に入った。0.5キロ地点で忘れ物に気付いて出直しであった。十分車が走れる路面状態の林道は「三級の滝」・「経ヶ岳黒沢谷コース」入口の3キロ付近まで続いていてこの間0.5キロくらいは自転車にまたがることが出来た。三級の滝入口から先は落石の多い林道であったが眼下に横川渓谷の渓谷美を楽しみながら4.5キロ地点までは自転車を引いて歩いた。6キロ付近で林道は坊主岳方面に続いていたが横川を渡る方面に分岐する廃林道に入った。登山靴を濡らしながら横川を徒渉し草叢の中の林道跡を7キロ付近に来ると大滝山から張り出した尾根末端で入山地点である。しばし休憩しながらヒノキ林に入山場所を探るが踏み跡もなく赤布も下がっていない。
地形図を見ながら張り出した尾根を目指してヒノキ林に入った。急坂の中に林業用の作業道が有るものと思ったがそれもなく、滑落に気をつけながら尾根に移動した。ヒノキに掴まりながら高度を上げて最後は露岩を乗り越えると尾根の傾斜は緩んだ。この間の尾根末端の150mほどの高度差が一番の難所であったが、その後もヒノキ林や自然林の中急坂の尾根を登り上げて行く。今は50歩も歩き続けられない程脚力が衰えているが気力はまだまだ十分である。標高差約500mを2時間以上もかかって大滝山山頂に登りついた。中央Alps北端に位置する大滝山ではあるが山頂までヒノキが植林されていて里山風情漂う山頂である。山頂付近のヒノキ林は間伐されていなくて細くて枯れ木が目立っていた。植林地の反対側は天然林でダケカンバなどが茂っていた。ヒノキの大木に飲み込まれるように三角点が有って「黒沢山」と書かれた山名プレートが脇に置かれていた。
山頂で軽食摂りながらしばし休憩して急坂の尾根を滑落に注意しながら慎重に林道に下った。林道を4.5キロ地点まで歩いてデポしておいた自転車にまたがって落石地点は自転車を降りたが、「三級の滝」入口から林道ゲートまで鼻歌気分で走り下ることが出来た。途中で山菜採りの地元の古老に「大滝山に登って来た」と云うと、「あの厳しい大滝山か大したもんだ」とほめてもらった。


坊主岳 ボウズダケ 標 高 1961m 信州ふるさと120山 山 域 塩尻市旧楢川村
登 山 記 録
登山月日 2019年11月16日
登山経路 奈良井ダム湖畔登山口7:45〜小坊主8:25/8:35〜坊主岳10:10/10:50〜登山口12:30
行動時間 登り 2時間25分 下り 1時間40分 合計 4時間45分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 水谷さん・大谷さんと3人
情   報
アクセス 奈良井ダムの先登山口まで舗装道路
トレイル 小坊主までは急登・小坊主から先は緩く登って最後は標高差400mほど笹原の急坂を直登
水場・トイレ 登山口で沢水とれるが飲用は?toiletは登山口付近にはない
その他 3度目の登山
山行記

坊主岳山頂
3回目の坊主岳山頂

 
笹原の急登を凌いで山頂へ


3回目の坊主岳は水谷さんと水谷さんのお友達の大谷さんとの登山である。数台停められた登山口の駐車スペースは10月の台風19号の豪雨のためか、沢水で流失していて1台停めることがやっとという状態であった。勝手知ったる登山道に入って急坂の尾根を一気に駆け上がって中間点の小坊主までは1時間もかからず登りついた。小休憩の後は傾斜の緩んだ笹原を行き、最後は山頂までの急登を喘ぐ。「こんなにも急登が続くとは」と思わなかったが、実際には標高差400mも直登が続いていた。「山頂まであと10分」と記された岩場で朝食休憩をとって、山頂までは登山口から2時間半ほどかかって登りついた。
この時期絶好の展望を期待して登りついた坊主岳であったが、残念ながら御嶽・乗鞍・駒ヶ岳の山頂は雲に頭を隠していた。風もあって少し寒さを感じる中で休憩していると2名の地元のヤングレディーが登ってきた。写真を撮り合った後、しばし山談義を楽しんで往路を下った。ボウズダケもう一度は来なければならない。


坊主岳 ボウズダケ 標 高 1961m 信州ふるさと120山 山 域 旧楢川村
登 山 記 録
登山月日 2017年6月14日
登山経路 奈良井ダム・イノコ沢登山口10:40〜小坊主11:30/11:35〜坊主岳12:40/13:45〜登山口15:10
行動時間 登り 2時間 下り 1時間25分 合計 4時間30分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 吉川さんを案内
情   報
アクセス 奈良井ダム脇の登山口まで舗装道路
トレイル 小坊主までと山頂直下は急登が続くがよく整備された快適トレイル
水場・トイレ 登山口付近にはtoilet水場はない
その他 再登山
山行記


坊主岳山頂・木曽駒ケ岳


御嶽山・乗鞍岳



信州ふるさと120山完登を目指す吉川さんを案内しての再登山である。
平日の10時過ぎの登山となったが、登山口にはキノコ採りのものと思われる地元ナンバーの軽トラックが一台停まっていた。軽荷を担いでアカマツ林の登山道に入る。登山口から10分ほどにある石祠に登山の無事を祈って手を合わせた後は、尾根につけられた急登を直登してゆく。後についた健脚の吉川さんに煽られるように登って、四等三角点の小坊主には1時間も掛からずに登り着いた。小坊主で一息入れた後は傾斜の緩んだ快適トレイルを行き、再び傾斜が増した登山道を息せき切って登る。樹林がダケカンバなどの高山の様相を呈するころには山頂は間近であった。最後は先頭を吉川さんに譲ると脱兎のように駆け上がって、登山口からは2時間ジャストで山頂に立った。80歳近い吉川さんの健脚には驚かされるばかりであった。御嶽遥拝の祠が立つ山頂からは御嶽・乗鞍・木曽駒ケ岳がよく見えていたが矢張り正午過ぎでは霞みがちで少し残念ではあった。暖かな山頂で昼食取りながら1時間ほど展望を楽しんで往路を下った。



坊主岳 ボウズダケ 標 高 1961m 信州ふるさと120山

山 域

中央アルプス北部

登 山 記 録
登山月日 2013年6月24日
登山経路

奈良井ダム・イノコ沢登山口5:45〜小坊主6:40〜坊主岳8:15/9:30〜登山口10:40

行動時間 登り 2時間30分 下り 1時間10分 合計 4時間55分 (休憩時間:75分を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス イノコ沢まで舗装道路
トレイル 最近開山されて薮が刈り払われて快適トレイル続くが登山口から小坊主までと山頂直下は急坂が続く
水場・トイレ 水は登山口で沢水取れるがトイレはない
その他 晴れれば山岳展望展望最高の山

山行記


奈良井ダムの対岸峠山から見る坊主岳・登山道途中から木曽駒ヶ岳が見える


今年開山したという祠


木曽駒ヶ岳  ←山頂から→  御嶽山

奈良井ダムの先200mほどにイノコ沢の橋があり、橋の手前から脇道に50mほど入ったところに車が3台ほど停められる駐車場がある。登山道は脇道の途中についているが坊主岳への看板は見られない。
10分ほど進むと登山道は赤布が赤松林の中に導いていたが、私はそのまま道を進むと石祠が立っていて道は尾根に続いていた。尾根道を少し行くと赤布が導く登山道と合流した。どうやらここはキノコ山であり、私有地を避けて登山道が設けられたようだ。登山道は当初はジグザグきってあるが徐々に傾斜を増して一気に高度を稼ぎ1時間ほどで傾斜が緩むと登山道に三角点が現れる。ここが小坊主のようだ。腰を下ろして休憩するには絶好の場所であった。
小坊主から先はブナやダケカンバの中にゆるい傾斜の登山道が続いていた。笹が被さる登山道も最近刈り払いされてとても歩きやすい。ゆるい登山道も30分ほどで再び傾斜がきつくなると山頂直下の直登となった。樹林の切れ間から後方を振り返ると木曽駒が岳の展望がすばらしい。汗を滴らせ、息をつなぎながらゆっくりと登る。樹林帯が切れてレンゲツツジが咲く笹原になると山頂はすぐでった。
山頂には真新しい祠が立っていた。御嶽講信者が御嶽山遙拝所として今年開山したそうである。(下山後地元の古老から聞いた)
登りついた時は目の前の木曽駒ケ岳や御嶽山、それから乗鞍岳から穂高連峰など北アルプス南部方面の展望が開けていてが、すぐにに霧の中に消えてしまった。美ヶ原など中信高原・八ヶ岳・南アルプス方面はガスがかかって展望は得られなかったが、ここが絶好の山岳展望の山であることが実感できた。山頂にはベンチもあって朝食をとりながらゆっくりと休憩する。霧が晴れるのを待ったのであるが到着したときに見えた御嶽山までもが雲に頭を隠してしまい残念である。
1時間以上滞頂したが、いつまでも晴れない霧に痺れを切らして往路を下った。空気が澄んだ晩秋か初冬にはぜひ再登山をと思わせられる坊主岳ではあった。


桑沢山 クワサワヤマ 標 高 1538m 信州ふるさと120山

山 域

箕輪町・辰野町

登 山 記 録
登山月日 2013年7月19日
登山経路

桑沢山林道途中15;25〜桑沢山登山口16:00〜桑沢山16;50/16:55〜登山口17:30〜林道途中17:55

行動時間 登り 1時間25分 下り 1時間 合計 2時間30分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 桑沢林道までの林道はダートもよく整備されていた 
桑沢山林道は荒れているが軽トラなら登山口までは入れそう
トレイル 膝下まで笹が被さるが迷うことのない傾斜が緩いトレイル
水場・トイレ 登山口から先では水も取れない トイレはない
その他 登山口まで入れるかが問題だ

山行記


林道終点の登山口と稜線の一番奥の桑沢山

桑沢山は経ヶ岳から楡沢山まで派生する尾根の突起であり、箕輪町のふるさと名山である。
楡沢山を降りて辰野町・箕輪町の境界付近に山中に入る道路があり、1キロほど走ると未舗装の林道になっていた。林道を2キロほど進むと工事で通行規制されていたが車を降りて確認すると通行できそうなので、その先に車を進める。羽北からの林道を合わせしばらく走ると左側に「桑沢山登山道」の看板があり林道が分かれていた。道のセンターに草が茂る林道で進入を躊躇したが委細かまわず細い林道支線に入る。しかし路面状態は芳しくなくパンクの恐れがあるので、500mほど奥の駐車スペースがある場所で車を止めた。
その先の林道は緩く登っていてあまり荒れてはいなかったが、約30分ほど歩くと林道終点になり「桑沢山まで2400m」の看板が立つ登山口であった。ここも周囲はキノコ山で止め山と登山道は赤テープで仕切られていた。少し傾斜のある登山道を500mほど進と「六夜様」との分岐になり、山頂稜線であった。膝まで笹が被さる稜線の登山道は樹林帯の中で展望が開けないが緩く快適であった。最後は少し傾斜が増して登りつくと桑沢山山頂であった。反対側からの道もあったので箕輪町からの登山道かと思われた。山頂は少し切り開かれて箕輪町や伊那市側の展望が広がっていた。山頂をカメラに収めた後は登山道・林道を飛ぶように走り下った。

 


楡沢山 ニレサワヤマ 標 高 1249m 信州ふるさと120山

山 域

辰野町

登 山 記 録
登山月日 2013年7月19日
登山経路

(登山道探し10:15〜12:10) 
楡沢林道入り口霊園駐車場12:15〜鉄塔〜秋葉神祠〜楡沢山13:30/13:35〜駐車場14:30

行動時間 登り 1時間15分 下り 55分 合計 2時間15分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 岡谷市の山好き氏と

情  報

アクセス 霊園駐車場の登山口まで舗装道路
トレイル 案内看板もなく踏み跡薄いがキノコ山との境界の赤テープを追う
水場・トイレ 登山口にもない
その他 里山と侮れないが送電鉄塔付近から山頂を目指せば問題ない

山行記


楡沢山山頂と登山道にある秋葉神

楡沢山は辰野町の西側にある山ですぐに特定できるが、登山口がわからない。地元の方に霊園公園が登山口だということを聞き、霊園の駐車場に車をつけた。先行する方が「私も楡沢山に登る」と言って霊園脇から山中に延びる林道に入っていった。地図もガイドブックも持たない私もすぐに後に続いた。林道は広く山中に入ってぐんぐん高度を上げてゆくが30分もすると終点であった。先行者が藪の中に道を探していたがその先に道は無かった。二人で林道を引き返し、支線に入っては道探し・確認をするが結局は無駄骨であった。駐車場に近い東屋で昼食を取り2時間のロスをした後駐車場に戻ると登山案内書(先行者持参)にある鳥居が見えた。

正午を過ぎた時間であったがそれほど長くは掛からないものと思い、先行者を誘い山中に入る。鳥居をくぐり石祠群の後ろに薄いながらも踏み跡と赤布を発見それを追う。10分もすると先ほど昼食休憩した東屋から延びる正規の登山道に合わさり、送電鉄塔に続いていた。送電鉄塔からは再び踏み跡薄い道となり、キノコ山の境に取り付けられた赤テープを目印に山頂を目指した。途中には「秋葉社」の小さな祠と「刀利天狗」の石祠があり、緩く登って展望の無い山頂に達した。同行した方とえらくロスしたことに頭をかきながらの下山となった。

 

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