高知県の山 2

(平家平・大座礼山・白髪山・国見山)

平家平 ヘイケダイラ 標 高 1693m 日本の山1000

山 域

四国山地中部

登 山 記 録
登山月日 2012年5月27日
登山経路

小麦畝登山口5:00〜稜線分岐6:45〜平家平7:25/7:40〜稜線8:20〜登山口9:20

行動時間 登り 2時間25分 下り 1時間40分 合計 4時間20分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 登山口まで最後の4キロはダートの林道を行く
トレイル 樹林帯の中の緩い送電鉄塔巡視路を歩き、稜線直下は急坂でも稜線は笹原の縦走路
水場・トイレ 稜線直下で沢水取れるがトイレはない
その他 小麦畝はあまり歩かれないと思うほど静かであった

山行記

前日の大座礼山を下りたのが早かったので平家平の登山口に着いたのは15時前だった。「このまま平家平を登ろう」と思ったが、「やはり少し時間が足りない」と思い、本川村の「道の駅・木の香」で買出しをした。しかし温泉のある道の駅には、殆んど食料は無かった。登山口に戻る途中にガソリンスタンドがあったので、ガソリンを補給できたのは幸いであった。何しろ狭い四国といえども四国山地に入れば食料調達もママならないほど過疎化が進んでいて、「農協も店をたたんでしまい、わしらも買出しには30キロも走って西条まで行く」とガソリンスタンドの親父さんがこぼしていた。

登山口に戻り、パックご飯とレトルトのカレーで夕食とした。朝はラーメンを食べて腹ごしらへの後、登山道に入る。

小麦畝登山道は最初から尾根を歩き、送電鉄塔の巡視路も兼ねていてとても歩きやすい。目指す先も送電線の下が伐り開かれているので見渡せて安心だ。尾根を外れて主稜線を目指すようになると巻き道になり、3度ほど橋の掛かった沢を横切る。この時期は水流もあり冷たい沢水で喉を潤す事も出来る。やがて送電線用に切開かれた伐採地の急坂を登ると平家平に続く主稜線に飛び出す。明るい稜線で潅木も混じる笹原で稜線の先には平家平が見えてきて癒される景色が広がっていた。稜線ををゆっくりと歩いて早朝の平家平に到着した。
尖ったチチ山の左側に笹ヶ峰が良く見える。四国山地のど真ん中にいる事が実感できる平家平山頂であった。山頂で一息入れた後往路を下山したが、ココはやはり笹原の登山道を笹ヶ峰方面に縦走するのが良いと思った。休日にもかかわらず、下山中に単独行とすれ違っただけで、「平家平のメインルートではないのかな」と思わせられる小麦畝登山道であった。

 


大座礼山 オオザレヤマ 標 高 1588m 日本の山1000

山 域

四国山地中部

登 山 記 録
登山月日 2012年5月26日
登山経路

大田尾峠付近大座礼山登山口10:10〜尾根分岐〜大座礼山11:45/12:00〜登山口13;20

行動時間 登り 1時間35分 下り 1時間20分 合計 3時間10分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 高知県大川村から愛媛県別子山に抜ける細い県道の県境付近まで舗装道路
トレイル 取りつきは急坂も樹林帯に緩く登ってゆく
水場・トイレ 沢水取れるがトイレはない
その他 山頂直下のブナの大木は一見の価値がある

山行記

四国の水がめ早明浦ダムの上流から別子山に抜ける狭い山道を愛媛県境付近まで走ると大座礼山の案内看板があり、300mほどダートの林道を行くと登山口である。2台ほど車がとまっていた。軽いザックを背負い登山口にあった枯れ木の杖を借りて登山道に入る。暫らく沢筋を行くがやがて山腹を巻くようになり緩く高度を上げてゆく。登山口〜50分ほど歩くと尾根分岐に着き大きく右に曲がって急坂の尾根を登るようになる。山頂間近かなと思わせられる頃登山道にロープが張られビックリするようなブナの巨木が現れた。これが大座礼山のブナかとカメラを向ける。幹回りは10m位はあり、枝分かれしたブナは私は初めて見たので驚きであった。さらに登山道脇には10本位同じようなブナの巨木が、立ち入り規制されたロープに囲まれて立っていた。これはやはり本州で見るブナとは違う亜種だろうと思う。

ブナの巨木の森からは一気に傾斜を増して、少し岩場もある登山道を登ると大座礼山頂であった。山頂では先行者が場所取りをしていて、後続が到着する頃には長居は無用と急いで下った。

下山途中の巻き道で「日本の山1000」を目指して精力的な登山をしている、愛知県の「笠原哲夫さんご夫妻」とお会いした。

 


白髪山 シラガヤマ 標 高 1470m 日本の山1000

山 域

四国山地中部

登 山 記 録
登山月日 2012年5月26日
登山経路

行川林道白髪山登山口5:15〜白髪山6:40/6:50〜登山口8:15

行動時間 登り 1時間25分 下り 1時間25分 合計 3時間 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 行川林道は少々荒れた砂利道を7キロ入る
トレイル 稜線を緩く登ってゆくが山頂直下は巨石累々とした悪路で最後は岩場を越える
水場・トイレ 水は林道途中で沢水取れるがトイレはない
その他 白峨山と呼ばれていたという看板があり、分かる気がした

山行記

白髪山登山口までの行川林道は砂利道で荒れている上、随分と長く感じられた。前夜登山口まで入り、近くの広場に停めて車中泊した。

登山道は尾根を緩く登って行き、やがて白髪山に近づくとゴーロの中を行く。やがて朽ち果てた避難小屋があり、そこからは完全な巨石の中となり、「山頂まで500m」の標識が立てられていた。さらに高度を上げると被さるような大きな岩が現れ、ロープも下げられた道を乗越えると白髪山山頂であった。山頂の一角は岩場で眼下に雲海の広がる展望が開けていた。山頂で山座同定をしながら朝食をとり、暫しの時間を過ごした。四国山地の中央部に位置する山で剣山地や石鎚山地の山々も見えるが、山座同定は難しいものであった。

白髪山は「白峨山」と呼ばれていたという看板が登山口に立てられていたのが実感できる岩山の白髪山ではあった。山麓から見ると山頂の岩が白く光っていた。

 


国見山 クニミヤマ 標 高 1089m 日本の山1000

山 域

四国山地南面

登 山 記 録
登山月日 2012年5月25日
登山経路

赤虎峠登山口14:50〜山頂〜参勤交代道分岐15:45〜登山口16:30

行動時間 登り 55分 下り 45分 合計 1時間40分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 赤虎峠までは細いが舗装道路が続く
トレイル 遊歩道という幹事の広いトレイルが樹林帯に続く
水場・トイレ なし
その他 三角点も山頂標識も発見できなかった

山行記

赤虎峠の登山口から樹林帯の道を少し進むと参勤交代道への道標が立てられていた。広い道を緩く登って参勤交代道に出ると、既に国見山の最高点を通過していて、ウロウロと歩いてみるが三角点も山頂標識も探し当てる事が出来なかった。山を間違えたのかと思いながら引き返し、見通しの利く高台から山頂方面を望むと間違いなく国見山を踏んできた。

 

山行の記録に戻る