奥高野の山
(護摩壇山・耳取山・伯母子岳・城ヶ森山)

日本三百名山 護摩壇山 ゴマダンサン 標 高 1372m

山 域

奥高野
登 山 記 録
登山月日 2003年11月25日
登山経路 高野山・龍神スカイラインごまさんスカイタワー15:05〜護摩壇山山頂15:20/15:35〜スカイタワー15:45
行動時間 登り15分 下り10分 合計30分(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 高野山・龍神スカイライン
トレイル 雑木林の中の遊歩道
水場・トイレ 駐車場にある
その他 ごまさんスカイタワーは余計な建造物
山行記


伯母子岳への縦走路から見る護摩壇山

 
山頂に立つ和歌山県朝日・夕日百選の碑 

R24を和歌山県橋本市まで走り、高野山町を目指す。深い谷の中に入ると険しい山岳道路となり緊張する。山の中に忽然と現れた高野山町にびっくりする。杉の木立の町中に頭を丸めた外国人の修行者が目立つ。
更に車を進めて無料開放されたばかりの高野山・龍神スカイラインにはいると龍神温泉まで80キロ?・護摩壇山まで60キロ?の看板が目に入る。「随分と遠いのだなー」とタメ息つきながらスカイラインを走る。午後からは雨上がりの良い天気が予想されるという天気予報は大はずれでガス深きスカイラインであった。所々にあるレストランや土産物の店にもよらず護摩壇山を目指す。
スカイライン脇に大きなタワーがガスの中に見えるとそこが護摩壇山駐車場であった。
防寒着をつけ、石畳のトレイルを10分も歩くと山頂に到着して拍子抜けする。山頂には写真の通りの標識と四阿、そして和歌山県朝日・夕日百選の地なる碑が立てられていて、その脇に{自然を大切に」と言う看板も見える。なんという勘違いをしているのだろうかと憤りが立つ。この深山幽谷の紀伊山地の最高峰に30mを越す巨大な展望台を設け、エレベーターをつけて商売をしている者に何が「自然を大切に」と語る資格があるのだろうかと思う。
ここまで車で来られた自分のことは忘れて・・・・。

 


耳取山 ミミトリヤマ 標 高 1382m 和歌山県最高峰

山 域

奥高野
登 山 記 録
登山月日 2005年11月25日
登山経路 ごまさんスカイタワー6:20〜護摩壇山6:30〜耳取山6:45/6:50〜護摩壇山〜スカイタワー7:10
行動時間 登り25分 下り20分 合計50分(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 高野山・龍神スカイライン
トレイル 護摩壇山から更に遊歩道を700m歩く
水場・トイレ スカイタワーの駐車場にある
その他 護摩壇山より10m高い 電波塔の立つ丸山

山行記


夜明けの耳取山から護摩壇山


耳取山山頂と護摩壇山山頂

竜神スカイラインのゴマサンスカイタワーの駐車場で車中泊し、夜明け前に護摩壇山に向かう。ちょうど2年前に来た道であるが、あの時は霧の中であって新鮮味がある。
護摩壇山頂上には電波塔に導く案内板がある。最近和歌山県最高峰と認められた耳取山(丸山)で、登山者も増えているのであろうか。少し藪がわずらわしい道を700m・20分歩くと耳取山に到着した。それはちょうど東の空からお天道サンが上がる時間であった。NHKの電波塔が景観を損ねてはいるが、和歌山県最高峰と認知されて、今後はたくさんの登山者が訪れるであろうと思うのであった。


日本二百名山 伯母子岳 オバコダケ 標 高 1344m

山 域

奥高野
登 山 記 録
登山月日 2003年11月26日
登山経路 伯母子遊歩道登山口5:55〜口千丈山6:30〜伯母子山頂7:30/7:40〜牛首山8:30〜登山口9:15
行動時間 登り1時間35分 下り1時間35分 合計3時間20分(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 高野山・龍神スカイラインごまさんスカイタワーの0.5キロ手前「林道奥千丈線」を7キロ入る
トレイル 雑木林の中の縦走路アップダウンが結構ある
水場・トイレ 縦走路途中にはない
その他  
山行記


伯母子岳から護摩壇山方面を望む

 
伯母子遊歩道にある口千丈山と落ち葉のトレイル

護摩壇山から伯母母子岳の登山口、野迫川村大股にむかう。スカイラインを2分も戻ると右に入る林道奥千丈線入り口に「伯母子岳登山口迄7キロ」の看板が見えた。
「大股までそんなに近いのかなー」と不審に思いながら林道を進むと、間違いなく伯母子岳登山口に着き、伯母子岳まで5.6キロの看板が見える。山を下りてきたと思われる車がUターンして帰って行くところであった。
ガイドブックで確認する。
これは伯母子岳から護摩壇山を結ぶ遊歩道の一部であって、伯母子岳へは最短距離で登れることが分かった。この道に巡り合えた幸運に小躍りする。
スカイラインを一旦、野迫川村の役場付近に戻り、食料と酒を調達して、スカイラインの清水町・山の小屋の駐車場で休む。夜半にはガスも晴れて星の瞬きが見える。明日は絶好の天候だろうと思うと深い眠りにつくことが出来た。
夜明け前に護摩壇山駐車場に走り用を足す。昨日走った林道を慎重に進み、車中で軽く腹ごしらえして、6時前には懐中電灯の灯りを頼りに遊歩道に入る。広い登山道で一つも心配することはない。
2週間前、九州山行から味を占めた夜間歩行である。明るくなる前に出来るだけ距離を稼ごうと先を急ぐ。暗い道は上り下りの高低差が目に見えないので心理的にはよいのだ。ライトの明かりが要らなくなる頃、遊歩道の中に口千丈山の山頂標識が現れた。更に10分ほどで牛首山に到着すると東の空が真っ赤に燃えてきた。ここに来ても伯母子岳とおぼしき山頂が目に入らない。
6時40分、尖った大峰山山系の山の端から朝日が射し込んできた。ご来光をカメラに収めようとするが樹林の中でうまくは取れない。お日様が高く昇るのに合わせるように、きれいに落葉した雑木林の道を私も急ぐ。縦走路の先、100m程の高みを登り切ると伯母子岳山頂であった。
遮る物のない360度の中、高くはないが深き紀州の山脈が開けていた。
朝日を浴び、景観に見とれながら朝食をとる。
最近は早朝登山が多く、このような時間に山頂にいることが多い。私のわがままを許してくれる家族のことが頭に浮かんで目頭が熱くなる。感傷に浸りながら20分の山頂スティの後、来た道を戻る。
登山道脇に茂る木々はナラやクヌギの中にブナも見えて、「やはり日本の山だなー」と認識するのであった。

 


城ヶ森山 ジョウガモリヤマ 標 高 1269m 日本の山1000

山 域

奥高野

登 山 記 録
登山月日 2013年5月18日
登山経路

白馬林道・城ヶ森山管理道路ゲート12:05〜城ヶ森山12:35〜ゲート13:05

行動時間 登り 30分 下り 30分 合計 1時間 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 白馬林道は城ヶ森管理道路ゲートまで舗装道路
トレイル ゲートからも山頂まで雨量観測所の管理道路を歩く
水場・トイレ なし
その他 龍神街道の古道はふみ後薄く歩く者は少ないようだ

山行記

 
管理道路から見る城ヶ森山と小森谷を隔てた護摩壇山方面

 
山頂付近の龍神街道古道と一等三角点の城ヶ森山山頂

荒神社から高野龍神スカイラインを走ってゴマサンスカイタワーまで来た。ここは伯母子山や護摩壇山などの登山で2度ほど来ていて懐かしい。目指す城ヶ森山は小森谷を隔てて対岸に見える。
スカイラインを高野方面に戻っ、て通行止めの林道ゲート前に車を停めて林道歩きを覚悟するが5分ほど歩くと小森谷に下る林道で間違いに気付いた。再び高野方面にわずかに下って広く舗装されたスカイラインの支線とも思えるような白馬林道に入る。どこまで城ヶ森山に近づくのだろうかと思いながら15分くらい進むと左手に大きな広場がありその先に城ヶ森山に続く管理道路が分岐していた。
城ヶ森山には大きな雨量観測塔が立っていてその管理道路である。管理道路にはゲートがあり車両乗り入れが規制されていた。ゲート前に車を止めて舗装道路を歩く。管理道路は展望もよく奥高野の山々を見ながら30分も歩くと城ヶ森山山頂に到着した。雨量観測塔の脇に一等三角点標石が埋められていて小躍りする。その昔は龍神街道が通っていたという山中を探したがソレらしき道は見当たらなかった。
雨量観測塔を見上げて往路を戻った。

 

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