紀伊山地西部の山

(白馬山・生石ヶ峰・龍門山・善司ノ森山)

白馬山 シラマヤマ 標 高 957m 日本の山1000

山 域

紀伊西部
登 山 記 録
登山月日 2009年12月24日
登山経路 白馬林道途中13:20〜ヤブ漕ぎ〜白馬山13:55〜白馬林道最高点14:25〜林道途中14:45
行動時間 登り 35分 下り 50分 合計 1時間25分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 白馬林道は全線舗装道路 有田川・日高川境界標識の「界11」地点が最高点
トレイル 林道途中に登山口あるが林道最高点からヤブ漕ぎのほうが早い
水場・トイレ なし
その他 「紀伊続風土記」に「白馬の志良は著明(しるき)意にて著場(しらば)の義なり、特出の山を云うならむ」

山行記


白馬林道から見る白馬山とその山頂

「道の駅・白馬の里」からR・・を白馬トンネルに入る手前にコンクリートの再生工場があり、それが白馬林道入口の目印であった。林道を進むと途中に白馬山登山口看板があったが、林道は先に延びていてやがて峠に登りつく。左手に白馬山と思しき山容が見えるが、特定は出来ない。更に林道はその山容の山腹を巻くように延びていた。しかし林道最高点についても登山道看板も標識も何も無いのでそのまま進むとやがて林道は下りに掛かる。思いなおして林道を戻るとやはり先ほど見た山がカーナビに現れて白馬山である事を知る。
何回か林道を行き来し登山道を探すが見当たらない。林道の法面吹き付け箇所に階段がある場所に車をつけて桧の植林地に入る。薮を濃いでも山頂に達するだろうと、尾根道を行く。境界杭沿いに薮を掻き分けて20分ほど登ると別の尾根に着いた。
防火帯が切られた尾根を高見を目指してゆくと白馬山一つ前のピークに達し少し鞍部に下って登り返すと名前の割りには地味な白馬山山頂に達した。今日もこれで3山目、長居は無用と下山する。
もと来た道を下り、尾根道を藪に入ると5分ほどで道を間違えた事を知る。防火帯の尾根に登り返しそのまま桧と雑木林に切られた防火帯の尾根を下ると林道最高点に下り立つ事が出来た。更に林道を20分ほど歩いて駐車場所に下った。


生石ヶ峰 オイシガミネ 標 高 870m 日本の山1000

山 域

紀伊西部
登 山 記 録
登山月日 2009年12月24日
登山経路 生石高原駐車場10:40〜生石ヶ峰10:52/10:55〜駐車場11:10
行動時間 登り 下り 合計 30分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 生石高原を通る県道が通じている
トレイル 高原の散策路整備されている
水場・トイレ 高原に休憩所がある
その他 和歌山県唯一の草原として親しまれている

山行記


生石高原散策路の先に突起する一等三角点の生石ヶ峰

生石高原は和歌山県では唯一の高原であるらしい。
生石高原の駐車場に車をつけると草原の中に散策路があり、一等三角点の生石ヶ峰までは15分ほどであった。
散策路の脇には花名看板も立てられていて、その時期には優しい生石高原を散策するものが多いのだろうと思わせられるのであった。

 


龍門山 リュウモンサン 標 高 756m 日本の山1000

山 域

紀伊西部
登 山 記 録
登山月日 2009年12月24日
登山経路 旧粉河町中央ルート登山口7:52〜龍門山8:45/9:00〜登山口9:42
行動時間 登り 53分 下り 42分 合計 1時間50分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 粉河駅から有田川を渡って登山口まで細いが舗装道路
トレイル 里山の風情がいっぱいの登山道
水場・トイレ なし
その他 登山口まで車で行けるかが問題だ 下から歩いても30分ほど

山行記

有田川町旧粉河には車の停められる場所が無く、登山口で休む事にして、JR粉河駅でタクシーの運転手に道を聞き夜間登山口に車を進める。狭いながらも舗装道路で、何とか中央コース登山口看板の立つ場所まで着くことが出来た。車中から粉河や有田川沿いにきらめく和歌山の夜景を楽しみながら酒を飲む。

早朝早がけで登山道に入る。登山道はいたる所にイノシシの掘り返し跡が見られる。最後は少し岩場っぽくなった山頂に達した。有田川を隔てて和泉山地の山々が見えるが、山座同定は叶わなかった。

 


善司ノ森山  ゼンジノモリヤマ  標 高 591m 山岳標高1003山

山 域

 紀伊山地西部

登 山 記 録
登山月日  2016年5月16日
登山経路

 すさみ町大附診療所跡7:20〜林道ゲート〜林道突き当り8:00〜善司ノ森山8:20/8:25〜大附9:20

行動時間   登り 1時間 下り 55分  合計 2時間 (休憩時間を含む)
天  候  曇
メンバー  単独

情  報

アクセス  大附集落まで細い山中の舗装道路を行く
トレイル  林道から上は一部藪道もあるが赤布を外さなければ問題ない
水場・トイレ  大附集落には水場もtoiletもない
その他  大附集落は廃村に近い限界集落
山行記


入山口の大附診療所・林道突き当りの道標


踏み跡薄い道を歩いて一等三角点善司ノ森山

すさみ町大附へは随分と山深い道を走ってきた。カーナビの画面に善司ノ森山が現れるとネットで見た大附診療所に着いた。早朝のせいか付近には人影もなく二軒の民家があるが廃屋のようである。診療所も朽ちかけていて今は利用されていないだろうと思う。
診療所の前を流れる小川の橋を渡って草地の広場に車を停めて、診療所建物の脇道を入る。0.5キロほど進むとチェーンゲートがあり、その先に砂利道の林道が延びていた。少し進んでみたが自信がないので診療所まで戻ってスマホで一件だけネットにある山行記録で間違いないことを確認した。
再度林道に進み地図を見ながら歩いて45分ほどで林道が大きく左にヘアピンカーブを切る場所に「善司ノ森山」と書かれた道標を発見した。ここまで何の標識もないんで一安心である。道標の後ろは登山道ではなくスギの木に赤布が下がるだけで、10分ほど倒木とスギの落葉を踏んで赤布を追うと稜線近くに出て林業の作業道と思われる水平道があった。水平道を右に進んで二つ目の高みに立つと善司ノ森山山頂であった。赤く塗られた一等三角点標識が愛おしいほどの寂しい善司ノ森山山頂である。「一等三角点マニア」か私のような「山岳標高1003山を目指す者」以外は訪れる人もない善司ノ森山を実感した。

善司ノ森山を下りて潮岬方面のすさみ町中心部に下ったが、こちらへの道も厳しいもので大附集落が廃村に近いことを知った。

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