景鶴山 ケイツルヤマ 標 高 2004m 日本三百名山

山 域

尾瀬

 
尾瀬の代名詞水芭蕉と尾瀬ヶ原に延びる木道

 
景鶴山頂

 
山頂直下

 
ヨッピ川とヨッピ橋

登 山 記 録
登山月日 2004年5月11日
登山経路 鳩待峠5:15〜山の鼻6:05/6:25〜牛首6:55〜東電小屋7:45/8:00〜笹山〜与作岳10:20〜景鶴山11:15/12:00〜東電小屋14:40/14:50〜山の鼻16:05/16:10〜鳩待峠17:15
行動時間 登り6時間 下り5時間15分 合計12時間(休憩時間を含む)
天  候 曇・霧
メンバー 単独

情  報

アクセス 鳩待峠は4月末まで季節閉鎖
トレイル 東電小屋までは木道、その先は薮漕ぎ・残雪歩き
水場・トイレ 各休憩ポイントにある
その他 年の残雪状況により大きな開きがある

山行記

深夜長野から片品村まで走って3時半に鳩待峠に着いた。
車の中で夜明けを待ち、薄明るくなった4時半過ぎには支度を始める。外は霧雨で雨着をつけて5時過ぎに出発。山の鼻までは緩い下りになっている。山の鼻ビジターセンター前には6時に着いた。玄関先で雨宿りしながら朝食をとる。今日は雨上がりの好天を期待しているのであるが雨は弱いながらも降り続いていて憂鬱な気分になる。
残雪の木道を5分も歩くと尾瀬ヶ原の全容が開けてきた。木道が延々と続いていて、雪解けの水を集めた湿原に大きな池が何カ所も出来ている。燧ヶ岳や後方に聳えているはずの至仏ヶ岳、そしてこれから目指す景鶴山などの尾瀬を取り囲む山々は麓から厚い雲に覆われてその姿を隠している。
牛首まで歩いて竜宮への道を右に分け、東電小屋に向かう。山の鼻からここまで2.2キロ、そして東電小屋まで3.3キロの表示があった。
所々に水に浸った木道を歩いて、雪解け水を集めて轟々と流れるヨッピ川に掛かるヨッピ橋につく。冬の間は床板が外されているので有るが、今はしっかりと床板が掛けられていて安心だ。ヨッピ橋から湿原を歩いての直登コースは、残雪が少なくてこの時期は取り付くことが出来ない。東電小小屋まで15分の回り道となる。
東電小屋には8時前に着いた。無料休憩所が開放されていたので、ここでも小休止して身支度を点検する。小屋の裏手に回るが当然登山道はない。適当に薮をかき分けて進むと赤布が見えてきた。これを追って薮漕ぎ始める。残雪を拾おうとするのだが、今年は雪が少なくて殆ど当てにならない。
笹山に登りつく頃には薮の中の水と汗でびしょ濡れになる。笹山から先もまだまだ薮こぎをしなければならない。北斜面に張り付いた残雪を拾いながら登ると、尾瀬から流れ出た只見川の水音が激しく聞こえる。
ようやく完全な残雪歩きとなるが、この時期トレースは暖気と雨で薄くなっている。赤布も殆ど当てにはならない。下りには難儀しそうだなと思いながら尾根道を直上する。
広い山頂の与作岳に着くと一旦下るのであるが、視界50mくらいの霧の中で道を選ぶのは神経を使う。何とかトレースらしきを見つけて下ると鞍部につく。後は登り返して15分もするとようやく山頂への稜線への急坂が見えてきた。
ステッキをおいてピッケルだけ持って最後の登りに掛かる。大きな岩場を2箇所ほど慎重に乗り越えて、ブッシュの中を進めばあっという間に、難関景鶴山の山頂であった。
山頂には木にぶら下げられた標識があった。展望は全然駄目、苦労して登りついた山ほど愛着はあるもので、ザックを下ろしてしっかり昼食をとる。難しい山に登りついた感激が涌いてくる。
下りは道を外さないように、自分がつけたトレースを拾いながら下る。然し、この時期は消えるのも早く、何回か見失う。最大は北斜面に外して、元に戻るのに10分は掛かっただろうか。笹山からの薮こぎも残雪を追いすぎて、10分近い回り道を強いられる。山頂から2時間40分かけてようやく東電小屋に下りつく。
小屋番としばし談笑して、雨着とアイゼンを外す。
どんなに急いでも2時間は掛かるという鳩待峠までの長い道のりが待っている。10時間コースと思っていたが2時間は余分に掛かりそうである。ひたすら黙々と木道を歩いて、山の鼻には1時間20分で歩くことが出来た。そこから先の登りは最後の力を振り絞って歩く。
朝から12時間後の17時過ぎにようやく鳩待峠の駐車場に戻って疲労困憊。
更に3時間半のドライブを経て長野に帰る。

 

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