風吹岳 | カザフキダケ | 標 高 | 1888m | 信州の里山 | 山 域 | 北アルプス |
フスブリ山 | フスブリヤマ | 標 高 | 1994.5m | 〃 | 山 域 | 〃 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2023年8月7日 |
登山経路 | 土沢登山口7:45〜風吹山荘10:30/10:40〜風吹岳11:20/11:50〜小敷池12:10〜科鉢池12:40〜天狗原山分岐12:50〜フスブリ山13:30/13:45〜風吹山荘14:30/14:40〜土沢登山口16:30 |
行動時間 | 登り 下り 合計 8時間45分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 土沢登山口まで一般道から30分の砂利道 |
トレイル | 風吹大池までは平均勾配の快適トレイル 大池周遊路は一部荒れた所もある 天狗原山への登山道もよく整備されているクラシックルート |
水場・toilet | 登山口から先は風吹山荘以外に水場toilet共にない |
その他 | 風吹大池や周辺の衛星池、風吹天狗原など見どころは多い |
山行記 土沢登山口・硫黄沢 平均勾配の快適トレイルを歩いて風吹山荘へ 風吹大池 風吹岳山頂
北小谷の来馬温泉から土沢登山口までの林道入口には「風吹大池登山口まで車で20分」の標示があったが、よく整備された砂利道の林道であっても落石を踏まないように慎重に運転して走ると30分近くかかった。
出来たら登山道の無い横前倉山や岩菅山の藪山登山も考えて、それなりの支度で登山道に入った。登山道入口には「風吹5キロ」の案内杭が立っていた。この先案内杭は1キロ置きに設けられていた。当初は広く落葉でクッションの効いた道を行く。10分ほどで(1/11)の標識があり、この先の良い目安になった。(2/11)を過ぎると両側が切れ落ちた痩せ尾根を行く。両側にトラロープが張られていて安心して歩けた。(3/11)を過ぎると尾根の右側に硫黄臭がして川床が黄色に染まった沢が流れていた。この先は雑木林の中に入り平均勾配の緩い登山道が続いていた。何度も「さっき歩いた道と変わらないな」と思いながらの登山道であった。30分に一回腰を下ろして軽食・給水とりながら進み、登山道入口からは2時間45分ほどで風吹山荘に到着した。コースタイムには及ばなかったがまぁまぁの気分ではあった。10年ほど前に小屋の前の板敷きのテント場でキャンプした懐かしい場所である。板敷きに腰を下ろして休憩していると、まもなく小屋番が大きな荷物を担いで到着した。前日小屋を閉めて食料買い出しに下り、今日は北野登山口から登ってきたそうである。北野登山口からも土沢登山口からもコースタイムは2時間半で変わらないそうである。 風吹山荘前で10分ほど休憩し風吹大池の周遊路に入った。木道なども整備されたいて、真っ青な大池を眺めながらの快適歩道である。大池を見ながら15分ほど周遊歩道を行き、風吹岳分岐から風吹岳に向かった。こちらもよく整備されていたが一部倒木を跨ぐところも有ったが、分岐からは20分ほどで風吹岳山頂に着いた。2度目の風吹岳山頂で、記憶に残る東屋が立っていた。土沢の登山口や風吹山荘の案内看板には、この先横前倉山までは登山道があるかのような記載があったので、横前倉山も労せずして踏めるものと期待して来たのであるが、山頂の先に登山道は無く、踏み跡・赤布も無く絶壁状態の断崖の先に横前倉山が手に取る位置に見えた。残念ながら横前倉山アタックを諦めざるを得なかった。 東屋で昼食休憩取って周遊路に下り、周遊路脇に「小敷池」を見た。その先周遊路脇に岩菅山への踏み跡や藪に突っ込んだ形跡などが無いかと確認しながら歩いたが、岩菅山にも入山した形跡は無かった。湖畔周遊路は「神の田圃」への道を分けて風吹天狗原の道に入ると途中に風吹大池の全容が開けていて、その反対側に神秘な「科鉢池」を観ることが出来た。科鉢池から樹林帯を抜けると「風吹天狗原」の高層湿原が広がっていた。湿原は花期が過ぎていたのか、見るべき花は少なかったが、見事な池塘が幾つか見られ素晴らしい景観である。湿原内の木道を行き、「天狗原・栂池自然園」方面への道が分岐していた。フスブリ山への道でもあり、しばらく湿原の木道を行き、シラビソや雑木の中に入るとやがて「蓮華温泉」への道が右に分かれていた。天狗原から白馬大池そして白馬岳に登るクラシックルートとは言え、今ははそれほど歩く登山者は多くはないと思われるのだが、泥濘には木道などが設置された快適トレイルが続いていた。緩く登って行きGPSでフスブリ山を確認しながら進んで、二つ目の小ピークがフスブリ山付近であった。フスブリ山三角点は登山道を外れているので付近に入山場所を探した。赤布の下がる場所があったので登山道にザックを預けて笹薮と小灌木を掻き分けて藪に突っ込んだ。それほど煩い藪でなく数分藪漕ぎしたがシラビソの幼木帯に出て、スマホで位置確認すると三角点付近まで来ていることを確認したが、三角点は探し当てることが出来なかった。時間的にも13時半近くであったので、「まぁ三角点は踏めなかったが山頂は踏んだ」という思いで藪の中を撤退した。少し往路を外れたのか藪が開けた湿原に出て驚きだあった。しかしここにも花らしき花はなく草原状態であった。登山道に戻って残った食料を口にして小休憩をとった。 「目標の横前倉山と岩菅山は踏めなかったが、フスブリ山を踏めただけでも良かった」という思いで往路を戻り、風吹天狗原から風吹山荘に下った。山荘には女性グループが入っていてにぎやかなおしゃべりが聞こえた。小屋番としばし歓談の後土沢登山口への道に入り、3回ほど休憩を挟みながらもコースタイムの2時間を切って土沢登山口に戻ることが出来た。 小敷池・科鉢池 風吹天狗原 「蓮華温泉」への道を分けて「天狗原・栂池自然園」へ フスブリ山山頂付近と高層湿原 |
風吹岳 |
カザフキダケ | 標 高 | 1882m | − |
山 域 |
北アルプス |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2012年9月20日〜9月21日 |
登山経路 |
9月20日 |
行動時間 | 登り 3時間40分 下り 1時間50分 合計 (休憩時間を含む) |
天 候 | 第一日目 曇 第二日目 雨/曇 |
メンバー | 旧友室賀氏と二人 |
情 報 | |
アクセス | 土沢登山口までダートの林道を20分走る |
トレイル | よく整備された登山道 |
水場・toilet |
水は沢水取れるが飲用は?キャンプ場の水は風吹大池の水で煮沸が必要 toiletは風吹大池山荘で |
その他 | 旧友Muroga氏とのノスタルジックキャンプ |
山行記 北小谷から塩の道の千国街道を走り、林道分岐から土沢登山口まではダートの林道を20分ほど走る。 登山道は道標もしっかりとあり(0/11〜11/11まで)思ったより良く整備されていて、白馬岳に登るクラシックルートである事が良く分かる。一部やせ尾根もあるが概ねブナ林の中2時間半ほどの行程であるが、同行の体力回復中の室賀氏に足をあわせると風吹山荘までは3時間半ほどかかった。キャンプ場は風吹山荘の前に板敷きで5張りほどのスペースがあり、水は風吹大池からの引水で煮沸が必要である。 北アルプスでは最大ともいえる湿原にはこれからも出かける事が多いと思いながらキャンプ場を後にした。
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