冠山地の山
(十方山・広見山・大神ヶ岳・春日山・右谷山・小五郎山)

十方山 ジュッポウサン 標 高 1328m 日本の山1000

山 域

冠山地

登 山 記 録
登山月日 2013年10月23日
登山経路

立岩ダム・瀬戸の滝登山口11:15〜五合目12:35〜十方山13:40/13:50〜瀬戸の滝往復(20分)〜登山口16:00

行動時間 登り 2時間25分 下り 2時間10分 合計 4時間45分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 三段峡方面から立岩ダムへの道は細く心細かったが吉和側は観光道路が続いていた
トレイル 緩いながらも結構長い登山道であった
水場・トイレ 瀬戸の滝登山口にトイレ水道ある
その他 山頂稜線は笹原の中長い

山行記


十方山瀬戸の滝登山口・豪快に流れ落ちる瀬戸の滝


稜線に登りついてから笹原の中嫌になるほど歩いて十方山山頂に

 ナビに導かれて三段峡方面から戸河内町に出て、恐羅漢山への道を分けて立岩ダムへの道に入る。ひどく狭い道で、対向車が来たらすれ違い場所もないような道を緊張しながら走る。特に立岩ダム付近は道路に岩場も被さり恐怖を感じるほどであった。道路が少し広くなったかなと思う場所が、トイレなどが完備した[瀬戸の滝遊歩道入口・十方山登山口」であった。広い駐車場で20台くらいは駐車できそうである。

いつ雨が降り出してもおかしくないような空の下、雨中登山を覚悟して登山道に入った。15分もすると「瀬戸の滝遊歩道」への分岐となり本格的な登山道になり傾斜を増してゆく。しかし良く整備されていてとても歩きやすい。40分ほど歩いて登山道に腰を下ろして昼食をとった。最初の稜線に登り付くと五合目の看板が立ち木に下がっていた。稜線の奥に踏み入れたが道が違うことをすぐに分かり戻った。ここまで1時間以上かかっていて「十方山山頂まで本当のそんなにかかるのかな」と思うのであった。
五合目から一旦少し下って尾根を登り返してゆく。傾斜も増してきて高みに付くたびに「山頂は近いぞ」と思わせられるのだが、尾根道を緩急を繰り返しながら高度を上げてゆく。「今度こそ間違いなく山頂だ」と思う場所には遭難慰霊碑が立っていた。そして山頂へは笹原が切り開かれた中、「まだか・まだか」というほど山頂稜線を歩かされて山頂に到着した。山頂は広く切り開かれていて展望もよさそうであるが残念ながら霧で何も見えなかった。表登山道を歩いてきたのであるがシシヶ谷から登ればこの半分の時間で登れるようである。
雨にも遭わずに登れたのは幸いであった。往路を下り瀬戸の滝まで足を延ばして登山口に下った。

立岩ダムからは女鹿平スキー場・吉和町に走った。吉和町内で車中泊したが夜半から大雨になった。

 


広見山 ヒロミヤマ 標 高 1187m 日本の山1000

山 域

冠山地

登 山 記 録
登山月日 2013年10月28日
登山経路

匹見峡広見林道入口12:40〜ロスタイム(50分)〜林道登山口15:00〜広見山15:50/16:05〜林道16:50〜林道入口17:45

行動時間 登り 3時間10分(ロスタイム約50分) 下り 1時間40分 合計 5時間5分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス R488は匹見峡付近で通行止めが続く 広見林道は車両通行不能
トレイル 林道・登山道ともに問題ないが、広見山への最後は急坂が続く
水場・トイレ 水は沢水取れるがトイレはない
その他 匹見町側からは広見林道には入れない

山行記


林道途中の広見山登山口と登山口手前の「広見の三本栃」の看板


広見山山頂と山頂から見る十方山の長い頂稜

大神ヶ岳を下りて三坂林道をR488に走った。三坂橋でR488に出て島根県境方面に向かい峠に来ると島根県側は「この先・・キロ道路崩壊に付き通行止め」の看板が立ち通行規制されていた。事前に益田市匹見支所に広見山登山口までは車が入れることを確認してあったのでそのまま島根県側に入った。R488島根県側はひどく狭い道でとても大型車などは走れない上、通行する車もないので落ち葉や落木が散乱しひどい荒れ方であった。慎重に運転し道路が大きくヘアピンカーブを切る広見林道入り口に着いた。

広見林道に車を進めたが、荒れ方がひどく通行不能であると判断し、林道を200mほど入った「半四郎山登山口」前の駐車スペースに車を止めた。「往復5時間はかかるだろうか」と思うと駐車場所でラーメンを作って腹ごしらえをした。ネットで調べてきた情報では「林道を1時間50分歩いた」という記録があるので長時間登山になりそうで、ヘッドランプなどもしっかりと確認して林道に入った。しかしこれが少々間違いであった。
景勝地・奥匹見峡の更に源流域の峡谷を見ながらひたすら歩く。1時間ほど歩くと「広見の三本栃」の看板が立っていた。しかし広見山登山口の看板はどこにも立っていない。「林道を1時間50分歩いた」という記録を信じて更に林道を進むと、倒木やカヤトで道が塞がれやがて林道終点に達した。ここまで1時間半くらい歩いたが、広見山登山口は見当たらなかったのである。既に14時半近くで林道に腰を下ろし「どうしたものか」と思案する。今日の広見山登山を、半分は諦めながら、気を取り直して林道を20分ほど戻り、何気なく小沢に赤布が下がっていてトラロープが有る場所が目についた。看板はないが間違いなく「広見山登山口」と思い、小沢を渡渉するとその先にしっかりとした登山道が続いていた。3回ほど徒渉を繰り返し河畔林の中の快適トレイルを行く。「こうなったら日が暮れてでも広見山山頂に立つぞ」という意気込みである。やがて傾斜の増した登山道に変わり、周囲の紅葉が美しい中必死に登り続ける。しかし急登もそれもそれほど長い距離・時間ではなく、稜線に登りつき、稜線からはわずかな時間で笹原が切り開かれた広見山山頂に登りついたのである。
探し当てた林道分岐からは1時間もかからなかった。夕暮れに近い時間であるが、明るいうちに山頂に立てて、ほっと安堵したのは言うまでもない。十方山の長い稜線が目の前であるが、登ったであろうと思う大神ヶ岳など他の山々を同定することは出来なかった。

友人からスマホに電話が入り、電話をした後往路を下った。林道歩きの最後は日が暮れて夜道になったがヘッドランプを点けることもなく駐車場所に戻り、車のライトを頼りに着替えをして、恐怖のR488を慎重に広島県側に戻った。
峠付近では大きなイノシシがライトに照らし出されたが、車に突進されることもなかったのは幸いであった。そのほかタヌキやウサギが夜のR488を跳梁跋扈していた。R488の夜は野生動物の世界である。


大神ヶ岳 ダイジンガタケ 標 高 1177m 日本の山1000

山 域

冠山地

赤谷山 アカタニヤマ 標 高   -
登 山 記 録
登山月日 2013年10月28日
登山経路

三坂林道登山口8:40〜大神ヶ岳9:20/9:30〜赤谷山10:10/10:15〜大神ヶ岳10:50〜登山口11:10

行動時間 合計 2時間30分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 広島県吉和町R488三坂橋から舗装道路の三坂林道に入る匹見町の笹山方面に抜けられる
トレイル 赤谷山までも良く歩かれていて問題なし
水場・トイレ 登山口にもない
その他 大神ヶ岳までなら30分で登れるが赤谷山まで歩くと岩場も有って更に良い

山行記


大神ヶ岳登山口と山頂直下の岩屋


大神ヶ岳山頂の岩場と赤谷山方面から見る大神ヶ岳

春日山を下りて匹見町の中心部に来た。大神ヶ岳に登るには一旦広島県の吉和町に出てR488を島根県境付近の三坂橋まで走り、三坂八郎林道に入らなければならないという情報である。地図やカーナビを見ると島根県の六日市を回っても、広島県の戸河内に出ても80キロ以上の長距離があり頭を抱える。町内の観光案内版を覗くと、大神ヶ岳も広見山も匹見町の山である。ネットで調べたときに「三坂林道は三坂橋から匹見町笹山方面に抜けている」という記載があったことが頭をかすめたので「もしかしたら六日市に向かう道に三坂林道が合わさっているかもしれない」という淡い期待を持って六日市から吉和町に回ることにしてナビをセットした。
匹見町から県道42号線を走っていると、工事規制されている手前に平行している河川に橋がかかっていて、「もしやこれが三坂林道では・・・」と思うのだが、そのままやり過ごして、三葛という集落に来て案内看板があったので確認すると、どうやらさっきの橋が三坂林道入口であるようだ。県道を10分ほど戻って橋を渡ると「大神ヶ岳まで4キロ」の看板が立っていて小躍りする。三坂林道の匹見町入り口で、このまま登山口まで走れるかは疑問であったが、そのまま車の距離計を見ながら進むと6キロほど先に「大神ヶ岳登山口」があった。
どうやらこの林道も「付近の山林所有者の私設林道で公道扱いできないので地図にも不記載であって、役場などでもこの道を紹介できないのでは」と勝手に解釈した。

登山道は小さな鳥居をくぐって続いていた。樹林の中を進むと巨石の潜り岩などがあり30分もすると岩屋に社があって「くにびき国体炬火採火地」の石碑が立っていた。岩場を左側から巻き込み稜線に達すると「右・大神ヶ岳」の小さな案内看板があったので案内に従い稜線の岩場に登ったが、大神ヶ岳の標識も三角点もなかった。付近を10分ほどうろうろしたがまさかこの岩場が大神ヶ岳山頂とは思えず、岩場から近くに見える顕著なピークまで行ってみることにした。
一旦鞍部にくだり登り返してアップダウンをこなすと小ピークに達したがここにも看板も標識がない。近くには屹立する岩場(立岩)も見える。迷うことなく立岩に進み、岩場を登りきってその先のピークに達すると立ち木に「赤谷山」のプレートが下がっていた。大神ヶ岳から40分ほどのアルバイトであるが、ひとつ別の峰を踏んで損したような、得したような気分で明るい稜線上から大神ヶ岳を眺めるのであった。
大神ヶ岳に戻ると姫路から来たという夫婦登山隊が、「私達はもともと赤谷山を目指してきた」という事であった。赤谷山・大神ヶ岳はセットで登る山のようである。


赤谷山直前の・・岩と赤谷山頂


春日山 カスガヤマ 標 高 989m 日本の山1000

山 域

冠山地

登 山 記 録
登山月日 2013年10月28日
登山経路

匹見町落合〜林道終点6:00〜春日山6:45/6:50〜登山口7:15

行動時間 登り 45分 下り 25分 合計 1時間15分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 落合から山道を進み最後の2キロは未舗装の林道を進む
トレイル 植林地の中しっかりした登山道ある
水場・トイレ なし
その他 林道は一般車両通行止め

山行記


日の出の時刻の春日山山頂

益田市旧匹見町内で車中泊の朝、夜明け前に落合から山道に入り、そのまま未舗装の林道に入り込むと工事中で通行規制されていた。しかし「工事開始時間前に春日山を踏んで林道を下れば、工事関係者に迷惑かけることもない」という思いで、林道終点近くの「春日山登山口」の看板がかかる場所まで車を進めた。最後は凹凸の激しい林道であった。

夜明け前でヘッドランプをつけて登山道の樹林帯に入る。すぐに工事中の林道を横切り再び登山道を行くと「山頂まで1000m」の看板が立っていた。そしてその先に「みと自然の森」からの登山道が合わさり、緩く山頂に続いていた。春日神社の立つ山頂はちょうど日の出の時間であった。山頂をカメラに収めて往路を急ぎ下り、林道を車で走って公道に出る時間になっても工事関係者の車とは行き交わなかった。「まあこれも数のうち」と思いながら、安心して匹見町内に戻った。


右谷山 ミギタニヤマ 標 高 1234m 日本の山1000

山 域

冠山地

登 山 記 録
登山月日 2013年10月26日
登山経路

浦石峡・木目の滝登山口6:40〜藪峠7:10〜右谷山8:00/8:05〜藪峠8:40〜登山口9:10

行動時間 登り 1時間20分 下り 1時間5分 合計 2時間30分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 寂地峡から右谷林道は登山口まで簡易舗装されている
トレイル 良く歩かれていて快適トレイルが続く
水場・トイレ 沢水取れるがトイレ・自販機は寂地峡にある
その他 寂地峡からの登山道もあるが右谷山はこちらから登る

山行記


木目の滝登山口と稜線分岐の藪峠


右谷山山頂と木目の滝

羅漢山を下りてR434を走って寂地峡に来た。ここは7年前に山口県最高峰の寂地山・一等三角点百名山の冠山を登りに一度来ているところであるが、ほとんど記憶に残っていなかった。寂地峡には土産物店などがある案内所があり、トイレも綺麗であった。駐車場も広く30台くらいは停められる。夕暮れ時に到着し、観光案内看板を見ていると地元の方が軽トラックで乗りつけた。「明日右谷山に登る」ことを告げると、「右谷山は右谷山林道から登るのが良い」と言って右谷林道を教えてくれた。すぐ近くから延びる右谷山林道を確認した後、広い駐車場で車中泊した。

翌朝夜明け前に浦石峡の右谷山林道に入り、簡易舗装された林道を「木目の滝」まで進むと右谷山登山口であった。鉄製の橋を渡って登山道に入ると小沢沿いに快適トレイルが続いていて、30分ほどで稜線に登りつくと藪峠で、容谷山との稜線分岐である。稜線を右にとって植林帯の中の尾根道を行く。少々急坂もあるが、笹が被さるところも少ない縦走路である。500mおきに山頂までの残り距離標識も立っていて良い目安である。最後は雑木林の中を歩いて右谷山山頂に着いた。寂地山などの展望も得られるがそれほど良い展望とはいえない山頂であった。
復路は往路を戻ったが、稜線からは尾根続きの容谷山、そして次に登る予定の小五郎山が良く見えた。藪峠に来ると容谷山から先に小五郎山への縦走路も続いているようなので、少し歩いてみたが小五郎山は、はるか先に見えて思い直して木目の滝登山口に戻った。

林道を寂地峡に下って、土産物店などを覗いたが平日のせいか閑散としていた。


小五郎山 コゴロウヤマ 標 高 1162m 日本の山1000

山 域

冠山地

登 山 記 録
登山月日 2013年10月26日
登山経路

向峠ニコニコ市10:20〜林道終点登山口10:50〜小五郎山12:25/12:40〜登山口13:50〜向峠14:10

行動時間 登り 2時間5分 下り 1時間30分 合計 3時間50分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 向峠(ムカタオ)までは国道イノシシよけのゲートある林道も登山口まで入れる
トレイル 良く整備されていて歩きやすい快適トレイルが続く
水場・トイレ 向峠にはトイレあるが閉鎖されていた 付近に自販機ある
その他 右谷山からの縦走路もある

山行記


小五郎山山頂と山頂付近の見頃の紅葉

右谷山とは尾根続きで縦走路も延びる小五郎山を目指して、島根県境に近い向峠(ムカタオ)に来た。小五郎山の登山口は向峠の朝市が開かれるニコニコ市である。右谷山を下りてから10時過ぎの到着であったが、既に朝市は閉鎖されていた。それとも今日は開かれていなかったのかもしれない。
広島・島根・山口県の県境にある辺境の地であるから通る車も少なく長閑な山間地である。

小五郎山への登山口を探して田舎道を車で走って林道に入ったが、林道はイノシシ除けのゲートで閉鎖されていた。やむなくニコニコ市の空き地に駐車して林道に戻りゲートを開けて林道を歩く。この林道ゲートは車も通れるようになっているので車の進入も出来るようであった。舗装された林道を20分ほど終点まで進むと小五郎山登山口の看板が立っていた。里山風情の漂う中をどんどん進み、やがて尾根道になると少しは傾斜も増してきた。1時間も歩くと男女パーテイが下ってきた。「山頂まではまだ先が長い」ことを知らされてがっくりする。2箇所ほどの急坂を凌いで紅葉が盛りの小五郎山に着いた。山頂には標識がなかった。午前中登った右谷山や寂地山方面の展望が開けていた。山頂で昼食をとりながら休憩のあと、往路を下った。

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