南アルプス南部の二百・三百名山
(上河内岳・茶臼岳・光岳)
上河内岳 | カミゴウチダケ | 標 高 | 2803m | 日本二百名山 |
山 域 |
南アルプス |
茶臼岳 | チャウスダケ | 標 高 | 2604m | 日本三百名山 |
山 域 |
南アルプス |
易老岳 | イロウダケ | 標 高 | 2354m | - |
山 域 |
南アルプス |
光岳 | テカリダケ | 標 高 | 2591m | 日本百名山 |
山 域 |
南アルプス |
イザルガ岳 | イザルガダケ | 標 高 | 2540m | - |
山 域 |
南アルプス |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2013年8月14日〜8月16日 |
登山経路 |
第一日目 |
行動時間 | 第一日目6時間 第二日目9時間30分 第三日目7時間40分 合計23時間10分(休憩時間を含む) |
天 候 | 第一日目晴 第二日目晴/雷雨 第三日目晴 |
メンバー | 親子二人連れ登山隊 |
情 報 |
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アクセス | 便ヶ島までは時間制限あるが車で入れた。便ヶ島までの林道は良く整備されていた。 |
トレイル | 急坂連続するも良く踏まれた百名山の登山道 |
水場・トイレ | トイレは各山小屋にあり水場も随所にある |
その他 | コレにて南アルプス主峰も複数登頂 |
山行記 第一日目
前日シラビソ高原から下栗の里に回り便ヶ島に入ろうとしたが、下栗の里で勘違いしてR152に下ってしまった。慌てて戻り吹き付けの裏面にクラックが見つかったので通行規制されていたが、何とか規制時間内に通行できたのは幸いだった。昨年は年間を通じて入山できなかったのでこの周辺の山々のもろさを実感させられるというものであった。登山口の便ヶ島に到着し聖光小屋で車中泊の申し込みをすると一人500円であった。広い駐車場のベンチでムスコと2人ビールやお酒を飲みながら前夜祭である。車の中に入って休んだが暑さでとても眠られない夜であった。 今日の行程は聖平のテント場までの6時間コースであるから慌てることもなく、6時半の出発となった。1時間足らずで西沢渡の徒渉点に付き西沢を渡る。今は索道のカーゴに乗るより小さな橋がかけられていてこちらを渡るほうがずーと楽である。渡り終えるとすぐ上に林業の作業小屋がある。そしていよいよ急登が始まるのである。
テント場の朝は早い、34時前には起きて簡単な朝食を取り、テント徹宵してパッキングを済ませると6時前には聖平を立つことが出来た。縦走するものより静岡側の椹島に下る登山者はまだ出発するものが少ない時間であった。聖平の木道を歩き、樹林帯に入って上河内岳を目指す。入山2日目やはりピッチが上がらないのである。ムスコを先にやり私はしっかりと自分のペースで登る。樹林帯を抜けるとハイマツ帯となり振り替えると聖岳が大きく羽ばたいている。最初の休憩ポイントは南岳であり、先行者が休んでいた。上河内岳も目の前に見えている。聖岳をカメラに収めて上河内岳に向かい沢筋を登りあげると上河内岳への分岐であった。ここにザックを置いてカメラだけ持って15分ほどで上河内岳に登りつく。聖岳の右側に赤石岳や悪沢岳がよく見えた。分岐の戻って茶臼岳への縦走路に入る。上河内岳を下りきると二重山稜となり、平坦なお花畑が広がっていたが花の種類はそれほどではなかった。お花畑でも一息入れた後縦走路を進み、茶臼小屋のある横窪沢への道を分けると茶臼岳への登りとなって、岩場を過ぎると茶臼岳山頂であった。茶臼岳は今日の行程光岳までの中間点というところであるがここから見る光だけ方面はまだまだずーと遠くに見える。
茶臼岳を下り次の目標は仁田岳である。茶臼岳を大きく下って仁田岳分岐に着く。ザックをデポして仁田岳を目指しているものが多いが2私は仁田岳は11年前に登頂済みであるからここはパスする。仁田岳からも大きく下って小さなピークを幾つか越えて易老渡からの道が合わさる易老岳には正午過ぎの到着となった。簡単な昼食を取りながら休憩した。既に6時間以上歩き続けているので疲労も感じる頃であるが、「光岳テント場まで後2時間半、頑張ろう」と檄を飛ばして縦走路に入る。易老岳を下って三吉平などを過ぎ1時間ほど歩いて休憩した。三吉平を過ぎると登山道は沢筋に入り涸れた沢の中の急坂を登るようになる。ここを登っている間に雷が鳴り始め雨が降ってきた。本降りになる前に雨合羽を着て雨傘も用意する。パラパラときた雨はすぐに上がったが、雷鳴は轟いている。涸れた沢を登りきると静高平であって「小屋泊まり・テント泊の方はここで水を補給してきてください」と書かれた看板の立つ水場があったが二箇所の水場は涸れていた。草原状になった登山道を進み木道が続くゼンジが原につく頃にはとうとう本降りの雨になってしまった。ムスコははるか先に行っていたので、心配なかったが私は傘差しながらゼンジが原から樹林帯を抜けて光小屋に逃げ込んだ。ムスコは雨に濡れることもなく小屋に駆け込んでいたが私は少し濡れてしまった。 第三日目
夜も雨が降り続いたが朝になるとすっきりと晴れ渡っていた。小屋の前でご来光を見に小屋どまりの登山者がにぎやかである。そして雨上がりの光岳を目指す登山者を見ながら朝食を取り、テントを撤収し帰り支度を整えた後、私達も光岳を目指した。11年前ムスコと2人できたときは残雪の中の光岳であったが、今日は樹林帯のをくぐって20分ほどで山頂に到着した。既に先発の登山者は下った後で静かな光岳山頂であった。山頂後方の展望台に回ると光岳から続く加賀森山〜池口岳〜中の尾根山〜不動岳等の南アルプス深南部の山々が連なっているのが見えて懐かしいばかりである。しばし見とれていつか又あの尾根へとの思いを残して光岳山頂を後にした。小屋のテント場に戻りザックを担いで7時前にはテント場を後にすることが出来た。ゼンジが原の木道を歩き、15分で登れる光岳の兄弟峰イザルが岳回る。昨日歩いた上河内岳〜茶臼岳方面や朝登った光岳が目の前に見る絶好の展望台であった。ゼンジが原に戻って昨日てこずった石ころの涸れ沢を下り三吉平〜易老岳に登り返して休憩を取った。易老渡への急坂に掛かると息子の足が遅くなり何回か後ろ振り向きながらの下山となるが、途中から「先に下りて便ヶ島まで行って車を回収するので先に下る」と言って単独で一足先に下った。易老渡のつり橋に下った後は、ザックをデポして空身で便ヶ島までの林道を40分ほど歩いて便ヶ島の駐車場に着いた。車の脇で着替えを済ませ、易老渡に戻るとムスコが下りついて一息入れているところであった。 2013年「親子二人連れ登山隊」の南アルプス南部縦走は無事完結したのであります。
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日本二百名山 | 上河内岳 | カミゴウチダケ | 標 高 | 2803m |
山 域 |
南アルプス |
日本三百名山 | 茶臼岳 | チャウスダケ | 標 高 | 2604m |
山 域 |
南アルプス |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2002年5月20日〜21日 |
登山経路 | 5/20 易老渡7:25〜易老岳12:00/12:30〜仁田岳14:30/15:25〜茶臼岳16:15〜茶臼小屋16:40(泊) 5/21 茶臼小屋6:00〜上河内岳8:10/9:10〜聖平11:10/11:40〜薊畑12:00〜西沢渡14:30〜便ガ島15:15〜易老渡15:40 |
行動時間 | 1日目9時間15分 2日目9時間40分 合計19時間(休憩時間含む) |
天 候 | 1日目晴 2日目晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 |
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アクセス | 易老渡間では良く整備されている |
トレイル | 急坂を上り、きつい縦走路が続く |
水場・トイレ | 茶臼小屋・聖平小屋にある |
その他 |
山行記
易老渡の駐車場にはいたずら狐がいるというから注意である。車のドア-を開けて仕度している間に車に入りこみ、食料を失敬して行くのだそうだ。私もドアを開け放しにして仕度をしたり、水を用意したりの無用心な準備時間を持ったが被害には合わなかったのは幸いであったのだろうか。 4時を回ると薄明るくなり、京都の同年輩氏は5時には上河内岳・薊畑を回って便ガ島に下るといって先に出かけていった。私は一人朝食をとり、パッキングをして小屋の片付けを済ますと6時過ぎの出発となった。
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