阿智村の里山
(蛇垰山・日の入山・松沢山・城山・三階峰
・網掛山・梨子野山・高鳥屋山・夜烏山)

蛇垰山 ジャトウゲヤマ 標 高 1664m 南信の里山 山 域 阿智村
登 山 記 録
登山月日 2020年3月27日
登山経路 山頂に続く道のゲート9:40〜狼煙台跡10:15〜蛇垰山10:25〜ゲート10:50
行動時間 登り 45分 下り 25分 合計 1時間10分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候 霧雨
メンバー 単独
情   報
アクセス 蛇垰山山頂に続く車道ゲートまでまで舗装道路
トレイル 狼煙台跡迄車道を歩きのろし台から遊歩道
水場・トイレ 山中には無い 治部坂峠にレストランtoiletなどある
その他 山頂付近は巨大鉄塔が林立する
山行記




治部坂峠からスキー場や別荘地の奥に続く舗装道路を走ると標高1400m付近でDocomoの中継基地の有る付近で道路はゲートで車の進入規制されていた。駐車スペースもある場所で,ここに車を停めてゲート脇を抜けて舗装の車道に入った。車道は普通車でも走れるほど整備されていた。途中尾根を並行する遊歩道が合わさるところもあったが車道を忠実に歩いて電波塔や雨量レーダーなどの林立する蛇垰山山頂に着いたと思った。車道の最高点の国土交通省の雨量観測レーダー基地の先が最高点で武田信玄の利用した狼煙台であった。
霧で付近の展望がなく狼煙台の看板に蛇垰山を確認し、狼煙台から遊歩道を少し下って、まだ残雪の残る道を登り返して蛇垰山山頂に着いた。山頂には鉄製の展望台が有り、展望台の脇に三角点と山頂標識が立っていた。展望台からは愛知・岐阜県境の山々が望まれるのだろうと思いながらも、霧の中では叶わないので後ろ髪魅かれながら蛇垰山を後にした。林立する鉄塔を確認しながら車道を下った。


日の入山 ヒノイリヤマ 標 高 1073m 南信の里山 山 域 阿智村
登 山 記 録
登山月日 2020年3月27日
登山経路 北青海平の先林道の峠12:10〜日の入山12:35〜峠12:50
行動時間 登り 25分 下り 15分 合計 40分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス R153阿智村大野橋〜北青海平に向かう山中の道路の日の入峠まで舗装道路
トレイル 尾根上に顕著な踏み跡ある
水場・トイレ 無し
その他 こんな山に布製のKumoを見た
山行記





R158を治部坂峠から阿智村中心部方面に走り、大野橋から地道に入って北青見平を目指した。細い道路であるが舗装された道を走り、峠状態に差し掛かりスマホで位置確認すると幸運にも日の入山から派生する尾根が高度を落とす峠であった。
峠には駐車スペースもあって車を停めた。アカマツ林の尾根には顕著な踏み跡が有り、20分ほどで山頂に登りついた。こんな小さな里山に怪人Kumo氏の登頂赤布が下がっていて、驚きとともに同世代のKumo氏に親しみを覚えながらの日の入山であった。

松沢山 マツザワヤマ 標 高 1416m 南信の里山 山 域 阿智村
登 山 記 録
登山月日 2020年8月15日
登山経路 日の入峠6:40〜松沢山8:20/8:40〜日の入峠10:10
行動時間 登り 1時間40分 下り 1時間30分 合計 3時間30分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 親子二人連れ登山隊
情   報
アクセス 日の入峠までは狭いながらも舗装道路
トレイル 薄いながらもしっかりした道がある
水場・トイレ 山中で1か所沢水とれるがtoiletはない
その他 ムスコが道迷いして捜索依頼の山
山行記


藪の中の松沢山最高点と三角点






山行記と遭難顛末記
前夜は平谷村の高嶺パラグライダー基地で車中泊の後、R153寒原トンネル付近から地道に入って6時半には日の入峠に着きました。日の入峠は今年3月末日の入山に登った時に来たことのある場所です。その時は松沢山の存在を知らずに峠から20分で登れる日の入山だけを登りました。
登り1時間半の松沢山、往復3時間で「10時前には戻ってこれるね」と云ってムスコと二人登山道に入りました。ネットで山頂まで登山道が続いていることを調べてきたので、何の心配もない出発です。15分ほど歩いて最初の高見で先行したムスコが登山道に腰を下ろして待っていてくれました。腰痛に加齢で最近めっきり脚力低下した私に比べ、2割ほどは早く歩けるムスコです。給水して「次は7時半に朝食のパンを食べよう」「先に行っても後ろを振り返りお父さんのいるのを確認しながら歩けよ」と声かけて再び登山道を行きます。少し下り勾配を歩いて小さな沢を渡るとアカマツ林の急坂を直登するようになりました。100mほど先の坂の上部にムスコが見え隠れするのがムスコを見た最後でした。

標高差約200mの急登を登りきると小さな尾根に着き、登山道は右に屈曲していました。(未確認ですがこの尾根には反対側からの道が合わさっていてそこに迷い込んだと思われる)その先には薄いながらもしっかりした登山道が続き、ムスコも自分のペースに嵌って先を急いだのだと思いながら、私も休憩もとらず先を急ぎました。(朝食のパンはムスコのザックに入っていたので食べたくても物がない)

緩く快適な登山道はそのうちに膝丈の笹が被さる道となり、再び小さな尾根に出て屈曲しました。そして山頂付近に来ると背丈の熊笹が被さる煩い道となりましたが、登山道を見失うほどの事はありません。熊笹の中を20分ほど歩いて山頂とは思えない平坦な松沢山には登山口から1時間40分ほどで登りつきました。山頂標識も三角点も見当たらず、「激藪氏」の登頂テープに松沢山山頂を確認です。
私もここが山頂とは思えず一旦通り過ぎて50mほど先に下ってGPSで山頂を確認するほどでした。しかしムスコの姿はありません。藪の彼方に何回も大声上げて呼びかけますが返事が有りません。山頂らしくない山頂で標識も三角点も無いので「通り過ぎて極楽峠方面に行ってしまったのかな〜」と、どんどん不安が募ってってきます。結局山頂付近で30分ほどは大声上げていたと思います。
その時に山頂の手前100mほどの登山道に三角点を発見しました。

山頂付近にはムスコがいないことが分かったので下山することにしました。往路を戻りながら何回も大声上げての下山です。「もしかしたら道迷いに気付いて日の入峠に下っているかもしれない」という淡い期待を持ちながら・・・。
6時40分に日の入峠を出て8時20分ころ山頂について下山は10時10分でした。

「ムスコが先に下っているのでは」と云う期待は見事に外れ、いよいよ不安が強くなってきました。車の中で待っているわけにもいかず、空身で登山道に入り20分先の小沢まで登り返しました。沢水を飲んで喉を潤しましたが、「このまま前進を続けると自分が脱水症状か熱中症で倒れるのでは」と云う危険を察知して、再び日の入峠に戻りました。車中に少し残っていた食料と飲料水をザックに入れて3度目の登山度に入りました。10分ほど登り返しましたが、気温上昇と疲労で気力も続かなくなり、このままでは二重遭難になると思い、警察に捜索依頼を決意しました。

110番に電話して飯田警察署に転信して状況報告すると「すぐに阿智村交番の警察官が日の入峠に向かうから待機するように」指示されました。日の入峠に下って木陰で待つこと30分ほどで警察官2名が駆け付けてくれました。「障碍者のムスコ」という事ですぐに事情を分かってくれて親切に案じてくれました。そして30分後には飯田警察署の山岳パトロール隊の2名と同行の屈強な警察官が駆け付けてくれ事情を聴いた後、走るように登山道に入って行ってくれました。交番の警察官は私の身を案じてくれ嬉しいばかりです。「いま、村の消防団に出動依頼したので心配しないでよい」と云ってくれます。

やがて正午過ぎには阿智村村長さんと消防団長さんなど数名が駆け付けてくれ捜索隊の協議です。1時間ほどして消防車3台と消防団員20名ほどが駆け付けてくれ捜索隊編成です。数班に分かれて松沢山の周辺の登山口(下山口)に飛んでくれました。私は「日の入峠に戻るのは時間的にもうないな、山頂を通り過ぎて別の登山口に下山している」と云う思いでした。その後各方面から連絡が入りますが発見できません。村長さんも私を気遣って何度も励ましてくれます。「もしほかの集落に下りて誰かが見つけてくれれば役場に連絡するように防災無線で村内に知らせてある」とも・・・。
結局5時前には捜索終了で各所に散っていた消防団員が戻ってきました。「明日6時半役場に集合し7時半から再捜索」と云う消防団長の指示で解散しました。村長さんのあいさつの後、私も消防団の皆さんに御礼のあいさつをしました。ずーと私と一緒にいてくれた阿智交番の警察官に促され、交番で捜索願の作成するように言われパトカーの後に続きました。

20分ほどで交番に着き飲み物などを勧められた後捜索願を作成しようとしていると、「役場から見つかったらしいという連絡がきた」と云う情報が入り、私はもちろん交番に詰めていた数名の警察官からも笑顔がもれました。待つこと10数分役場の車に乗って顔を真っ黒にして脛にはあざだらけのムスコが「ごめんなさい」と泣き顔で交番に入ってきました。里に下りてきた所を老婦人が見つけ防災無線での知らせで聞いていたので役場に連絡してくれたそうです。私は怒りよりも愛おしさが先に立ちましたが、「怪我はないか、よく頑張ったな。ここにいるお巡りさんや消防団員が捜索してくれたよ、お礼を言いなさい」と諭しました。
警察官がムスコに山中での経緯を聞こうとしてもその能力が無いことが分かり、通り一遍の聞き取りで済ませてくれました。私はその間「身柄請書」を書きました。警察官からは捜索依頼してから一度もお咎めの言葉もなく本当にムスコと私の身を案じてくれる行動で涙が出るほどでした。交番で丁寧に感謝の言葉を述べて車に乗りパトカーの後について阿智村役場に向かいました。

役場では熊谷村長さんはじめ捜索にかかわった消防団長さんなど10数名に方がが笑顔で迎えてくれました。親子で涙声ながらしっかり御礼のあいさつをしました。「また出かけてきてください」の村長さんの言葉に見送られて役場を後にしました。



(駒場)・城山 ジョウヤマ 標 高 693m 南信の里山 山 域 阿智村
登 山 記 録
登山月日 2020年8月13日
登山経路 林道分岐地点13:15〜城山13:35〜駐車地点13:55
行動時間 登り 20分 下り 20分 合計 40分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 阿智村村道から阿智公園まで舗装道路が続くが公園への分岐からは車進入規制中
トレイル 公園から先には遊歩道があるが今は草の被さる道
水場・トイレ toiletは公園入口にあるが使用は不可と思われる 水場は無い
その他 以前h差駒場城址公園として親しまれた山と思われるが今は登る人も少ないと思われる
山行記


阿智公園入口・城山山頂



城山へのアクセスが分からず役場に併設されたコミュニケーションセンターで道を尋ねると、駒場城址の阿智公園の山が城山であることを教えてもらった。村内を走って阿智公園への標識に従って山中の細い道路を走った。阿智公園へ分岐する地点から先は山頂付近に構造物建設のために通行止めになっていた。分岐に車を停めて300mほど歩くと公園入口で駒場城の謂れなどが書かれた看板が立っていた。遊歩道を歩いて公園の最高点付近に歩き、草叢の広場には朽ちたブランコなどの遊戯施設もあった。広場から後方に延びる薄い踏み跡を追い、わずかな時間で城山三角点に着いた。雑木林の中山頂らしくない城山であった。


三階峰 サンカイミネ 標 高 1465m 南信の里山 山 域 阿智村
登 山 記 録
登山月日 2020年8月14日
登山経路 林道駐車地点から山頂往復14:25〜14:45
行動時間 登り 10分 下り 10分 合計 20分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス R153をあららぎ高原意に分岐し、携帯基地局の鉄塔から分岐する舗装道路の林道が山頂直下を通る
トレイル 正規登山道もあるようだが笹薮漕ぎ10分で山頂へ
水場・トイレ
その他
山行記






R153からあららぎ高原スキー場・ゴルフ場への道に入り数分走ると携帯基地局の鉄塔が立っていて鉄塔の脇から林道が分岐していた。最初はこの道が三階峰に向かう林道入口とは思えず、ゴルフ場まで2回も走って林道入口探すほどであった。30分ほどロスしたが激藪氏の山行記録で林道入口を確認して鉄塔に戻って林道に入った。林道は入口付近は少々荒れていたが舗装されていて落石もなく快適に山中を走る。やがてカーナビに三階峰が映し出されると林道最高点に着き下り勾配になった。最高点脇には数台停められる駐車スペースもあった。付近に踏み跡・赤布を探したが見つからない。見上げれば10分もあれば登りつきそうな三階峰であるが、背丈ほどの笹藪を掻き分けなければならない。思案の後、やおら藪に突っ込み強引に山頂目指した。10分ほどで登りついた最高点には古びたテレビ受信アンテナが立っていたが三角点は見当たらなかった。テレビアンテナに寄りかけられた踏み台をカメラに収めて藪山を下った。下山するとすぐ後方に松本ナンバーの車が続いていて驚いた。どうやら同好の士のようで会釈をしてすれ違った。登った場所から200mほど戻った場所に三階峰山頂に続くものと思われる朽ちかけた木製の階段が有った。テレビアンテナ調整などのためには踏み跡があって当然と思う三階峰ではあった。


網掛山 アミカケヤマ 標 高 1133m 南信の里山 山 域 阿智村
登 山 記 録
登山月日 2020年11月11日
登山経路 林道終点11:50〜網掛峠12:10〜網掛山12:35/12:50〜林道終点13:20
行動時間 登り 45分 下り 30分 合計 1時間30分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 阿智村中平大平神社の先に古代東山道入る 獣除けゲート開けて林道終点まで舗装道路
トレイル 古代東山道を網掛峠に歩きその先にも網掛山まで遊歩道整備されている
水場・トイレ 沢水とれるが飲用は? toiletは登山口にもない
その他 歴史の道を歩く
山行記

林道終点から古代東山道に入る


網掛峠と網掛山山頂


網掛山は今年の夏林道入口まで来たが気乗り薄で諦めた山であって、迷うことなく入山口の大平神社に来た。古代東山道網掛峠への案内看板を見て林道に入ると直ぐに獣除けゲートが有ったが、施錠されていないので中に入り、狭い舗装道路を1キロほど慎重に進むと林道終点で2台がやっと停められる駐車スペースが有った。
林道終点から古代東山道の遊歩道に入ると標識が立ち「網掛峠0.4キロ」の表示が有った。薄暗い遊歩道を20分ほど歩いて網掛峠に着いた。峠には「御坂峠・網掛峠などを総称して信濃坂と呼ばれ京から信濃に入る古道であった」などの記載のある案内看板が立っていた。峠の先の高見には朽ちかけた休憩小屋も立っていた。網掛山へは小屋脇を抜けて良く整備された遊歩道を行き30分もかからずに網掛山山頂に着いた。山の真下には中央道が走る網掛山は樹林の中の静かな佇まいであった。


梨子野山 ナシノヤマ 標 高 1315m 南信の里山 山 域 阿智村清内路
高鳥屋山 タカドヤサン 標 高 1398m 山 域
 
登 山 記 録
登山月日 2020年11月12日
登山経路 下清内路清内路古道登山口6:30〜梨子野峠7:10/7:15〜梨子野山7:40〜松沢分岐〜高鳥屋山8:35/8:55〜梨子野峠9:55〜清内路古道登山口10:20
行動時間 高鳥屋山まで 登り 2時間05分 下り 1時間25分  合計 3時間50分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 登山口まで舗装道路も最後は狭くすれ違い不可
トレイル 峠までの遊歩道 高鳥屋山までの登山道は快適トレイルが続く
水場・トイレ 水は沢水とれるが飲用は? toiletは登山口山中には無い
その他 歴史の古道を歩き笹薮切り開かれた縦走路を行く
山行記


清内路古道の梨子野峠


梨子野山山頂と縦走路の松沢分岐



前夜は清内路古道に入って道路脇の空き地で車中泊した。飯田市の山本から旧清内路村の下清内路に通じる古道の車道終点まで舗装された道を走ると登山口であった。沢沿いの薄暗い古道を行と石祠や地蔵などが随所に見られ、歴史の道を歩いている実感が湧くというものである。よく整備された概ね快適遊歩道を40分ほど歩いて梨子野峠に着いた。東側の飯田市方面が開けた明るい峠で東屋も立っていた。峠の草地に腰を下ろし朝食休憩をとった。峠から先の高鳥屋山への遊歩道に入ると「高鳥屋山2.3キロ」
の手製の標識が立っていたが実際には2.7キロの行程である。落ち葉ですべりやすい登山道を20分ほどで稜線に登りつくと梨子野山への道が分岐していた。分岐から笹薮の中切開かれた道を200mほどで梨子野山山頂であった。最高点付近の樹木に梨子野山山頂標識が括り付けられてあったが、三角点は最高点から少し下った場所にあり、三角点はパスして稜線分岐に戻った。
高鳥屋山への稜線は笹原を切り開いた中快適トレイルが続いていて、途中で松沢コースを合わせていた。松沢コース分岐からは少し下って行き、最後は少し傾斜の増した急登を登り切って高鳥屋山山頂に着いた。高鳥屋山は「タカドヤサン」と呼び、「阿智7サミッツ」の一座である。山頂の南側が切り開かれて展望が開けていて、少し朽ちた小屋が立っていた。小屋前で展望を楽しみながら軽食を摂って一息入れた後は往路を走るように下った。





高鳥屋山山頂と山頂小屋


夜烏山 ヨガラスヤマ 標 高 1320m 南信の里山 山 域 阿智村
登 山 記 録
登山月日 2020年11月14日
登山経路 清内路平瀬入山口6:50〜稜線分岐8:50〜夜烏山9:20/9:40〜稜線分岐10:00〜入山口11:15
行動時間 登り 2時間30分 下り 1時間35分 合計 4時間25分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス R256から平瀬集落まで舗装道路
トレイル 標高900m付近まではモノレール施設の脇を登り 尾根上にはしっかりした切り開きの作業道ある
水場・トイレ 水は入山口で確保できるが toiletは無い
その他 道無き山を覚悟したが拍子抜けするほどの道が有った
山行記


夜烏山山頂


標高900m地点まではモノレール脇を行く・主稜線に登りついた




2日前に入山口を下見してあったので難なく平瀬の入山口に車を付けた。平瀬集落の入口の橋を渡った先が夜烏山稜線から張り出した尾根への入山地点で橋の袂を廃屋と思われる民家に進むと集材用のモノレール施設が有り、「林道にモノレール設置有り通行には気を付けて」の案内看板が有った。モノレール脇を進み作業道を少し進んだが結局尾根上につけられたモノレールに沿って高度を上げて行き、200mほど高度を上げると標高900m地点がモノレール終点になっていた。終点付近は伐採されて大きく切り開かれていた。伐採木の切株に腰を下ろして朝食を摂った。
伐採地上部の尾根に入ると雑木林の中、切開かれた作業道が続いていて驚きであった。緩急を繰り返し時に岩場もある尾根を忠実に登り1220mの前衛ピークに着いた。前衛ピークから少し下って50mほど登り返すと夜烏山に続く主稜線であり、横川峠方面からの道はなかった。ここまで入山口から所要2時間で、難山と思われた夜烏山も目の前でほっと胸をなでおろした。主稜線上も笹薮が刈り払われた作業道が続き、30分ほどで夜烏山山頂に着いた。山頂は樹林の中で展望は開けていなかった。反対側からは登って来た道よりさらに整備された道が山頂に続いていた。横川峠からのコースか中電発電所からのコースを登るかさんざん逡巡した夜烏山であったが、いちばん短縮コースの平瀬からのコースを選んだのは幸運であったという思いであった。下山はまさに滑り下りるような感覚で入山口に下った。

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