上松町の里山
(愛宕山・加瀬木山・鳥捕山
・甚太郎山・台ヶ峰・卒塔婆山・西股山)

愛宕山 アタゴヤマ 標 高 910m 信州の里山 山 域 上松町
登 山 記 録
登山月日 2021年10月4日
登山経路 山頂へ延びり道路途中から山頂往復 15:20〜15:50
行動時間 登り 下り 合計 30分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 愛宕山山頂に通じる道路は未舗装
トレイル 山頂まで車横付けできる
水場・toilet
その他
山行記


愛宕山山頂の通信施設と三角点



愛宕山はR19上松第三トンネルの上の山である。市街地から北東方向の高山への道を走って峠から分岐する道が愛宕山山頂に延びていた、砂利道で所どころ洗堀され荒れた所もあった。山頂に近い0.5キロ付近に車を止めて道路を10分ほど歩くと通信施設の立つ愛宕山山頂であった。とても山頂らしくないので何処に三角点が有るのかと見渡すと通信施設の建物を囲むfenceの脇に三角点が有った。


加瀬木山 カセキヤマ 標 高 1114m 信州の里山 山 域 阿寺山地
登 山 記 録
登山月日 2021年10月4日
登山経路 灰沢入山地点12:40〜加瀬木山13:40/13:50〜入山地点14:40
行動時間 登り 1時間 下り 50分 合計 2時間 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 入山場所まで一般道
トレイル 藪の無い急斜面の尾根を登る
水場・toilet
その他
山行記


岩場もある尾根を登って加瀬木山山頂へ


入山口・急登の尾根


上松町から赤沢美林への道に入り木曽川を渡って数分走り、左に分岐する灰沢への道に入った。集落終点から山中に入って灰沢を渡る地点に車を止めた。
草の被さる林道が分岐している地点であるが、林道には入らずに崖に入山したと思われる足跡が有ったのでそれに続いた。雑木林の中に入って適当に高度を上げて行くと尾根が張り出していた。尾根上には藪もなく適当に歩くことが出来たが、所どころに岩場が現れそして急斜面が続いていた。やがて左側からの尾根が合わさって踏み跡も顕著になって山頂まで続いていた。巨岩が積み重なった中に三角点が有った。山頂をカメラに収めて往路を下ったが尾根末端で道を間違えて少々ロスタイムが有った。


鳥捕山 トリホヤマ 標 高 1271m 信州の里山 山 域 阿寺山地
登 山 記 録
登山月日 2021年11月26日
登山経路 林道ゲート9:25〜尾根取り付き10:00〜1230mピーク11:20〜鳥捕山11:55/12:20〜1230mピーク12:50〜林道13:40〜林道ゲート14:10
行動時間 登り 2時間30分 下り 1時間50分 合計 4時間45分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 木曽川右岸道路「ねざめトンネル」の先「隠滝」から山中に入る 林道ゲートまで舗装道路
トレイル 登山道はないが登った尾根には金網沿いに薄い踏み跡 下山に使った尾根には少しマシな踏み跡あった
水場・toilet 林道途中で沢水取れる toiletは無い
その他 野鳥捕獲文化の残る山
山行記


小藪の尾根を登り・稜線上に登山道


鳥捕山山頂


糸瀬山方面・下りた林道




上松町から大桑村への木曽川右岸道路に入って「ねざめトンネル」の先、隠れ滝から山中に入る道に入り10分ほど走って舗装道路の終点が林道入口であった。林道入口にはゲートが有ったが開放されていて「工事中立入禁止」の看板が立っていた。林道に入ってすぐ先に広い待避場が有ったので車を止めた。
林道を数分進むと工事会社の詰め所が有り標高900mの三角点の白杭が立っていた。付近に三角点を探したが三角点は見当たらなかった。林道を30分約2キロほど進むと肥沢の災害復旧工事中で重機が止まっていて工事関係者が測量作業をしていた。付近に張り出した尾根が鳥捕山前衛ピークからの尾根を確認して植林地に入った。尾根伝いに高度を上げて行くと古びた金網フェンスが現れて金網沿いに薄いながらも踏み跡が続いていた。しかし灌木の小藪が被さる煩い道であった。小藪を掻き分けながら1時間ほど格闘し前衛の1230mピークに登りついた。漸く眼の前に鳥捕山山頂が見えてきた。前衛ピークで一息入れて鳥捕山への稜線を行くと顕著な登山道ともいえる踏み跡があり、鳥捕山山頂に続いていた。鳥捕山山頂に三角点は無く山頂標識もなかった。時雨気味の山頂からは樹間に御嶽山や中央Alps方面も望めたがすっきりした展望は得られなかった。暫し休憩の跡1230m前衛ピークに戻って金網沿いに下ったのであるが、すぐに登って来た尾根とは違うことに気付いたがこちらの尾根には登って来た尾根よりは少しはましな踏み跡が有ったので林道の迷うことなく下ることが出来た。下りついた林道には赤テープが下がっていたのでこちらの尾根が鳥捕山への正規登山道と思われた。


甚太郎山 ジンタロウヤマ 標 高 1332m 信州の里山 山 域 阿寺山地
登 山 記 録
登山月日 2021年10月8日
登山経路 分渡沢白川林道ゲート6:05〜甚太郎歩道入口6:45/6:55〜甚太郎山7:35/7:45〜歩道入口8:20〜林道ゲート8:55
行動時間 登り 1時間30分 下り 1時間10分 合計 2時間50分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 県道436から才児牧場への砂利道約1.5キロ
トレイル 林道3キロ歩いて甚太郎歩道は笹が被さる
水場・toilet 沢水取れるが飲用は? toiletは無い
その他 ヒノキの美林の山頂
山行記


伐採地の先の美林の甚太郎山


分渡沢白川林道を歩いて甚太郎歩道入口へ





上松町から木曽町三岳に通じる県道(上松御嶽道)を才児(サイチゴ)に走り、砂利道の才児牧場への道に入って1.5キロほどに分渡沢白川林道のゲートが有った。ゲートの手前の駐車スペースに車を止めて林道に入った。
林道は勾配も緩く快適であり、3キロポストの先に左に分岐する林道を分けるとすぐ先に「甚太郎歩道」と書かれた標識が立っていた。甚太郎新道に入ると笹が刈り払われて伐採地の縁に続いていた。伐採地を過ぎるとヒノキ林に入り巨木の森を歩いて甚太郎山山頂に着いた。山頂はヒノキの大木が有るだけで三角点も山名標識もなかった。


台ヶ峰 ダイガミネ 標 高 1503m 信州の里山 山 域 阿寺山地
登 山 記 録
登山月日 2021年11月29日
登山経路 才児林道入口7:05〜浄水施設〜7:151220mコル7:40〜1401mピーク9:40〜台ヶ峰10:55/11:30〜1401mピーク12:20/12:40〜1220mコル14:05〜林道入口14:45
行動時間 登り 3時間50分 下り 3時間15分 合計 7時間40分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 上松町才児迄一般道
トレイル 浄水施設までは道路 1220mコルまでは廃林道 その先は踏み跡も無い膝から腰丈の笹原
水場・toilet 入山地点にもtoiletは無い 水場は入山地点で沢水も飲用は?
その他 往復8キロのとにかく時間のかかる山
山行記


台ヶ峰山頂


樹間に御嶽・1401mピーク


浄水施設・1220mコル





一月半前に甚太郎山に登った時に来た道を才児まで走った。木曽町三岳の村境に近い場所に才児集落の浄水場が有りここが入山地点である。御嶽上松街道とも呼ばれる県道の脇に車を止めた。浄水場への道に入ると地元の古老がまきづくりをしていた。浄水場の脇に赤布が下がっていたので雑木林の中に入るとすぐに廃林道に出た。笹の被さる廃林道を30分ほど進んで1230m小ピークのコルに着いた。ここからは上松町と木曽町の境界の尾根を辿る。
笹原の中ケモノ道と思われる踏み跡が時々現れるが殆ど踏み跡はない尾根である。1326mピークへは高度を100mほど上げて少し下ると旧三岳村方面からの林道が合わさっていた。林道を横切って再び笹薮の尾根に取りついた。このコースで一番藪の濃い所で胸丈の笹を掻き分けて登り上げると1400mピークであった。ここまで既に2時間以上もかかっていて少々ナイーブな気分になった。さらに笹原の尾根は続き台ヶ峰手前の台地に登り、笹原を進んで台ヶ峰山頂には入山地点から4時間近くかかって到着した。
苦労して登りついた台ヶ峰山頂であったが樹林の中で展望はなかった。樹間に御嶽と木曽駒ケ岳が望まれたが良い写真は撮れなかった。三角点は笹に隠されていたのでこの山頂に立つものはあまりいないものと思われた。持参した鎌で笹を刈り払って三角点を日の目に合わせることが出来た。30分ほど休憩し下山しようと支度をしたが手袋が見当たらなくて探すのに10分以上かかってしまったが手袋を探し当てることは出来なかった。スペアの軍手をして往路を下った。1400mピークで才児峠に下る尾根を少し下ってみたが、こちらにも踏み跡がなく更に笹薮が濃いので1400mピークに戻って、往路のGPSトラックを確認しながら廃林道に戻った。廃林道をゆっくりと歩いて入山地点に戻ったが、往復5時間もあればと思った台ヶ峰は往復8時間近くもかかっていた。


卒塔婆山 ソトウバヤマ 標 高 1641m 信州の里山 山 域 阿寺山地
登 山 記 録
登山月日 2023年10月18日
登山経路 小川殿林道ゲート6:35〜分渡沢白川林道分岐8:35〜入卒塔婆山山地点9:45/10:50〜林道分岐12:00〜林道ゲート13:50
行動時間 登り 3時間10分 下り3時間 合計 7時間15分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 赤沢自然休養林の手前 小川殿林道ゲートまでは一般道
トレイル 小川殿林道は今も盛んに利用されているが分渡沢白川林道は草の被さるところも有る入山地点は完全薮化している
水場・toilet 林道途中で沢水取れるが飲用は? toiletは無い
その他 山地王付近はヒノキが林立する美しい山も藪化して入山を諦めた
山行記


小川殿林道4キロ地点・分渡沢白川林道分岐


分渡沢白川林道を進み卒塔婆山が見えてきた


卒塔婆山入山地点


撤退地点




昨年から何度か計画した卒塔婆山登山であるが、その都度理由あって登山できなかったが、今回は3度目の正直で、なんとしても山頂を踏みたいものである。
前夜は赤沢自然休養林への入口付近に有る駐車場で真っ暗闇の中車中泊した。夜明けを待って小川殿林道入口に車を付け、ゲート前に車を止めて登山の支度をしていると集材用の大型トラックが3台ほど乗り付けゲートを開けて林道に入って行った。乗せていって欲しい誘惑にかられ、手を上げたくなるのであるが、無理なことは分かっているので我慢して林道に入った。その後にも林業関係者を載せた軽ワゴン車など数台入ってきたが我慢我慢である。昨秋西股山に登った際に自転車を引いて歩いた林道である。起点から4キロほど先の林道支線が分岐して、黒沢の左岸岸に渡る地点までは1時間で歩くことが出来た。林道歩きは1キロ20分・1時間3キロを目標に歩くので上々の滑り出しである。橋を渡った先で道端に腰を下ろして朝食休憩をとった。
その先の林道は傾斜を増しているが通行車両も多いのか昨年に比し良い路面状態であった。黙々と歩いて林道入り口から7キロ地点になる分渡沢白川林道分岐には2時間で着いた。途中15分の休憩をとったのでここも1キロ15分で歩けた。
分渡沢白川林道に入って給水タイムをとった後、車の通行が無いのか少々荒れた林道を行く。やがて前方に山頂付近にヒノキが林立する美しい山容の卒塔婆山が見てて来た。分渡沢白川林道に入って約1時間後、林道にススキが被さる頃になると入山地点の廃林道分岐であった。廃林道は更に自然回帰していて小灌木や草木に覆われていて、数分進むと行き止まりであった。入山地点を探るがとても入山などできる状態ではなく、ここで卒塔婆山登頂は諦めるのであった。それでもと思い、ススキや笹薮かき分けて少し進むと伐採廃材が積み重なる場所に出た。そしてやおら雑木林の中に足を踏み入れた。ヒノキの植林地帯で未だ幼木のヒノキが小枝を横に伸ばしていて行く手を阻み、足下には伐採時、余りにも太く搬出を諦めたと思われるヒノキの大木が横たわっていて前進を阻むのであった。百歩ほど藪の中を歩いて完全に登頂を諦めた。横たわる大木にホワイトボードを置いて撤退地点としての写真を撮った。失意という思いはわかない卒塔婆山の撤退であり、往路を戻った。
小川殿林道を下る頃には集材のトラックや関係者の車が数台下って行ったが手を上げることもなく潔く見送って小川殿林道ゲートとに下った。
もしかしたら再アタックあるかもしれない卒塔婆山ではある。


西股山 ニシマタヤマ 標 高 1717m 信州の里山 山 域 阿寺山地
登 山 記 録
登山月日 2022年9月26日
登山経路 小川殿林道入口ゲート6:10〜白川林道分岐7:30〜(ロスタイム約1:20)〜分渡沢白川林道分岐9:50〜造林小屋(自転車デポ)10:15〜広場12:10〜林道最高地点12:25〜西股山12:50/12:55〜広場13:20/13:35〜造林小屋15:00/15:05〜林道ゲート16:⒑
行動時間 登り 6時間40分 下り 3時間15分 合計10時間 (休憩時間・ロスタイム1時間20分含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 赤沢自然休養林への道の途中小川殿林道入口まで舗装道路
トレイル 山頂直下まで林道 山頂へは深い笹薮
水場・toilet 水は林道途中随所で沢水取れる toiletは無い
その他 愛輪カモシカ号で7キロ下る
山行記


小川林道ゲート・白川林道分岐


山の神林道分岐(自転車デポ)・展望の開けた広場


林道最高点付近から深い笹薮の入山地点


ヒノキの大木茂る西股山山頂





赤沢自然休養林への道の途中にある「小川殿林道」入口ゲート前は駐車禁止であるが、数台は停められるスペースがあり、渓流釣り師と思われる3台の車が停まっていた。自分の車もなんとか停めることが出来た。長い林道歩きには下りしか使えないが折り畳み自転車を引いて林道に入った。林道は今も供用中で良好な路面状態であるが20インチの車輪の折り畳み自転車ではやはり走れない。黒沢沿いの林道を才児牧場・白川林道連絡道等を右に分けて進み、1時間少々歩いて黒沢を渡る橋が「白川林道」分岐であった。一旦白川林道に入ったが何を勘違いしたのか、分岐に戻って直進する小川殿林道に入ってしまった。1時間近く歩いて樹林帯を抜けて開けた地点でGPSを確認して道間違いに気づいた。対岸に卒塔婆山らしき山容が見えたのも間違いに気づいた一因である(スマホのGEOGRPHICAに地図をキャッシュするのを怠った罰である。)結局白川林道に戻るまで1時間半ほどのロスタイムであった。
黒沢の左岸の白川林道は路面状況は良いが自転車にまたがれるのはいくらもなく黙々と推し歩いた。途中で電動自転車に乗る釣り師が軽快に追い越して行った。「分渡沢白川林道」を右に分けて、0.5キロほど自転車にまたがることが出来た時は嬉しかった。ロスタイムも含めて入山場所から4時間も経って「山の神林道」分岐にある造林小屋に着いた。小屋前は土場跡とも思える広場で舗装されていた。ここら辺りが自転車の限界と思って自転車をデポした。
デポした先には「ベロ沢林道」・「小沢林道」を分けて路面状態の悪い林道が続いていて勾配も増してきた。良い場所に自転車を止めたものと思った。自転車デポ地点からは2時間ほど歩いて峠に登り上げると王滝村境で、ここも土場跡と思われる大きく開けた広場があった。ランチ休憩をとりたい所であったが、すぐ先の西股山山頂を踏むことにして、入山場所や赤布を探しながら林道を行く。広場からは10分ほどで林道最高点でその先は林道が下り勾配になっていた。結局入山場所も赤布もないので、ここに張り出した尾根を登ることにした。GPSで確認すると山頂までは標高差20m・距離は100mほどである。崖をよじ登って笹薮を掻き分ける。背丈を超える笹薮であるが細く柔かい笹で思ったより楽に藪漕ぎが出来た。1ヵ所倒木に阻まれたが、山頂に近づくにつれ笹丈が低くなり疎らになっていた。山頂手前は完全に笹薮がなくなっていて、ヒノキの林の中の山頂に着いた。勿論展望もない薄暗い山頂である。三角点をカメラに収めて山頂を後にした。
林道に下り立って広場に戻り遅いランチ休憩をとった。林道を下る途中には足も痛みはじめロキソニンを服用した。上りに2時間掛かった5キロを1時間半で歩いて自転車をデポした造林小屋には15時に着いた。明るいうちに下山できることが実感出来て一安心である。荒れた林道をどのくらい自転車にまたがれるか心配ではあったが、洗堀箇所で2回程自転車を降りたが、1キロを約10分で下りデポ地点からは約7キロの白川林道・小川殿林道を1時間で下ることが出来た。

 

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