九州中央山地ー2
(白岩山・向坂山・石堂山・大森岳)
白岩山 | シライワヤマ | 標 高 | 1646m | 日本の山1000 |
山 域 |
九州中央山地 |
向坂山 | ムコウザカヤマ | 標 高 | 1684m | - | 山 域 | 〃 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2,014年5月19日 |
登山経路 |
カシバル峠登山口6:40〜杉峠7:15〜白岩山7:30〜杉峠7:50〜向坂山8:15〜杉峠8:30〜登山口8:45 |
行動時間 | 白岩山・向坂山周遊 合計 2時間05分 (休憩時間を含む) |
天 候 | 霧雨 |
メンバー | 単独 |
情 報 |
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アクセス | 五ヶ瀬ハイランドスキー場の先に延びる林道2キロほど砂利道 |
トレイル | 霧立山地と呼ばれ遊歩道がよく整備されている |
水場・トイレ | 水は沢水取れるが飲用は?トイレはスキー場も閉鎖されていた |
その他 | 白岩山は花が保護されていた |
山行記
高千穂町から五ヶ瀬町に入るには一旦熊本県山都町に出るのには驚かされた。R265に入る前に山都町のガソリンスタンドで満タンにしておいたのは正解であった。五ヶ瀬町に入り、五ヶ瀬ハイランドスキー場への案内看板はすぐに分かり、看板に導かれて山道に入ってゆくと、霧立関登山道入口の大きなアーケードが立っている。山道をどんどん高度を上げてゆくと五ヶ瀬ハイランドスキー場の大きな駐車場に着いた。駐車場で酒などを飲みながらゆっくりと休むことが出来た。
白岩山の登山口はスキー場の駐車場から奥に延びる未舗装の林道をカシバル峠に向かい、2キロほど入ったところであった。霧雨が舞う中、雨着を着て長靴履いて軽荷のサブザックを担ぎ登山道に入る。30分ほどで「霧立越関所」の看板が立つ杉峠に到着した。ここは白岩山と向坂山の分岐である。まずは白岩山目指して緩く登ってゆく、獣除けのゲートをくぐると目の前のこんもりとした岩場が白岩山山頂であった。岩場付近には、高山植物も多く見られ手入れ行き届いていた。 五ヶ瀬町の町長選挙の最中であったが、スキー場の債務返済に頭を悩ませていることをラジオが伝えていた。日本で一番南に位置する五ヶ瀬ハイランドスキー場も経営は苦しいことを知った。
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石堂山 | イシドウヤマ | 標 高 | 1547m | 日本の山1000 |
山 域 |
九州中央山地 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2014年5月19日 |
登山経路 |
井戸内林道六合目登山口13:40〜稜線六合目14:00〜石堂山15:50/16:00〜六合目〜林道登山口17:35 |
行動時間 | 登り 2時間10分 下り 1時間35分 合計 3時間55分 (休憩時間を含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 |
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アクセス | 井戸内林道は舗装されていて快適に登山口に着いた |
トレイル | 良く整備されている 稜線登山道はは小ピークが連続しその都度急坂岩場がある |
水場・トイレ | 登山口・山中にはない |
その他 | 上米良から登る登山者は今は無いようで、六合目からの登山が主流であるようだ |
山行記
白岩山から下りて五ヶ瀬町からR265を長いトンネルを抜けて椎葉村に入る。椎葉村の中心くらいまで30キロほど走った後、白岩山登山口に忘れ物をしたことを思いだし引き返し、往復60キロ・約1時間半のロスタイムである。さらに上椎葉ダムの湖畔を走って飯干峠に向かう道は細く曲がりくねっていて対向車は1台もなく心細い限りである。ようやく飯干峠を越えてR388と合流し西米良村に入るころには疲れを覚えるほどであった。西米良村の上米良に来て石堂山の登山口を見ることができるが、登山口は林道六合目からを目指している。井戸内林道入り口を教えてもらい林道に入ると大きな看板が登山口まで導いていた。 登山口まで舗装された林道であり、大きな駐車場もあったが登山口に車を停めて登山道に入る。わずかに進むと、上米良からの登山道に合流しすでに六合目標識が立っていた。尾根に切られた登山道を黙々と歩く。何しろ14時近くになってからの登山で少々焦りを感じるのである。七合目を過ぎ少し登ると林道跡に出る。林道跡を少し歩くと登山道標識があった。林道が通行出来たころはここまで車が入れたのだろうと思う。ここからの登山道はいくつかの高みを越えてアップダウンを繰り返しながら高度を上げてゆく。高みは岩場になっているところが多くロープも下がるところもあった。登山口からは2時間少々かかって石堂山山頂に登りついた。近くには市房山なども見えるはずだが展望はままならなかった。下山は往路を飛ぶように下った。 |
大森岳 | オオモリダケ | 標 高 | 1109m | 日本の山1000 |
山 域 |
九州中央山地 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2014年5月20日 |
登山経路 |
大森林道登山口5:10〜大森岳6:15/6:25〜登山口7:20 |
行動時間 | 登り 1時間05分 下り 55分 合計 2時間10分 (休憩時間を含む) |
天 候 | 曇・霧 |
メンバー | 単独 |
情 報 |
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アクセス | 大森林道入口の輝嶺峠までも大変 大森林道は荒れた砂利道を7.5キロ入る |
トレイル | 稜線を歩くが踏み跡薄い |
水場・トイレ | 山中にはない |
その他 | 山ビルもいるあまり登る人もない一等三角点の山 |
山行記
石堂山から大森山の登山口までの移動もまた大変な道で肝を冷やしながらであった。西米良村の中心部・村所で食料をと思ったがコンビニもなくビールだけ買ってR265を走る。途中人吉に抜けるR219を分けると再び細く曲がりくねった道となり山中深く続いていた。尾股峠を越える頃は、夕闇迫り対向車は一台もなく、「もし何かあったら連絡のしようもないな」と心細くなるのであった。ようやくナビが輝嶺峠を示すとホッと一息入れることが出来た。大森岳登山道入り口の看板が立つ大森林道が分かれていた。この先未舗装の林道に入るにはさらに勇気のいることで、広場があったら舗装道路の国道わきで一晩過ごそうかと思うほどだった。しかし明日は天気の崩れが予報されているので早目に登山を済ませなければという思いも立ち、大森林道に車を進めた。林道は案の定石ころ散乱し荒れ放題である。それでも何か所か大森岳登山口の標識も見られれば進むしかなかった。結局輝嶺峠からは7.5キロ入った大森岳登山口に車をつけたのである。ビールと焼酎を飲んだ後、パックご飯を温めてレトルトのカレーライスの夕飯でインスタントのうどんも作って空腹と満たした。今日は白岩山・石堂山の登山よりも移動が大変な一日ではあった。 翌朝社外を覗くと霧に包まれていた。天気の崩れが心配でヘッドランプを点けて夜明け前に登山道に入る。登山口の案内看板には山ビル生息地なので夏場の登山は避けた方が良いとも書かれていては、ヒルも怖いのである。一旦緩く登って稜線に出ると、延々と赤布頼りに尾根を歩く。夜が明けても登山道は薄暗い。山頂までは90分と云う案内看板であったが1時間少々で明るく切り開かれた一等三角点の大森岳に着いた。周囲も明るくなる中三角点に腰を下ろして朝食をとった後は雨の来る前に林道を出ようと大急ぎで往路を登山口に戻った。 慎重に林道を輝嶺峠に出るころには思った通り本降りの雨となった。山ビルは体にはついていなかったが、宮崎市内に出てコンビニで荷物の整理をしていると空きコーヒー缶に一尾頭を振りながら食いついていた。クワバラクワバラである。 輝嶺峠から綾南ダム湖畔から本庄川沿いに宮崎市内に向かう道路もまた心細いものであった。 |