’10真夏の四国山行 U

(工石山・陣ヶ森・稲叢山・横倉山・天狗高原)

工石山 クイシヤマ 標 高 1177m 日本の山1000

山 域

四国山地南面
陣ヶ森 ジンガモリ 標 高 1013m 日本の山1000

山 域

四国山地南面
登 山 記 録
登山月日 2010年7月29日
登山経路 赤良木トンネル登山口10:15〜工石山11:20/11:25〜登山口12:15
峰石原登山口13:30〜陣ヶ森13:47〜登山口14:00
行動時間 工石山 2時間 陣ヶ森 30分 合計 2時間30分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 両山共に登山口まで舗装道路
トレイル よく整備されている
水場・トイレ 工石山は休憩施設登山口にあるが陣ヶ森山はトイレのみ登山口にある
その他 工石山・陣が森県立自然公園

山行記


工石山は県民の森・一等三角点峰だ

雨が上がるのを待っての10時過ぎの登山である。短靴・短パンに麦ワラ帽子を被って工石山登山道に入る。県民の森として良く整備された登山道は歩きやすい。休憩ポイントにはベンチも設置されていて1時間ほどで一等三角点の山頂に立った。大豊町にある工石山も一等三角点峰であり、一等三角点百名山に選ばれているが3年前に登頂済みである。高知県の一等三角点、二つの工石山を踏んだのであるが特に感動も無い。

工石山を下りた後は、近くの陣ヶ森山を目指し登山口の峰石原に車をつける。牧場の中、アセビのトンネルを越えて15分ほどで陣ヶ森山頂に達した。工石山・陣が森県立自然公園に指定されていた。


アセビのトンネルを抜けて15分で山頂に


稲叢山 イナムラヤマ 標 高 1506m 日本の山1000

山 域

四国山地南面
登 山 記 録
登山月日 2010年7月29日
登山経路 稲村ダム登山口15:50〜稲叢山17:15/17:20〜登山口18:20
行動時間 登り 1時間25分 下り 1時間 合計 2時間30分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 本川村からは稲村ダムまで工事用の広い道路通じている
トレイル 四国電力の送電鉄塔巡視路として整備されている
水場・トイレ 登山口の稲村ダム管理棟にある
その他 岩崎新日本百名山

山行記


ロックフィルの稲村ダムから新日本百名山の稲叢山山頂へ

陣ヶ森の登山口峰石原から僅かに下って山道を・・・渓谷沿いに走る。
細い道で大雨が降ってきて、土砂崩れの恐怖を感じながら進むと稲村ダムに到着した。ダム手前では熊が道路を横切るのを見た。四国で熊を見るとは山男として少し自慢である。四国電力本川発電所(揚水式)の上部調整ダムの稲村ダムはロックフィルダムである。見物は山を下りた後の楽しみとしてダムのすぎ脇から延びる登山道に入る。
僅かで稜線に着くと怪しい霧雨が舞って来た。雨具も傘も持ってこなかったので急いで登山口に戻り、再び登山道に入る。往復30分以上はロスしてしまう。午後から登山で気が揉めるところである。
登山道は送電鉄塔の巡視路として良く刈り込まれ、傾斜も緩くとても歩きやすい。やがて巡視路と別れ四国では珍しい原生林の尾根を行く。少し飽き飽きとする頃、巨岩の稲村山山頂についた。ここも四国の剣山地や石鎚山系の大展望が開けているのであるが、今日は霧の彼方であった。

稲村ダムに下った後、本川村の発電所に通じる工事用道路を下った。


横倉山 ヨコグラヤマ 標 高 793m 花の百名山

山 域

越知町
登 山 記 録
登山月日 2010年7月30日
登山経路 横倉山第3駐車場6:00〜山頂周遊〜駐車場7:40
行動時間 合計1時間40分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 第3駐車場まで舗装道路
トレイル 遊歩道として整備されているが三角点までの稜線は少々荒れている
水場・トイレ 駐車場にある
その他 安徳天皇を祀った横倉宮の山

山行記


横倉山登山口と安徳天皇の横倉宮


横倉山三角点と牧野富太郎博士の歌碑

安徳天皇を祀った横倉宮の山で、植物学者牧野富太郎博士が足繁く通ったという花の百名山である。
登山口の第3駐車場で車中泊し、早朝鳥居をくぐる。山道を少し行くと杉の大木に囲まれた杉原神社が建っていた。そしてその先には牧野富太郎博士の歌碑が立っていた。更に杉木立の山道を進むと横倉宮に達した。天皇を祀るには随分と粗末で朽ちたお宮である。社殿の横には牧野富太郎博士めいめいのヨコグラノキが有った。
横倉宮から稜線を下り、鞍部から登り返すと、横倉山三角点の休憩場所であった。花の百名山横倉山中に花を求めてみたがそれほどの花を見ることが無かった。牧野博士に敬意を表しての「田中澄江選花の百名山」の一山であろうかと思い横倉山を後にした。


花の百名山横倉山で見た植物


天狗の森 テングノモリ 標 高 花の百名山

山 域

四国カルスト
登 山 記 録
登山月日 2010年7月30日
登山経路 天狗山荘10:50〜天狗の森〜黒滝山12:05〜天狗山荘12:50
行動時間 合計 2時間 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 天狗山荘まで舗装道路の観光道路
トレイル 緩い勾配の縦走路にウッドチップの遊歩道
水場・トイレ 天狗山荘で
その他 四国カルストは秋吉台と並ぶ石灰岩台地

山行記


石灰岩台地の四国カルストの稜線を行き天狗の森三角点に着く


ウッドチップの遊歩道も整備され百合の花も咲く

四国カルスト天狗の森へは3年前不入山に来たときに登ろうと思ったがガスに巻かれた高原では興味半減、登山を諦めた経緯がある。今日はその思いも通じたかのような好天気となり、天狗山荘に着くと四国の山々が見渡せた。
天狗山荘で食事を取り、夏休みに入った子供達が団体で登って行った後を追い天狗の森に向う。すぐに稜線に出て、縦走路の先に天狗の森が見える。稜線上の花々を見ながら縦走路を進むと僅かな時間で三角点のある天狗の森山であった。
更に樹林帯の縦走路を下り黒滝山まで足を延ばす。黒滝山の山頂標識がないので引き返し、途中から山腹を巻くウッドチップの遊歩道を天狗山荘に戻った。
大引割まで足を延ばす登山者が多いようである。確かに四国の花の名山を思い知らされる天狗高原であった。

これにて田中澄江選花の百名山は完登したのである。


花の名山天狗高原で見た花

 

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