池木屋山 | イケゴヤヤマ | 標 高 | 1396m | 山岳標高1003 | 山 域 | 台高 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2016年5月19日 |
登山経路 | 宮ノ谷駐車場5:55〜(ロス20分))〜高滝7:40/7:50〜奥二股9:10〜池木屋山10:50/11:20〜奥二股12:20〜高滝13:40〜駐車場14:50 |
行動時間 | 登り 4時間55分 下り 3時間30分 合計 8時間55分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 宮ノ谷駐車場まで舗装道路も落石多い(下山後落石踏んでパンクした) |
トレイル | 高滝までは宮ノ谷の中にかかる桟橋などを行く 高滝の高巻トラバース道は滑落危険有り 尾根に登れば木の根絡まる急坂もそれほど長い距離ではない |
水場・トイレ | 奥二股までは沢水随所でとれる トイレは登山口にもない |
その他 | 宮ノ谷の渓谷美は素晴らしい |
山行記 犬飛びのゴルジェ・岩壁につけられた桟橋 宮ノ谷渓谷 高滝・蛇滝 前夜は宮ノ谷駐車場に続く車道の奥香肌湖畔の空き地に車を停めて休んだ。山中深い宮ノ谷駐車場まで入るとラジオがよく聞こえないからである。早朝車の脇を通る車が2台ほどあって池木屋山先行者がいることが分かった。5時半過ぎに宮ノ谷駐車場に着くと地元ナンバーの私よりは5〜6歳若い単独行者が登山の支度をしているところであった。もう一台は岡山ナンバーの車ですでに出発済みであり、先行者がいることで一安心である。三重ナンバー氏が出るのを後を追うように私も出発した。 宮ノ谷は美しい渓谷美が楽しめる渓谷で、ここだけを見に来るハイカーも多いらしい。渓谷沿いを20分ほど進むと橋に立ち入り禁止看板があったが迂回路案内もない。川原に下ったがその先にも道がなくてうろうろと20分ほどのロスタイムである。結局立ち入り禁止看板の奥に強引に入り込むと少々滑落の危険を感じる崩壊地もあったが、その先の遊歩道に入ることができた。遊歩道は地道と橋・梯子・桟橋などが岩壁につけられていて安心して渓谷美を楽しめることができる。やがて高滝に着く。落差50mほどの滝が豪快にしぶきを上げていた。高滝を見ながら朝食を摂り一息入れた。高滝の高巻がこのコース一番の難所であった。高滝の上に直登して、滝上をトラバースする道は岩に取り付けられたロープを頼りに冷や汗ものである。肝を冷やしながら高巻を終えてさらに現れたどっさり滝の大巻も汗を絞られて、奥二股までは緊張の連続であった。 奥二股からは沢を離れ樹林帯の中薄い踏跡と赤布を追う。何しろ登山道としては未整備の池木屋山である。尾根に登り着いても木の根の絡まる道で登山道とはとても思えない道が続いていた。尾根道は急登の連続であるが、それだけに一気に高度を稼ぐことができた。樹林越しに見える隣の尾根を眺めながら高度を上げて行くと「山頂も近いかな〜」と思う頃には傾斜も緩んで、明るい尾根にはアカヤシオなどが美しく咲いていた。やがてしっかりした登山道が現れて登り着くと池木屋山山頂であった。昼食を摂り、スマホで登頂報告しながら30分ほどの時間を過ごした後、往路を慎重に下った。高滝の高巻は登りよりも神経を使い「冷や汗三斗」であった。高滝で朝と同じく一息入れた後は宮ノ谷の渓谷を楽しみながらゆっくりと駐車場に戻った。 ヤマレコに池木屋山の山行記録を見ると、下山は山頂近くにある池から霧降山経由して尾根コースを下山する周回コースを回るものが多いことを知った。先行者と途中交差することもなかったので尾根コースを下ったのだろう。 木の根絡まる急登を捩って池木屋山頂へ 明るい池木屋山山頂 アクシデント発生 駐車場に下って林道を走っている間に落石を踏んでしまい、パンクしてしまった。自力でスペアタイヤに交換し、ゆっくりと松阪市内まで走ってオートバックスで格安タイヤを購入した。旅の最終日思いがけないアクシデントと出費であった。 |
国見山 | クニミヤマ | 標 高 | 1419m | 山岳標高1003 | 山 域 | 台高 |
水無山 | ミズナシヤマ | 標 高 | − m | − | 山 域 | 台高 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2016年5月18日 |
登山経路 | 東吉野村大又林道終点5:20〜明神平7:20/7:35〜水無山7:50〜国見山8:20/8:35〜明神平9:05〜林道10:40 |
行動時間 | 登り 3時間 下り 2時間5分 合計 5時間20分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 大又集落から舗装道路の林道 |
トレイル | 明神平までは少々荒れた沢沿いを歩く その先は緩く快適なトレイルが続く |
水場・トイレ | 明神平手前まで随所で水取れる トイレは登山口にもない |
その他 | 明神平にある小屋は天理大学のもので使用は出来ない |
山行記 明神平・水無山 国見山山頂 前日午後4時過ぎに大又林道終点の登山口になる駐車場に車を付けた。驚くことに庄内ナンバーの車が先着していて山形からの68歳になる単独行者であった。4月初めに山形を出てもう一月半も関西の百名山巡りをしていて、あと一月半3か月間かけて完登を目指していると云う登山者である。もちろん少々の酒を酌み交わしながら山談義を楽しんだのである。翌朝は明るくなるのを待って車外に出ると、大阪ナンバーの車が着いて単独の若者が「明神平から池木屋山まで往復縦走する」と云って出発して行った。年齢・山行スタイルは違えども「山キチ」三人が揃ったというもので何だかほんわかする朝であった。 起きたばかりの山形氏に「お先に」と声かけて駐車場の先に延びる林道を行く。荒れた舗装道路が終わると登山口になっていて案内看板もあった。沢沿いの登山道は荒れるに任せて歩きにくいが、滝が現れて高巻する頃には緩く広い登山道に変わっていた。当然後から出発した山形氏に追い越されるだろうと思う頃15分遅れ位に出た山形氏が追いついてきた。しばらく山談義しながら一緒に歩いたが足の速さはとても私の日ではなかった。随所に水の湧く樹林帯を登りきって草原状の明神平には2時間もかかってしまったが急ぐ旅でないので慌てることはない。天理大学の山荘が立つ明神平は、以前にはスキー場があったとかでリフト乗り場と思しき跡が分かった。東屋で朝食を摂りながら休憩していると男女二人組が続いていた。女性にここまでの所要時間を尋ねると「1時間半」と云う返事が返ってきて納得であった。 休憩の後目の前の草地の中の道を行き小灌木の緩い道を登りきると水無山で、その先稜線を30分ほど歩いて国見山山頂に着いた。明るい国見山山頂で三重県側の展望が開けていた。池木屋山までは五つのピークを超えて行くようだが私には日帰り往復縦走はとても無理だと思った。 山頂で一息入れた後明神平に戻り夏を思わせられる陽気の中大又駐車場に下った。登山口には10台近くの車が止まっていて驚きであった。 |