冷水山・牛廻山

冷水山 ヒヤミズヤマ 標 高 1261m 一等三角点百名山

山 域

紀伊山地
登 山 記 録
登山月日 2005年11月25日
登山経路 スーパー林道竜神本宮線果無山登山口14:20〜黒尾山14:48〜冷水山15:10/15:15〜登山口15:55/16:30〜安堵山16:45〜登山口16:55
行動時間 登り1時間05分 下り1時間 合計2時間05分(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 登山口までは舗装道路
トレイル 稜線の登山道は良く踏まれている 安堵山方面は山頂直下まで私有道路
水場・トイレ なし
その他 果無などという究極の山

 
夕暮れの果無山脈と冷水山山頂


黒尾山から見る冷水山と安堵山山頂

山行記

果無山脈、安堵山などと意味ありげな名前の付く冷水山は興味津々である。案の定紀伊山地の山深い場所にあった。
午前中、尾鷲の高峰山を登ったあと、150キロ離れた和歌山県龍神村(現田辺市)まで車を走らせる。カーナビが導いてくれるとは言え、山間部の細い道を走るときは本当に目的地まで着くのだろうかと不安になる。龍神村の中心部西地区から奈良県十津川村に抜ける県道を丹生ノ川に沿って走るとやがて加財という小さな部落に出る(道路標識に小さな看板がつけられただけで見落とし勝ちなもの)。ここから右に折れて細い道を数キロ走ると小さな断面の坂泰トンネルをくぐる。ここまでは龍神村の中心部で「果無山にはどう行けばよいか」と村人に確認してきた道である。トンネルを抜けると道が分かれ、右に行くと中辺路への道となり、左の本宮に出るスーパー林道竜神・本宮線に道をとる。舗装された林道をぐんぐん高度を上げてゆく。やがて山頂まで届くかと言うところまで来ると果無山脈の登山口に着く。
大きな看板が立っていて左は安堵山、右は果無山脈となっていた。龍神村中心部からここまで走る間には安堵山・果無山脈・冷水山などの案内看板は一つもない。
午後2時を過ぎてからの登山である。カメラだけ持ってジョギングシューズで登山道に入る。稜線までは100
mほどであった。更に稜線を冷水山目指して歩く。20分ほどで小さなピークの黒尾山を過ぎると冷水山が見えてきた。
明るい小潅木の尾根道を走るように冷水山に向かう。
一等三角点の山頂には1時間も掛からずにつくことが出来た。紀伊山地の山々が連なっているが山座同定は難しい。まだまだこの辺の山には疎いのである。日が傾きかけてはゆっくりもしていられない。往路をそのまま戻り、1時間半で山頂を往復して駐車場に戻る。
果無山脈の全容をカメラにと思いながら林道を少し車で走る。
さらに元に戻って安堵山を往復する。安堵山の反対側は大規模伐採が行われていて見たくないものを見てしまった思いがする。しかしこのあたりの山林はこの山地に住む住民の生業の場所となっていることが理解できるのであった。
ふもとの杉の植林地の林道をゆっくり下り、竜神温泉で汗を流し、夕食をとる。竜神スカイラインを走って護摩壇山の駐車場に向かう。

 


牛廻山 ウシマワシヤマ 標 高 1207m 日本の山1000

山 域

奥高野

登 山 記 録
登山月日 2013年5月18日
登山経路

牛廻越(蟻ノ越)15:15〜林道分岐15:50〜牛廻山16:25/16:35〜牛廻越17:15

行動時間 登り 1時間10分 下り 40分 合計 2時間 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス R425は狭い舗装道路で龍神村から牛廻越の県境までしか入れない 十津川村からは入れない
トレイル 歩く人も少なく少々踏み跡薄いところもあるが迷う事は無い
水場・トイレ なし
その他 R425牛廻越まで入るのが大変だ

山行記

 
だだ広い牛廻山山頂

城ヶ森山からスカイラインを下って龍神村に来た。牛廻山の登山口牛廻越(蟻の越)まで車を進めそこで酒盛りをしながら車中泊しようと思い、龍神村から奈良県の十津川村に抜けるR425に車を進める。集落を過ぎ山中に入ると「路肩決壊により十津川村には通り抜け不可能」という看板が立っていた。「ここまで来て、小さな里山・牛廻山をパスするわけには行かない」と思うと、ガイドブック記載の登山コースである小川又キャンプ場からの往復を覚悟し、すぐ先の小川又キャンプ場で車中泊を覚悟して車を進めた。
わずかに進むと林業関係者の車とすれ違い、奈良県境の牛廻越までは車が入れることを知った。そしてしばらく走ると崩落法面修復工事中のため15分ほど待たされたが、ここでも作業員から牛廻越までの通行が出来る事を知り安堵する。落石などに注意しながら細いながらも舗装道路のR425をゆっくりと走って15時過ぎに牛廻越に到着した。

この時間でも、往復2時間の牛廻山は十分往復できるので軽い支度で登る事を決断する。牛廻越には登山標識など何も無いが、ここから山中に分岐する林道を歩く。林道を20分歩くと道は二つに分かれ、分岐場所に派生する尾根に登山口標識が掲げられていた。この標識を見落として右側の林道に入って10分ほどロスしたがなんとか牛廻山へ続く登山道に入り、雑木林の中を緩く登って牛廻山頂に到着した。
果無山脈が近くにあるというが、以前登った冷水山などは特定できなかった。
山頂をカメラに写した後往路を牛廻し越しに戻り、ふたたびR425を走って明るい内に龍神村に帰り着いた。

 

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